Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

シマノ ペダル アルテグラと 105 の違い

2016-06-05 20:44:43 | 自転車整備 ペダル
シマノのビンディングペダル 最近はビンディング機能を持った物が主流になっています
SPD-SL のアルテグラと 105 の違いは何処に有るのか見てみましょう






ULTEGRA PD-6700 と 105 PD-5700 の二種類です
現行のカーボンコンポジットボディでは無くアルミの
ペダルです 外見を見ると瓜二つと言う表現がピッタリです






ペダル本体の横にシリーズ名とビンディング部の
スプリングケースに品番が書かれています






まずペダルの要、回転部分ですがここは両方の
分解整備をし、目視でも良く観察しました




回転部分は補修パーツとして ベアリングは単体で
用意されていますが この写真の様に他の物は
アッセンで供給されます シマノの展開図で確認
すると アルテグラと 105 は同じ部品が使われています

この部品を組み込むペダル本体の内部に差が無ければ
“回転性能は双方同じ” と言う事になります
実際ペダル本体の内部を観察してもその違いを見つける
事は出来ません




外見はほとんど同じですが ビンディングはどうでしょう




このビンディングを分解する為には ビンディングピン
と言う長いボルトを外す必要が有ります






これがビンディングピンですが 頭の形状が違います
これについては製造原価まで解りませんが アルテグラの
六角頭の方が整備性は良いですね 105 のプラスネジは
頭が潰れやすく、整備には頭を潰さない為の技量が必要です




ビンディング部分はクリートを銜えるビンディングと
それを可動させるスプリングケース部に別れます
ケース内に収められているパーツはこの様な物ですが
互換性が有るのは スプリングと Eリングの二つです






上のビンディングと下のスプリングケースは共に
互換性は有りません






ビンディングの保持力の強弱を調整する為のアジャストネジ
これも B互換ですがその違いはアルテグラはメッキが施工
されています






それに対して 105はメッキでは無く黒い色をしています
性能より価格の差と言う処でしょうか




これらのビンディングペダル回転性能の違いはまず
有りません ビンディング部分も共通部品が有ります
じゃ使い分けるとその使用感はどうなんでしょう




今迄アルテグラのビンディングの保持力を一番
弱くして使っていました ロードレーサーに 105を
取付け、同様にバネは一番緩めて乗ってみました




まず一瞬で感じた事は クリートの保持力が凄く弱い
乗り降りが非常に楽です ただ実際に競技で使うには
さすがに弱く感じます






ビンディングのアジャストネジを 8ノッチ=約 2回転
プラス側に回してやるとアルテグラと同等の強さに
なりました これで使えば全く問題は有りません

クリートとスプリングケースに互換性が無いのが
意図的に関係しているのかも分からないですね






アルテグラと 105 ビンディングの保持力を目一杯強くして
乗る人には 105は少し問題が有るかも分かりませんが
そうでなければその違いはほとんど無いペダルですね

当時の価格差は 2~3000円だったでしょうか 人に依り
求めるもの考え方は様々ですが 私なら 105 で充分です
こんな検証を 5年前にしておけば良かったですね(笑)
※ ただ現在のカーボンコンポジットのプレートになった
  6800 5800系については全く解りません





花が咲き終わり種になっていますね この時期にどんな花だったのでしょう
落ち着いた雰囲気でこんなのも良いと思います

シマノのパーツでデュラエースの素晴らしさは皆が認める処だと思います
しかし下位グレードでもとても良い物が有ります 背伸びせずに自分が
買える範囲で良い物を見つければ良いですね

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シマノ ペダル 105 ビンディング 洗浄 組立て

2016-05-28 20:26:12 | 自転車整備 ペダル
シマノ 105シリーズ、ペダルのビンディングのメンテナンスを行っています 
特に頻繁にする必要は無いと思いますが時間の有る時に行えば良いと思います 
前回に分解を終わらせていますので、今回は洗浄し組み付けを行いましょう





シマノ 105 シリーズ PD-5700 ですが PD-6700 等のアルテグラも同じ構造をしています 
前回に分解を済ませていますので各パーツの洗浄から始めます






パーツの洗浄は綺麗になればどの様な方法でも
構いません パーツクリーナーも使っていると
自分の好みも出来てきます






ペダル本体も折角なので良く観察しておきまよう




ステンレスプレートの下に隠れていた部分です
全体に腐食が始まっています 水や汚れが溜まる
所なのでこうなってしまうのは有る程度仕方がない
ですね どうしたら防げるのでしょう・・








ビンディングピンを入れて見ました 組付けると
これを中心にビンディングが動きます 奥はペダル
本体に差し込んでいるだけで、手前のネジ込みで
固定されています ※左右共、正ネジです






