Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

サドルの取替え

2016-07-30 21:32:40 | 自転車整備 その他 
サドルは自転車の中で最も大事な部品だと思います 普段乗りの自転車の
サドルを取り替えます





私が普段の足として使っているお買い物用自転車です 今迄使って来た古い
部品を寄せ集めて組んだ固定ギア車ですが結構重宝しています




これに使っているのが CINELLI UNICANITOR ユニカ
の革張りで、とても多くの選手が使いました 1970年頃の
発売だったと思います






サドルと言うのはそのポジションがとても大切で
1mm の違いを感じる事もあります 交換前に現状の
状態を良く記憶しておきます サドルの前後の傾斜を
見ています




サドルの前後位置の確認です






サドルの先端位置をトップチューブにマーキング
しておきます 水性のポスカはとても便利です






サドルの高さを見ていますが今回はトップチューブから
サドルの天端までの距離が 146mm です






サドルを外す前にスペアタイヤとレンチを取り外しました
車輪にはトラックハブを使っているのでパンクをした時
車輪の脱着に 15mm のレンチが必要です






シートポストは Mighty マイティの 2本締めを使って
います






ヤグラのネジを緩めるのは 10mm のスパナかレンチを
使います 狭いのでとてもやり難い作業です






サドルを外す時は後ろ側のネジを一杯緩めれば
外す事ができます






サドルを外した後のヤグラ部分です 昔の菊座から
任意の場所でサドルの固定が出来る様になった、
優れた構造です 前後のネジの締め具合でサドルの
角度の調整が出来ます




ヤグラ部分の構成部品を全て外しました






滅多に分解する部分じゃ無いのでついでに洗って
やります こんな所にも カンパグリスを使っています






そのまま使っても良いのですが一つ一つこうして
部品を触ってみると何かを感じる事も有ります








シートポストの方もパーツクリーナーとウエスで
汚れと古いグリスを拭いてやります この綺麗に
なって行く工程が好きです






アルミ部品で普段は磨けない所なのでお化粧も
してやります ピカールは適度な油脂分も与え
瑞々しく輝きが復活します








構成部品も綺麗になったので サドルの取付けに
掛りましょう




次に用意したサドルです ロールスに似ていますが
何処のメーカーの物か知らないです 薄くクッションが
入っています




組付けには Super Lube スーパールーブのグリスを
使います これについては自転車の組立てにグリス
なんて要らないよ、と仰る方もいらっしゃる様ですが 
私が長く自転車に親しんで来た経験上、長く自転車や
部品を使うなら 要所 々 には使っておいた方が良い
ですね でもこの様な事は自分が信じた方法でやれば
良いと思います








サドルのベースやヤグラ部品にも薄く塗っておきます
主な目的は錆の防止です 締め付け強度だけを考えると
この辺には潤滑剤は無い方が良いですが グリスを塗っても
固定は出来ます 固定力に不安を感じるなら摩擦増強剤を
使うのも良いでしょう




必要な部分にグリスを塗り終えました ネジに塗るのは
固着や噛り付きを抑える目的も有ります






ヤグラのネジをねじ込む部品です 丸い筒にメネジが
切ってあります






シートポスト本体に挿入しました 筒状のナットが動く事で 
サドルがどの様な角度でも固定用のオスネジが無理をしない
様になっています






レールを受けるパーツを取り付けます ここはサドルの
角度調整をする時には動く様になっています






同じ物を左右に使います レールを受ける巾は
43mm です






ヤグラの上部でこのネジを締める事でレールを
上から押え付けます




これも前後に同じ物を使います






サドルのレールはこの部分に挟まれ固定されます
この前後のネジの締め具合を調整する事でサドルの
前後角の調整を行います






先程用意していた新しいサドルを取付けました
これは自分で色々な事をやりながら取り付けます
狭い空間での作業なのでパズルの様な処も有りますね




この後サドルの位置調整を行います とても大切な作業です 
少し記事が長くなって来ました、続きは次にしましょう・・・





強い陽射しで夏らしいお天気の日 綺麗な写真が撮れました
サドルは使い慣れると中々手放すのが難しく交換するのに勇気が要るパーツですね
次回もお付き合い下さい

次の作業 【 サドルの取替え 位置調整 】 

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自転車の購入 イオンバイク AEON BIKE

2016-07-28 17:27:23 | よもやま話
自転車を買う為のお店選び これはその時の条件で様々ですが
今回はイオングループの AEON BIKE を訪ねてみました




