人生を一生懸命、駆け抜けてきて、子どもは独立して定年だし、電車で席を譲られるようになってきて。あとは、どうやって生きていったらいいの? なーんて悩んでるる人、いませんか? また、そんなご両親に、何を伝えればいいのかなあ、とか考えてる人は?
幸福の科学の大川隆法先生は、シルバー世代に向けて、『悟りに到る道』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
人生の最後の十年ぐらいというのは、非常に大きな意味を占めています。実際は、すでにこの世的な仕事を終わっていることが多いでしょうが、この十年ぐらいというのは非常に大きな意味合いがあり、これが来世の入学試験の前の期間なのです。ここをどのような精神状態で過ごすかということが、来世の生き方に非常に関係があります。
気をつけてほしいことの第一は、いわゆる「和顔愛語(わげんあいご)」──優しい顔、安らいで和らいだ顔、それから、優しい愛ある言葉です。そうした優しい顔、人に対する優しい言葉、これを特に気をつけてください。これは毎日毎日の心がけです。鏡を見たときに、優しい顔をしているか。それから、人に対して、好意のこもった話、その人が聞いてよろこぶような話ができているか、これをまずチェックしていただきたいのです。心の状態が悪いと、まず顔つきが悪くなってきますから気をつけてください。
顔の点検のひとつに、「慈眼(じがん)」というものがあります。鏡で自分の目をよく見てください。慈眼、慈悲の目であるかどうか。光を持った、目尻の優しい、そういう目かどうかをよく見ていただきたいのです。
地獄に行く方というのは、普通、目が濁っています。自分の目を見て、目が濁っているかどうか、よく見ていただきたいのです。目が濁っているようですと、まだ修行が残っていますから、どうか心を透明にして、他の人に対する優しい心を起こしてください。
(56~57ページ)
人生最後の十年ぐらいは、来世の入学試験前の期間であり、ここをどのような心境で過ごすかが、とても大事である。
気をつけたい第一は、「和顔愛語」(優しい顔、安らいで和らいだ顔、それから、優しい愛ある言葉)である。
地獄に行く方は、目が濁っているので、「慈眼」(光を持った、目尻の優しい目)を心がけ、心を透明にして、優しい心を起こすよう努力すること──。
うーん、これまでの人生を振り返ってみると、間違いばっかりやって生きてきたと思います。
でも、まだ若い(はずの)私は、このお教えで、これからまだまだ十分リカバリーできるかもしれないと、ちょっとホッとしたりしています。
最後の10年の大切さ。
そして、毎日の心がけとしての、「和顔愛語(わげんあいご)」と、「慈眼(じがん)」。
どんな世代だとしても、これからすぐに心がけたいお教えだと、心から私は思っているのです。
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『悟りに到る道』
大川隆法著 |
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