Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ヒラメのポンプヘッドを取り付ける 横カム

2022-02-28 20:02:40 | メンテ 用品
自転車の空気入れのポンプヘッドで有名な HIRAME ヒラメと言う商品を SILCA シリカの
フロアポンプに取り付けます 用意したのは横カム HP-20 です





多くの自転車用品を取り扱う KUWAHARA の HIRAME と言う商品ですが このポンプヘッドの
使い易さはは他に類をみません 先日購入したシリカのフロアポンプに取り付けます




SILCA SUPER PISTA この空気入れも歴史が有り
優れた性能を誇ります






ポンプヘッドの在庫は 2種類用意しています このブルーの方は
airbone エアーボーン ZT-A15  シリカのホースには合わないので 
今回は見送ります






私自身 長く使って来た HIRAME ですが 説明書には
平目 2号 ポンプ口金 HP-20 と書かれています
これは横カムの 仏バルブ仕様です




では作業を始めます 同じするなら丁寧に進めて行きます






シリカのポンプヘッド 60.1 と言う奴ですが これを
取り外します






ポンプバンドはカシメて有りましたので 切り取りました
ホースの切り口は真っ直ぐに切った方が良いですね




ポンプヘッドを用意しました この様な環境で仕事を
進めています






このポンプヘッドには駆動部が沢山有ります それぞれが
大切な動きをします






特にする必要は無いかも分りませんが 潤滑剤を要所に
塗っておきます 塗布は少量で良いのでステンレスの上に
オイルを出します






爪楊枝の先を薄く削りました これでオイルを塗って行きます




結構繊細な小部品が駆動部に使われています そんな各部に
オイルを使いました






ホースバンドを用意します 出来るだけホースの外径に
近い物が仕上がりも綺麗です






買い置きの中からこれを選びました ステンレス製で
外径 6~15mm のホースに使えます






ホースバンドを使えば分りますが調整ネジにはかなり
力が掛かります この駆動部にもオイルを塗りました






ホースにバンドを差し込み 平目も差し込みます この時・・
実際にポンプを使う時にヒラメが使い易い方向と言うのが
有ります これは人に依ってその場所が違うと思いますが
自分の使い易い方向に合わせた方が良いですよ






ホースバンドはプラスドライバーで締め込みますが
今回はモンキーレンチを使い確実に締め付けました




これで取り付けが終わりました




取り付けに問題が無いか使ってみます






ヒラメのハンドルを開きます 横方向に操作するので
横カムと言います ヒラメには縦カムも有ります








レバーを開いた状態でバルブに差し込みレバーを閉じます
これでヘッドの装着は完了です






もしレバーの操作が硬い時や レバーを閉じてもバルブを
クランプ出来ない時は、この赤い部分を回し加減を調整します
必要以上に強く締めなくても大丈夫です それは使いながら
加減を覚えれば良いですね 
10bar まで空気を入れてみましたが不具合は有りません OK です







HIRAME 初期の発売から 30年程度経っているのじゃないでしょうか その完成度は素晴らしく
これ以上の物がこの後 出て来るのだろうかと思わせてくれます 定価 5940円(税込)
これ以上の値打ちは間違いなく有ります

コメント (4)
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フロアポンプ パッキン メンテナンス SILCA SUPER PISTA

2022-02-26 20:00:23 | メンテ 用品
先日自転車の空気入れ SILCA シリカの SUPER PISTA を購入しました これを使う前に分解し
パッキンのメンテナンスを行います パッキン交換時の参考にもなる様に作業を進めて行きます





SILCA SUPER PISTA 自転車用のフロアポンプで信頼を得ているメーカー シリカの商品です
このポンプ自体は 10年位前のシリーズですが 自転車屋さんに在庫が有ったので購入しました
これから色々な場面で使いますが、その前に分解しパッキン等のメンテナンスを行います






シリンダー上部の樹脂製の蓋を外します ここは
ビスで止まっています








2本のビスをプラスドライバーで外しました
蓋は簡単に引き抜けます






シリンダーからシャフトを引き抜きました その先端には
パッキンが装着されています SILCA の革パッキンは
サイズが 2種類有ります 今回の鉄製シリンダーには
28mm のパッキンを使います アルミシリンダーは
30mm です






シリンダーの内径を測ると 29mm 有ります
パッキンにオイルを塗り込むと 革が膨れて
丁度良くなるのかも分りません






パッキンを取り外します 革の表面に塗装や金属粉らしい
物が沢山付着しています 未試用なのに不思議です






まずナットを外しました ナットは緩み止めの樹脂カラーが
使われています




ナットの奥にはワッシャーが有ります






シャフトから全て外しました 右からナット 小ワッシャー
革パッキン 大ワッシャーです 
パッキンを外す時は 無理やり引き抜くのでは無くネジを
緩める様に回しながら作業を進めた方が良いと思います




