徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーセルビア・ベオグラードからハンガー・ブダペストへ5月4日

2012年05月08日 | 東欧(東ヨーロッパ)
朝、起きてメールのチェックをしていたら、ブダペストで予定していたアパートが
諸般の事情で使えないとのメールが来ていた。

 「え~~~~っ!」だ !

 代替の部屋を準備したから、ブダペストに到着したら電話かSMSで
 連絡がほしいとのことだ。

 また、こんなことがあるかと思って、ルーマニアのブカレストで携帯用の
 プリペイドSIMカードを購入していた。

 試しに、連絡したら通じたので、ブダペスト駅到着時間と迎えに来てほしい旨
 連絡した。

   列車はベオグラード11時03分発だ。

 二等車はガラガラだ。窓側の前後を占領して、足を延ばしてゆっくりしていたら
 途中駅から婆さんが乗り込んできて、他のコンパートメントが空いているのに
 私のいるコンパートメントに乗り込んで来た。
 そして、私の対面の窓側にどっしりと腰を下ろし、
 なんたらかんたら話しかけて来たり、編み物を編んだり、
 歳を取ると、もう怖いものがなんにもないからね~~~。
 しょうがないから、「何編んでるのですか?」と日本語で訊いてみたり(笑)
 それを肩に掛けて「似合うかしらね~~~?」と二コリと笑ったり。
 そのうちに「ロンドン」という単語が出てきて、多分ロンドンから来たのか?と
 言ってるのだろう。
 もう、会話が成り立たない。

 やがて、セルビア共和国国境に差し掛かると、係官が来て、簡単なパスポート
 検査。

 ハンガリー側の入国係官が来て、これまた簡単なパスポート検査。

 これで済んだかと思ったら、今度は税関(?)でしょうね、警察官みたいのが
 座席の下やら点検したあと、簡単な職務質問

   「どこから来た?」
   「日本から」
   「今、どこから乗車した?」
  ワタシは、もうブカレストもベオグラードもブダペストも、
  なんだか同じような名前に思えて、
   「ブダペスト」
   「ブダペスト? この列車はブダペスト行きだ」

    婆さんが笑った。

   しょうがないので乗車券を見せると
   「ベオグラードからブダペスト!行き先はブダペストだ。
    荷物は?」
   「棚の上のバッグパックとこのデイバッグ」
   「開けなさい」
  
    点検が続き、バッグパックにも素手で手を突っ込み、一応検査している
   風を装う。
   「タバコは吸うのか?」
   「吸いません」
   「酒は飲むのか?」
   「飲むけれど、今は飲んでません。そこにあるコーラだけ」

    多分、係官はタバコの1本でも貰おうとしたのであろう。

    こうして検査終了後にまた列車は出発した。

   婆さんはブダペストに近づくと、降りる準備をしなさいと教えてくれる。

    ありがたいな~~~~。(笑)

    午後7時にブダペスト駅(ケルティー・ステーション)に到着した。
        
        

    さっそく、駅の両替所でお金を両替し、
    アパートの管理会社にSMSを送ると折り返し返事が来た。

    目印のある場所に行くと
     タクシー運転手がワタシの名前を書いたボードを持って立っていた。

     このタクシーに乗ると、自動的に今夜から宿泊するアパートに
    連れて行ってくれすはずである。
  

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