私の自宅の近くに有る大型商業施設 イオンモールに
出店しているイオンバイクさん 今回初めてお邪魔
しました






他府県のイオンモールがどの様な規模なのか不案内ですが
ここイオンモール伊丹昆陽は充分な駐車場と敷地面積、多様な
店舗が入っています そんな施設で、ある意味一番良い場所
1階端に有る自転車屋さんが AEON BIKE です 店外にも
多くの展示車が丁寧にディスプレイされています




店内の写真撮影は少し遠慮しましたが 自転車の
展示の仕方や見る人に対する気遣いを色々な処で
感じる事が出来ます まず綺麗です




今日は Coco さんの自転車が小さくなって来たので
お誕生日に合せて買い換える為に来ています
店内の小径車を見ていましたが 普通のサイズが良い
のじゃない? とアドバイス




店外展示のブルーと同じタイプの白い奴が目に
止った様です 店員さんにお願いして跨らせて
貰っています 決断が速い、お店に入って 10分・・
決まりました(笑)






簡単な説明をしてもらいカウンターで書類の手続き
お支払も済ませました 担当して下さった店員さんが
良かったですね






納車点検をして下さる間に他の用事も済ませましょう




まず食事にします お昼が過ぎていますが
フードコーナーは人が多い 火曜日はイオンで
お買い物をする人が多いのだそうです






ここに来ると何時もこのお店にしています
関西で人気の有るラーメン屋さん神座 かむくら
確かに美味しいと思います






醤油のさっぱり系ですが 白菜の甘さを凄く
感じます ただ日によって味が多少違います
今日は当りでした






お昼と他の用事も済ませて 建物内から自転車屋さんに
入ります 確かに綺麗にしておかないと他のお店との
バランスも取れないですよね 凄く気は使っていると
思います 今迄の自転車屋さんとは違いますね






店員さんに店外まで見送ってもらい 自転車は車に
積んで帰りましょう




10 分程で到着です




現場では簡単に見ただけなので 細かな部分まで
見てみましょう






フロントブレーキはごく普通の鉄のキャリパー
ブレーキです






前照灯はダイナモ付のハブでLED ランプが昼夜問わず
点灯するタイプです






チェーンには全く汚れも無く綺麗な状態で合格です
ここは埃が溜まり易い部分なので チェックしてみると
良いですね ブレーキはサーボブレーキです






サドルはやや角が有るタイプで 荷台は専用設計
でしょうか 部品その物よりこの様なデザイン物に
お金が掛っていそうです






前カゴの形は悪くないですが鉄製です クランクも鉄で
整備の時に何時も色々と悩む BB 小物が使われています




タイヤの標準空気圧 これはJISで表示が義務付けられてます
その数値がタイヤに依り様々なのは タイヤによって特製が
違い タイヤの性能を発揮出来る空気圧がそれぞれ違うと
好意的に捕えたら良いのでしょうか






量販店で有りがちなブレーキゴムの位置調整の不備
これはしっかりとベストな状態でした この様な部品
構成で 20800円(税別)のお値段は決して安く有りません
でもそんな事は一般の人には解らないですよね もう
私も価格に見合った自転車を勧めるより 本人が気に
入ったらそれで良いのかとも思います






Cocoさんが試乗します 違和感も無く乗れる様です




ママにも乗らせて! と言って乗っていました




自分で好きな形と色を選んだ Cocoさん これは我々
自転車愛好家と違い現物を見るのが一番 多くの種類が
展示してある量販店に人が集まるのが良く解ります





オシロイバナが咲いている季節です
店舗の展示車に跨って品定めをしていたので、それは店員さんに声を掛けなきゃ駄目だよと注意しましたが
しかし他のお店で有れば店内に有る服は、自ら棚から出し品定めをするのが普通です 自転車屋さんが少し
特殊なのかも分らないですね でも自転車屋さんでは展示車に触る時は、店員さんに断るのが普通です
そして AEON BIKE イオンバイクさん 在庫量の豊富さに加え、店舗内の綺麗さと店外も含めた展示の
見事さ 店員さんの接客姿勢 とても良いお店だと思います

