Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ピストバイク チェーンの張り方 数字で表す

2016-11-18 20:01:10 | ピスト
ピストバイクと呼ばれる前後のギアが 1枚のシングルギアの自転車は
一般の自転車と同様にチェーンの張り調整をしてやる必要が有ります 
その張り加減を数字で表して紹介してみます





ピストバイクと呼ばれる自転車はロードバイクの様に変速機が付いていません
変速機はチェーンの張り調整を行う機能も有りますが その機能を持たない
ピストではホイールの装着時にチェーンの張り具合の調整を行います




通常その張り具合は自分の感覚で調整をしますが
今回はチェーンの遊びを計測し それを数字で
表してみましょう






今回使う工具はハブのナットを締める 15mm の
レンチだけです これだけは用意して下さい






まず自転車にホイールを取付けました ホイールを
一番前に取り付けるとチェーンはこの様な状態ですが 
ここから一番良い張り具合に調整をして行きます






ピストバイクのリアホイールの装着部です
正爪と言うリアエンドにハブを取付けています
このシャフトを前後に移動させチェーンの調整をしてから 
ハブナットを締め込み最終的にホイールを固定します






ホイールを一番前に送った時のチェーンの状態です
これでは自転車に乗れないのは誰にでも解りますね




では始めます

チェーンの張り調整をする時の体勢は概ねこの様な姿勢で行ってます
左手はホイールを後ろに引くのと同時にホイールのセンターを出します
視線は左の手元を睨みホイールのセンターを確認しています 
右手はハブナットを締めています




チェーンの張り調整で大切な左手は 車輪を後ろに引きながら指先で
ホイールの左右位置の調整も同時に行っています




一度チェーンをパンパンに張ってみました 左手で
ホイールを後ろに寄せれるだけ寄せています

これからこの状態でチェーンの遊び量を測りますが
条件を揃える為に、右側のクランクが真下の方向を
指す位置で全ての計測を行います




計測位置もチェーンステーに赤い線を引きそこで
行う様に致します








チェーンをパンパンに張った状態での 自然な状態と
チェーンを持ち上げた時の寸法を測っています
チェーンステー上部からチェーンの中心までの距離は
42mm と 47mm その差は 5mm これがチェーンの遊び量
です








次はチェーンがかなり緩く 前ギアからなんとか
チェーンが外れない程度です 33mm と 60mm
その遊びは 27mm これは少し緩くて不安が有る
張り具合です




前記の状態はフロントギアにチェーンが外れない
程度に掛っていますが チェーンが暴れて大きな
力が掛った時にここでトラブルが起きる可能性が
有ります




チェーンには調整巾が有る





チェーンの張り加減はピンポイントでは無く
有る程度の調整巾が有ります そんな中で
使用可能で一番緩い状態です
35mm と 55mm 遊びは 20mm です








これは使用可能な範囲でのきつめの張り加減です
37mm と 53mm 遊びは 16mm です

今回の計測方法で遊びと私が表現している
16mm~20mm この範囲が問題無く快適に
使える調整部分ですね








チェーンの張り調整と共にホイールがフレームの
中心に位置させるセンター調整 これも大切な事で
それはこの様にチェーンステーの内側とタイヤの
隙間を左右揃える事で行います






それらを満足させる事が出来れば左右のハブナットを
確実に締め込みホイールの装着とチェーンの張り調整は
完了です






これは私達が競輪場や自転車競技場で乗る競技用の
トラックレーサーでも感覚は同じです 最近は緩めで
乗る選手が増えていますね





後のギアが空転しない固定ギアでは バックを踏むと言う普通の自転車には無い操作が
付いて廻ります この為きつめの調整は絶えず緊張を強いられます、街乗りではやや
緩めの調整が乗っていて楽ですね
同じシングルギアでもフリーギアの場合は使える範囲で強めに張っている方が自転車の
しっかり感が出て良いと思います

このチェーンの張りは自分の好みや考え方また自転車の使用状況に依り 張り具合を
調整すれば良い整備です 安全に使える範囲で色々と感じてみて下さい

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ピストバイク チューブラータイヤの交換 ホイールの取付け

2016-11-11 20:08:33 | ピスト
先日より街乗り用のピストバイクのタイヤの交換をしていました タイヤの張替えも終わり
今回はホイールの取付けを行います チェーンの張り調整も必要です





