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ノートに眠った願いごと ディレクターズ・カット版 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント このアイテムの詳細を見る |
綺麗でしたね、風景も、人物も。
まるで某国営放送の紀行番組を観てるような、そんな印象を受けました。
今は、春に向かっている日々ですが、この作品の風景を見たら、とても秋が懐かしく思えました。
韓国での作品名が「秋に・・・」
この方が、直接的じゃなくて私は、好きです。
ドンゴン氏の「愛するなら彼らのように」と同じ、1995年に実際に起きた”三豊デパートの崩落事故”をキーワードとしてます。
ジテ氏は、
「此処で待っていたい。」
と言うキム・ジスさんを、
「暑いから、デパートで待ってて。」
と、背中を押します。
それが、永遠の別れになるとは思いもせず、いつものように、手を軽く振って、二人は別れます。
そして、事故。
ジスさんの死を、自分の責任のように感じて、ジテ氏は、それまでの人の良い、ちょっと大人しい生真面目な検事とは一変、投げやりなやる気の無い状態になってしまいます。
そうして10年の時間が過ぎました。
ある事件を切っ掛けに、休暇をとる羽目になってしまったジテ氏のところに、ジスさんの父が尋ねて来ます。
そして、何も言わず一緒にお酒を飲み、一冊のノートを置いて帰っていきます。
それは、ジスさんが事故にあった時も、そして死ぬ時まで持っていたノート。
二人で行きたい旅のスケジュールが細かく書き込んでありました。
その、スケジュールに沿って、彼は旅を始めます。
ジスさんとの思い出をかみ締めながら、彼女が見せたかった物、話したかった事をなぞって行くのです。
その旅の途中で出会うのが、オム・ジウォンさん。
彼女も、心に大きな傷を持ち、そのトラウマで就職も上手く行かない状態です。
この二人が、行く先々で出会う事に成ります。
それには理由があったのです。
・・・それは、DVDで確かめてください。
BGMで流れているクラシックの曲も邪魔にならない静かなもので、台詞も多くないし、韓国ドラマお約束の大声での叫びもないし、こちらも静かにじっ・・・と見入ってしまう雰囲気の作品です。
それでも、大きな、何物にも変えがたい程の悲しみが画面を通って伝わって来ます。
ジテ氏とジスさんのお父さんが静かに向き合ってお酒を飲むシーンは、この沈黙は、どんな多くの言葉より多くを語っている、そう思いました。
ジスさんが好きだったジテ氏の笑顔。
最後に、また、見ることが出来て、良かった。
心が温かくなる・・・そんな言葉がぴったりのラストシーンでした。
スンウくんに似てると言われるユ・ジテ氏。
彼も本当に素敵な役者さんですね。たくさんの引き出しを持ってる・・・。
確かに、彼の笑顔は、こちらもつられてほほ笑んでしまいそうになります。