実は、ちょいと史劇に飽きてきてまして、HDDの中に溜まってるんですよ。でも、録画可能残量を考えたら、視聴して削除しなきゃいけないので、とりあえず世宗さんからやっつけることにしました
だって、時間が短いし、気分的にも「イ・サン」より楽なんですもん・・・
で、ですよ。
思ったとおり、世宗が即位しても、難問山積ったぁ、この事
対外的にも国内的にも、全く性質の異なった問題が次々と降りかかります。
世宗は、武力を持って国を治めようとはせず、政敵であっても処罰せず、自分の懐に抱え込んで臣下とし、そのうちに自分の理解者としてしまう不思議な能力を持っているようです。
それを感じているのは、全く反対の立場で国を統治してきた父王のみのようで・・・。
今まで、世宗の事をイマイチ信頼して全権を任せることが出来なかったようですが、ここに来て、その能力を信じて良いのか・・・と、思い始めたようです。
世宗の事を全然理解してない・・・と思ったのは、私の間違いでしたね
やはり、一国の王。それなりの見識は持っているようで、父としての感情を抑え、国を導いて行ける真の王となってほしい思いがあるようです。
「自分の下には、己の命を差し出しても自分の立場を守ろうとする者は居なかった。しかし、今上には、居る。政敵でさえ、抱え込んで、忠臣としてしまうような能力を、信じて良いのだろうか。この国を守っていけるのだろうか。」
・・・と、父は思うのです。
自分の妻の父親を無実の罪で処罰しなくてはならなくなった世宗ですが、その事件の首謀者を、集賢殿の長として迎え入れます。
この事は、その者に恨みを持つ妻=中殿との間に、溝を作る事になってしまうのです。
最初は、その抜擢に不信感を持っていたその者も、次第に世宗の考えを理解し、彼の一番の腹心となるのです。しかし、その者も、それゆえ、他の世宗反対派の大臣から職を退かなくてはいけないよう、仕向けられる事となるのです。
泣く泣く彼を罷免しなくてはいけなくなった世宗との別れの場面は、なかなかじ~ん・・・と来ました。
それから、この作品では、あんまり見なかった戦闘シーンが、日本の対馬国との間で展開されたんですが・・・。
その時は、な~んか変な気分でしたなぁ。
だって、今までは大抵は、鎧が中国だったり、似通った同じ朝鮮のものでしたからねぇ。
日本の鎧兜姿を見ると、無意識のうちにそちらを応援する気分になってるんですよ。
朝鮮兵と日本兵が戦ってると、
”え~とぉ、どっちがどっちこの物語の主は・・・
”
と、頭がこんがらがるんです
思わぬところで愛国心ってぇのに気がついた私です。
まぁ、とにかくまだまだ混乱の連続です。
この作品は、親子の情というのが結構描かれてます。
この51話のラストシーン。
世宗が、マラリアに罹った母の下へ駆けつけ、周りの者たちが止めるのも聞かず、母を抱きかかえるのなんざ、ちょっと泣けました