私が街乗りに使っているシングルギアの踏切り自転車です これのタイヤの交換を
行いました今日はこのホイールを取付けて完成です




これまでに使っていたタイヤの小さな傷が
脹らんで来たので交換しましたが このタイヤも
使った後に保管していた物です Vittoria RALLY








後ろの小ギアも油で汚れています ウエスで綺麗に
しておきましょう






前の大ギアとチェーンの状態も確認しておきます
ギアに油汚れが有りますがオイルの変質も無く 
まだ大丈夫です むしろ適度なオイルの量で良い
状態だと思います








チェーンは手で触れてみるのが一番です 元々
オイル持ちが良い粘度の高い物を使っているので
やや重さを感じますが、それはオイルの性格です
追加塗布や洗浄はまだ必要は有りません






ではホイールを装着しましょう チェーンレストを使い
チェーンが垂れない様にしています






チェーンレストを前に移動しチェーンの遊びを
大きくしました






今回の作業に使うのはこの 15mm レンチだけです








フロントの大ギアからチェーンを外します チェーンを
少し持ち上げインナー側にチェーンを落しました






チェーンレストを後ろに引き抜き チェーンを外し
爪に掛けておくと良いですね






これでホイールを装着する準備が出来ました








ホイールのハブナットを緩めておきます




反対の左側にも小ギアが付いている 両切りハブと言うのを
使っています 左右に違う歯数のギアを付けておき車輪を
裏返す事でギア比を変える事が出来ます




自転車の真後ろからの仕事です 車輪をフレームの
中に入れて行きます






先程爪に掛けていたチェーンを小ギアに掛け直します
そしてハブシャフトを爪に差し込みます






この時はこの様な状態になっています




車輪を前に押し込む前に・・・








チェーンの状態を確認します この様にチェーンが
タイヤとチェーンステーの間に挟まっていたら
チェーンをチェーンステーの外に出してやります




チェーンを挟まない事が確認出来たら車輪を前に
押し込みます






一番後ろに有ったハブが爪の一番前まで来ました






これからチェーンを前ギアに掛け チェーンの張り
調整も行います








これだけチェーンが緩いと、手でチェーンをギアに掛けて
やる事が出来ます チェーンがきつければ最初にギアに
乗せてやった後はクランクを回せば良いですね
その時はくれぐれも指詰めに注意が必要です とても
大きな怪我をする事になります






前ギアにチェーンが掛りました チェーンはこの様に
緩んだ状態です これからこれの張り具合の調整を
行います




これからは 15mm レンチをハブナットを締める為に
使います




後輪を取付けチェーンの張り調整をする時の体勢です
右手でハブナットを締める用意をして 左手は車輪を
前後に調整する役目をしています





左手は車輪を後ろに寄せたり左右のセンターを出したりこの様な使い方をしています




チェーンを張った状態です 調整範囲は幾らか
あるのでその範囲内で自分の好みや用途を考え
調整します






調整後のチェーンは概ねこの様な感じです
この張り加減は自分の持っている感覚で決めています
遊び量を測り 数字で解る様に後日改めて記事にしてみます




この時併せて大切な事はホイールのセンター出しです






一般的にセンターの確認はタイヤとチェーンステーの
隙間が左右同じになる様に調整します これはとても
大切な事です






それらが確認出来れば左右のハブナットを締め込みます
ハブに依ってはシャフトが共回りをする物も有るので
そこは良く観察しながら仕事を進めます






後輪の取付けが終わったので前輪に掛りましょう






前輪のハブナットも緩めておきます






メンテスタンドのクイックを緩め自転車を降します






用意しておいた前輪の上に自転車を降し フロント
フォークの爪にハブシャフトを入れます






それでハブナットを締め込みますがフロントホイールの
センター確認はフォークとタイヤの隙間で確認します




これで前後のホイールの取り付けが終わりました
文字で書くと難しく感じますが全て流れの中で
行っている事で決して難しい作業では有りません








タイヤの空気圧をチェックします街乗りは 7kgf/cm2位が
チューブラーでは良いですね





これで一連の作業が終わりました 自転車は日常的な整備をしていても不具合が
出る事も有ります そんな中で走行や安全に不安を感じるものは時間を置かずに
整備をした方が良いですね 本文中にも触れましたがチェーンの張り具合は又記事に
してみましょう

