写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

兼六園の野鳥 アオサギ

2013年02月18日 | 写真

野鳥の写真が続きますが、今日は兼六園の霞池をテリトリーとするアオサギです。日本に生息する水鳥としては大サギとならぶ大型の鳥で成鳥はとても綺麗な色と姿でカメラマンを魅了しています。毎日沢山の観光客が訪れる金沢市の兼六園、その象徴ともいわれる琴柱灯篭のあたりで餌獲りをしていることの多いこのアオサギは日本でもっとも多く写真に撮られている鳥のうちのベストテンには入るのではないでしょうか。
ところで、昨夜はパソコンのスカイブという機能を使ってのインターネットテレビ会議を経験しました。残念ながらカメラとマイクが用意していなかったので正確に言えば「参加」では無くて「視聴」をし、チャットで参加したということになりますが貴重な経験でした。互いに遠隔地に住む人や、時間が取れなくて同じ場所に集まれない人たちが意思を統一する小会議としては充分その役割を果たせるのではないかと思えます。ただ会議の内容の機密性という問題ではまだ難しい問題があるように私は思います。そのあたりをクリアできるのであれば井戸端会議ではない本格的な会議の方法としても成り立つと思えます。
おもしろい経験でした。
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北へ帰る日近づく ハクチョウの編隊飛行

2013年02月17日 | 写真

2月の半ばを過ぎると日本海を越えてきた冬鳥達がいずれもソワソワとし始め、気の早い鳥たちはすでに北に向けて旅立ったものもいるようで、越冬地の石川県の河北潟から姿を消し始めています。
今年は越冬の数が多かったハクチョウも風が吹きはじめるとソワソワと羽根をバタつかせ湖面を滑走しては北へ帰るためのトレーニングのように幼鳥を真ん中にしての編隊飛行を繰り返しています。
ときにはトレーニングかと思っているとそのまま北に向けて飛び去り帰ってこない群れも出始めています。
私が若い頃、小林明の歌で大ヒットした歌謡曲「北帰行(ほっきこう)」という言葉の状況を生で見せてもらっている気がするハクチョウの姿でした。
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カワアイサの越冬は兼六園霞池

2013年02月17日 | 写真

水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに三大名園の一つとされる特別名勝、金沢市の「兼六園」江戸時代百万石と言われた加賀藩を治めた前田家の大名庭園として築かれ、いまも連日観光客が訪れる金沢市では一番の観光地です。
ところが兼六園が金沢のバードウォッチャーにとってはたくさんの野鳥が集まるバードウォッチング出来る公園として「知る人ぞ知る」存在となっています。とくに近くの川や山が雪のために餌場が狭まる冬季には沢山の野鳥が集まってきます。よく眼を凝らして霞池の水面を見ているとこの写真のような珍しい水鳥も泳いでいることがあります。たぶんアイサの仲間の「カワアイサ」という野鳥の雌だと思いますが姿は日本では非常に珍しい「コウライアイサ」にもよく似ています。
いずれにしても非常に警戒心の高い鳥なのでこんなに近くで見ることは珍しい鳥なのですが、ご存知の通り兼六園は有名な観光地です。人の姿にいちいち反応していては野鳥も暮らしていけませんし、ほとんどが観光客なので野鳥に関心を持つことも無いので兼六園の野鳥たちはあまり人目を気にしないようです。
兼六園を訪れた貴方がもう少し野鳥たちに注意を払うと野鳥たちとの新しい関係が生まれるかもしれません。兼六園はそんな場所でもあるのです。
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「どいね☆原発」「ハヤブサ」 どちらも自分

2013年02月16日 | 写真
今日のブログのテーマ写真に珍しく迷っている。一枚は「ハヤブサ」、もう一枚は原発ゼロへの行動「どいね☆原発vol33」
一般的な写真の分類から言えばネイチャー写真と報道写真に近い社会性の強いものに分かれます。でも私の中では何の矛盾も無く共生しているので二枚とも公開です。

河北潟干拓地の食物連鎖の頂点に君臨する猛禽類。冬は日本海を越えて北の国から飛来するオジロワシも含めて多種の猛禽の姿を見ることが出来ますが、今日の写真は猛禽の中では中型のハヤブサです。古くから鷹狩などで人間とは関係の深いタカの代表のような鳥ですが現在はその個体数の減少が激しく希少野生動植物に指定されています。
私の関心を深く引き寄せるこれらの野生動物たちが、福島原発事故以後も汚染された環境のなかに救出されることも無く対策もとられないままに放置されていることに思いを寄せないわけにはいきません。

福島原発の事故後に急速に広がりを見せる官邸前の原発ゼロを願うデモ行動は全国に広まり私の住む金沢でも2012年7月にフェイスブックなどインターネットを伝達手段とする有志の呼びかけから行動が始まり毎週の金曜日行動が33回目を迎えました。写真はその会場を飾るデコレーションが完成してこのあと始まる集会に集まる人たちを迎えようとしている様子です。
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フードピア金沢 ストリートダンスシーズンの幕開け

