まったり まぎぃ

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『ライフ(原題)』6話まで

2019-09-18 02:05:04 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

「医療院には行かせません。」

突然スンヒョが言いました。

皆、唖然としました。思いもよらない言葉ですからね。

その場にいた者たちは、チュ胸部外科長の発言を聞いて、気が変わったと思ったようです。

それまで居ても居なくても同じような存在だったチュ胸部外科長が、一気に存在感を増しました。

ノウルは、病気の子供たちを間近に見たせいかもしれないとふと思いました。

 

警察ががんセンターにやって来ました。投薬ミスによって亡くなった患者の遺族が訴えたようです。

ミスした研修医とイがんセンター長が事情聴取を受けました。

病院から直接連行される二人の姿を見た医師たちは、スンヒョに対抗するために、一日も早く新院長を決めなくてはと口々に言いました。

 

次期院長に一番近いのは副院長。

と言うか、他に立候補者もいないでしょう。

自分自身もそう思っているのですが、流石に表立って欲を見せるわけにはいきません。

 

ジヌは、派遣が撤回されたことをセグル21の記者ソヒョンに知らせました。

結果、ストは中止となったわけですから、先だってのインタビュー記事は誤報となってしまうからです。

親切ですね・・・と、ソヒョンは言いました。こんな風に連絡してくれることなど初めてだったのです。

しかし、実はそこにジヌの仄かな想いがあるのも、連絡した理由でしょうね。

 

院長選挙の日程が発表されました。

スンヒョとすると、副院長がなってくれるのが一番やり易いのでしょう。

そう率直に副院長本人に言いました。

副院長は、ちょっと驚いたようですが、悪い気はしません。社長が押すのだから、もう次期院長は自分に決まったようなものだと思っても当然です。

気が合うからとスンヒョは言いましたが、本心なのかな?

あの笑顔で副院長を取り込んで、自分が動きやすくしようとしたんじゃないかしら?

 

まず、子会社を作ると言いました。

病院だけに供給する薬品会社です。

そうなると、病院の医師たちは子会社の薬しか処方しなくなります。処方箋を扱う薬局も、その子会社から薬を仕入れるしかなくなります。

ただ、営利目的の法人は作れない規則となっています。

利益を寄付として財団に回せば良いのでは?・・・と、副院長。

スンヒョはほくそ笑みました。きっと彼もそう考えていたのでしょう。

でもね、副院長もタヌキです。スンヒョと握手しながら裏では追い出そうと画策していますからね。

 

もう一つ、スンヒョは指示しました。

投薬ミスを無くすための策を各科に提案させたのです。

ところが、どれも幼稚な策ばかり。発表する科長たちだって、分かっていました。

これぞと言う策を思い付かなかったのですから。

呆れ返ったスンヒョ。自分の策を示しました。

すべての薬品と手術設備、そして患者自身をバーコードで管理するシステムを提案したのです。投薬ミスを防ぎ、在庫管理にも役立ちます。

医師たちは、スンヒョが伊達に社長の座に座っていないと感じたようです。

 

 ノウルはジヌに聞きました。スンヒョはどういう人物なのかと。

「人の命を数字としか見ていない。」

と、ジヌ。

私たちも診療報酬を気にしているわ・・・と、ノウル。

「私は、社長のような人も必要だと思うんです。私たちが閉鎖的な集団だということはよく知ってる筈。社長はそこに石を投げてくれる人です。してやられないように気を張るのは面倒で忙しいから石なんて投げてくるなと言うことなんですよね。それでは何も変わりません。このままでいいんでしょうか。」

ノウルの言葉はジヌの心に刺さったようです。

そういう見方をしていなかったことに気づいたのでしょう。

ノウルが病棟を見せてあげたと言うと、ジヌは驚きました。ノウルがスンヒョに興味を持っていると感じたのでしょう。

 

ノウルは物怖じせずにスンヒョに相対します。ノウルに対してだけは、スンヒョの方がいいように扱われているように見えます。

そしてそれが決して嫌ではない感じがします。

 

ある日、各科に製薬会社の営業がやって来て、健康食品の営業をしました。

当然、医師たちは反発します。

社長の許可はとってあると聞いたオ神経外科長は激怒してスンヒョの元に。

大声で抗議するオ神経外科長の言葉を、スンヒョがそれ以上の大声で遮りました。

「ファジョングループが引き継ぐ話が出たときに反対すべきでしょう。今さら何を?あなたを含めたここの全員がファジョンの職員なんです。職員の仕事とは何ですか。会社に利益をもたらし給与を得る。自戒心など関係ない!営業を恥ずかしい仕事だと?営業職をバカにしているんですね。彼らも必死に働いて家族を養ってる。医師だからと偉そうにするのか!よく聞いてください。お金が欲しくないなら辞めても構わない。」

ぐうの音も出ないオ神経外科長でした。

確かに、スンヒョの言葉は真実を突いていると思います。ちょっとすっきりしたのは私だけでしょうか?

 

ノウルはますますスンヒョという人間が分からなくなりました。

健康食品等の営業を許可する一方で、動物保護センターでのボランティアを思い付くのですから。


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