Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フレームの塗装を 煮詰める

2012-10-31 20:12:16 | ロードバイク スプートニク
先日から今度の新しいフレーム Спутник スプートニク その塗装を私の
希望を伝えながらデザインを煮詰めて行っています




最初はグリーン系の同系色 2色で 濃淡を使い塗り分ける
希望を伝えていました しかし初回案でこの様なデザインが
届き驚きましたが 基本この案を煮詰めて行く事にしました

そして私の新たな希望は このフレームに私の名前を入れ
フロントフォークの裏にも色を入れて欲しい・・・




そして・・

新たに届いた案がこれ まずこの書体が凄く綺麗 これは見て直ぐに良いと思いました 
私のツボにはまると言うやつですね これがチェーンステーとトップチューブに入っています 
そしてフォーク裏と剣先のグリーン

当初の私の希望を全く無視したデザインでしたが 何度もイメージを膨らませている間に 
段々慣れてきました そしてこれも中々良いじゃないかと・・・




カツリーズサイクル&デザインさんの自社ブランド
Спутник スプートニク
 
ソフトライドを追求したマグネシュームのフレームが
Союз ソユーズです

自転車のフレーム選びで自分を主張する塗装やデザインも
大切ですが それ以上に重要な事、フレームのサイズ選び
これが自分に合わなければただの飾りになってしまいます

次はこのサイズ選びにも触れて行きましょう





朝夕冷えて寒さを感じる様になって来ましたね 本当に道端の草花ですが
こんな時期にまだこれから花を付けるのかな?


前回の日記 【 新フレーム スプートニク 塗装計画 】

次回の記事 【 ロードフレームの サイズ選び 】

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

B.B小物 プレスフィット用取り付け工具

2012-10-30 20:17:48 | 自転車 工具
自転車部品の規格が大変多くなりました いずれどれかの規格に淘汰されて
行くのでしょうが その過渡期にもそれぞれの工具は必要です フレームの
ハンガーシェルもそんな一つです Press-fit プレスフィット用の工具を見てみましょう






自転車用のフレームのハンガーシェルとそれに
装着する部品 いわゆるB.B小物は長くネジが
切られた物が使われて来ました

それも従来のカップ&コーンの構造から シマノの
ホローテックⅡやカンパのウルトラトルクなどへ
変わって来ました 

しかし最近はそれに加えハンガーシェルにネジが無く
ベアリングを圧入するタイプが登場 当然使う工具も
変わります




その圧入タイプの方式が Press-Fit プレスフィット
などと呼ばれます 皆さんが耳にするのは BB30
BF30 BB86などが有るんじゃないでしょうか

この規格についてはB.B小物のベアリング径や
クランクのシャフト径が違ったり様々なんですが
部品を圧入すると言う作業は同じです






この圧入工具の左右には ベアリングを押える為の
カラーが付いています これは表裏でサイズが違い
それぞれの規格に対応出来るらしいです






圧入工具は 工具自体をねじ込み部品を押し込んで
行く構造の物が多いですが 今回の物もその方法で 
左右にネジ込むための工夫がされています




工具をばらしてみました シャフトにワッシャー類と
カラー それらをねじ込む為のナットから出来ています




シャフトの頭は8mm のアーレンキーを使い この逆端は
ナットで締め込んでいきます






片方のカラーには BB30とその裏は BB86に
対応出来るサイズになっています




このカラーは左右 2個あるのですが 両方同じでは
ないですね






この金属の調整シムが入っていますが この部分は
22-24mmの表示 24mmはホローテックⅡや FSAの
クランクシャフトの径ですが 22mmの他の物に対応
出来ると言う事なんでしょう

この辺りは私がもっと勉強する必要が有りますね





見事な枯れっぷりです 自分の役目が終わってもまだ楽しませてくれる・・・

今回ご紹介した工具は BIKEHAND YC-25BB30 バイクハンドと言うメーカーから販売されています
このメーカーの事は良く知りませんが 廉価版の工具を良く見掛けます 今回のお値段も 3150円
BB30 BB86 に兼用出来ます

この工具が必要な作業ではヘッド小物の圧入工具が代用出来るらしいですが あの工具の
部品に当る部分の形状を考えると シールドベアリングの内外両枠に上手く工具が当たらない
様に思いますがどうでしょう この位のお値段で買えるなら一つ用意しておくのも悪くはないですよね

