徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーインド・ベナレス徘徊ー4月6日

2012年04月16日 | 南アジア
ベナレスにやって来た。
 ガンジス河のある街だ。
 ヒンドゥー教徒は、このベナレスにやって来て、ここで死に
 ガンジスの川辺で荼毘に付され、遺灰をガンジスに流されることを
 最上の「至福」「願望」とされる。

 それがかなわぬなら、せめても、ガンジスで沐浴し、その聖なる河の水(聖水)を
 家に持ち帰り、祭壇に飾ることにする。

 だから、この町にはインド中から信者が訪れる。

 ガンジスは日の出直前の沐浴から始まるが、ワタシは無理して出掛けない。

 初めての頃は、早起きして出かけたものだが・・・・・

 ガンジスには昼でも人がたくさんいる。

 ワタシは静かな雰囲気を好む(ホントかよ!)ので、市内ではなく、
 カントンメント地区にホテルを取ったので、ガンガ(ガンジス)に行くには
 ワラナシ市内の「ゴドリヤ」交差点まで人力車で行かなければならない。

  で、人力車で、このゴドリヤまでの道すがら、だんだん人が溢れ、
 その喧騒が、ワラナシに来たという気分にさせてくれるのだ。

  ゴドリヤからガンジス河に向かい、
    
     ガートに向かう階段を降りる。
     道端には「物乞いの人たち」がいる光景は何十年間かわなぬ風景だ。
     いや、ガンガ始まって以来の「伝統的光景」かもしれない。
    
    
    
     ガンガで沐浴する人々
    
    
    
    ガートの番傘の下ではブラーフマン(祭司をつかさどるカースト)の
    坊さんが、信者の要望に沿って「マントラ」(お経)を唱えたりする。
    上記写真では、一族が坊さんから「講和」を聞いている風景。
    
    で、「講和」を垂れているブラーフマンの坊さん。
    なんだか、リラックスしちゃったりして。
    でも、この坊さんは、お客さん(信者)をちゃんと日陰に座らせ
    自分は傘をさして、という、一応の「気配り」をしていたのでした。
    ちなみに「ベンガル語」の人たちでした。坊さんもベンガル語。

    日中は暑いので
    
    犬も「死んだふり」(笑)
    こら~~~、荼毘に付してガンガに流すぞ~~~!
    
    ガンジスでは、ありとあらゆる姿を見ることができる。

    上流には、「焼き場」のガートがあり
    
    
    荼毘に付sれるのを待つ女性の遺体
   
    その、すぐ側で、体を洗う人
    
     沐浴する人
    
    ドービー(洗濯人)のかたわらを水牛が泳いでゆく

    もっと、下流に行けば、マニカルニカ・ガートと呼ばれる
    大きな火葬場がある。河岸に何体も遺体が荼毘に付されている
    光景を見ることができる。ここは写真撮影禁止だ。
    
    火葬用の薪がたくさん積み上げられている。
    
    遺灰はガンガに流されるのだが、その前に、焼き場人夫たちは
    その遺灰に残っている金目のもの(指輪、金歯など)を
    水に流しながら、探しているすがたを目撃するはずだ。

    薪代も「交渉」だから、大変だ。薪が足りなくて「半生」だって
    ありえる。

    
    火葬が終わると、親族は「髪をそる」

    そんなガンジスの光景を間近に観ることができる、ゲスト・ハウスが
    ガンガのガート沿いに沢山ある。

    30年くらい前のガイド・ブックには「久美子の家」という
    ゲスト・ハウスが載っていたものだ。

    だが、最近の『歩き方』には「久美子の家」は載っていない。
    どうしたのだろうと気になった。(別に泊まったことがあるわけではない)
     
     ありました! 
     当時、久美子さんは20歳代後半だったから、今では50代後半か
     60歳代になったかですね~~~。
     沢山の日本人が、このゲストハウスに世話になったに違いない。

     
         
    
        

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