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操作~隠された真実 DVD-BOX1 |
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ムヨン、イ記者、クォン検事、そして仲間たちが集まっているところに、チャ部長検事が現れました。
クォン検事に言いました。監査を受けるかもしれない・・・と。
職務命令違反、殺人教唆、マスコミ癒着の嫌疑がかかっていると言うのです。
なんと、パク・ウンモの事件の時、10分出動を遅らせるようパク捜査官に指示しているのを、スプラッシュチームの新人コン記者によって録音されていたことがここで利用されてしまったのです。
コン記者が特ダネだと言っていたモノですが、扱いを悩んでいる時にナ記者が伏せておくよう言いましてね。そのままPCに保存していたのが社内に流出してしまったんだとか。大切な情報の管理が不十分だったってことです。
そして、今回殺された男がナム・ガンミョンではないという情報と共に、この録音がマスコミに流され、全くの無関係の人間が愛国新聞の所為で濡れ衣を着せられた挙句に、出動を遅らせたクォン検事の所為で、死ぬ羽目になってしまった・・・という筋書きですわ
「これは、パク・ウンモの事件の時の会話です。」
と、クォン検事とパク捜査官が言っても、信じてはもらえない状況にありました。
でも、どちらにしても、検事としてはやってはいけない指示だった事に違いはないわけで・・・。
クォン検事は、監査にかけられ、最悪罷免ということになりかねない状況に陥ってしまいました。
クォン検事が行こうとしたのを、ムヨンが引き留めて言いました。
「利用されるだけだ。何も答えるな。耐えるんだ。このまま終わらせるつもりは無いから。気を強く持ってくれ。」
マスコミに取り囲まれ、矢継ぎ早に質問を投げかけられるクォン検事。でも、ムヨンの言葉に従うように、何も答えず、車に乗り込もうとしました。
その時、マスコミの後ろからムヨンが叫びました。
「ナム・ガンミョンは生きています!」
その言葉でマスコミは振り向き、ターゲットをムヨンとしました。
ムヨンは、ナム・ガンミョンが密入国したのを自分はしっかりと目撃したと言いました。愛国新聞に掛けられた疑いは嘘で、それを証明するためにも、絶対にナム・ガンミョンを捕まえてみせる・・・とね。
「愛国新聞に情報を寄せてください!」
イ記者たちは、ムヨンの顔を表に出したことを責めました。ターゲットにされる恐れがあるからです。
でも、これはムヨンの覚悟の表れだったのです。否応なしに事件に巻き込まれてしまった以上、もう戦うしかないと思ったのです。
その時、またイ記者に非通知のメールが届きました。
『罠から逃げろ。5年前の約束は私が守る』
5年前の約束と言うのは、ミン会長との約束のようです。賄賂の授受リストを公開したら、国を牛耳る大モノの姿を見せてくれると言う事でした。
当時、ミン会長の賄賂の運搬役が、ナム・ガンミョンでした。内部情報を知る人物からのメールに違いありません。
クォン検事は、本モノのナム・ガンミョンを乗せたパトカーの行方を追っていました。
パトカー自体は発見されましたが、ドライブレコーダーや監視カメラの情報等は得られませんでした。
と言うのは、現場の刑事の協力者がいたからなんです。
どうも、あの入れ墨の男と同じ施設で育ったようですね。同じ入れ墨が手頸にありますから。
彼は刑事になったし、結婚もして子供ももうけ一見すると立ち直っているようですが、やはり何らかのトラウマはあるようです。昔のよしみで入れ墨の男に協力したようですが、ナム・ガンミョンに対しては、反感を持ってるようですよ。
そう言えば、ナム・ガンミョンに対する入れ墨の男の目つきも、主に対するモノとはちょっと違った気がしました。
ク常務は、チョ弁護士から聞いた黒幕たちの目的には反対の考えを持っています。
国民として出来ることと出来ない事がある・・・と言いました。
でもね、妻の心臓移殖の順番を早めてくれたことで、ク常務もそれ以上強くは言えないのです。
そんな時、妻の容体が急変したとの連絡が入りました。
病院に駆け付けたク常務に、主治医は移殖までの間に人工心臓をつけた方が良いと言いました。以前、それは危険な方法だと言っていた筈・・・とク常務が言うと、なんやかんやと理由をつけて、それ以外にないと言うのですよ。
従うしかありませんよね、ク常務とすると。
しかし、この主治医にもチョ弁護士の手が伸びていたんです。ク常務に従っていると見せかけて、実はいつでも足をすくう準備は出来ているようです。
ク常務の妻は、手術を拒みました。
このまま退院して、家で死にたい・・・と。
そして、怖くて聞けなかった事があると言いました。難しい移殖手術を何故自分だけが2回も受けられるのかということです。
夫が、ジャーナリストの姿からどんどん変わって来てるのを、傍で感じていたのでしょう。
ムヨンが帰宅すると、家の前でクォン検事がお酒を持って待っていました。
愚痴や悩みは聞いてやると以前ムヨンが言っていたからです。
悪い奴らをとっちめてやりたかったから・・・とクォン検事は検事になった理由を言いました。
法を守る人がバカを見る世の中だ・・・とムヨン。
「その通りかもね。だから、少なくとも私の周りの人には法律を守る方がバカだとは思ってほしくない。」
と、クォン検事。
ムヨンに検事の職務を全うすることによって感じるジレンマを打ち明けました。
ムヨンは、イ記者や仲間たちと立てた計画を、打ち明けました。
ナム・ガンミョンを捕まえ、黒幕をあぶり出すため、ムヨンたち愛国新聞、イ記者たちスプラッシュチーム、そして、クォン検事は今まで以上に意志統一を図る覚悟が出来ました。
そして、心強いのは、これにチャ部長検事の協力も取り付けたことでしょうね。
チャ部長検事は、クォン検事とは違ってマスコミを信用してはいませんでした。今回のクォン検事の一件を考えても、やはりすんなりと手を組む気持ちにはならなかったようです。
愛国新聞の面々は、ナム・ガンミョンに関する情報が入る筈はないと分かっていました。
だから、たまに入る情報は、ガセネタだと分かっていましたが、それに振り回されて調査するフリをしたのです。ク常務から命を受けたチョン局長や他社の記者が尾行しているのをちゃんと気づいていました。
騙されたフリをしたのです。
そうすることによって、相手を安心させたってわけ。
一方で、イ記者はチャ部長検事を説得。ナム・ガンミョンの入国理由は、病気の治療だけじゃなく、資金の回収にあるとムヨンたちは見ていました。
チャ部長検事は、財務理事だったキム・ヨンスからナム・ガンミョンの莫大な資産のありかを聞いていました。
でも、検察という立場上、それを押収する事が出来ないでいるのです。
だから、それを自分たちがすると言いました。
協力してくれるヨンボム組のちょいと法に触れそうな動きを見逃してくれれば・・・と言う事なのです。
チャ部長検事は、イ記者とクォン検事が無力だと内通者に思わせることが必要だと言いました。目を欺くために。
クォン検事は、既に監察の取り調べを受けています。
イ記者は、チャ部長検事の意を受け、社内での調査で辞職を申し出ました。ただ、最後に記事を書かせてほしいと言いました。
それを聞いたク常務は、編集権はチョン局長に持たせました。抜かりは無いですね。
そして、チャ部長検事、クォン検事、パク捜査官、ムヨン、ヤン記者、イ記者、オカメラマンの面々は、ナム・ガンミョンの貸金庫の鍵を、取りだしたのです。
それは、ナム・ガンミョンの納骨堂の骨壷の中にありました。
物凄い数です。