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新フレーム スプートニク 塗装計画

2012-10-28 20:09:52 | ロードバイク スプートニク
石川県のデザインと技術を売り物にする自転車ショップ カツリーズ サイクル&デザインさんが
自社ブランドとして販売するフレーム Спутник スプートニク このフレームをお世話に
なる事になりました 現在は塗装のデザインを打ち合わせ中です




ロシアが発祥のマグネシュームフレーム その名は
Союз ソユーズ これは基本のデザインは有りますが
塗装の色などの希望は叶えてもらえます 

私も希望を細かく伝え 案として届いたのが私の希望を
全く無視した上のファイル 腰が抜けそうになるのを
何とかこらえ 連絡をしましたとも・・・

Kino: 案を頂きました・・・ 随分思っていたのと違います
    お願いしたグリーンでは難しいのでしょうか

カツリ: 頂いていた見本色は特殊色でアップチャージが結構
    発生します

Kino: そうですかあまり無理をお願いしてもいけませんね
    処でこのシートのブルーですが これはソリッド塗装
    ですか?

カツリ: 白と青はソリッドでグリーンだけメタリックの
     イメージをして下さい




ちなみに

私が希望を伝え イメージしていた塗装はまさにこれ
グリーンのメタリックで濃淡での塗り分け かなり戦闘的な
フレームに仕上がりそうでしょ?

Kino: カツリさんこのブルーと言う色が 私には昔の貸与車の
    イメージしか無いのですよ 自分の自転車には使いたく
    ない色なんです・・

注釈 貸与車とは昔日本自転車競技連盟が自転車競技の発展と
    普及の為に貸出をしていた自転車 なんとか試合で使える
    程度の部品構成だが フレームがお粗末でその色に水色が
    使われていた

カツリ: 元々がロシア製のフレームで、やぼったい処が何処かに
     有るのですが それをこのブルーで表現したかったんです

Kino: じゃブルーは良いとして薄い水色だけは避けて下さい
    紺くらいの濃い色なら自分を納得させます





これらは私が自分で塗装した時などに良く使っているシール
これを何処かに使って下さいとお願いをする

このアルカンシェルは断られました その理由とし
やはりこれは世界チャンピオンの証し その本人か
その為に使ったフレームやメーカーしか使う資格は
無いでしょう それが事業者としてのモラルです

それはその通りです私の様に個人の趣味でするのでは
ないからそれは私も納得です

ではこれらに代わるデザインを何かフレームに施して
頂きたい その旨、新たな希望を伝え次の案を待つ
事にしました




このフレームは単色と比べお値段は高くなりますが
この様に塗り分けが出来る様に案内されています
お値段は 1色塗り 126000円 3色(上記)156000円の
値段設定です

私もあまり難しい注文を出すとそのアップチャージが
少し怖くなって来ています

少し話しの展開が遅く 備忘録みたいになっていますが
フレームオーダーの楽しさを一緒に味わって下さい
私を相手にしている カツリさんはきっと大変だろうな(笑)

前回の日記 【 新フレーム計画 Спутник スプートニク 】

次の日記 【 フレームの塗装を 煮詰める 】

 
コメント (12)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DEDA ZERO100 ステム 80mm

2012-10-27 20:10:59 | 自転車部品・用品
自転車部品の中で軽量の部類に入るのでしょうか DEDA ZERO100 このシリーズは
ステムとハンドルそしてシートポストにも用意されています 今回このステムを新たに
用意しました





この ZERO100は現行の商品として現存しますが このメタルグレーが無くなり
今は白と黒色がラインナップされていると思います 人の好みはそれぞれですが
私はこのステムがズボっと壺に嵌りました この容姿は好みです






この様に私がお気に入りのステムですが 一時出荷が
止っていた時期が有ります それはクランプ部の破断
などの症状が出た為です

その後検証が行われ その原因として
ハンドルクランプに加わった、曲げの力によるもの
(ボルトの締め過ぎや外から加わった力)との見解で
商品に問題は無かったと言う事で販売が再開された
経緯が有ります

この様な事は我々が検証をする事は出来ません
それで有ればメーカー発表を 私は信じますが
これは人様々でしょう 気になる方は検索すれば
かなりの件数が出てきますので お調べになれば
良いかと思います






綺麗な形ですよね 色もあいまって何か違う世界の
ものを見ている気にさせられます




この様な軽量部品は やはりそれなりの扱いを
してやる必要が有ります ボルトのトルク管理は
良く言われますが それ以外にも細かな気遣いは
必要でしょう






今回用意したのは 80mm 少し前には今計画中の
フレームの為に 90mmを用意していました 

今回の寸法違いは ちょっとフレームの寸法を
見直しています それで少し短いステムが必要に
なりそうなので手当をしました 少し贅沢ですが
使わない方は抱いて寝ますよ(笑)





