Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フロント インナーギアの交換

2010-07-16 20:23:49 | 自転車組立の 全てが解る
先日から自分が使い易い様にギアレシオの見直しをしている LATIDO
ラティードのロードレーサー フロントのワイドレシオに馴染めず
インナーギアを少し大きな歯数のチェーンリングに交換します






今付いているフロントギアはコンパクトクランクに 50×34T と言う
その差が 16Tと言うワイドレシオ 
今迄馴染んで来たロードは 52×48Tというクロス まあこれは何時の
時代なんだって事なんですが
アウターからインナーに落とした時 一気にクルン クルンに軽く
なるのが私には凄く違和感が有ります

じゃ前後同時変速をしろよと言われそうですが そんなに苛めないで(笑)






元々 34Tと言うギアも必要と感じていなかったので インナーリングを
交換する事にします FSA の 5ピンはトルクスネジ






最近は自転車でもこのトルクスネジを使う部品が増えてきましたね
ここで使うのは サイズが T30 のトルクスレンチ




チェーンリングを外しました 今回用意した換歯は アウター 50T
インナー 36.38T の3枚






FSA のチェーンリングはこの様なパッケージで届きます






今回はアウターも綺麗な物を使い インナーは 38Tにします
じゃ 36Tはいらないじゃないか ま、そのうち使うかも分らない(笑)








FSA の 5ピン 軽合金製で軽くて良いのですが あらら
こんな所に亀裂が入っています




じゃ補修部品のストックを見ましょう オールドカンパやクロモリの 5ピンは
買い置きして有りますが アルミの軽いのが無い・・・ この軽いのを持った
後ではクロモリを使う気になれないなあ








そうだこんなのが有った シマノのデュラ 7700 のオクタリンククランク
これは軽いピンだしこれにしましょう FSA の 5ピン 他にも不具合が
見付かったので全てデュラのピンに換えます




じゃギアを取り付けましょう その前にクランクを掃除してからね






アウターもインナーも交換しました チェーンも新しい奴だし
その方が良いでしょう そうそう FSA は PCD と表記せずに
BCD と表記するんですよ




5ピンはシマノにしました FSA の物は触っていて頼りなさを感じます
こんな所でトラブル発生は御免です ここのトラブルは走行不能に
なりますからね





この自転車を組上げてから数値では表れない感覚の部分を変更して来ました 
それがハンドル周りであったり 今回のギアレシオであったり でもこのギアレシオはこの多段ギアの
自転車に私が馴染んでいないだけの戸惑いですから皆さんはこんな事は無いかな? でも競技で上位を
目指す選手はこのフロントの 1枚が相手と競る時には結構大切なんですよね

これで自転車の組み換え作業として始めた LATIDO ラティードのロードレーサー
今迄カテゴリー 『自転車組立の全てが解かる』 にまとめて来ましたが ここでの更新は
今回で完成と言う事で 今後、この自転車の整備はそれぞれのカテゴリーでご紹介させて頂きましょう

コメント (4)
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カセットスプロケットの交換と チェーン 1駒落とし

2010-07-12 20:41:35 | 自転車組立の 全てが解る
LATIDO ラティードのロードレーサー 組上げてから乗っていますが
リアの 25Tを少し小さい歯に交換します 昔のボスフリーなら任意の
歯だけ交換出来たのですが カセットフリーになるとそうは行かない
んだな






今使っているスプロケットは デュラの 9速 CS-7700 これの歯数が
12,13,14,15,17-19,21-23-25 これを
12,13,14,15,16-17,19-21-23 に交換します

フロントが 50×34T のコンパクト このインナー・ロー 34×25T は
自転車競技というカテゴリーでは 本当に必要なんだろうか
人に聞くと良く返ってくる返事が アームストロングが坂で・・・
でも私はアームストロングじゃ無いし・・(笑)






ま、いずれにしろこれだけ選択肢の多い時代 自分が必要が無いと
思えば 必要な物に交換すれば良いですよね カセットの中間辺りの
歯はクロスの方が使い易いし 交換!






