徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと NH830搭乗記(令和5年11月11日、土曜日、晴れ)

2023年11月13日 | 搭乗記・乗船記

 ANAのカウンターでチェックインの後、荷物検査を経てイミグレで出国検査。今回もまた係官がパスポートをペラペラめくって「どこにインドヴィザのスタンプがあるの?」と訊かれる。「だから~~、初めからヴィザのスタンプを押されたページを開いて渡しただろうが」と心のなかでぼやきながら、パスポートを受け取り、開いて「ここ」と指さして渡す。「ほ~~、ここね」と係官。ホントに鈍いんだから~。(笑)

 搭乗時間までまだ余裕があるので、それと今回はエコノミークラスなのでラウンジで無料で酒を飲むことができないので、コロナ・ビールを買って飲む。これが税金サービス料込で1000ルピー(2千円)ちょっと。エ~~ッ!マジかよ!免税品エリアじゃないのかよ~~とぼやきたくなるし、インドルピーの所持金は1100ルピーしかなかったので支払い時に若干焦った。さっき、荷物検査前に着替えた衣類を買い物袋に入れたが、一緒にペットボトルも入れたままだったのを忘れていた。でも透視検査にも引っかからなかった。これってどういうこと?

    

   家まで持ってきたよ。(笑)インド国鉄のキオスク限定販売のミネラル・ウォーターで15ルピー(30円)だ。

    

   さて、喉の渇きをビールで潤わせながら飛行機を観る。エアインディアとシルクエアーのジャンボ機が駐機している。多分貨物機だろう。今時、ジャンボ機を旅客機として使用している航空会社は少ないからね。

    

   キャッセイのジャンボ機も離陸の準備をしている。これもカーゴだろうね。スマホのアプリのフライト・レーダーでANAのワタシを迎えに来るNH829便を検索する。(折り返し便はNH830便になる)到着時間は6時だ。着陸までの時間が出る。あと2分、あと1分と、ここでスマホの写真撮影の準備をしているうちにANA便は着陸しそうになっている。

    

   かろうじて着陸の瞬間に間に合った。着陸したので、搭乗ゲートに向かう。ボーディングパスに印刷されているゲートに行ってもANA機はいない。

             あれっ?と思ってANA機の駐機しているゲートに行くと、ゲートが変更になっていたのに気が付いた。

    

   CAさんたちが乗り組む前にブリーフィングを行っている。11月からムンバイ便は週2回土日しか飛んでいないので、このCAさんたちは他社の便でムンバイ入りしてスタンバイするのだろうか?土曜日に到着した乗務員はムンバイで1泊して日曜日の到着便の折り返しの業務にあたるのだろうが、日曜日に到着した乗務員は土曜日まで休暇というわけではないだろうからな~~~。まあそれはさておき。週2便しかないので結構乗客が多い。搭乗開始までベンチで待っている間、聞くともなしに日本人ツアー客の会話を聞く。名古屋からのツアー客のようでコーチンなど南インドを周るツアーだったようだ。暇のあるのは中高年のオバサン達だ。男性は2名くらいのようだ。インドの空港は予約票を持っている人以外空港内に立ち入ることはできない。そのことで、現地人コーディネーターとは空港の建物の外で別れることになり、ちょっとトラブった時に助けてくれる人がいなくて大変だったようだ。インドの旅には色々ハプニングがつきものだから、帰国するために空港にたどり着いただけで「大成功の旅」としなければ。

 搭乗時間が来て機内に。           NH830便の出発時間は8時なのだが、ボンベイ空港の離着陸混雑のため8時25分ころの出発になるというアナウンスだ。8時10分に搭乗ゲートから離れ、8時30分に離陸。

    ワタシの席は通路側。窓側の席はチト年齢不詳の太目の日本人。前の席はベンガル語を話すインド人のグループだ。水平飛行に移り「お飲み物のサービス」が始まる。窓側の席の年齢不詳の日本人さんは「缶ビール2個と水をください」とCAさんに要求。ワタシは素直に缶ビール1缶だ。今回もCAさんは「だまってサッポロビール」を渡そうとするので、キリンにしてもらった。

   

  缶ビールを飲みながら座席のモニターで映画キムタク主演の『マスカレード・ホテル』(だったか?)観ていると、前の座席のこれまた太目のベンガル人が座席を倒し、手を座席の上に伸ばしリラックスし始めた。その手の指が映画を観ているモニターの上部まで届き、映画を観る邪魔になるので、トントンと叩いて「手が邪魔」と言ってやった。ったく!しばらくすると「お食事」のサービスが始まる。CAさんがヴェジタリアンのインド人にはあらかじめ座席にシールを張って歩く。やがて、配膳が始まるが、ベジタリアンだと思っていた人が(メニューといっても2種類しかないが、)白身魚の方を選ぶ人が多く、日本人向けに用意したであろう白身魚は売り切れで、CAさんが「申し訳ありません、ベジタリアン用のものしかの残っていないのですが、それでもよろしいですか?」と。それしか残っていなかったら、「しょうがねえべさ」。これはCAさんの責任ではなくケータリング会社に発注した地上のANA職員の計算ミスだからね~。おら~白身魚が食べたいとゴネはしない。来るときに白身魚を食べたので帰りはベジタリアンでも結構でごんす。

   

  これはこれで結構なお味でした。考えてみれば、今回のインド滞在中は毎日ベジタリアン料理だけ食べていた。飲み物は赤ワインを2度ほど注文。窓際の怪しげな日本人はまたもや缶ビール2缶と水を注文していた。映画を観終わり、睡魔が襲って来たので寝ようとしたら強烈なオナラの匂いがしてきた。なんだ、なんだ、誰だ!と不快な気持ちになる。窓際の怪しげな日本人が「安全のしおり」であおいで臭いを拡散させている。まさか、アンタがか~~っ?!やったなら毛布で匂いが拡散しないように臭いを閉じ込めろよ!ったく。サラリーマンでもなさそうだし、インド一人旅をしそうな雰囲気でもないし、屁はするし、なんなんだこの人はと心の中で毒づきながら眠りに落ちた。トイレに一度も行かなかった。目が覚めると飛行機は大島上空を通り下降体制に入っていた。乗客の中には朝食の多分ナンのコッペパンだろうが食べ終わって紙のボックスをCAさんが回収していた。目が覚めたからと言ってナプキンや温かいおしぼりを持ってきてくれるサービスもない。コーヒーはいかがですか?と言う事もない。この辺がエコノミークラスとビジネスクラスのサービスの差だ。やはり、サービスが低下しているのだろうか?ANAはJALを越える今や日本のフラッグキャリアーになっているのにね~~。こんなもんなのですかね~~。長距離はやはりビジネスクラスがいい。予定より若干早く成田空港に到着した。外は小雨が降っている。

    

   機外に出るとゾックッという寒さが。外は10度だと言っていた。

    

   確かに空港の外は10、7度だ。バスが来るまで室内で待ち、バスが来て飛び乗る。バスの中は暖房が効いていた。9時半頃東京駅に着いたので、駅地下の東京ラーメンストリートに行き、

    

   ワンタン麺を食べて体を温める。東京ラーメンストリートでは朝早くから列を作っている店もあったが、ワタシは有名店も知らないので、並ばず席も空いている店で食べた。人手不足なんだろうね。店員さんは外国人だった。   

    

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