量販店では嫌でも比べられるお店 あさひさんはこんな所
過去記事 【 サイクルベースあさひ で買った自転車 】

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自転車 バルブの交換

2016-07-26 20:19:39 | 自転車整備 その他 
自転車であればおそらくどの様な物にも付いているチューブのバルブ
これを交換します





何時ものスポーツバイクでは有りません 電動アシスト自転車です
これにはごく一般的なタイヤとチューブが使われています






乗ろうと思ったら空気が抜けていたのでバルブを
外すと虫ゴムが破れていました 一般的にパンクの様に
空気が抜けている原因の半分位は虫ゴムの不具合では
ないでしょうか






随分前に買い置きをしていた スーパーバルブに
交換してみましょう これはバルブ内にシリコンの
駒が入っていて それがチューブの空気圧で押され
バルブの穴を塞ぐ構造です






スーパーバルブを取付けてみました もう少し奥まで
入らないのかな?






バルブのネジでねじ込んでみます
やはりこれで一杯の様です ちょっと気持ち悪いです






大丈夫な気もしますが修理道具や空気入れを携帯しない
一般車での不具合は困ります 今回は実績の有る従来の
虫ゴムを使う事にします (根性なし・・笑)








虫ゴムを適度な長さに切り破れた虫ゴムと入れ替えます
普通はそのまま入らないのでツバを付けると良いですね






虫ゴムの方も考えたらこの辺で止ります
スーパーバルブでも良かったかな?






別に冒険をする必要も無いので今回は何時もの虫ゴムに
しておきます この重い電動自転車の空気が抜けたら
扱いが大変ですから






お昼ご飯を食べていないのに気付きました お昼の時間を
外しているし近くのモスバーガーにします 歩いて来ました





こちら側の席に何時もは座らないので気が付きませんでしたが この様な素敵な物が
壁に飾られています 細い線で自転車も描かれ可愛いですね

スーパーバルブの事はこちらで詳しく書いています
過去記事 【 自転車のバルブ スーパーバルブ 】

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自転車 ハブ毛 自作物

2016-07-24 20:06:17 | 自転車部品・用品
随分昔から一般自転車に良く使われていた ハブ毛 最近は昔ほど見なくなりましたが
自転車を大切にすると言う気持ちが作らせた商品だったのかも分りません





私が選手時代に長く使っていたホイールですが使わなくなってから
ずっと手入れをしてもらえなかったロード用のホイールです






カンパのラージハブの36穴で組まれたホイールですが 
スポークはどれ位張っていたのでしょう 少し見てみます
テンションメーターのこの数値を換算表に照らしても
スポークテンションが載っていません それ位柔らかな
組み方をしています この頃はそれ程深くは考えて
いませんでしたがスポークを張り過ぎると ホイールの
寿命が短くなる事が感覚として有ったのだと思います




このホイールには自作のハブ毛 とは言えないかな
それを模した物を使っていました






ハブ毛と言うのはこの様な物ですが 何故か殆んどの物が
けばけばしい色をしています 昔は普通の自転車はもちろん
運搬車にも良く使われ ここに油を塗りハブがテカテカに
光っていた物も良く有りました 持ち主のおやっさんが
自転車を大切にしていたのでしょうね






このホイールのリムはもう使えないので分解しました
普通ならスポークを切ってしまうのですが それも
何か可哀想な気がしてニップルを緩めました






この頃のハブやリムはアルマイト加工がされていない
物が多く アルミの素肌は直ぐに錆びてしまいます
だから金属磨きのメリナやピカールは今以上に良く
使っていました 練習用のホイールには先程の
ハブ毛を使っていた事も有ります ウエスを細く
切り、輪にして取り付けている選手も居ましたね






