私的図書館

本好き人の365日

「私が図書館に行けない理由」

2004-07-06 00:12:00 | 日々の出来事
また本を買ってしまいました*(汗)*

ちょっと給料が入ると気持ちが大きくなるのは私の悪い癖です。
月末になれば、また自販機のカップコーヒー(一杯70円)を買うかどうかで迷うことになるくせに、進歩のない男です。

*(キラキラ)*小川洋子 著 「博士の愛した数式」

この本は、全国の書店の店員さんが、一番読んで欲しい本を選ぶ、第一回本屋大賞を受賞しました。
もうこれだけで、半分は欲しくなっていたのですが、読んでみると面白い。
値段も予想を下回ったので(定価1500円)、買ってしまいました☆

*(キラキラ)*シルヴァーナ・ガンドルフィ 著 「亀になったおばあさん」

題名でまずは一票♪
イタリアの児童文学作家の描くファンタジーは、「死」というテーマを扱いつつも、シェイクスピアを持ち出したりしていて、とっても私好み☆
どうやら亀になってしまうらしいおばあさんの話に、今から期待しています。

*(キラキラ)*山本文緒 著 「日々是作文」

直木賞作家という呼び方は嫌いだけれど、この人の書く文章は好きです。
以前書いたエッセイなどを集めた本らしいのですが、気軽に読めそうなので買ってしまいました。

こんな調子で買っていたら、せっかく引っ越しして整理した本棚がいっぱいになるのも時間の問題。
やっぱり図書館とか利用した方が経済的にも助かるのかも。

でも、実はうちの近くの図書館には、同級生の女の子(といっても30代で結婚もしているんだけど)が勤めているんですよ。
彼女とは小さい頃からの知り合いで、小、中、高とおなじ学校でした。
そんな学生時代、彼女も本が好きということで、友達から脱皮して、ちょっといいな~と意識した時期があったんです。(この時期はやたらと気が多かった)
そんな時、彼女から話かけてきて、こう聞かれたんです。

「四組の○○君って同じ剣道部でしょ? カッコイイよね。彼女とかいるの?」

…その質問はされたくなかった~*(割ハート)*
彼女にしたら、友達ということで気軽に聞いてみたんだろうけど、だけどやっぱりショックでした*(涙)*

しかも○○というのが、仲間内では有名な女ったらし。(社会人になってもそれでモメてた程)
もちろん、その時は平静を装って「え~、けっこうだらしないよ」とマイマス面を強調しておきました。

別にたいしたことじゃないけれど、そんな昔の思い出が図書館から足を遠ざける~(笑)

しばらく会っていない友達なんかだと、昔の思い出がへんに強調されて、事実とは違ったイメージが育ってきたりしませんか?

ま、図書館に行かない本当の理由は、ただ面倒くさいだけなんですけどね☆


七月の本棚 『ナルニア国物語』

2004-07-04 23:19:00 | ナルニア国物語
「アスラン!」
「キラ…ヤマトー!!」

…あ、間違えてる間違えてる(笑)

今回はガンダムSEEDネタじゃなかった。
アスランはアスランでも、偉大なライオン、アスランが登場するお話。

今回ご紹介するのは、ファンタジーの名作。

C・S・ルイスの『ナルニア国物語』です☆

古い衣装ダンスにもぐりこむと、なぜかそこは雪の降り積もる森の中。

こんな導入部分、ワクワクしません?

不思議な世界「ナルニア」で、子供達が体験する冒険の数々!
もの言うケモノや、水の精にニンフ達。小人や巨人や山羊足のフォーン!
そんな魅力的な登場人物が大活躍。

私の大好きな物語です♪

世界中で愛され、読み継がれるてきたこの物語。ファンタジーの中では古典の部類に入るでしょう。

作者のC・S・ルイスは1898年生まれ。英国はオックスフォード大学で教鞭を執るかたわら、同じ大学で教えていたJ・R・R・トールキンらとサークルを作り、作品を発表しあっていました。有名な『指輪物語』も朗読されたりして、刺激を受けあったと言われています。
ちなみに、私の大好きな作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズは、この二人が現役のころにオックスフオード大学に在籍していました。