洗浄が終わったので組み付けて行きます グリスは
フィニッシュラインのテフロングリスを選びました
ビンディングは大きく動くパーツでは無いので
高圧と錆びに強い物が有れば良いですね




基本的にはこのスプリングカバーにほとんどの
パーツを組み付けます




赤い樹脂のパーツと金属のアジャストプレートです






プレートにグリスを塗布し赤いケースに差し込みます








ビンディングの強弱を調整する為のアジャストボルトです
グリスは防錆の為にも塗布しておきまよう






アジャストボルトに取り付ける Eリングです






ケースの中に収めたプレートにボルトをねじ込みます






ここで注意する処が有ります ケースの突起と
Eリングの位置




突起とリングの欠けている部分を合せて装着します
これで Eリングの空回りを防ぎ、アジャストボルトを
回した時のカチカチと言う緩み止めの役割をこなします






アジャストボルトは奥までねじ込みプレートを
一番上まで引き上げておきます






スプリングを装着します これには左右に併せ
装着時の方向が有ります 分解時に覚えておいて
下さい グリスは防錆び、摩擦軽減の両方の為に
必要です






ケースにバネを入れます 方向や左右の物を間違うと
入りません 間違っても心配しなくて大丈夫です




左右のバネを入れました






ビンディング側です これとスプリングケースを
合せます






二つが合う方向も形状も決まっています そこで
お互いを合せます






ペダル本体のピンが刺さる部分やビンディングが
接触する部分にグリスを塗っておきます






ビンディングピンにもグリスを塗っています
分解時にやや錆が出ていました 防錆も大切な
整備の一つです




ビンディング部をペダルに合せ保持しておきます






ビンディングピンをペダルと黒いケースの穴に
入れて行きます 内部のバネの力で入り難い時は
プラハンマー等で軽く叩くと良いでしょう






ビンディングピンをプラスドライバーで確実に
締め込みます 大きさの合ったドライバーを
使って下さい このプラスネジの頭を潰すと
今後のメンテナンスが厄介です




これでビンディングの組付けは終わりました
左右ともする事は同じです






ペダル本体にステンレスプレートを取り付けます
本体に出ていた腐食は 磨き過ぎて表面処理が
取れてしまうとこの後腐食が余計に進む事になります
今回は軽く表面の潮吹きを除去しグリスを塗っておきます






プレートの取付けネジにはロックタイトの緩め止め剤を
使います 222は粘度の低い低強度です








この様な小さなネジが使われています このネジの頭も
直ぐに潰れます ドライバーのサイズには注意して下さい






このネジを締め付ければ予定していた全ての作業が
完了します





左右のメンテナンスが終わりました 構造を見ているとそれ程簡単に壊れる部分では
無い様な気もしますがそれでもこの理屈を知っておく意味でも一度はメンテナンスを
されると良いと思います それなりに色々と感じるものがきっと有るでしょう

前回の作業 【 シマノペダル105 ビンイングのメンテナンス 分解 】

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シマノ ペダル 105 ビンディングのメンテナンス 分解

2016-05-27 20:10:25 | 自転車整備 ペダル
シマノの SPD-SL ペダルのビンディングのメンテナンスを行います
今回は 105シリーズ PD-5700 です





シマノのビンディングペダル 105シリーズです ビンディングのメンテナンスを行います 
使用パーツにやや違いが有りますがアルテグラも同じ構造です






シマノ 105シリーズ PD-5700 まだ使用頻度の低い
ペダルです




このペダルは先日回転部分のオーバーホールを
行っています ビンディングはそれと並行して
作業を進めました








ビンディングの表から裏側へ 一周見ています






分解する前にビンディングのアジャストネジを
一番緩くしておきます 2.5mm のアーレンキーです






ビンディングの取り外しはペダル内側の
ネジを緩めます






PD-5700 にはプラスの頭のネジが使われています
アルテグラは2.5mm の六角ネジでした ここで使う
ドライバーは頭のサイズに合せた物を使いましょう






ネジにドライバーをしっかりと装着し慎重に緩めます
かなり固く締まっているので中途半端な作業をすると
ネジの頭を舐めてしまいます 押し付けの力 8割
回す力 2割の感覚です