このホイールに使われていたカンパ・レコードの
ハブはまだまだ使えるので磨きとグリスアップを
済ませています






さてこの古いハブに使っていたハブ毛は 足の
固定に使うトウストラップで作っています






私達が使うストラップは革ですが この様に片方は
三角の頭を作り も片方は切込みを入れています






それをハブに巻き 三角の頭を切込みに通します






切込みに通した後、三角のくびれた部分で90°回すと
まず外れる事は有りません






こんな事は誰に教えて貰ったのかなあ・・





昭和46年の写真ですがフロントハブに使っていますね この時のハブは
フランスの Normandy ノルマンディでした 私は 17歳 いきなり今の様な
オヤジになった訳ではありません






当時はとても重宝していました でもこんな事を
していた選手の方が少なかったかな・・





アルマイト加工がされる様になってからの部品には必要の無い物かも分りません
お家に有る普通自転車や奥さんのご婦人用自転車に付けてあげると ご主人の
株が上がるかも解らないですね

コメント (2)
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床下収納庫 整理 棚作り

2016-07-22 20:15:03 | よもやま話
木造住宅には良く有る床下収納庫 これも色々なタイプが有りますが
今回ご紹介するのはかなり大きな収納庫です そこに棚を作り整理しましょう




或る日のお昼の食事時 床下を整理したいけど
棚って作れるかな・・・ と言う何気ない相談から
始まりました






食事をご馳走になった経緯から床下を見てみる事に
します リビングの化粧蓋から下へ降りると・・
まあ下へ降りると言う事がすでにおかしいじゃないか(笑)
床下の高さが 1m40cm 位有ります






広さもそこそこ有り 21㎡=13畳ほど有ります
ただ面積が広くても家庭の荷物はそれ程、積み重ねが
出来ないので もう少し高さを稼ぎ収納容積を増やしたい
ですね






と言う事でやる事になりました 棚を作りましょう
人に相談する時は食事をご馳走すれば良い様です(笑)
レーザーレベルで縦横の基本墨を出しています 現場合せで
作って行くのでそれ程シビアには考えていません






材料は全てホームセンターで用意しました 近くに
本職も利用する材料が豊富な店が出来て大変助かります








こちらは布団収納場所 重ねると崩れ易いのがネックですね
貼ったコンパネに通気口を何ヵ所か開けておきます






一日目が終わり二日目です 今日はここに棚を作ります




昨日の棚はこの右手側 二段の棚を作り 3層に使える様に
しました 取りあえず足元に有った荷物を並べています
次の棚を作る為には床に有る物を片付けないと仕事に
なりません




棚の大きさは材料の無駄が出ない様に考えながら進めて
います これで巾は 1.8m 奥行 45cm 底はコンパネで
骨組は縦地に寸五の角材(45mm角) 横引き材は寸三(35mm角)
の材料を使っています






まだここだけでは無いので床に有る荷物を仮に
入れています 私は見た目が整う様に大きさや
形を選びながら棚に収めて行きます 
しかしご家庭の主婦は使用目的に依って整理を
して行く様です その代り姿が揃わず見た目は
良く有りません そんな事より使用勝手を優先
するのが正解なんでしょうね




布団置き場 下段の床には前後 2つのスノコを置き
底にキャスターを取付けスノコを引き出せる様にして
有ります




その後、既設のボックスに合せ材料の端材で
小さな棚を作りました




まだ続きます 一番奥に小さなスペースが有ります
90cm×90cm 程ですが 上手く使える様にしてやりましょう




置いて有った物を一旦動かしました






ここには置きたい物が決まっている様でそれに合せ
高さを決めています






元々有ったスノコを2つ合せて底にキャスターを付けました






ここに置きたいガラスケースに入ったお雛様
これをメインに考え作業を進めていました






奥行が有るのとガラスケースなので底板を引き出せる
ほうが使い易いですよね




軽い物が多かったので 使わずに置いて有った
突っ張り棒の様な棚を使い 上手く 3層に使える
様になりました





広ければ広いなりに使うので整理と言うのは難しいですよね でも子供達には
楽しそうなスペースです キッズスペースは確保したのでまたここで遊んで下さい
コンセントの増設や電灯のスイッチを新たに設けましたが それがやけに嬉しそうでした

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