朱蒙〔チュモン〕最終章 前編 <ノーカット完全版> [DVD] フジテレビ このアイテムの詳細を見る |
DVDで途中まで視聴し、その後かなり未視聴部分を挟んで、ラスト約20話をカット大有り&吹き替えで視聴。
やっぱ、吹き替えは、今まで見た中ではこの作品が一番、あいや~っでしたな。
もうちょっと適役且つお上手な方にお願いしたい
主役級の方々は、それなりに・・・だったのですが、その周りの人物の吹き替えにも、手を抜かないで欲しいです。
もう、いきなりがっくり・・・と言う事、多かったです。
ま、それはそれとして・・・。
私まぎぃ、ラストのナレーションで、思わず
「うそっ」
と、声が出ちゃいました。
だって、
”~享年40・・・”
なんて言うんですもん。
こんなに波乱万丈な人生だったのに、まだ40という、今じゃ考えられないほど短い時間だったなんて
なんて中身の濃い40年だったんでしょうねぇ
これよりず~っと長い自分の人生を、思わず振り返ってしまったまぎぃです
え~とぉ、どこから感想を述べれば良いのか。
あまりにもエピソードが多くて・・・。
エンドロールで、”若造”だった頃のチュモンの姿を見て、メイクや衣装の所為だけじゃなく、ホントに成長したんだなぁ・・・と、改めて思いました。
な~んも考えてない、ノー天気な雰囲気の若造だったのが、様々な試練を乗り越え、運命と戦いながら、立派な”王”の威厳を備えるようになったのですから・・・。
チュモンも、ソソノも、ひたすら大きな目標に向かって突き進んで来たのですね。
その大きな目標の前では、個々人の欲望など、優先するなんて出来ない事だったんでしょうね。
だから、高句麗の基盤が整った今、そして、それからの未来を考えた時、王位継承の争いなど、起こってはならない事だと、ソソノは考えたのです。
潔いですね
あっさりとチュモンの元を去る事を決意するなんて
おそらく、チュモンとソソノは、お互いを愛する以上に尊敬しあい、無二の存在として認識していたのでしょう。
その時、相手にとって一番良い方法を選ぶのですから。
決して、自分の欲望を優先したりはしないのですから。
ソソノが、ピリュとオンジョを連れて南方へと下る時、モパルモを共に行かせようとします。
それを、モパルモに頼むシーンは、こちらまで、じ~ん・・・としました。
チュモンの言葉にもありましたが、チュモンを一番最初に認めて、信じてくれた人が、鍛冶職人のモパルモなんですから。
それ以来、ずーっとチュモンに付いて来てくれた恩人なんですから。
モパルモの生み出す鉄器は、武器としてだけじゃなく、農機具としても使えるものです。
だから、新しく国を創るという時には、役に立つ技術なのです。
そんな重要な人を、ソソノに従わせてくれると言う事は、決してソソノ達を切り離すと言う事ではないというのがわかります。
ソソノにとっては、とても心強く、嬉しい事だったでしょう。
国の前途を考えての決断を下したソソノに対する、チュモンの精一杯の愛情表現だったと思います。
ソソノが去った後も、チュモンは戦いの日々が続きます。
こうやって、漢という大国から、朝鮮の民を解放し、国の基盤を築いたチュモン。
”駆け抜けた”という印象が一番残りましたね。
史劇の面白さを充分わからせてくれた作品でした。