前回の作業 【 ピストバイク チューブラータイヤの交換 タイヤを貼る 】

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ピストバイク チューブラータイヤの交換 タイヤを貼る

2016-11-09 20:13:01 | ピスト
私の街乗り用ピストバイクのタイヤの交換をしています 前回は前後のホイールを外しました
今回はチューブラータイヤを交換しましょう





前回は自転車からこのホイールを外しました その方法は末尾に URL を貼っていますので
それを参考にして下さい




タイヤの貼り替えの用意をします チューブラー
タイヤをリムセメントで貼ったホイールです






タイヤはVittoia RALLY ですがタイヤサイドの傷が
膨れて来たので交換します






まず今付いているタイヤを外すのに空気を抜きます




リムからタイヤを外すのですが、かなり強く接着しています
出先でパンクすれば幾ら外し難くても 根気よく手で作業を
進めますが ここは作業所、少し道具に手伝ってもらいましょう






この時に使うのはしっかりしたマイナスドライバーが
良いと思います






マイナスドライバーの先が入り易い所を探し 
リムとタイヤの間を貫通させます








ドライバの奥と手前を交互に持ち上げ徐々にタイヤを
剥します 確認がし易い様にオーバーアクションで
写真を写していますが すこしずつ優しく進めないと
いけません






有る程度縁が切れるとその後は手でタイヤは剥がれます

チューブラータイヤはパンクが直せない 使い捨てタイヤ
などと言い 刃物で切ってしまうなどと案内している所も
有る様ですが そんな残酷な事をしたらタイヤが可哀想です
パンクも直せるのでタイヤの寿命が来るまでしっかりと使って
やりましょう






タイヤが外れました タイヤの裏に Vittoria と書かれた
フンドシはタイヤから剥さない様に注意をしながら作業を
進めます




MAVIC GP4 これは少し癖の有るリムで この様にリムの
谷が深くてタイヤが谷の底に接触せず よってこの部分の
リムセメントが完全に効きません むしろ左右の山の部分で
リムセメントが効いている状態です この辺りの事を良く
認識してタイヤを貼る必要が有ります




外した後輪のタイヤです サイドに付いた小さな傷が
時間と共に脹らんでくる様になりました 
この後、親子タイヤに使うには丁度良いタイヤです






GP4 には何種類かが存在し後期型が今回の様な
接着面の形状をしています




タイヤに不具合が有ったのは後ろだけでしたが
次に使うタイヤの色目を考え 前後のタイヤを
交換する事にしました




折角タイヤを外したのでホイールの振れを見ておきます
タイヤが付いていると縦振れが確認出来ないので良い
機会です このホイールは私が組んだ物では有りませんが
見事なホイールです 私にはこんな綺麗なホイールは
組めません






次に使うタイヤは以前に他のホイールから外した
古いタイヤを使います こうして最後まで使ってやると
良いですね これも Vittoria LALLY です






普段はタイヤにリムセメントを塗らないのですが
GP4 は先に見て頂いた様に接着面に不安が有ります
今回はタイヤにもセメントを使います フンドシの
表面をコーティングする程度で OK です





続いて作業をしたら良かったのですが 途中で用事が出来てセメントを塗ってから
一晩経ちました 表面が良い状態に乾いています 手で触るとやや粘度を感じる程度です






さて続きをしましょう 今度はリムにセメントを
塗ります




セメントには幾つかの種類が有りますが Panaracer の
速乾タイプを使います 別にこれに拘る必要は有りません
ただ SOYO の金リム用 白セメントと言う奴は熱で柔らかく
なるので、ブレーキを使うロードではなるべく使わない方が
良いと思います






リムの谷の底にタイヤの腹が接触し難いこのリムには
多目のセメントを使いますが むしろ両サイドの山の
部分にしっかりとセメントを塗った方が良いでしょう

後で見て頂いたら良いと思いますが この過去記事が
とても参考になると思います
【 MAVIC GP4 と言う チューブラーリム 】




寄り道



ホイールにリムセメントを塗る方法として
パンクをした時にタイヤを外し易い、裏ワザと言い
リムセメントを塗らない場所を作るなんて書いている
Web サイトを見た事が有ります 私は普段人が書いている
ブログなどにはあまり関心を示さないのですが これだけは
してはいけないですよ 自殺行為です タイヤが外れる時は
何処か一ヶ所が切っ掛けになります それを自ら作る事など
絶体にしてはいけません