2013年02月15日 | 写真

金沢の食の祭典、「フードピア金沢」が市内の各地で28日まで開かれています。
催し物の多くは庶民には高嶺の花のような料亭やホテルなどで行なわれる有名人を迎えての「料理と食談」が多いのですが、土曜、日曜に石川県中央公園で行なわれたフードピアランドという催しは屋台風に設営されたテントに多種多様な食べ物の店が出店、会場中央では特設の舞台が設けられさまざまなステージイベントと、多くの市民が食と文化を楽しみます。
金沢の二月という季節は春とは名前のみで、雪もまだまだ降る冬の最中ですが春の気配を楽しむ人たちは吐く息も白くなるような公園で食やステージを楽しみます。またステージ出演のダンサー達は真冬の野外ステージで見物客のために寒さを吹き飛ばすような踊りを披露する今年の野外ステージの幕開けの日でした。(写真は昨年の舞台の様子です)
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路地で投函を待つ丸ポスト 金沢市ひがし茶屋街裏通り

2013年02月14日 | 写真

昨日に引き続き撮影会で撮った一枚です。雪の降る路地で立って街の人たちが出す手紙の投函を待つ丸ポストがみように人間くさく思えてレンズを向けました。
この裏通りは観光名所として多くの観光客が往来する茶屋街の本通りに平行に通る一本はずれた道で路地散策を楽しむ観光客と住民が挨拶を交わしながら通り過ぎる、本来の意味で金沢らしい情緒と暮しが味わえることが楽しみで私がよく立ち寄る場所です。
この街は2008年の上流部の豪雨に県や市の防水計画実施の不手際が加わり浅野川が氾濫、大きな被害を受け、おそらくこの丸ポストも氾濫した水の中に立ち尽くしていたのではないでしょうか?
一見静かな暮しが続いているように見えても街にはそれぞれの悲しみや喜びが詰まっているのですね。そんな思いにかられた街歩きでした。
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ひよどり 欄間の彫り物?

2013年02月13日 | 写真

先日の金沢らしい情緒の溢れる街や暮しを撮るという撮影会の折にひがし茶屋街の象徴のような柳の枝に留まったひよどりです。
ひよどりという鳥は街なかの公園や民家の庭でよく見かける鳥なので特に珍しいわけでも、美しいというわけでもない、どちらかといえばありふれた中型の鳥ですが意外に人目につかず、認知度の低い鳥です。
ところが金沢では晩秋から冬になると餌不足のためか裸木となった木の枝や椿など冬に花の咲く椿やサザンカの周りで人目に触れることが多くなります。
そのひよどりが突然飛来して枝に留まったのを慌ててカメラを向けてシャッターを切った一枚です。北陸では民家の座敷などには井波彫刻の欄間を見ることがありますが、まるでその欄間の彫刻のような構図でひよどりが納まりました。
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光と陰 金沢21世紀美術館で

2013年02月12日 | 写真

写真は金沢21世紀美術館の通路です。連日沢山の人たちが訪れる現代美術を集めた美術館ですが、地元の人たちにとってはそのなかの市民ギャラリーで見られる県内写真家や美術家の作品展がよくあることで親しまれています。
私はこの美術館の正面と裏をつなぐガラスの壁面が続く通路を通るたびに「光と陰」という、写真の全てを語るような言葉を思い浮かべてしまいます。カラーの世界でありながらモノクロの世界も見せてくれる、両面のガラスの壁には家族やカップル、グループ、たった一人でと、様々な思いをもって訪れる人たちの心のありようまで映し出すような影が映し出されます。
今朝の一枚は「光と陰」、場所は連日多くの人が訪れて賑わう金沢21世紀美術館の通路です。
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「髪結い処」 金沢市ひがし茶屋街

2013年02月11日 | 写真

金沢市には西、主計町(かぞえまち)、ひがし、という三箇所の芸妓(芸者)置屋などが集まる茶屋街があります。
いずれも古い町屋が集まる落ちついた街並みで観光地としても知られていますが、なかでも規模の大きいひがし茶屋街は市内屈指の観光地として多くの観光客が訪れる名所です。そのメインの通りを一本裏に回ると街の人たちの暮しが見えます。
10日に私の所属する写真サークル「日本リアリズム写真集団かなざわ支部」とウェブグループの「JRPかなざわ支部交流の広場」合同の撮影会がそのひがし茶屋街で実施されました。観光客でごった返すメインの通りも面白いのですが、その裏通りの地域独特の暮しが垣間見える風情が興味深いものでした。
写真はいまも現役の「髪結い処」として芸者さんなど日本髪を結いに来る方たちに喜ばれている美容院ではなくて現役の髪結いさんとして営業されている店の表の様子です。写真一番奥の看板には「髪結い処」と出ています。金沢は古いものやお店がごく現役として当然のような顔をしている町です。
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ただちに廃炉 原発ゼロ行動「どいね☆原発VOL32」

2013年02月10日 | 写真
金沢市における原発ゼロへの願いを込めた行動。昨年の官邸前の行動に呼応する運動として昨年7月からフェースブックなどインターネットでの呼びかけから始まった毎週金曜日の行動は「どいね☆原発」と名付けられ2月8日で32週となりました。

さすがに北陸の寒さは身体に応えますがそれでも金曜日だけは原発ゼロへの思いを市民に伝えなければとこの日は老いも若きも金沢駅東口に集まり思い思いの手作りの宣伝物や器楽演奏などでアピールしました。
この日日本共産党の第八回中央委員会総会が始まり委員長は「国民に溶け込み結びつき参院選で本格的反転攻勢を」と参議院選に向う戦いの方向を提案しました。そのなかで「即時原発ゼロを国民の多数派に」とも呼びかけています。
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