ネジを緩めビンディングピンを引き抜きます
内部のバネの力も加わっているので少し抵抗が
有ります 傷を付けない様、プライヤーなどを
使うと良いでしょう






ビンディング部の樹脂ケースが外れました






裏側の蓋=ケースとビンディングを分離させます








ビンディングはケースだけで何も入っていません






こちらのケースの中にビンディングを作動させる為の
パーツが入っています








左右に2個入っているスプリングを外します
これは左右に加え装着の方向が有るので
良く観察してから外すと良いでしょう






左右のスプリングを外した後 アジャストボルトを
緩めて外します








ネジを取り外しました 頭付近に Eリングが嵌まっています






赤い樹脂と金属のスプリング押えパーツです




これでビンディング部分の分解は完了です






ビンディングが無くなったペダル本体です






ビンディングピンが入っていたボルト穴です






ペダル本体に装着されたステンレスプレートも
外してしまいましょう








かなり頭の小さなプラスネジが使われています 
ここもサイズの合ったドライバーを使わないと頭が
直ぐに潰れます




これでペダル本体に装着された全てのパーツが
分解出来ました





ビンディング部の構造は左右共同じです ステンレスプレートは外して見た方が良いですよ
水などが浸入する部分なので 本体の腐食が始まっている確率が高い所です
洗浄~組付けは次回にご紹介しましょう

このペダルの関連記事 【 シマノ 105 ペダルのオーバーホール/分解 】

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シマノ ペダル 105 オーバーホール 洗浄、グリスアップ

2016-05-23 20:07:02 | 自転車整備 ペダル
前回分解をしたシマノのビンディングペダル 105 今回は洗浄しグリスアップを
行います 前回に続き解り易い様に写真を多く使い、ご覧頂きます





前回分解した シマノ 105 PD-5700 ビンディングペダルです 今回は
各パーツを洗浄しグリスアップまで行いましょう




パーツクリーナーにも好みが有ると思いますが
私はこの KURE の物を良く使います スプレー後
冷たいだけで乾燥が早く結局汚れが落ちなかった
と言う物も多く有ります KUREのこの商品は
乾燥迄に適度な時間が有るのが良いですね






今回のペダルのパーツはかなり細かな物が使われています
無くすと大変困る物も有るので 茶こしに入れてから洗って
います 各パーツの洗浄が終わりました






これからグリスアップを行います パレットの上では
ボールが何処へ行くのか分からないので ペーパー
タオルを敷いています




今回のグリスはフィニッシュラインのテフロングリスを
使います 特に特徴が有る商品では有りません メーカーは
水に強いと案内しています 私の感覚ではオールマイティに
使えるグリスと言う処でしょか






ペダルのシャフト全体にグリスを塗布します 錆びを防止
する目的も有りますが 他の部品との接触が多いこの軸には
多目のグリスを使った方が良い気がしています






シャフトの一番根元、クランク側に入れるシールです
方向が有るので注意が必要です 繊細な方がペダルの
内部側です






シャフトの奥まで入れ グリスを全体に塗っておきます








黒い樹脂で出来たロックボルト 内部にグリスを塗り
シャフトの奥まで差し込みます






金属で出来たリングです とても大切な役割を
していると思いますが 実際にはペダルの内部で
どの様な動きをしているのでしょう 見れる物なら
見てみたいです






先程のリングをシャフトに差し込みます 平らな方が
ボルト側です 形状から玉受けに見えますがそうでは
有りませんね




このペダルの回転部分はボールが 2ヶ所に使われます
そのうちの奥=クランク側の玉押しはシャフトのこの
部分になります






黒い樹脂製のブッシュをシャフトに差し込みます
これ以上奥まで入らないと言う所まで押し込めば
良いです






グリスを塗布し前出のシャフトの玉押し部に ボールを
12個並べます サイズは 3/32 今迄はあまり使われ
なかった小さなサイズです






回転部のケースで左右対称の形をしています 
両端の内側が玉受けになっています






内側にグリスを塗りシャフトに差し込みます
ボールが外や内側に逃げない様に注意






クランク側のボールが上手く収まっているか
確認を忘れてはいけません 




外側の玉受けにボールを並べます こちらも 12個です








玉押しをねじ込みます こちらもボールが重なったり
逃げたりしない様に注意して下さい






ロックナットを締め込みます




玉押しに 10mm のスパナ ロックナットに 7mm の
メガネレンチを使っています ここで玉当りの調整を
してロックナットを締め込みます 玉当りの調整は
一回で決まる事はあまり無いので、気にする事は
有りません 自分が気に入るまで何度でも行って下さい
※ ガタだけは絶体に駄目です






左右の回転部分のグリスアップと玉当りの調整が
終りました




回転部分をペダル本体に組み付けます






黒い樹脂のロックボルト全体にグリスを塗っています
これはねじ込む時の抵抗を少なくする位の意味しか
無いも分りません ただペダル本体内部のメスネジの
保護と言う事では塗った方が良いと思います






