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それにしても、凄い筋肉の付き方ですよね、ナムグン・ミンssi。もう、ボディビルダーそのものです
ジヒョクは捕まり、療養施設のような場所に入れられました。
と言っても、暴力的に・・・ではなく、単に監禁して自由に行動させないためのようです。
ジヒョクは、その機会を逃さず、体を鍛え、これまでに得た情報を元に、事件の考察をしていました。
誰が面会に来ようと、会う事はありませんでした。
チャン・チョヌが殺されました。
これ見よがしに遺体はビルの屋上から吊り下げられていました。“対抗勢力”に対する見せしめですね。
手を下したのは、白謀士を頭とした一団。
チャン・チョヌは、白謀士と手を組むことを拒否し、殺されてしまったのです。
その日、ソ・スヨンの弔いも行われていました。
ジヒョクがソ・スヨンを殺した犯人ではないと言う証拠の動画が国家情報院に送られて来ました。
ジェイではありません。
無罪になったと言うのに、ジヒョクは戻ってこようとはしません。ト次長はイラつきました。
チャン・チョヌの事件を自分が担当するとト次長はパン院長に申し出ました。
元海外要員の事件だからというのと、ソ・スヨンの事件とも関係があると思われるからという理由でです。
しかし、イ次長はト次長の不手際を指摘。
結局、パン院長はこの一件を監査室に任せると言う決断を下しました。
それでも引き下がれないト次長は、2週間と言う期限を切って、自分に担当させてくれと言ったのです。出来なければ、辞職するとまで言いました。
イマイチつかめないのが、カン局長です。
ト次長のやり方に反発しているのは分かりますが、気を配っていると思わせながら、ジヒョクの動きを封じようとしたり、ハチーム長を抱き込もうとしたり・・・。
実は、ジェイも抱き込もうとしているんです。
行方不明のままのジェイの父親の情報を餌としたようですね。
ジヒョクはそのことに気づいていました。
施設を出たジヒョクはジェイに会いに行き、事情を確かめました。
今回、ジヒョクが罠にかかったのは、ジェイからソ・スヨンの意識が戻ったとの連絡を受けたからでした。
ジェイは罪悪感を持っていましたが、ジヒョクはそんなことは意に介しません。命令には逆らえないと言うのを十分分かっているからでしょう。
それに、今後もジェイの力が必要だと分かっているからでもあります。
ジェイは、カン局長の手先となる事を断りました。
ジヒョクへの恩と言う事もあるのでしょうが、カン局長への不信感と言う方が大きいかと思えます。
以前、ソ・スヨンとカン局長が言い争っている現場を目撃したことがありました。
ソ・スヨンが自分と同じ立場にあったと察したのでしょう。
スヨンとは別の道を行くとカン局長にきっぱりと言いました。
復帰したジヒョクに、ト次長はハチーム長と共に、チャン・チョヌの事件を任せると言いました。
ジヒョクは、カン局長はサンム会とつながっていると感じています。
で、直接カン局長に“サンム会を知っているか”と問いました。
カン局長はその問いには答えませんでした。ただ、“気を付けろ”とだけ。
ジヒョクは納骨堂で見つけたメモリに入っていた写真に写っている人物を特定しようとしていました。1年前の名簿流出事件の発端となったものだと思わるからです。
3人の人物のうち、一人はチャン・チョヌ。
顔が写っている人物は、北朝鮮の保衛部のリ副部長だと判明。
もう一人、背中を向けている人物の正体が不明のままです。
しかし、実はジヒョクはチャン・チョヌからそれが元要員だということを聞いていました。
この事実をジェイには打ち明けませんでした。ジェイも、それが父親ではないかと思っているのですが、ジヒョクには知らせませんでした。
ジヒョクは、サンム会の事をジェイに教えました。
チャン・チョヌはそこから抜けようとして殺されたと思われる事、そして、ソ・スヨンを殺したのもサンム会だと思われると。カン局長も繋がっている可能性があると。
ジヒョクは、ソ・スヨン狙撃事件の時のフェイク画像を作成した技術者の線を追いました。