10mm違いのステム これに依って自転車のポジションも変わり乗車姿勢にも影響します
正しい乗車姿勢これは凄く大切な事で 回転部分に大きな投資をするより大きな効果が
有ると思いますよ

現在新しいフレームのデザインを煮詰めていますが もう少しで完成するでしょう
今回は新しいカテゴリーを設けご案内させて頂いています 今後をご期待下さい

コメント (14)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新フレーム計画 Спутник スプートニク

2012-10-25 20:18:32 | ロードバイク スプートニク
このブログでも奥歯に物が挟まった様な言い方で 少しずつ暗示していた
新しいロードフレーム Спутник スプートニク これの紹介をして行きたいと
思います 今回は自転車の組み立ての手順だけでは無く フレームを選び、
購入先とのやり取り等、打ち合わせから書き留めて行きます




この話はこの様にして始まった
石川県で神の腕を持つメカニックが居る
そしてデザイン業務も素敵にこなす 成田加津利さん
そのお店はカツリーズサイクル&デザインと言う・・

成田: Kinoさん新しい自社ブランドのフレームを作るけど
    乗らないですか?
Kino: 成田さんが作るんだから良いのが出来るんでしょうね
    具体的に決まれば 又声を掛けて下さいよ

成田さんは元自転車選手 全日本の名が付くタイトルホルダーで
選手の育成、指導でも力を発揮し 愛弟子をオリンピックにも
送り込んでいる そして NIPPO等日本で有数のプロチームの
メカニックでも有った その腕前は誰もが認めるところ

デザインのセンスを自転車に生かした塗装では 我々が足元にも
及ばない仕事をされる 
製作者の紹介はこの位にしておこう 私が勝てる処なんて何一つ
無いじゃないか(笑)




そして Kinoさん出来上がり入荷しましたよとの連絡

オリジナルブランド名は Спутник スプートニク
そしてマグネシュウムで作られたフレーム名は
Союз ソユーズ ロシア語で 団結などと言う意味
らしい

このロシアのフレームに拘ったのは 10年程前
成田さんが運営していたチームに供給されていた
フレームがスプートニク、それを復活させたかった
との思い入れからだそうです

何はともあれこの様に私を見込んで声を掛けて
頂けるのは嬉しく有り難い事です




このフレームは素地で日本に到着し 成田さんが
塗装を手掛けると言うもの 基本的なデザインは
決まっているが 配色などは希望を聴いてもらえる

私にもやはり希望は有る 成田さんに希望を
見本色を添え具体的に伝える






私は P.Cで図示化出来る程の技術は持ち合わせていない
それでも出来るだけ 相手に希望が伝わり易い様に努力はした
これを見て 笑わないで・・・ 私が凹みます

希望の塗色はグリーン 片方はグリーン2色の濃淡での塗り分け
もう一つはグリーンをベースにオレンジの文字入れ グリーンは
強くメタリックを希望 あまり難しい事を要求するとアップチャージ
が発生するから希望は程々にしておいた




色は中々その希望を伝えるのは難しい この私の足
お買い物自転車のグリーンは濃すぎて駄目 かと言って
あまり薄い黄緑も避けて欲しい・・・ 聞いた方はどう
受け取るのだろう




この色が良い! とアースジェットの缶を見つける
切り取って送ります と言えば家にもあるから送ら
なくても良いよとの返事 デザインが出来たら案を
お送りしますとの事 

これで色の指定も出来たし任せておけば良いね



そして・・

一通のメールが届きました
 
件名は スプートニクデザイン案
Kinoさんの希望を完全に無視してみました、怒るかな 
とのコメント付き

ファイルを開いて 倒れそうになりましたよ
もう自分の頭の中では グリーンのメタリックで
塗り分けられたフレームのイメージが出来ている訳
でしょ それがこれだから、頭の整理が付きません

もうね頭を切り替えるか 私の希望を主張するか
少し頭を整理してから連絡しよう

この様に新しいフレーム計画は進んで行きます この続きは次回に




今回の仕掛け人 成田加津利氏 私が尊敬する
自転車人です

今回のフレームは成田さんのお店で紹介されています
カツリーズサイクル&デザイン
【 大人のマグネシューム ソユーズ 】

次の日記 【 新フレーム スプートニク 塗装計画 】

コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする