Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

シマノ ペダル 105 オーバーホール 洗浄、グリスアップ

2016-05-23 20:07:02 | 自転車整備 ペダル
前回分解をしたシマノのビンディングペダル 105 今回は洗浄しグリスアップを
行います 前回に続き解り易い様に写真を多く使い、ご覧頂きます





前回分解した シマノ 105 PD-5700 ビンディングペダルです 今回は
各パーツを洗浄しグリスアップまで行いましょう




パーツクリーナーにも好みが有ると思いますが
私はこの KURE の物を良く使います スプレー後
冷たいだけで乾燥が早く結局汚れが落ちなかった
と言う物も多く有ります KUREのこの商品は
乾燥迄に適度な時間が有るのが良いですね






今回のペダルのパーツはかなり細かな物が使われています
無くすと大変困る物も有るので 茶こしに入れてから洗って
います 各パーツの洗浄が終わりました






これからグリスアップを行います パレットの上では
ボールが何処へ行くのか分からないので ペーパー
タオルを敷いています




今回のグリスはフィニッシュラインのテフロングリスを
使います 特に特徴が有る商品では有りません メーカーは
水に強いと案内しています 私の感覚ではオールマイティに
使えるグリスと言う処でしょか






ペダルのシャフト全体にグリスを塗布します 錆びを防止
する目的も有りますが 他の部品との接触が多いこの軸には
多目のグリスを使った方が良い気がしています






シャフトの一番根元、クランク側に入れるシールです
方向が有るので注意が必要です 繊細な方がペダルの
内部側です






シャフトの奥まで入れ グリスを全体に塗っておきます








黒い樹脂で出来たロックボルト 内部にグリスを塗り
シャフトの奥まで差し込みます






金属で出来たリングです とても大切な役割を
していると思いますが 実際にはペダルの内部で
どの様な動きをしているのでしょう 見れる物なら
見てみたいです






先程のリングをシャフトに差し込みます 平らな方が
ボルト側です 形状から玉受けに見えますがそうでは
有りませんね




このペダルの回転部分はボールが 2ヶ所に使われます
そのうちの奥=クランク側の玉押しはシャフトのこの
部分になります






黒い樹脂製のブッシュをシャフトに差し込みます
これ以上奥まで入らないと言う所まで押し込めば
良いです






グリスを塗布し前出のシャフトの玉押し部に ボールを
12個並べます サイズは 3/32 今迄はあまり使われ
なかった小さなサイズです






回転部のケースで左右対称の形をしています 
両端の内側が玉受けになっています






内側にグリスを塗りシャフトに差し込みます
ボールが外や内側に逃げない様に注意






クランク側のボールが上手く収まっているか
確認を忘れてはいけません 




外側の玉受けにボールを並べます こちらも 12個です








玉押しをねじ込みます こちらもボールが重なったり
逃げたりしない様に注意して下さい






ロックナットを締め込みます




玉押しに 10mm のスパナ ロックナットに 7mm の
メガネレンチを使っています ここで玉当りの調整を
してロックナットを締め込みます 玉当りの調整は
一回で決まる事はあまり無いので、気にする事は
有りません 自分が気に入るまで何度でも行って下さい
※ ガタだけは絶体に駄目です






左右の回転部分のグリスアップと玉当りの調整が
終りました




回転部分をペダル本体に組み付けます






黒い樹脂のロックボルト全体にグリスを塗っています
これはねじ込む時の抵抗を少なくする位の意味しか
無いも分りません ただペダル本体内部のメスネジの
保護と言う事では塗った方が良いと思います






ロックボルト用の専用工具 TL-PD40 を使い
確実に奥まで締め込みます 工具の頭が 36mm
程度有るので大きく口の開く工具も必要です
※ ロックボルトは 左側、正ネジ 右側、逆ネジです





これでシマノ 105シリーズのペダル PD-5700 のオーバーホールが終了しました
このペダルに限らずデュラエース以外は基本的に同じ構造ですので同様に整備を
行えば良いと思います

前回の作業 【 シマノ105 ペダルのオーバーホール/分解 】

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シマノ 105 ペダルのオーバーホール/分解

2016-05-20 20:13:20 | 自転車整備 ペダル
シマノの105シリーズ PD-5700 SPD-SL ペダルのオーバーホールを行います
沢山の写真で解り易くご案内させて頂きます





シマノのビンディングペダル PD-5700 105シリーズです DURA-ACE 以下のグレードは
基本的に同じ構造です 使用頻度の少ない今回のペダルですが分解整備を行いましょう






