写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

八月 十三夜の月

2024年08月20日 | 写真日記
[夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを]

 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ 清原深養父
百人一首にも取り上げられている美しい月の姿に心を寄せて歌った有名な和歌でかるた遊びで覚えた方も多いのではないでしょうか。
今夜は満月ですが、金沢の空は雲が多くて写真にとれるかどうか・・・。
そこで二日前の18日、夜空にあった「十三夜の月」の写真をアップしました。

    [夏の月]

 夏の月寝ぬ声一人二人かな  正岡子規
暑さに眠れないまま戸外で涼む人たちの声が蚊帳の中で寝ている子供のころの私にも聞こえてきた故郷の村の夏の夜の思い出がよみがえるような句です。
雲間を流れながら人の目では刻々と色や形を変える月を見て70年も前の記憶に遊びました。

    [月涼し]

  月涼し憚りて雲近づかず  富安風生
夏の月と雲はイメージとしては重なりにくいのですが、曇り空の多い金沢ではきっちりと月の姿が見える夜は少ないです。
雲の多い中でようやく撮れた十三夜の月は「今夜はもういいだろう」というように雲間に消えていきました。

8月18日に撮った、最も美しいと言われる十三夜の月の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新しました。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。
どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記

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