フリーにスプロケットリムバーを掛け ロックリングリムバーを装着
チェイントは厚歯用ですが使えます ロックリングの方は Park Tool の
FR-5GC と言う工具






スプロケットリムバーを保持し モンキーでロックリングリムバーを
緩めるとフリーのロックリングが外れます ここは正ネジです






後はトップギアから上に引き抜くとスプロケットは簡単に取り外せます
このカセットはまた保管しておきましょう




WR compojiti のリアハブ わずかな走行距離でシールドベアリングから
粘度の高いグリスが出てきています このハブはまだ分解していないので
フリーの構造にも興味が有るし 近いうちに分解してみましょう






フリーボディのカセット部 汚れてはいないけど古いオイルを綺麗に
拭き取り 新しいオイルを塗布 使っているのは Super Lube Oil




新しく用意したカセットスプロケットを差し込み ロックリングを
締めれば完了 この時チェイントは必要有りません







交換した DURA-ACE CS-7700 デュラのスプロケットは綺麗ですね フロントギアがクロスなら
リアが 2枚飛んでいても上手くその間のギア比を使う事が出来ますが フロントがワイドだと
そうゆう使い方が難しい 出来なくもないが大きなシフト操作が必要、昨今のロードレーサーの
リアスプロケットはクロスが良いな これはあくまでも私の私見ですよ

そうそうこのカセットスプロケット 事前に贅沢なお風呂に入れてやっています
過去日記 【 贅沢な マイクロロン風呂 】




ギアの選択も煮詰まったのでチェーンを一齣落とします 






キャパ一杯でアウター・ローをストレス無く使える様に一齣長くしておいたチェーン
ローギアを小さくしたので一齣落とせば丁度良い長さになります






インナー・トップ時のチェーンの張り チェーンを落とす前とその後
解かっていてしてた事なんですが 今迄はインナー・トップが使える
状態じゃなかった




チェーンの長さを決定する アウター×トップ時の状態
マニュアル、基本を忠実に守るなら あと半駒長いのが良い
なんて事になってしまいますが この状態でチェーンの長さの
決定は 基本の前後一齣で調整するのが現実です

チェーンの長さの基本は 【 ロード組立 チェーンの取り付け 】 
を参考にして下さい





可愛い実ですね  今迄使った事が無いギアレシオ フロントのアウターとインナーの 16T という
ワイドに戸惑いが有ります このインナーを 34T から少し大きくする事も考えています 多分そうするだろうな・・



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ロード ブレーキシュー 交換と調整方法

2010-07-10 21:17:47 | 自転車組立の 全てが解る
前回、自分好みに少し手を加えた 自転車のブレーキホルダー
今回はブレーキシューセットの交換から調整までの作業を進めます 
昔はする事が無かったトーインの調整もやってみましょう
この作業は結構手間が掛かりますが 簡単な方法もご紹介






前回シューホルダーを自家塗装した シマノ ULTEGRA BR-6700 用の
ブレーキシューセット




LATIDO ラティードのロードレーサー ブレーキの調子が悪い訳では
有りませんがブレーキシューの交換をしてやりましょう






この自転車に使っているブレーキはデュラの 7400系 ブレーキシューは
傷んだゴムをペーパーで調整しかなり残り少なくなっています




フロントから始めます ブレーキワイヤーを緩め ブレーキを
解放します 使う工具は 5ミリのアーレンキー








ブレーキゴムを取り外します ここも使う工具は同じ






取り外したブレーキシューセット この自転車を組み立てる時
ゴムの表面は綺麗に調整し その後 7~80キロ走行しました

このゴムの調整作業はこちら 
【 ブレーキゴム 整形・面出し 】






この部分は普段、掃除がし難い部分 折角だからちょっと拭いておきましょう




トーイン調整が出来るブレーキホルダーには この様なアールワッシャーを
使います






これを使う所はここ ブレーキホルダー取り付け部がアールになって
いますので ワッシャーのアール側をそれに合わせ使います
薄くグリスを塗布しています






シューホルダー固定用のボルトですが ここは水が掛かり放題
ネジ部にグリスを塗っておきます 防錆が目的です






シューホルダーをブレーキメカに取り付けます 固定ボルト
これは 4ミリのアーレンキーを使います






ここでブレーキワイヤーを仮に固定します 写真ではブレーキつかみ
と言う工具を使っていますが これは無くても出来る作業です
ブレーキつかみとはこれ 過去日記  【 ブレーキ 調整工具 】



