今回は、今まで以上に切ないじゃありませんか~っ
当事者じゃないのに、すっかり作品にはまり込んで、22話のラストなんぞ、グンソクくんとジファン氏との対比が悲しゅぅて悲しゅうて・・・
別に、ジファン氏=ホンギルトンが楽しくて・・・という訳じゃないんです。
これから先に待っている苦しみを知らない姿が、元気があるだけに余計に悲しいし・・・。
そして、グンソクくんの衝撃を考えると、これまで生きてきた20数年間が全て空しいだろうな・・・と、胸が苦しくなる程だし。
やけにあっけなく謀反と言うか、革命が成功しちゃって、これから何を焦点に話はすすむんだろう・・・と思っていたんですよ。もしかしたら、ソン・ユリさん=イノクを挟んだ三角関係・・・なんてね。
まだまだ権力闘争は続くんですね。
と言うより、廃位された兄王が言うような”呪われた王座”に座ったグンソクくんが、次第に壊れていきそうで、それが怖いです。
自分の王位継承権が、実の母親によって仕立て上げられた偽のモノだったと判ったグンソクくん。
放火によって殺されそうになったのを、どーにか生き延びて来たのも、自分が正統な後継ぎだと信じて疑わなかったからです。
だから、生きる事の全てをその目的の為に捧げてきたのです。
笑う事も忘れ、やりたい事もせず、あたら若い輝く時間を全て費やして来たのですから・・・。
「これから私は、どうすればよいのだ。」
と、一人呆然と呟くグンソクくんの姿は、涙無しには観る事が出来ませんでした。
彼の傍にずっと仕えてきた尚宮のアジュンマは、その悲しみをよく判っていて、だからこそ、イノクにグンソクくんの傍で支えて欲しいと懇願するのです。
彼が笑えるのは、イノクと居る時だけですからねぇ。
頑張ってもなかなか子女教育がすすまないイノク。自分が教えようとグンソクくんが言うのですが、やっぱり、途中で寝ちゃうし・・・。
でも、その寝姿を見て、グンソクくんも
「お手上げだ。」
と言いながらも、起こさず、一緒になってのんびりゆったりとするのです。
このシーンは、ただそれだけのシーンなのに、じ~ん・・・と、彼の寂しさ、切なさが伝わってきてうるうるしちゃいました
彼が、そうやって姿勢を崩すのは、本当に珍しいのですよね。いつも、きっちりと立って、きっちりとした”王子”の姿ですから。
残すところ、後2話なんです。
予告では、グンソクくんが即位してましたねぇ。そして、イノクが入内するようなシーンも。
どーいう結末になるんでしょう。
きっと、まだまだ泣けるんでしょうねぇ・・・。
やっぱり、この作品、良いです
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