シマノのアルミプレートの SPD-SL ペダル PD-5700




分解に必要な工具はまずこれだけです シャフトを
外した後に次の作業へ進みます






ペダルの回転部分の分解は、この黒い樹脂の
ロックボルトを緩めます






ロックボルトを緩める為の工具 シマノの純正です
TL-PD40 これは絶対に必要です、使わないと後で
酷い目に合います






ペダルのロックボルトに工具を装着します






工具の四角部分は約36mm 有ります 少し口が大きく
開く工具が必要です ここで使っているのは設備工事で
良く使うトラップレンチと呼ばれるものです 使える物が
他に有ればこれに拘る必要はありません




結構固く締まっているのでペダル側も何かで
保持した方が良いと思います






ネジを最後まで緩めシャフトと回転部分を抜きます
※ ロックボルトはペダルの左側は正ネジ 右側は
  逆ネジです






シャフトと回転部分の一式が取り外せませた ケースの
端が茶色いのが少し気になります 良く観察しながら
作業を進めます




ペダル本体の内部デス奥にネジが見えています
入口付近はロックボルトがきつく入っている部分です





左右のシャフトが抜けました 次は回転部分の分解に進みます






先程気になったケースの端の色 左側は銀色をしています
この原因が分からないですね・・








回転部分の分解には 10mm のスパナ 出来れば
薄い物が有れば良いと思います




この回転部分の玉押しにスパナを掛けるのですが








薄いスパナと通常の物ではこの様な違いが有ります
この後上のロックナットにレンチを使いますが、通常の
スパナではレンチの掛りが浅くなってしまいます






ロックナットに使うのは 7mm メガネレンチが良い
でしょう






カップ&コーンの構造です 玉押しとロックナットの
両方に工具を使い ロックナットを緩めます








次は玉押しを外します 全て正ネジです




玉押しの奥にはボールが使われています 3/32 の
小さな サイズが 12個です






ベアリングのケースも簡単に引き抜けます






このケースに方向は有りません表裏同じ造作の様です




奥にも 3/32 のボールが 12個使われています






ベアリングのケースに隠れていた内部です
シャフトのこの部分が奥の玉押しになっています




シャフトに差し込まれた樹脂製のブッシュを
抜きます 差し込んであるだけなので少しの
手応えを感じながら引き抜けます








ロックボルトの端に金属製のリングが入っています
片方が玉受けの様な形状をしていますが そこには
直接ボールが触れている形跡は有りません








黒い樹脂製のロックボルトは差し込んで有るだけです






シャフトの一番クランク寄りにゴム質のシールが
入っています




とても貧弱な感じがします 傷めない様に気を付けないと
これだけの部品の供給はされていません






これで回転部分の分解は完了です
始めに気になったケースの色ですが ベアリングの
焼けかとも思いましたが内部まで均一に同じ色を
しています 玉受け部は白い色をしているので
焼けた訳ではなさそうです 理由は解りませんが
このまま使いましょう





左右の回転部分を分解しました 初めてオーバーホールをした時には
考えが及ばなかった事も少しずつ違う見方が出来る様になって来ました
この小さなボールと回転部分 これが本体の片側だけで脚の力を受け止めて
いる事に大丈夫なの? と感じていましたが、思いの外しっかりしているじゃ
ないのかと最近思い始めています

この後の作業 【 シマノ ペダル 105 オーバーホール 洗浄、グリスアップ 】

今回の作業で専用工具は絶対に必要と書きましたが それを使わなかった為に
ロックボルトが破損し、次の様な酷い目に合っています
過去記事 次の三部作 述べ7時間の物語は結構面白いですけどね・・ 
【 ペダルの整備 悪戦苦闘 】 【 ペダル こやつは手強いぞ 】 【 ペダル 雪辱戦の行方は 】

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ペダルの玉当り調整 SPD-SL アルテグラ

2016-05-02 20:17:29 | 自転車整備 ペダル
先日グリスアップをしたシマノのビンディングペダル SPD-SL ULTEGRA PD-7400
これの玉当り調整を確実に行いました





先日友人から依頼を受けてグリスアップを行ったビンディング用ペダルです
自転車に乗るとシマノの赤いクリート、遊びが無いタイプを使っているのに
僅かにフローティングするので玉当りにガタが有るのではないかと言う話でした