ここからがブレーキ調整



まずブレーキシュー ゴムの位置は リムの上端から下方向へ 1ミリ
下がった所で シューの前後を同じ上下位置に取り付けます

この時、ブレーキレバーを握り シュー固定ボルトを締め込むと
下の写真の様に シューとリムが平行になります




次はトーインの調整をします トーインとはリムとブレーキゴムの間隔を
後部より前部を狭くしてやり ブレーキの鳴きを防ぐと言うもの その寸法は
後部より前部を約 0.5ミリ狭くします
 
これは結構時間の掛かる作業ですが それを簡単な方法でやってみましょう 
用意したのはレポート用紙






レポート用紙を適度な大きさに切り 何回か折り返し 0.5ミリ位の
厚さにします それをブレーキシューの後部に挟み、ブレーキレバーを
握ります そして仮固定してある固定ボルトを緩め 再度固定ボルトを
締め込みます





そうして調整したトーインがこれです 丁度良い加減に調整が出来ています このトーイン何時の頃から
始まった調整方法か不案内ですが 最近はブレーキメカの剛性も上がり必要が無いとも言われていますね




ブレーキワイヤーの張り調整 ブレーキシューとリムの間隔が 3~4ミリが
基準ですが これは自分の好みも有るので基準を大きく外れなければ好みに
合わせれば良いでしょう






ブレーキのセンター調整 左右のブレーキシューとリムの間隔を
同じにしますその調整は 写真のボルトで行います

あまり大きくずれている時は 一度ブレーキ本体の取り付けボルトを
緩め ブレーキレバーを強く握りながら再度取り付けボルトを締め込みます
その後、上記のボルトで調整をすれば良いでしょう






しっかりとブレーキ調整が出来ました リアもする作業は
同じです 最後にネジの締め忘れが無いか確認し ブレーキシューの
取替え作業は完了です





昔は握力も有りましたし 効かないと言われているブレーキでも平気でしたが、最近は同じ様にはいきません
やはりブレーキは適度に効く方が安心ですね 皆さんもたまにはブレーキシューの状態も確認しメンテをしてあげてね

で、白に塗ったブレーキホルダー どうでしょう 金色が良かったかな?(笑)

コメント (7)
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ロード ブレーキシュー 交換の準備

2010-07-09 21:04:45 | 自転車組立の 全てが解る
先日少しまとめて買ったシマノの ULTEGRA BR-6700用 ブレーキシューセット
これを LATIDO ラティードに使っている古いブレーキシューと交換する事にしました
その前に少し手を加えます






先日ご紹介したアルテグラ用のブレーキシューセット
その記事はこちら
【 シマノブレーキシューセット ULTEGRA BR-6700 】






えっ ブレーキゴムを交換するのに ここまで、ばらさないといけないの?
いや ちょっとやりたい事があって・・・




あら何かに浸かっている ちょっと有機溶剤に浸け油脂分を
除去してやります






そしてマスキング ちょっと色を塗ってお化粧をしてやりましょう
そのまま使っても良かったのですが ちょっとざらついた表面仕上げが
好きで無かったので 最初にこれを見た時に今回の事は頭をよぎりました






色はラティードが白基調なので 白色のソリッドにしましょう








何度も重ね塗りをし、良く乾燥させて塗装も完成しました 
シューホルダーにゴムや小ネジを組みましょう ブレーキゴムには
左右の区別が有り 取り付け方向を間違わない様に






オリジナルと塗装後 見た感じは随分変りました でもこの辺は
自己満足の世界ですね

すみません 一気にシューの交換~調整まで書こうと思っていましたが
まだまだ写真が有ります 長い記事になってしまうので 申し訳ないですが
続きは次回にさせて頂きます

この続きの作業 ブレーキシューの交換と調整はこちら
【 ロード ブレーキシュー 交換と調整方法 】

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ロードレーサー ハンドル交換

2010-07-01 20:28:40 | 自転車組立の 全てが解る
先日初乗りをした LATIDO ラティードのロード ハンドルが私には合わず
交換する事にしましたが 新しいハンドルが届きましたので取替えます
最近はハンドルの形状、種類も多くポジション出しも楽になったのでしょうが
そこに行き着くまでに迷いますね 今回選んだハンドルは Deda






