Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ARAYA AERO 2 で組んだホイール メンテナンス

2014-02-28 20:11:44 | ホイール
アラヤのエアロ 2 このチューブラーリムで組んだホイールのメンテナンスをします
まずはハブのグリスアップ 分解と洗浄を行いましょう





このホイールも私が使う予定で組み 実走行 15km 程度使った後
そのまま保管していました 置きっ放しも良くないので一通りの
メンテナンスをしてやります






リムは ARAYA AERO 2 アラヤのエアロ 2 の
ポリッシュです 良く似た形状でエアロ 1 が
有りますが全く別物です






ハブは DURA-ACE HB-7600 36穴 NJS の刻印が
有ります タンジェントのイタリアン 6本組で組み
スポークは結線しています






ニップルは黒いアルミ ハトメの無いリムの内部には
アールワッシャーを使用




ハブは 120mm巾の片切りです 今回はこのハブの
分解整備を進めます






左右のハブナットを外します






分解整備に使う工具です DURA-ACE のリアハブは
14 mm のハブスパナを使います






玉押しにハブスパナ ロックナットにモンキーを
使いロックナットを緩めます






ロックナットを外し 舌付ワッシャーも外します






玉押しはこの様な形状で ハブスパナはこの様に
掛かります スパナの厚さは 2mm 程度の物が多い
ですね






玉押しを外しました






反対側からシャフトを抜きますが 内部のボールを
落さない様に気を付けましょう 
ボールを落すと弾いて何処へ行ったか解らなくなって
苦労する事になります 下にウエス等を敷いてやると
良いですね




内部のボールを取り出します






分解しながらグリスの状態やパーツの様子を良く
観察し色々な事を感じる様にする癖を付ければ
良いですよ きっと何かの役に立ちます




このハブには樹脂製のダストキャップが付いています
これは簡単に外れるので外してしまいます






内部から引き出せば良いのですが こんな
アーレンキーでも大丈夫です 手応えを感じ
ながら作業を進めます






パチンと言う手応えを感じながら外れました
ベージュ色したグリスはマイクロロンのルブリカントが
変質したものです






先日もマイクロロンが変質し硬化した物を
洗浄した時他社のパーツクリーナーでは
洗浄しきれませんでした ここでは同じ
Microlon の ENGINE TREATMENT を使います
これでパーツが綺麗になりますよ




リアハブの玉受け部 このマイクロロンの
潤滑剤が中々綺麗になりません 先程の
エンジントリートメントを使うと・・・





古い変質したルブリカントが綺麗に洗浄出来ました 実走行もほとんどないハブです
ボールレースにスチールボールの筋も付いていないですね

さて今回はここまでにします次はグリスを使い回転部を組み付け、調整しましょう
次回もお付き合い下さい

次の作業 【 ARAYA AERO 2 で組んだホイール グリスアップ 】

コメント (3)
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ピスト用ホイール 古いリムセメントの除去

2014-02-26 20:07:48 | ホイール
チューブラーホイールのリムには古いリムセメントが残ります、それを綺麗に除去
してやるのも大切な事です 汚れ方に依りその方法も異なりますが今回は
金属ブラシで掃除をしました




これも私が保管しているピスト用ホイールです
自分用に組んだ実走行 15Km位の物です




ハブは DURA-ACE HB-7600 36H
NJS の刻印が入っています




リムは ARAYA AERO 2 36H のポリッシュです
エアロ 2 このリムは珍しいですよね ほとんど
見掛けません




このホイールを使うため一度だけタイヤを張りました 
その時のセメントです 多分パナソニックのセメン
だったと思います






今回の様に固く乾燥している場合は リムセメント
クリーナーなどで拭き取るより ブラシで擦った方が
早いと思います 

作業をする時はリムより柔らかいベニヤ板や段ボールを
敷きます 固い床や地面に直接置くのは止めましょう






ごく普通の金属ブラシです 巾はリムより出ない物が
良いですね これで擦ってみます




試してみると これならブラシで大丈夫です






少し落ち難い所も有りますが こんな部分は用意していた
マイナスドライバーの先で擦って 再度ブラシを使うと
綺麗になります




リム全周が綺麗になりました エアーブロワ―で
埃を飛ばします リムの内部も注意しましょう




これがリムセメントクリーナーです 古いセメントの
状態に依りこれが良い場合も有ります






シンナー等の溶剤でも結構です 磨いた所やリムサイド等
傷を付けたくない部分などはこれで拭き取りましょう






綺麗になりました 今回の作業は前後のホイールで 1時間強です チューブラーホイールを使う以上
避けて通れない作業です 古いリムセメンを必要以上に残しておくのはホイールが重くなるだけです 
汚いな、と思った時がやり時ですね

リムセメンが柔らかくブラシが使えない時はこんな方法も有ります

リムセメントクリーナーを使う方法 【 リムセメントの 除去 】

塗装用の剥離剤を使う方法 【 リムセメントの除去 剥離剤 】

コメント (3)
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友人が TREK に乗ってやって来た

2014-02-24 20:23:32 | よもやま話
気温も低い日曜日、自転車小屋で用事を済ませていると派手な自転車に乗って
誰かがやって来ました




紫にピンク系のエアブラシ ちょっと見ない
デザインじゃないですか 
こんな派手な自転車に乗った友人は居たかな・・・




あら しょうさん じゃないですか 今までの黒色の
自転車から乗り換えたらしいです






いきなり何をしてるんですか まだ組んでから
ポジションを出している時期で工具は持ち歩いて
いるらしいです ホイールの玉当りの調整
少し触らせてもらいましたが CULT は軽いですね
これは良いですよ






