
レビュー一覧は、こちらから。
ミンギュは、15年もの間、人と付き合う事無く一人で生きて来ました。
だから、人の気持ちを思いやることを知らずに成長してきてしまったのです。
心から相手を理解しようとしないと、自分の事も理解しては貰えないとジアは教えたかったのです。信頼はなおさらです。
得意の料理を振る舞おうとしたのですが、それ以前に、研究員の名前すら覚えていないようでは、彼らの気持ちを掴むことは出来ません。
ジアは、細かく助言しました。
とにかく会話をすることが必要だと。そして質問には正直に答えなくてはいけないと。
研究員たちは、ミンギュの生い立ちを知りました。
確かに、人の気持ちが分からず、逆なでするような事ばかり言います。でもね、それは人づきあいを知らないだけで、本当は不器用で繊細な人間だということを、徐々に彼らは理解し始めたのです。
そして何より重要な事が分かりました。
ミンギュは、これまで機械を友達として生きて来たということ。だから、ロボット掃除機でも本当の友達のように大切に思っているということです。
アジ3に必要以上の愛情を示していると、変人扱いしていましたが、その態度はミンギュにしてみれば、至極当たり前の事だったのです。
一気に距離が縮まりました。
無駄な食事会ではありませんでした。
ホン博士が新しい投資家を探しているとの情報を掴んだユチョルは、そこに割り込みました。
決まりそうだった話を壊し、自分が投資家となろうとしたのです。
と言うか、投資をすると見せかけて、アジ3だけを奪おうと考えたようですね。
ホン博士は、何としてもアジ3・・・いえ、ジアをミンギュから離したいので、一刻も早く投資家を見つけてミンギュのところを出て行こうと考えていましたから、疑う事無く、その話に乗りました。
ミンギュは、最後の手段に出ました。
つまり、アジ3がいないと、自分はアレルギーで死んでしまうかもしれないということです。アレルギーが完治するかどうかは、アジ3にかかっているということですね。
人間に対するアレルギーを、ホン博士に見せたのです。
ホン博士の腕を掴んだミンギュは、あっという間にアレルギー反応で赤く膨れ上がって行きました。
流石に言葉も出ないホン博士。
主治医のオ博士の話も聞きました。
一旦はミンギュの屋敷を出て行ったホン博士たち。
でも、結局、引き返して来たのです。
それによって、ユチョルの計画は失敗しました。
部下のユン専務は、プランBで行くと言いました。手段を選ばずアジ3を奪うという強攻策みたいですね。
戻ってきたホン博士たちは、ミンギュと新たな契約書を交わしました。
研究費の支給等、サンタマリア研究所の所員たちにとっては、やっと資金を不安に思わずに、研究が続けられそうです。
それと同時に、ホン博士は、ミンギュを一番年下の弟と位置付け、家族のような関係に近づけようとしました。ミンギュ、突然の事に戸惑ってはいますが、悪い気はしないみたいです。徐々に慣れていくでしょう。
ここで、ホン博士は一番重要な大前提があると言いました。
“アジ3に指一本触れない”
という条件です。
あいやぁ~っ・・・ミンギュ、一瞬躊躇しましたが、これを守らないとアジ3が出て行ってしまうわけですから、条件を飲むしかありませんでしたね。
ジアは、公募に出す“ハートボール”を修理しようとしていました。
そしたら、ホン博士がやってやると声をかけました。修理費は後で・・・と。
何か、怪しいわ 魂胆がありそう・・・。
ところで、この時点でまだ本モノのアジ3の修理は完全に終わっていません。歩けないんだとか。
部品がまだ届いてなかったんでしたっけ?
だから、まだジアが身代わりをするしかなかったのです。
ジアは以前と同じように、毎日ミンギュの屋敷に出勤する生活が始まりました。
ミンギュは言いました。必ず自分の目の届くところにいろと。
あれ?その理由を、ジアには話していないんでしたっけ?ホン博士には話したのに
ジアの部屋もミンギュは用意していました。綺麗な洋服やぬいぐるみなんぞを置いた可愛い部屋です。ま、子供っぽい雰囲気ですね。
ピンクのワンピースは似合わない・・・と言い、好きな服に着替えろと言いました。
ジアも嬉しいですよね。元々そのワンピースは好みじゃありませんでしたから。
で、着替えて出てきたら、その可愛さに、ミンギュは目が釘付けになってしまいましたよ
「キスしたい。」
と、突然ミンギュが言いました。
思わずジアはどぎまぎしちゃったのですが、リエルと・・・と聞いて、がっくり
要するに、何事も初めてのミンギュは、キスまでどーやったら持って行けるかが問題なんです。
そこで、アジ3に質問したってわけ。
ここで登場したのは、なんと、ジアの友人ソネ。恋愛アドバイザーですって
キスまで持って行くにはどーすればよいか、ソネはあれこれご指導
ま、そのご指導を受けた上で、ミンギュはいよいよリエルとのデートという実践に臨んだのです。
デートには、ジアとホン博士も同行。
ジアだけでは、怪しまれる可能性があるので、カップルのフリってところでしょう。
人混みを、ミンギュはリエルと散歩しました。
以前、ジアと一緒に歩いたところです。
不器用だけど優しいミンギュに、リエルも好感を持ったようです。
ところが、途中で急用の連絡が入っちゃって。
ミンギュを残して帰っちゃった。
その時、雨が降り出しました。
ホン博士が傘を買いに行き、ジアも一人残されました。
ミンギュは、傘を持っていました。それが何と、昔ジアがホン博士に作ってもらったボタンを押せば透明になる傘。
あれ?これって、ジアがこの間さしかけたモノじゃないよね?色が違うもん。
誰かが実用化して、ミンギュが買っていたってことでしょうか
ミンギュはジアに傘を差しかけました。
ボタンを押したら、透明になりました。ジア・・・感動しました。こんなところで自分が考えた傘に会うとは・・・。
この傘を差して降り注ぐ雨を見たら、胸がすかっとするんだ・・・とミンギュ。
「良く思いついたよな。会ってみたい。この傘を作った人に。」
目の前にいるよ・・・とジアは言いたかったかもしれません。
その時、通行人がジアにぶつかっちゃって。
思わずミンギュが抱きとめました。
「キスはこの瞬間にするの。」
ジアが言いました。
そして、ジアからキスしたのです。
ボタンを押したら、傘には無数の星が浮かびました。
ところで、このデートを、ユチョルの手下が尾行していたんですが。
アジ3を奪うチャンスを窺っていたので、常にジアの様子を監視していましてね。一人が、ジアがジュースを飲んだりアイスを食べたりするのを見ちゃったんですよ。
ロボットじゃない、人間だ
そう騒ぐんですが、仲間は信じません。で、確かめてみる事にしましてね。
おでんの串で、ジアの身体を刺したんです。
ジアは身体にチタン製のコルセットを巻いてます。当然、串はバッキリ
「人間じゃない、ロボットだ。」
あはは~っ
良かった良かったばれなくて。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます