6月に読んだ本の中に「誰か」と「名もなき毒」がある。
二冊とも宮部みゆきの作品。
「誰か」を読んだあとに同じ主人公で「名もなき毒」があると聞き、続けて読んだ。
この主人公が庶民なのに知らずに財閥の娘と結婚する羽目になる。
結局結婚するのだが、何かと複雑な思いを味わう。
しかし、主人公に品があるため私は好ましいと思ったし、これからシリーズ化してほしい。
ドラマでは主人公を小泉孝太郎君がやってるが、はまり役。
本の中で、自分の親に結婚を反対され、いまでも許してもらえない主人公。
特に母親は「毒のある口」を持つと主人公はいうのだ。
読み進むと、母親の毒は理のある毒なのだが、言われるほうには傷が残ると言う種類。
友人の中にも、悪気はないのだろうが会うと必ずチョコッと傷つけられるという人が居る。
そうなると、会う回数はどうしても減る。やはり傷つきたくないのだ、この年になっても・・・
なぜなのか?
そういう人は、何10年も前の私の失策や傷を会う度に嬉しそうに話題にする。
ああ、また言ってるなあと気持ちが沈む。
そうか!もっと会う回数を増やせばいいのか?
そうすれば、さすがに言わなくなるかな?
でも、これは人ごとではない。自分も誰かに対してやっているかも知れないのだ。
気を付けよう!!!毒のある口。
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