グリスアップ時に当然玉当り調整をしてペダル本体を
組付けるのですが、この時にガタを感じる事は無い
仕上りにしています






実際に自転車に取り付けた時にはどうでしょう
私の自転車に取り付けて試してみます 私の
使っているペダルはアルテグラ PD-6620です






グリスアップを終えたペダルに交換しました






回り具合と手に持っても遊びを感じす 特に問題は
有りません




左側はどうでしょう 友人が違和感を感じていたのは
こちらです あら、少しガタを感じます ほう〜左右
同じ様に調整しましたがこんな事が起るのですね




これでは整備を引き受けた意味が有りません調整を
やり直します






元々回転部分はこの小さな所でそれを樹脂製の黒い
ロックボルトで全体を受け止めています 回転に
ガタは無くとも多少ペダルが動くのは事実です




それと回転にガタを感じるのは別問題 少し渋めに
玉当りを調整しました








再度自転車に取り付けて確認します 色々な
方向から試してみましたが今度は大丈夫です





今回はアルテグラでしたが 下位グレードのペダルで同じ構造を持っているものは
最終的にはこの様に玉当りの確認はした方が良いですね 整備台の上だけでは
感じる事の出来ない遊びを感じる事が出来ます 確認せずに返却していたら下手な
整備と言われる処でした(笑)

関連記事 【 ペダルのグリスアップ アルテグラ PD-6700 】

※ この後、友人にもこの状態を確認してもらい引き渡しました 整備前とローラーで比べてもらうと
  やはりガタを感じるとの事です 手にベアリングの玉を感じる位渋い調整ですが駄目な様です
  シマノはペダルの内部一式をアッセンで用意しています 新しい時の状態に戻すには内部のパーツを
  交換するしか無いのかも分かりません それはこの様な品番です Pedal Axle Assembly 右Y45J98030
  左Y45J98020 これは 105シリーズ PD-5700 にも同じ物が使われています

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ペダル SPD-SL ビンディングの分解整備

2016-04-25 20:08:57 | 自転車整備 ペダル
最近のペダルはビンディング機能を備えた物が多く使われます、普通はあまり
分解して手入れはしないと思いますが 今回は内部の清掃をしメンテナンスを
行いました






先日回転部分のグリスアップをした シマノ
アルテグラの SPD-SL ペダルです 今回はこの
ビンディング部のメンテナンスを行いましょう






回転部分はすでに分解し、ペダル本体だけになっています 
ビンディングの手入れをするのに普通はここまで必要有りません 
今回は回転部分のグリスアップと並行して行っています






ビンディングの外見です アジャストボルトと
インジケーターが見えています






分解する前にアジャストボルトでバネを一番緩めて
おきます 2.5mm のアーレンキーです






ビンディングの取り外しはペダル本体の横に有る
ボルトを緩めます ここも 2.5mm 正ネジです








取付けネジ、ビンディングピンを引き抜きます
少し強い手応えが有ります






これでペダルからビンディングが外れました






ビンディングは 2つのケースに別れます






シマノの展開図では 上がビンディングと言うパーツ
らしいです 下がスプリングカバーに入った複数の
パーツです






カバーの中には2つのスプリング




ケースの中に赤いアジャストプレートが見えています
これも簡単に取り出せます






ペダル本体についているのはボディカバー 
ついでにこれも外しました






特に難しい処は有りません 各パーツには
取付けの方向が有るのでそれは良く覚えて
おきましょう




パーツを綺麗に洗浄しました ここでは KURE のパーツクリーナーを使いました
ここも作動部なので潤滑剤は必要ですが どの様な物が使われているのか
分り難かったです




ここも Super Lube スーパールーブのグリスを
使います あまり吸着力の無いグリスなので
汚れを呼び難くくて良いでしょう








アジャストプレートのスプリングが当る所に
薄くグリスを塗ってスプリングケースの中に
収めます






スプリングアジャストボルトです






このボルトの頭寄りに Eリングが付きます
ここはグリスが欲しいですね








アジャストボルトをスプリングプレートに捻じ込みます 
最後まで締め込めば良いです 赤いプレートが一番
上まで上がります 2.5mm のアーレンキー






ケースの中にスプリングを入れます 良く形状を見て
曲がった方がプレート側で真っ直ぐな方がケース穴に
入ります 








スプリングはこんな感じです ここではそれ程
苦労する事は有りません




両方のスプリングを入れました






パーツを組み込んだスプリングケースを
ビンディングに合せます








ペダル本体に組立てたビンディング部を取り付けます








グリスを塗ったビンディングピンをペダル外側の
穴から差し込みます 内部のスプリングが競るので
少し抵抗が有ります プラハンマー等で軽く叩いて
やると良いですね






ピンは 2.5mm のアーレンキーでしっかりと
締め付けます 新品時には緩み止め剤が
使われていたのでその様な所は注意が
必要です






これでビンディング部の手入れは完了です






ペダル本体のボディカバーです ついでだから
ピカールで磨いておきます




多少は綺麗になりました(笑)