パッキン表面の異物を取り省きます オイルを浸み込ませて
あるのでパーツクリーナーは使わない方が良いでしょう






パッキン以外の金属パーツはクリーナーで綺麗にしました






パッキンには追加でオイルを塗布します Super Lube の
多目的オイルを選びました ここで使うオイルは適度に
粘度が有った方が良いでしょう






オイル塗布後のパッキン内外の状態です しっかり湿って
いる状態が望ましいです






グリスを使います Super Lube のフッ素系グリスです






金属パーツとパッキンにも良く塗り込みます






用意が出来たので組付けます まずは大ワッシャー






パッキンをねじ込む要領で奥まで入れました




パッキンの内側には小ワッシャーです






緩み止め付きのナットをネジ込みました ※ 正ねじです






ネジを確実に締め込みます 片方のモンキーは分解時に
外していないナットに使います






もう片方はパッキン内側のナットに使い ネジを締め込みます
分解した時はかなり緩く締まっていました
目一杯締めるとパッキンからオイルが染み出して来ました 
それは良くないので少しネジを戻しました ここは自分の
感覚で決めるしか有りません




これでパッキン部分は完了です






シャフト全体にも薄くグリスを塗ります






スプリング ここにもしっかりグリスを塗った方が
良いと思います




シャフトに係る部分の用意が出来ました






シリンダーにパッキンを差し込みます この時にパッキンが
変形しない様に気を付けないといけません 慎重に差し込みました






樹脂製の蓋をビスで止めます この時に気が付きましたが
シリンダー側は穴が開いているだけで ネジは効きません
蓋にねじ込んだビスが穴に刺さっているだけでした




これで作動部分のメンテナンスは完了なんですが・・






樹脂の蓋に耐圧ホースを止める様になっています しかし
このスリットが小さく ホースをかなり変形させないと 
ホースの保持が出来ません






ヤスリを使い内部をかなり削りました これでストレス無しに
脱着出来ます 調整前は女性ではまず出来ない固さでした





これで使用前のメンテナンスは終えました このポンプは革のパッキンが使われている事が
解っていましたので 革の保湿をしっかりする為に分解しましたが パッキンにあれだけ異物が
付着しているとは思いませんでした、分解して良かったと思います 次はポンプヘッドの交換を
考えています どうぞ又お付き合い下さい 

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フロアポンプ SILCA SUPER PISTA

2022-02-24 20:00:35 | メンテ 用品
自転車用空気入れの名品 イタリアの SILCA SUPER PISTA シリカ スーパー ピスタ 歴史の有る
メーカーの商品です





1917年創業のイタリアの会社でしたが 2013年にアメリカ籍の会社に変っています
シリカが作る空気入れはとても優秀で私も随分昔から使っています そんな会社の
フロアポンプを新たに購入しました SILCA SUPER PISTA 60.1






ハンドルは木製です鉄製のシリンダーに装飾は無く
一枚シールが貼って有るだけです






空気圧のゲージは 230psi 16bar まで印字されています
トラック競技では 14bar 以上空気を張りますから 
この位の圧力で使える物が商品選択の基準になります






ホースの印字を見ると 圧縮空気 20bar ここまで耐えると
言う事なんでしょうか ホースの長さも計ってみます




短く感じていましたが 1.0m程度有ります




ハンドルの高さは 約 73cm 少し高いかな・・






ポンプアダプター これが 60.1口金と呼ばれている
物だと思います エアカプラーになっていて 先端が外せます






先端のアダプターは 米式と仏式に使えます、双方
ネジ込み式になっています






チューブラーの 仏バルブに使ってみます






バルブのコアを緩めてから アダプターをコアのネジに
ネジ込みました






ホースのカプラーをアダプターに差し込みます




実に操作性が悪いです どうしたんでしょう・・
SILCAらしくないです




元々交換するつもりではいましたがポンプヘッドは
違う物を使います






これが今も使っているポンプです 結構長く使っています
ポンプヘッドは HIRAME ヒラメの横カムを使っています
今回 新たに買ったのはこのポンプが壊れた時の事を考え
ました 直ぐに使える予備は必要です






こちらのゲージは 260psi 18bar の表示が有りますが
流石にここまでは入りません 15bar は大丈夫です






ハンドルの高さは 70cm 弱 ホースの長さは 95cm程度
使い勝手に不満は有りません






シリカの付属品の袋と保証書です この商品の発売は 2012.10 頃だと
思います だとすればアメリカ籍になる前と言う事ですが、その辺は
良く解りません 





一通りご紹介させて頂きましたが 自転車屋さんの在庫が長かった商品ですので
使う前にシリンダー部分を分解しパッキンの初期メンテを行うつもりでいます
またその様子も記事にしますので是非お付き合い下さい 