ロックボルト用の専用工具 TL-PD40 を使い
確実に奥まで締め込みます 工具の頭が 36mm
程度有るので大きく口の開く工具も必要です
※ ロックボルトは 左側、正ネジ 右側、逆ネジです





これでシマノ 105シリーズのペダル PD-5700 のオーバーホールが終了しました
このペダルに限らずデュラエース以外は基本的に同じ構造ですので同様に整備を
行えば良いと思います

前回の作業 【 シマノ105 ペダルのオーバーホール/分解 】

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シマノ 105 ペダルのオーバーホール/分解

2016-05-20 20:13:20 | 自転車整備 ペダル
シマノの105シリーズ PD-5700 SPD-SL ペダルのオーバーホールを行います
沢山の写真で解り易くご案内させて頂きます





シマノのビンディングペダル PD-5700 105シリーズです DURA-ACE 以下のグレードは
基本的に同じ構造です 使用頻度の少ない今回のペダルですが分解整備を行いましょう






シマノのアルミプレートの SPD-SL ペダル PD-5700




分解に必要な工具はまずこれだけです シャフトを
外した後に次の作業へ進みます






ペダルの回転部分の分解は、この黒い樹脂の
ロックボルトを緩めます






ロックボルトを緩める為の工具 シマノの純正です
TL-PD40 これは絶対に必要です、使わないと後で
酷い目に合います






ペダルのロックボルトに工具を装着します






工具の四角部分は約36mm 有ります 少し口が大きく
開く工具が必要です ここで使っているのは設備工事で
良く使うトラップレンチと呼ばれるものです 使える物が
他に有ればこれに拘る必要はありません




結構固く締まっているのでペダル側も何かで
保持した方が良いと思います






ネジを最後まで緩めシャフトと回転部分を抜きます
※ ロックボルトはペダルの左側は正ネジ 右側は
  逆ネジです






シャフトと回転部分の一式が取り外せませた ケースの
端が茶色いのが少し気になります 良く観察しながら
作業を進めます




ペダル本体の内部デス奥にネジが見えています
入口付近はロックボルトがきつく入っている部分です





左右のシャフトが抜けました 次は回転部分の分解に進みます






先程気になったケースの端の色 左側は銀色をしています
この原因が分からないですね・・








回転部分の分解には 10mm のスパナ 出来れば
薄い物が有れば良いと思います




この回転部分の玉押しにスパナを掛けるのですが








薄いスパナと通常の物ではこの様な違いが有ります
この後上のロックナットにレンチを使いますが、通常の
スパナではレンチの掛りが浅くなってしまいます






ロックナットに使うのは 7mm メガネレンチが良い
でしょう






カップ&コーンの構造です 玉押しとロックナットの
両方に工具を使い ロックナットを緩めます








次は玉押しを外します 全て正ネジです




玉押しの奥にはボールが使われています 3/32 の
小さな サイズが 12個です






ベアリングのケースも簡単に引き抜けます






このケースに方向は有りません表裏同じ造作の様です




奥にも 3/32 のボールが 12個使われています






ベアリングのケースに隠れていた内部です
シャフトのこの部分が奥の玉押しになっています




シャフトに差し込まれた樹脂製のブッシュを
抜きます 差し込んであるだけなので少しの
手応えを感じながら引き抜けます








ロックボルトの端に金属製のリングが入っています
片方が玉受けの様な形状をしていますが そこには
直接ボールが触れている形跡は有りません








黒い樹脂製のロックボルトは差し込んで有るだけです






シャフトの一番クランク寄りにゴム質のシールが
入っています




とても貧弱な感じがします 傷めない様に気を付けないと
これだけの部品の供給はされていません






これで回転部分の分解は完了です
始めに気になったケースの色ですが ベアリングの
焼けかとも思いましたが内部まで均一に同じ色を
しています 玉受け部は白い色をしているので
焼けた訳ではなさそうです 理由は解りませんが
このまま使いましょう





左右の回転部分を分解しました 初めてオーバーホールをした時には
考えが及ばなかった事も少しずつ違う見方が出来る様になって来ました
この小さなボールと回転部分 これが本体の片側だけで脚の力を受け止めて
いる事に大丈夫なの? と感じていましたが、思いの外しっかりしているじゃ
ないのかと最近思い始めています

この後の作業 【 シマノ ペダル 105 オーバーホール 洗浄、グリスアップ 】

今回の作業で専用工具は絶対に必要と書きましたが それを使わなかった為に
ロックボルトが破損し、次の様な酷い目に合っています
過去記事 次の三部作 述べ7時間の物語は結構面白いですけどね・・ 
【 ペダルの整備 悪戦苦闘 】 【 ペダル こやつは手強いぞ 】 【 ペダル 雪辱戦の行方は 】

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