元に戻ります さてタイヤの用意をします 
このトレッドを基準に装着方向を決めます






トレッドの中央のザラ目(ヤスリ目)の両横の斜めの線が作る
ハの字 この先が狭くなった方を上から見て進行方向に向けます 
これは水捌けを考えての事です 
ただこのタイヤにはその外側にも V 字が有るので
どちらを主に考えるかは迷う処です 今回はコーナーで
倒すような使い方はしないので 中央部のハの字を主に
選びます

自転車の速度でトレッドなんて関係ないよ、と言う人も
いらっしゃる様ですが トレッドの重要性は雨の日に
競輪場を走れば良く解ります




これからタイヤを入れますが タイヤが何となく
脹らんでいる程度に空気を入れておきます
全く空気が入っていないとリムセメントで
タイヤのサイドを汚してしまいます




今回はタイヤをリムに嵌めている所の写真を
写す余裕が無かったです リムの山側にセメントを
多く塗ると汚さずにタイヤを入れるのがとても難しく
なります 一回で決めてしまいたかったので手を
止めずに作業を進めました






どんな時でも注意をするのは バルブが曲がっていない事
先程のトレッドと進行方向の関係 今回は中央のハの字の
狭い方を前方に向けています






空気を3キロ程度張り タイヤとリムを良く馴染ませます
その後タイヤ―のセンター出しを行います タイヤのザラ目を
センターに合せ左右の振れが無い様に調整します チューブラー
タイヤでは必要な一手間です




前後のタイヤを入れました 今回は肝心なタイヤを入れる
場面の紹介が出来ていません その方法は過去記事に幾つか
有ります 必要なら是非そちらをご覧下さい

過去記事 【 自転車 チューブラータイヤの張り方 】






リムやタイヤに付いた必要の無いリムセメントは
今の間に拭き取っておきます





チューブラータイヤを貼るのが面倒だと言う人もいますが、特にそんな事は無いですけどね
自転車整備をしていると感じさせてくれる好きな作業の一つです これで使用空気圧を張って
半日程度おけばこのホイールは使えます

前回の作業 【 ピストバイク チューブラータイヤの交換 ホイールを外す 】

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ピストバイク チューブラータイヤの交換 ホイールを外す

2016-11-07 20:27:08 | ピスト
私が街乗りに使っているシングルギアの固定自転車 これのタイヤに傷が付いています
チューブラータイヤの交換をしますが まずホイールを外しましょう





私が普段の脚として使っているシングルギアのピストバイクです 40年を超えた多くのパーツが
使われています この自転車のタイヤに気になる不具合が出て来ました




私が使っているタイヤはチューブラーです 無理をしない
街乗りですから少しの傷ならそのまま使っています






この傷も有るのは承知していましたが 最近傷の部分が
脹らんで来ました、こいう事はたまに有りますが今回の
脹らみ方は使うのを止めた方が良さそうです






タイヤを交換する事にします 手持ちのタイヤを確認すると
色目から前後変えた方が見た目が良さそうです 前後の
ホイールを外します






普段は折り畳んで置いているミノウラのメンテスタンド
RS1500 これはもう廃版で改良型が出ていますが 凄く
重宝している道具の一つです






ピストバイクのホイールの固定にはハブナットが
使われています 最近ピストを触る事が多いので
15mm のレンチは壁に掛けています






レンチなどの工具は何処の物が良いと良く話題になりますが
競輪選手の人達は BAHCO バーコを使う人が多いですね
これは随分昔からです 何故なんでしょうね
この工具はスパナ側が傷が付いたので そこは切り落し
ブレーキワイヤーで作ったリングを付けてぶら下げています