カバーの取付けにはネジの緩み止め剤 LOCTITE
ロックタイトを使っておきます 222 は中強度です




取付けはプラスネジですがこのネジの頭は
つぶれ易いので気が抜けません 0.6~0.8N-m








これで一連の作業が終わりました





随分綺麗になりましたね気持ちが良いです それ程頻繁に手入れをする部分では
有りませんが気が向いた時にしてやれば良いと思います ここで不具合が出ると
競技では走れないですから点検はしておきたいですね

関連記事 【 ペダルのグリスアップ アルテグラ PD-6700 】

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ペダルのグリスアップ SPD-SL アルテグラ

2016-04-21 20:09:43 | 自転車整備 ペダル
前回ペダルのグリスアップの為に分解した SPD-SL ULTEGRA PD-6700 今回は
各パーツの洗浄をしてから組立と調整を行います





前回分解をしたシマノのアルテグラ SPD-SL ペダル PD-6700 これの洗浄を行います
アルテグラ以外の下位グレードも同じ構造をしていますのでご覧下さい






今回の油脂汚れの洗浄には SPIN スピンの
パーツクリーナーを使います とても洗浄力の
強いクリーナーです






今回のペダルにはかなり小さなベアリングのボールが
使われています 無くすと面倒なので注意しながら
洗います






他のパーツも綺麗に洗浄しました ステンレスの
パレットの上で小さなボールが落ち着かないので
今回はキムワイプをパレットに敷いています






今回は Super Lube の多目的グリスを使います
粘度のやや低いサラッとした質感です






ペダルシャフト全体にグリスを塗布します






最初はゴム質のシールをシャフトに差し込みます
これには方向が有るので注意して下さい






シールリングを奥までいれ 次に黒い樹脂で出来た
ロックボルトを装着します 差し込むだけです








次は丸い金属で出来たリングです これも方向が有り
平(たいら)な方がロックボルト側です 各パーツには
多目のグリスを塗布した方が良いと思います
このリングの少し上側のシャフトが玉押しになっています






黒い樹脂のブッシュをシャフトに入れます これも
方向が有ります、入る所まで押し込んで下さい






これからスチールボールを使います 凄く小さな
サイズが使われています 呼び 3/32 2.3812mm
が一ヶ所に 12個使われています




先程入れた金属のリングにグリスを塗布して 
ボールを12個並べます






金属のスリーブ状のパーツですがこれの両端が
玉受けになっています 内部にグリスを塗って






シャフトに差し込みます スチールボールが上手く
金属スリーブの玉受けに収まる様に、回転させるなど
工夫して下さい シャフトに有る玉押しとスリーブの
玉受けの間にボールが入っている事を要確認です






奥のベアリングが上手く収まったら 手前の玉受けに
グリスを塗布してボールを 12個並べます








玉押しをシャフトに装着します ボールが逃げない様に
注意しながら奥までねじ込みます






ロックナットです 玉押しに当たるまでねじ込みます






小さな回転部分ですがガタが出ない様に玉当りの
調整を行います 集中して行えば指先でガタや
当り加減を感じる事が出来ますよ
工具はロックナット 7mm 玉押し 10mm の工具を
使います






玉当りの調整が終わりました これは従来の
カップ&コーンの調整方法と一緒です






ペダル本体に今組み付けたシャフト一式を取り付けます
回転部分にはグリスを追加で塗っています






黒いロックボルトをペダル本体の内ネジに締め込んで
行きます ネジが固くなれば専用工具を使います
シマノ TL-PD40 ロックブッシュ工具
※ 左は正ネジ 右は逆ネジです






工具を装着しレンチで締め込みます 締まる所まで
目一杯締めれば良いです 工具の頭は約36mm の
大きさが有ります




ロックボルトを奥まで締め込み はみ出たグリスを
綺麗に拭き取れば完成です





このペダルの回転部分を見ると掛る力の割には小さく細かな構造ですが、使っていて
全く不安を感じ無い良い造りをしていますね たまにグリスアップをしてやれば良いと
思います

前回の分解作業 【 ペダルのグリスアップ アルテグラ PD-6700 】

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