う~、なんてうらやましい~☆

さて、本編ですが、全部で七巻。

「ライオンと魔女」
「カスピアン王子のつのぶえ」
「朝びらき丸 東の海へ」
「馬と少年」
「銀のいす」
「魔術師のおい」
「さいごの戦い」

という構成になっています。

『指輪物語』と違い、一話完結のオムニバス形式になっていますので、一冊づつでも楽しめますが、この順番で読むのがおススメ。

すべてを読み終わった時、子供達の冒険に加え、ナルニアの創世から終末へとむかう一大叙事詩が明らかになっているというしかけ☆

お話は一話完結ですが、登場人物や子供達の中には、いくつものお話に登場したり、時代を越えて呼び出されたりする子もいます。

これはナルニア国とこっちの世界(私達の住んでいる世界)の時間の流れが違うせい。ナルニアで何十年も過ごしたのに、こっちの世界ではほとんど時間がたっていないなんてこともあります。姿も子供に戻ってしまう。

なんてうらやましいんでしょう☆

物語の重要な、そしてナルニアの世界を代表するのが、偉大なライオン”アスラン”の存在です。見る者に勇気と喜びを与え、憧れを持って見つめてしまうその姿。

このアスランから、そして『ナルニア国物語』から、子供達(そして多くの読者)は大切なものとは何か、真に戦わなければならない誘惑とは何かを感じ取っていきます。

こちらの世界では別の名で呼ばれているというアスランを求めて、あなたも冒険の旅へ出かけてみませんか?

洋服ダンスがなくっても大丈夫。ナルニアへの入り口は、あなたのすぐ近くに開いています。

次回からは、それぞれのお話をちょっとづつ紹介していきたいと思います。

よろしかったら、お付き合い下さい☆

君去りしあと…

2004-07-04 06:44:00 | 日々の出来事
ベトナムから働きに来ていた女の子が三人、故郷に帰ることになりました。

足掛け三年。
一緒に働いて来たので、とっても残念です。
別れを惜しみつつ、送別会はみんなで焼肉でした☆

これまで中国やブラジル出身の人はいましたが、ベトナムの人は彼女達が初めてということで、本人達も、会社側もとまどうことばかり。
言葉も少ししか通じないので、身振り手振りでお互いなんとかコミュニケーション。

そんな彼女達も、今では日本語も上手になって、別れのあいさつも日本語でちゃんとしていました。
素直な言葉にお互い涙ぐんだりして。

彼女達の抜けた穴を埋めるために、今度はタイで働く人を探すんだとか。
タイの言葉ってどんな言葉だったっけ?
べトナム語はなかなか覚えられなかったけど、今度は勉強してみようかな。

最後に言葉を交わした時、お互い言葉を探して、ついついはにかんだ表情になってしまいました。
あの顔はきっと忘れません☆


「知らない人には気をつけて」

2004-07-02 23:25:00 | 日々の出来事
今朝は悲しみでいっぱいでした。

以前から丹精込めて育てていた芝生が全滅したんです。
確かに発育も悪く、まばらにしか生えていなかったけれど、これからが楽しみだったのに…

…母親に引っこ抜かれたんです*(涙)*

四月頃から、ちっちゃい裏庭(畳三畳ほど)を「秘密の花園」みたいにしようと、バラを植えたり、垣根を作ったりしていたんです。
芝生は一番苦労して計画したのに~*(汗)*

「ちょっと見ない間にこんなに雑草が生えちゃって…」

めったに裏庭には上がってこない(家より高い所にあります)母親は、とても苦労して、とっても真面目に働いたそうです。

そりゃあ確かに雑草も生えていたけど、問題は、彼女が芝と他の草との区別がついていなかったということ。

最近家族の間でこんなすれ違いばっかり。
しかも全部シワ寄せがこっちにきているような…

そ、それにしたって、あんまりじゃないか~*(涙)**(涙)*

今朝そんなことがあって、帰って来ると、今度は布団の訪問販売に来たセールスマンの口車に乗って、あれこれよけいなおしゃべりをしたといって、母親が父親に怒られていました。
寝室から布団を持ち出して、セールスマンに見せているところに父親が帰って来たそうです。

以前、五十万もする矯正下着と、ダイエット食品を契約した前科のある母。
しかられてしょんぼりしていました。

「いい人に思えたんだけどね~」

と、首をかしげてる母親を見て、芝生のことはもう言わないことにしました。
そんなことより大丈夫なのか、うちの母親?
お人好しとかっていうレベルじゃないぞ。

心配だよ~*(汗)*