競輪選手ご用達の工具袋にも バーコの工具が入っています






メンテスタンドに乗せる為にまず前輪を外します
使う工具は前後共 15mm レンチで ネジは正ネジです






ハブナットを緩めます ナットの角を傷めない様に
ナットの奥まで工具を入れ確実にナットを銜える事が
大切です






左右のナットを緩め自転車を持ち上げるとホイールは
それだけで外れます ここで大きな抵抗を感じるなら
ホール巾かフレームのエンド巾の精度を疑った方が
良いですね






自転車をメンテスタンドに乗せます フロントを固定する
タイプです






もう一方はハンガーシェルをメンテスタンドの上に
置いています 作業内容に依ればここからフレームが
外れる事も有るので 古いトウストラップで止めておきます








次は後輪を外します やはりハブナットを緩めます
一気にナットが緩み 思わぬ所で指を挟む事も有るので
そこは充分意識しながら作業を進めます








ホイールを外す為に前ギアからチェーンを外す必要が
有りますが このチェーンの張りではそれが出来ません




後輪を前に押し 車輪を前に寄せます






ハブシャフトがこれだけ移動しました シャフト
1本分くらいですね








車輪がこれだけ前に寄っています 指一本弱です






車輪がそれだけ寄るとチェーンがこれだけ緩くなります
張り調整をする時にハブの位置を 1mm 動かすだけで
チェーンの張りが凄く変るのが良く解りますね




前ギアからチェーンを外します






少しチェーンを持ち上げ内側に寄せながらクランクを
前方向へ回すとチェーンは勝手に内側に落ちて行きます
ロードバイクの変速機と同じ理屈です ただ指は挟まないで
下さいよ 自転車整備で一番大きな怪我をする部分です






これで後輪を外す事が出来ます






後輪を真っ直ぐ後ろへ引くとハブがフレームの
爪から外れます








ホイールからチェーンを外し フレームの爪に
掛けておくと良いですね チェーンが垂れずに
済みます




ただチェーンがこの状態ではメンテナンススタンドを
動かした時に色々な所を汚してしまいます








チェーンを張っておくためにこの様なチェーンレストを
使うのも良い事です








このタイプのチェーンレストはロードバイクなら
変速機のテンション機能がチェーンを張ってくれますが
ピストの場合この様な方法でチェーンを張ってやる必要が
有ります これが悪い訳では有りません多用する方法です




私は整備がし易い様に自作した道具を使っています








回転部分にスプロケットを取付けた物ですが これなら
クランクの回転も出来るので色々な場面で活躍してくれます





すみません ホイールを外すだけの作業なのに色々な事を書き過ぎました・・
次回はホイールから古いタイヤを外しタイヤを入れ換えます このホイールには
リムセメントを使っています そしてリムは癖の強い マビック GP4 の後期型
少し扱い難いリムです 次回もお付き合い下さい

次の作業 【 ピストバイク チューブラータイヤの交換 タイヤを貼る 】

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ブレーキワイヤーの 取付けと調整

2016-10-15 21:14:57 | ピスト
先日よりブレーキレバーの取替えをしている街乗り用の自転車ですが
今回はブレーキワイヤーを取付け その調整まで行い この作業は完成です





自転車は古い部品を寄せ集めた固定ギアの街乗り用です これのブレーキレバーに
不具合が有りそれの交換をするのが目的でしたが その流れでステムの交換や傷の
付いたハンドルの塗装なども行いました いよいよ最後の作業 ブレーキワイヤーの
取付けを行います






まず後ろのブレーキから始めます こちらは
今迄のワイヤーを再利用します レバーにワイヤーを
取り付ける為に本体のクイックレバーを開放し 遊びを
大きくしておきます






後ろのクイックを開放する事で自由になるインナー
ワイヤーの寸法が増えます このタイコも良く腐食
するのでグリスを塗っておきます タイコに付いている
黒い樹脂部品は特に必要が無いので この後ニッパーで
取り外しました




模擬作業



ハンドルに付いたレバーは裏側で作業をする事になり
写真が上手く写せないので 外した古い方のレバーを
使い、整備台の上で模擬作業をしてみます








レバーの裏側です 本体にスリットが入りアジャスト
ボルトとナットが付いています それらのスリットを
全て同じ位置に合せます






レバー本体に入っているタイコとワイヤーを
上に持ち上げると、インナーワイヤーが外れます




タイコはこの穴に装着されています ワイヤーの取付けは
この手順を逆から行います この時にインナーワイヤーが
有る程度の長さが自由にならないと出来ません その為の
クイックの開放です






模擬作業の手順でリアが終わったのでフロントに掛ります 
こちらもアウターは再利用します 長さはこれで行けますね






新しいワイヤーは用意しています これはアウターと
セットになった後ろ用です






タイコはフラットレバー用です 下の物がドロップレバーに
使う物で、形状が違うので購入の際には注意が必要です






インナーだけ使いアウターは保管しておきます また
何かで使うでしょう






ワイヤーが余りにも長いので適度な所でカットします






アウターの内部に Super Lube のドライフィルムを
吹いておきます これはフッ素樹脂ですが摩擦を抑える
効果が有ります








インナーワイヤーには潤滑剤を塗っておきます 油脂が
切れると音が出たりするので塗っておいた方が良いですね
ただアウターのライナーに攻撃的な物を使うのは良く有りません