今日は梅雨の合間の快晴 少し乗りたい処だがハンドルの取替えを
優先しましょう 私には少し大きく、使い勝手が悪かったカーボンの
アナトミック型ハンドル




ハンドルを外す前にブラケットの位置を確認しておこう






まずバーテープを剥がしました 今回はバーテープは再使用する事にします
この OGK の超薄型タイプ 手に吸い付く様な感覚で私のお気に入りですが
まあ汚れの早い事 わずかな距離しか乗っていないのにしっかり汚れています








ハンドルを外しました このカーボンのハンドル決して悪くは無いのに
使えないのは残念 身体の大きな方になら良いハンドルなんだろうな




今回選んだのは



トリプルバテットのアルミ軽量ハンドル
RHM(Rapid Hand Movement, concept) これは
ハンドル上部からバーエンド部まで素早く移動できるようにデザイン
された新しいハンドルシェイプ と言う事らしい

今回のハンドル選びは全てメーカーの Web 資料が頼り これはこれで
細かな寸法も記載されているので良いのだが 写真が少なくイメージ
するのに体力を使いました 折角だからこのハンドルの写真を少し
載せましょう







Deda ZERO 100 クランプ 31.7mm リーチ 75mm ドロップ 128mm 重量 242g サイズ 400mm (外ー外)
Deda はハンドル巾の表示は外ー外です 実測 C-C 380mm 色は黒、グレー、白が有り これはグレーです
浅曲りのショートリーチハンドル 定価は14000円弱






ハンドルのフラット部はやや扁平になっており
アウター用の溝はフラット部裏に 1本 この 2つの写真が少なく
と言うより無くて想像力をフルに使いましたよ




ドロップ部の曲がりはアナトミックとシャローの複合型です
重量は実測 249 グラム これはなんと外したカーボンハンドルと
全く同じでした




じゃ新しいハンドルを取り付けましょう ステムキャップを
締め付け STI レバーの取り付けです







ブレーキレバー取り付け位置の基本 ハンドル下部の延長線上にブレーキレバーの下部を合わせます
これは昔からの基本位置 それで合わせた位置が下の写真 これは基本ですからここから自分の好みの
位置に微調整すれば良いでしょう




少し実走しブラケット位置を決めました 基本よりやや上げた所に決定
この辺になると感覚で決めるのですが ミリ単位の調整です






バーテープを巻く前に少し細工をします






シフトケーブルのアウターをハンドルに沿わせます 私は長く
バーコンを使っていましたが そのワイヤーはここを通します
これがハンドルを握った時に丁度、指に掛かり良い具合です

これは私の好みですから ワイヤーが気になる方はあえてする
必要はないですよ




バーテープを巻きます 先日頂いたコメントでバーテープの
巻き方の話も出てきましたので その様子を見て頂きます

この白いテープは要所に両面テープを巻いています




ブラケットに短く切ったバーテープを貼っておきます






巻き方に決まりは有りませんが 私はこの方向に巻きます
これはハンドルを握る時 内側に絞る様な持ち方をするので
バーテープがその時緩まない様にする為です

下の写真はこのテープの場合 マークと文字が入っていますが
それが乗車方向から読める様に左右合わせます 新しいテープを
そのまま巻くと左右で逆になるので 私はテープを一度解いて
ハンドルに巻く準備をします




ブラケット部です あまりコテコテ巻かずにあっさりと・・
テープの端に傷が付いているのは無理に引っ張ったからでは有りません
剥がす時、両面テープが良く効いていたのでちょっと傷が付きました




フラット部の自分の好みの位置まで巻き 端末処理テープで止めます
最終部分にも両面テープを使うと良いですね
テープは重ね部分を同じ巾で重ね テープが曲がらない様に巻いてやると
綺麗です




アウターケーブルを巻き込んだハンドル部 ゴルフクラブのグリップでも
バックラインが有るのと無いのが有りますから これは好みの分かれる処ですね







私も手元変速 STI レバーは使うのが始めてなので 使い易い位置も良く分りません 
今回はこの位置にセットしましたが又変更するかも分らないですね

ハンドルを替えブラケットもドロップ部も握り易くなりました ただブラケットが 7~8ミリ遠くなりました 
これは想定外だったね

コメント (12)
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