写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

北へ帰る日近づく ハクチョウの編隊飛行

2013年02月17日 | 写真

2月の半ばを過ぎると日本海を越えてきた冬鳥達がいずれもソワソワとし始め、気の早い鳥たちはすでに北に向けて旅立ったものもいるようで、越冬地の石川県の河北潟から姿を消し始めています。
今年は越冬の数が多かったハクチョウも風が吹きはじめるとソワソワと羽根をバタつかせ湖面を滑走しては北へ帰るためのトレーニングのように幼鳥を真ん中にしての編隊飛行を繰り返しています。
ときにはトレーニングかと思っているとそのまま北に向けて飛び去り帰ってこない群れも出始めています。
私が若い頃、小林明の歌で大ヒットした歌謡曲「北帰行(ほっきこう)」という言葉の状況を生で見せてもらっている気がするハクチョウの姿でした。
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カワアイサの越冬は兼六園霞池

2013年02月17日 | 写真

水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに三大名園の一つとされる特別名勝、金沢市の「兼六園」江戸時代百万石と言われた加賀藩を治めた前田家の大名庭園として築かれ、いまも連日観光客が訪れる金沢市では一番の観光地です。
ところが兼六園が金沢のバードウォッチャーにとってはたくさんの野鳥が集まるバードウォッチング出来る公園として「知る人ぞ知る」存在となっています。とくに近くの川や山が雪のために餌場が狭まる冬季には沢山の野鳥が集まってきます。よく眼を凝らして霞池の水面を見ているとこの写真のような珍しい水鳥も泳いでいることがあります。たぶんアイサの仲間の「カワアイサ」という野鳥の雌だと思いますが姿は日本では非常に珍しい「コウライアイサ」にもよく似ています。
いずれにしても非常に警戒心の高い鳥なのでこんなに近くで見ることは珍しい鳥なのですが、ご存知の通り兼六園は有名な観光地です。人の姿にいちいち反応していては野鳥も暮らしていけませんし、ほとんどが観光客なので野鳥に関心を持つことも無いので兼六園の野鳥たちはあまり人目を気にしないようです。
兼六園を訪れた貴方がもう少し野鳥たちに注意を払うと野鳥たちとの新しい関係が生まれるかもしれません。兼六園はそんな場所でもあるのです。
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