Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フロントフォークに ブレーキ取付け穴を開ける

2020-09-18 20:00:20 | 踏切り自転車 組立て
今回計画している、街乗り用固定ギア自転車にブレーキを取り付ける為に フロントフォークに
ブレーキ用の穴を開けます この作業で失敗はしたくありません その作業風景をご覧下さい





自転車を組む為に用意したフレームから取り外したフロントフォークです
今回の自転車を計画をした時に一番懸念していたのがフロントブレーキが上手く取り付くかの
問題です ブレーキはどの様にしてでも装着出来ますが、見て綺麗な自転車に仕上げる為には
今回の作業が重要です 失敗はしたく無いので慎重に進めて行きます






今回はボール盤を使います 工作物を固定する部分が
このままでは小さいので まずここを工夫します






まずボール盤自体を水平にセットします この様な場合薄板を切った
色々な厚さのパッキンを使います 既存の作業スペースにコンパネを
C型クランプで固定しました






肝心なフロントフォークの固定ですが ブレーキ穴の位置を
罫書く時に使ったこの木枠を利用します この木枠はフォーク
クラウンが隙間無く収まる巾に作っています




木枠にフォークを入れています クラウンと左右のフォークは
木枠の底に押さえ込む事で、下に敷いたコンパネと奥行き方向が
平行になります
フォークコラムの下にパッキンを使い フォークコラムが水平に
なる様に調整しています、これで左右方向もフロントフォークが
水平にセット出来ます






木枠の中で調整したフォークコラムが動かない様に
木片を使いビス止めでコラムの固定をしました




ブレーキ位置の隅出しは先日行っています 今日はここに
穴を開けます






穴を開ける位置にセンターポンチを打ちます ドリルの刃が
逃げない様にする為の工程です




最終的に 6.0mm の穴を開けますが 下穴用に 3.5mm の
キリを使います 刃に芯振れが無いか確認はしています




ドリルで穴を開ける時には切削用オイルを使います




全ての用意が出来ました 穴を開けます






3.5mm の下穴です エアブロワで切削粉を飛ばします






この丸い罫書き線は目安なのであまり気にしなくて良い印しです
隅出しを行った時の寸法に芯を食っているか確認しています
間違っていません・・






フォークコラムの前の穴に入るのはブレーキシャフトです
6.0mm の穴が必要です






6.0mm の穴を開けます この太さのドリルはポンチの
印に 合せ難いので、先に下穴を開けて そこに刃先を
合せます






6.0mm の穴が開きました もう一度ノギスを使い
穴の位置を確認しています 






実際にブレーキシャフトを穴に差し込んでみます





上手く行きました フォークコラムの上下寸法が狭くブレーキのギザ台座がギリギリでした
ヘッド小物の下玉押しとの隙間を 0.5mm 見ていましたが、そこまで上手く行っています






フォークコラムの前側は狙い通りでした 後ろ側にも穴は必要です
前から貫通させようかとも思っていましたが それは止め後ろ側も
単独で穴を開ける事にします






罫書き位置に合せセンターポンチを打ちます






このポンチも結構難しく良く芯を外します 今回は
上手く打てています




裏側は枕頭ナットが入ります 8.0mm の穴が必要です






3.5mm の下穴です




8.0mm の刃先があまり良くなかったので 6.0mm で
一旦開けました




6.0mm のキリです






フォーククラウンの前後に開けた 6.0mm の穴に通してみました
上手く芯が出ている様です ストレス無しにキリが貫通しました






8.0mm のキリです ここまで来たら慌てずに進めます




8.0mm の穴が開きました






ブレーキ取り付け用の枕頭ナットです 入りました






今回の自転車用に用意した suntour sprint です 今回の作業
お陰様で思い描いていた通りに進んだ様です







Kino自転車工房が Kino鉄工所に変わった様な工作でしたが 今回の自転車を組む為の
大切な作業が一つ終わりました 最後まで手を抜かずに頑張ります

前回の記事 【 フロントフォーク ブレーキ穴の位置決め 】

次の記事 【 ブレーキ取り付け確認 】

コメント (4)
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