タイコにもグリスを塗っておきます






ブレーキ本体もチェックしておきます
このアジャストボルトも良く錆びて動かなくなります
一旦外し掃除してから新しいグリスをネジに塗って
おきました






ブレーキはさみ、これは随分前から有る道具ですが
とても仕事がはかどる優秀な工具です








先程の要領でワイヤーをレバーに装着し ブレーキ本体の
ワイヤークランプまで持って来ます






ワイヤーに適度な遊びを作りクランプボルトで
軽く止めておきます 8mm のメガネレンチです






ブレーキレバーの握り代を確認しています
その際のインナーワイヤーの引っ張り状態です






丁度良い感じの握り代です 後はアジャストボルトで
微調整をすれば大丈夫です






ナットを増し締めし ワイヤーを確実に固定して
油やグリスで汚れた所は良く拭いておきます








インナーワイヤーも見栄えの良い長さでカットします
先端の処理はまた後で行います




リアブレーキはほとんど握り代が有りません




ここは一旦クランプボルトを緩め ワイヤーで
調整してやる必要が有ります ワイヤーの状態が
余り良くないので なるべくここは触らない様に
作業を進めて来ましたが仕方が無いですね






このブレーキは 11mm のメガネレンチを使います




ブレーキの遊び=レバーの握り代をワイヤーで調整
しました まだ大丈夫ですがワイヤーにこれ以上
キンクが出来れば交換の必要が有ります
※ キンクとはワイヤーの捩じれやよじれなど癖の
  付いた状態の事を言います




これでブレーキワイヤーの取り付けと調整は
終わりました もう少し後始末を続けます




取り替えたフロントのワイヤーの処理を行います
ワイヤーキャップでも良いですが 私自身が乗り、人目に
触れる自転車ですから伝統的なハンダで処理をします








ハンダコテと材料です ステンレスのワイヤーには
ヤニ無しの半田とフラックスを使います 今回の
ワイヤーは鉄なので使うのは、ごく普通のヤニ入り
ハンダです






ワイヤーを適温まで加熱し半田を注してやります
液状になったハンダが毛細管現象でワイヤーの中に
一瞬で入って行きます 慣れて来るとハンダを盛ったり
出来ますが 今回は薄く分らない程度にしておきます




ハンダの後は良く拭き取り 半田の前に脱脂を
しているので 新たにオイルを良くワイヤーに
浸透させておきます






外していたサイコンを取付けます






スピード表示と距離だけですがこんなのでも有れば
それなりに便利です






少し乗ってみると僅か、ヘッドにガタを感じます
これは放っておいてはいけません 部品の寿命を
縮めると同時に不快です




32mm のヘッド用スパナです 2枚使います






ヘッド小物の様子です まず最上部の袋ナットを
緩めます ※ 全て正ネジです






次にその下に有る 上部ワンを締め込みます
そして上部袋ナットを締め込みロックします
これで実際に走ってみたり フロントブレーキを
掛けながら自転車を前後にゆすってみたりして
ガタを感じ無い所に調整します

ガタが無く自転車を持ち上げて傾けた方に
ハンドルが切れたら OK です それが
出来ない時はヘッド小物の交換時期です




ヘッドの整備は絶対に蔑(ないがしろ)にしてはいけません
あまり走行に関係が無い様ですが、凄く影響を与えます
ヘッドの調整もしっかり終わりました これで完了です





今回も長く掛った整備になりました ブレーキレバーの交換が目的でしたが
ステムの交換 ハンドルの塗装 ヘッド小物の調整とする事が増える一方でした
でもその全てが楽しい作業です 安全にそして快適な自転車 手を掛けてやると
自転車はそれに応えてくれます





少し表の道路を走ってみました まず乗車姿勢が凄く良くなり 楽になりました
そしてレバーの交換でブレーキが良く効く様になっています ブレーキの引きの
比率も変ったと思いますが 以前の樹脂ブラケットとの違いをはっきりと感じます
おかげで気持ちの良い自転車になりました 一連の作業日記に、お付き合いを
有難うございました 

前回の作業 【 ブレーキレバーの 取付け作業 】

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