フェイク画像を作るよう依頼した人物が、サンム会とつながっている筈だと思ったからです。
あっという間にその人物“キム室長”を突き止めました。
元首席秘書官と言う肩書を持ち、国家情報院に所属していたことのある人物でした。
確かに、キム室長はサンム会の一員ですが、上層部の人間とは一切関わりを持っていない事が判明しました。
サンム会と言うのは、直接会わずに、旧式の端末で連絡を取り合っている事が分かりました。分散型なので、お互いを知らないのです。
独自のネットワークを使っていました。通信距離の短いものです。必要な時だけ近くから連絡を取ると言う仕組みだと分かりました。
ソ・スヨンとチャン・チョヌは特別な仲だったと推察されました。
昔、アンダーカバーだとばれそうになったチャン・チョヌを、切り捨てようとしたト次長たち上層部。
それに猛反対したのが、ソ・スヨンでした。
チャン・チョヌがZIPと言う記憶を消す作用のある新薬の治験に参加していたことが判明しました。
驚きました、ジヒョク。
自分に投与されていた薬だったからです。記憶喪失の原因となった薬だとされていますからね。
キム室長から奪った端末に、メールが入りました。
“真実は四天王の中にある”
近くにサンム会の会員がいると言うことです。
しかし、存在は分かりませんでした。
チャン・チョヌの遺体を再度細かく調べ、背中に蛍光塗料が塗られていることが分かりました。
UVライトに浮かび上がったのは、細かいたくさんの点。
チャン・チョヌのメッセージだと思われました。
しかし、なかなか読めません。
ジェイが気づきました。QRコードだと。
それが示していたのは、ある難病についての資料。
患者の中にチョン・ピョンイルと言う元工作員の名前がありました。
ある病院に密かに入院させられている事が分かりました。
ジェイは秘密の地下病棟を発見。
意識の無いチョン・ピョンイルを見つけ出し、病院からベッドごと運び出そうとしました。
追っ手から必死に逃走し、救急車に乗せたまでは良かったのですが、その救急車が敵だったのです。
チョン・ピョンイルを乗せた救急車は、ジェイを残し走り去ってしまったのです。
ここで思いがけない事実が分かりました。
記憶を操作するZIPと言う薬を、ジヒョクの主治医から秘密裡に受け取っていたのが、ハチーム長だと分かったのです。
すぐさま、ジヒョクはハチーム長を問い詰めました。
「全部お前の指示だったじゃないか。」
ハチーム長が言いました。
ええーっ
ジヒョクが戻る2か月前、ジヒョク本人からハチーム長に連絡が入りました。
死んだとされていたジヒョクからの連絡にハチーム長は本当に驚きました。
シリアでハチーム長が行った横領を盾として脅迫し、指示に従わせました。
ジヒョク密航の手筈を整えたのも、コインロッカーや納骨堂にメモリを置いたのも、ジェイのPCにプロジェクトナンバーのメモを貼ったのも、全てジヒョクの指示でハチーム長が行ったものだったのです
ジヒョクはそう聞いても記憶は戻りませんでした。
反対に、そこまでの指示に従ったハチーム長の本意を疑いました。横領の事実をネタとするには大きな事ですから。
「これでも俺は国家に身を捧げた要員だ。あの時は娘を救いたい一心だった。お前たちがあんな目に遭って以来、心の休まる時は無かった。仲間を裏切って殺したヤツを捕まえたいと思ってる。お前と同じだ。」
シリアでいた当時、ハチーム長の娘は難病に侵されていました。その治療費が欲しくて、横領をしてしまったのです。
救急車に、自分の父親の姿を見つけたジェイ。
やってきたジヒョクと共に、後を追いました。例の端末にまたメールが入りました。
“我々を追えば命は無いぞ、チャン・チョヌのように”
“これはお前たちへの贈り物だ”
救急車が停車していました。その前に、チョン・ピョンイルが車いすに乗せられているのが見えました。
次の瞬間、チョン・ピョンイルは銃殺されてしまいました。
そして、ジヒョクとジェイが乗った車目掛けて、爆薬が
ジヒョクとジェイは何とか逃げることが出来ました。
衝撃で意識を失ったジヒョク。
ジェイが顔を上げると、そこに立っていたのは、父。
ジェイは父親だと分かりましたが、父の方は分からなかったみたいです。