トレックのマドン 私もあまり良く知らないのですが
上位のグレードらしいです それを PROJECT ONE
プロジェクトワンと言うシステムで色をオーダー
出来るらしいですね






このハンドルの形は綺麗ですね この辺りは好みも
有るとおもいますが このカンパのレバーとバランス
良く収まっています
バーテープは Lizard Skins リザードスキン 濡れた様な
感触でしょうさんの友人達の間で流行っているらしいです




脱線

しょうさんは友人達と寒い時期はシクロクロスに参戦
こんな泥の中で遊んでいます コースに水を撒いて
良い具合になった! なんて喜んでいる人達です(笑)

これは関西シクロの桂川 スタート前の風景




スタート位置に付いてスタートの号砲で皆が出て行きます
しょうさん 何してるんですか 皆が行っちゃいますよ






あら自転車を担いで帰って来ました スタートから
3m で変速機が壊れたらしい・・ 関西 CX の記録だと
大うけだったらしいですよ(笑)

※ これらの写真は知人達の物を拝借しました
  有難う・・




さてマドンに戻りましょう チェーンステーの左には
サイクルコンピューターのセンサーが入っています
この方法はすっきりしていて良いですね




あらゆるワイヤーが内臓されています リードライナーが
入っていなくてワイヤーを通すのに時間が掛ったらしいです

そんな時は穴から糸を入れ掃除機で吸ったら良いですよ・・
と独り言を言ってみる




私の自転車小屋 夏は風通しが良くてとても居心地が
良い所です でも冬は罰ゲームみたいに寒いです
足元にストーブ 身体には毛布そして暖かいお飲物で
おもてなしをさせて頂きます





自転車小屋の近くの河原に咲いています 梅でしょうか

しょうさん、もう少し暖かくなれば又寄って下さい 洗車をしてオイルアップも
是非やりましょう

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もう一つの 2013年 年末のご挨拶

2014-02-22 20:02:21 | よもやま話
実は昨年末にはこの様なご挨拶も用意していました。

大晦日のご挨拶になってしまいました 今日は皆様それぞれご家庭で
年越しの夜をお迎えの事かと思います






今年のお正月はこの新しいロードレーサー スプートニクが組み上がり この自転車で
一年を過ごすつもりでいました ただこれを組んでいた昨年末から毎日胸痛の症状が
出ていたのですが仕事の都合も有り病院へは行かずに我慢していました

2月の末に仕事が一段落したので病院へ行くと、即日入院を言い渡される事になります
病名は狭心症 検査をするとそれに加え一度心筋梗塞を起こした形跡が有り 本来なら
その時に絶命していてもおかしく無かったそうです その為心臓が 1/3 動いていないらしい・・





そんな状態でも薬を飲み続けると通常の生活には支障は無いのですが やはり激しい
運動は控えざるを得ません それでもこの新車で心拍に気を配りながら乗っていたの
ですが 心臓の限界が解らずまさに命懸けでした 元々が強い競技指向なので乗る時は
吐くまで行ってしまうのですが、さすがにもう出来ません





今回の事はブログには書かなかったのですが そんな事が有った一年でした
それ以外は今迄と同じ様に充分自転車を楽しませて頂きました 

昨年末に累計1000万件pv のアクセスを超え、今年一年で 500万件pv 程の
アクセスを皆さんから頂きました 有り難くお礼を申し上げます
どうぞ良いお年をお迎え下さい
                      2013.12.31 Kino 拝

とこの様な内容のご挨拶だったのですが 人の不幸や体調の悪いお話なんて
聞かされた方は面白くも有りません それで違うご挨拶を記事にしたのですが
こんな事が有って丁度一年が過ぎ、仕事もしています お酒も控える事もせず
普通に飲んでいます(笑) ああそんな事が有ったんだくらいに受け止めて
頂ければ幸いです

コメント (22)
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ホイールの センター調整

2014-02-20 20:12:23 | ホイール
先日ハブのグリスアップを行ったピスト用の軽量ホイール 整備ついでに振れ取り台に乗せ
点検をしたらセンターが出ていませんでした それのセンター調整を行いましょう





自分自身でもう一度自転車競技場を走りたくて組んだピスト用ホイール 
重量を測ってみると前輪 685g 後輪 755g でした このホイールの
センター出しを行います






かなり古いタイプの振れ取り台ですが 私は
これがお気に入り




このホイールを組んだ時はセンターゲージを
使わずにリムの対角に糸を張って確認していました
それがあまり良くなかったのかな?






センターゲージはこの簡素なタイプが使い易くて
良いですね Campagnolo UT-HU010






センターのボルトでセットしホイールの両面から
確認します






センターを寄せると言っても ニップルを触れば
縦振れも出ます 少し時間の掛る調整作業です






普段はあまり使う事は無いのですが 
スポークテンションを見てみましょう






スポークをカンカンに張ってテンションを上げるのは
簡単なのですが あまりやり過ぎると寿命の短い
ホイールになってしまいます この位が長く使え
良いかな・・ 換算表で見ると 65kgf 位です

片ハトメの軽いこのリム ADX-5 でこれ以上張ると
ハトメ部分が歪んで来ます




後輪もセンター出しの調整が終わりました





記録的な雪が降りましたがお花はもう明るい色をしています これは梅なのかな?

軽いリムでスポーク数の少ないホイールは難しいですねリムに少し癖が有れば
中々思う様に振れが取れません何処かで妥協が必要です でもセンターだけは
上手く出ましたよ

関連記事 【 ピスト用軽量ホイール グリスアップ 】 

 
コメント (2)
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