徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(平成30年12月25日、火曜日、晴れ)

2018年12月26日 | 日記
         今朝もベッドで読書をした。
         今回、図書館から借りて来たのはロシア文学で ドストエフスキーの『悪霊 1』【亀山郁夫訳、
         光文社古典新訳文庫、2010年)だ。
         ドストエフスキーなんて高校の教科書で名前と作品名くらいしか覚えていない。
         ロシアを代表する作家なのだが、長編作品は高校生で部活だ、ラジオ講座だ、深夜放送で
         「那智チャコのパックインミュージック」だニッポン放送の「ビートタケシのオールナイトニッポン」だ
         などとうつつを抜かしていて「忙しくて」長編小説など読む暇がなかった。
         そしてかてて加えてロシア文学の登場人物の名前の長さに物語のなかで誰が誰だか分からなくなるのだ。
         だから、ロシア文学は敬遠していたのだが、朝、時間があることだし、ひとつ長編を読んでみようと
         『悪霊』を選んだのだが、これが 1、2、3 とある。
         多分、「3」まではたどり着けないだろう。(笑)
         ロシア文学の人物名が長いと書いたが、翻訳するに当たって、原稿料は原稿1枚いくらで払うのだろうか?
         それとも作品につき支払うのだろうかという下世話な思いが湧いて来た。
         なんとなれば、20字X20行の400字詰原稿用紙だと、たとえばこの『悪霊 1』に出て来る
         「ニコライ・フセヴォロドヴィッチ・スタヴローギン」という名前だけで22文字だから
         原稿用紙の1行を越えてしまう。他の登場人物も長い名前だと、もう名前の羅列だけで
         400字詰原稿用紙の半分くらいを占めるんじゃないの?
         その点、日本の場合、「田中」とか山田」とかフタマスで、「塙」(はなわ)などはヒトマスだから
         金にはならない。(笑)
         原稿用紙の枚数で稿料を貰えるなら、ロシア文学の翻訳は「おいしい」仕事だな~~~~。(笑)
         もちろん、翻訳が簡単だろうなどと揶揄しているわけではない。
         訳者の亀山郁夫氏はロシア文学の大家で東京外国語大学の学長まで務めた人である。
         1949年生まれであるからワタシとおない歳だ。(笑)

         ベッドで1時間ほど読書をし、ベッドから抜け出すと外はまだ雲が掛かっていた。
         スマホのメールに香港の知人から「聖誕快楽&新年進歩」というクリスマス・メールが届いていた。
         今日は全世界的に巷では「クリスマス」なんだな~~~。

         だが、ワタシの場合は「今日こそ!」という「日」なのだ。
         天気が良ければ、今日こそ竹を取りに行かなければならない。
         空を見つめていると8時過ぎには晴天になり風もなく、絶好の竹取日よりになった。
         このブログを書いているうちに、
         「あれっ?なんで日本の昔話には、お爺さんは山にしば刈りに、お婆さんは川に洗濯に、と
          爺さんと婆さんしか出てこないのだろう?と素朴な疑問が湧いて来た。
          竹取物語だって竹取の翁というくらいだからジジイだよな~~~」

         10時になったのでワタシこと「竹取の翁」はジジイであるからして、怪我をしないように
         万全の準備をしてマンションの下の山の斜面に竹を取りに出かけた。
                
                午前中に2本、午後に1本 竹を切り、部屋のベランダに運び込んだ。
                斜面で竹を切るのは普段使わない筋肉を使うので腕や腰が痛くなった。
                腰も座ったままの時は痛まないが、立ち上がる時に激痛が走った。
                もともと体が硬いのに加えて加齢でますます体が硬くなっているのだ。
                前屈など、本人は曲げているつもりでも、ほとんど曲がっていない。(泣)
                それでもって、立ち上がったあとに腰をトントンと叩く。
                正しい昔の老人の姿だ。(笑)

         まあ、それでも門松造りの第一段階は済んだので、あとは粛々と年内に完了させるだけだ。(笑)
         
         

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