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色々な ドライバービット

2022-02-23 20:18:18 | 色々な道具
コードレス インパクトドライバーに使う為の先端ビットは実に様々な種類が有ります
今回何種類か購入したのでご紹介します





今回新たに購入したのはインパクトドライバーに使う為のビットです
一般的にドライバーと呼ばれる プラスとマイナスのビットだけではなく
色々な形状の物が存在します




今回これらを購入したのは先日インパクトドライバーが
一つ増えたのでそれに使う分も含まれています




これはプラスドライバービット 2番です 
長さは 65mm






このセンターの赤色が 2番 黄色が 1番 プラスドライバーは
番手が小さい方の先端が小さくなっています






これもプラスの 2番赤色 1番黄色です




先程の両頭ビットとは異なり 片頭ビットと呼ばれます
両頭ビットとはこの様に形状の違いが有ります
長さは 65mm




一番手前の物は 5mm のアーレンキーです これらの他にも
ソケットレンチ等のビットも有ります

これらは Aタイプビットと呼び 装着部の 六角は対辺 6.35mm 
装着部の差込寸法はクビレ部分からその先までが 13mm 有ります






インパクトドライバーは数セット持っていますが
それぞれに使い易いビットを用意しています




ドライバービットは樹脂ケースの中に入れています
しかしビットをそのまま放り込むと中で暴れます






中で暴れると音もするし他の物に傷も付きます
大人しくしてくれる様に幾らかは工夫しています





人に依って使い勝手は違うと思いますが 私は普段 長さ 110mm のビットを多用しています
今回はペン型のインパクトの用途を考え 65mmの物を主に選びました これらのビットの
耐久性はかなり高いので買い替える事は滅多にないですね

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パイプレンチ HIT1200 防錆と注油

2022-02-22 20:01:09 | 設備 水道工事
配管工事で使う工具 パイプレンチ HIT 1200 の手入れをしています 各部を磨き塗装を行い
錆止めと注油まで行います





工具ブランド HIT 1200 重さが 10kg を超える工具です 前回 駆動部の活動ブロックの
手入れを終わらせています 今回は本体に掛かります




この工具の手入れの前に同じ HIT の道具 HIT600 の
パイプレンチの整備も行っています




しばらく使わずに保管していた道具です 少し汚れも酷いので
回転工具とワイヤーカップを使い磨きます




ワイヤーカップは用途に応じて替えて行きます






このメッキ部分の錆色は パーツクリーナーで清掃した時の
拭き残しです メッキが剥げない程度の磨きをしました






本体のハンドル部分です 黒いのは元の塗装ですね
入り隅の取れ難い汚れも落としました




メッキ部分の内部も可能な所まで磨きます






本体側の刃は溝の奥まで掃除しました 





全体の磨きと掃除を終えました これから主に錆を防ぐのを目的に塗装を行います




純アセトンとウエスやブラシを使いながら脱脂を目的に
各部を拭き取ります




脱脂が終わりました 着手前と比べると随分綺麗になっています






塗装の食い付きが良くなる ミッチャクロンを吹きます








錆止めのスプレーです 透明な奴で凄く便利です
数回に分けて重ね塗りをしました 乾燥を待ちます




まる一日 室内で乾燥させました




次の行程に掛かります この後各部に錆止めを兼ねた
潤滑剤を塗布しながら組み立てて行きます






マスキングを剥がしました ここは駆動部です






事前に手入れと塗装を済ませていた 活動ブロックと
開閉調整ネジです 





組み立てる時には防錆効果が有る潤滑剤を使います Wynn's NUMBER FIVE SPRAY
友人が強く勧めてくれた商品ですがかなり錆止めの効果が有るとの事です






容器を良く振り駆動部の錆び易い部分にスプレーします






この様な部分は別容器にナンバーファイブを取り出し
歯ブラシで塗布して行きます




これは調整ネジですが 前回洗浄した後にナンバーファイブを
充分な量塗布しておきました






駆動部を組み立てて行きます






調整ネジを駆動部に入れ 活動ブロックを差し込みます




活動ブロックのネジですが これが調整ネジと噛み合い
ネジを回す事で開閉の調整が可能です






クランプ部本体側の刃の状態ですが 傷も無く良い状態です




これで組立てが終わりました




最近はアルミのパイプレンチが多くなりましたが ここに
写っているのは全て鉄です かなり重いです 今回整備した
HIT 1200 を量ると 10.8kg 有りました





これで予定していた手入れが全て終わりました 前回の HIT 600と比べると
かなり大きな道具です 鋼管の125A まで掴める道具です 
お付き合いを有難うございました

前回の作業 【 パイプレンチ HIT1200 の手入れをする 】

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