Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

季刊紙 cycle サイクル

2012-09-30 20:11:57 | よもやま話
私の本職は給排水衛生設備 設計、施工 街の水道屋さんと言った方が通りが良いでしょうか
お陰様で仕事が少々忙しく自転車整備が出来なくて楽しみにして頂いている方々には 
申し訳なく思っています そんな時に自転車の季刊紙 Cycle サイクルと言うものを頂きました 
中々面白い紙面です、少々覗いてみましょう






今手掛けている仕事は神戸市の高級住宅地での
新築住宅 個人情報に関わるのであまり詳しく
写真もお見せ出来ないのですが これはトイレの
床下の配管です この後、床を組み間仕切りなどが
出来て行きます 結構綺麗な配管が出来ました

給水と給湯配管が進んで行くと水漏れの確認を
する為水圧テストを行います 水圧は17.5kg
掛けるのですが これは凄い圧力ですよ






この現場の帰路に 西宮市に有る笹舟倶楽部さんが
有ります まあちょっと変わった喫茶店です






お店の前はこんな状態で自転車屋さんに間違われても
仕方が無いですね この看板もうなずけます




お店の中も見事な雑貨が多数有ります 女性などは
見ているだけで楽しいでしょうね 一度脚を運ばれても
良いのじゃないかな・・・

【 笹舟倶楽部 】 10:00~22:00 木曜定休日




そんな笹舟さんで 自転車の季刊紙 Cycle を
頂きました 発行元は大阪市の会社になっています








手に取り裏側を見ると ARAYA アラヤの広告
歴史の有る会社で以前は実業団の選手も在籍し
頑張っていた会社ですね 

新家工業とツバメ自転車 何か随分と懐かしく
まだ頑張っているんだ と嬉しくなってしまいます






ページをめくると最初の記事は ガールズケイリン
中々面白く書かれています 少し間違った事も書か
れているがこの辺は愛嬌で済まされるかな?

次のページではアメリカ ボストンでの レンタサイクル
30分以内なら無料でこれを始めたら交通渋滞が緩和された
など結構好評らしいですね






ページを進めると 女性目線で書かれた自転車ウェアの
優しい記事 タウンユーザーには嬉しい内容ですね

その反面やや男の匂いのする FUKAYA 深谷産業の
広告 MINOURA ミノウラのローラーが良い雰囲気を
出しています




これは発行元が販売予定の 自転車手帳のお知らせ
自転車レースの日程や 主要選手の誕生日 自転車道マップ
など盛り沢山 お幾らなんだろう、良いかも分らないですね

右側は歩行にも自転車にも使える CATEYEの FITの広告

この季刊紙、女性目線に併せレースの事にも触れ中々
良いですね 読んでいて楽しい紙面でした





爽やかなブルーとそのつぼみ 気持ちの良い写真です

仕事が忙しくて二つの事を一緒に出来ない性格 自転車が触れずにいます
間違いと期待を裏切ってはいけない仕事 これがまた遣り甲斐が有ります
もう直ぐで現場も落ち着くと思いますので自転車整備は少しお待ち下さい 

 
コメント (4)
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Campagnolo ピスト用クランク

2012-09-26 20:22:08 | 自転車部品・用品
先日から手持ちのピスト用クランクをご紹介していますが 今回は
カンパニョーロのクランクを見てみましょう 1970年以前の部品です




Campagnolo PISTA 日本で発売されたマイティコンペの原型ではないかと良く言われる
クランクです この当時の PCDは 151mm かなり硬い材質だと感じます
これは実際にマイティコンペからこのクランクに替えた時 乗り味として
はっきりとその違いを感じる事が出来ました




このクランクは私の先輩が使っていたのを
譲り受けた物ですが その方は素晴らしい実力の
短距離選手このクランクで日本記録も出しています






Campagnplo のマークこれに憧れる自転車愛好家は
大変多いと思います でも現在は多くの販売店や
Webショップなどで購入できるからそれ程 貴重な
物では無いのかも分らないですね






クランクの裏側にはトラック用を表す PISTAと
長さを表す 165の文字が刻まれています






クランクを横から見ます 同じ時代 1970年頃の
スギノのマイティコンペはもっと厚みが有りますが
カンパはかなり薄く感じます 

このクランク同士を当てるとカンパは凄く澄んだ
高い金属音がしますこの辺でも材質の硬さを感じ
させますね






ギア板は SUGINO MIGHTY COMPE マイティコンペ
BIA刻印の古い物が装着されています 

これに特別な意味は無く 最後に使ったギア比が
46×14tの練習ギア カンパの 46枚を持っていない
からです カンパの歯は凄く良く出来た歯ですが
50tを買っただけで、選手時代に何枚もおいそれと
買えるお値段でも無かったですね





凄く白色が鮮やかで綺麗なお花ですね 清々しい気持ちにさせてくれます

Campagnolo このクランクに関して言えば当時の国産の物と比べ凄く違いが
解る商品だったと思います 中長距離を主に走っていた私が感じるくらいで
すから短距離選手は一瞬の出脚でもっと感じる事が出来たのじゃ無いでしょうか

これと同じクランクは競輪競走では当時使えませんでした それはご存知の様に
BIAの認可を受けていないから使えない このカンパのマークを消しスギノの
王冠マークを刻んでいるクランクを見た事が有ります そこまでして使いたいと
思わせるクランクだったのでしょう 素晴らしい部品だと思います

コメント (8)
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スギノ エアロマイティ ピスト用クランク

2012-09-22 20:07:55 | 自転車部品・用品
少しピスト用クランクの記事が続いていますが SUGINO AERO MIGHTY
スギノ エアロマイティのピスト用クランクを見てみましょう この頃に会社名が
(株)杉野鉄工所からスギノテクノに変わっています





スギノテクノからこのクランクが発売されたのが 1982年頃 当時レース用モデルの
最上級の位置付けをされていました ただこの辺りの事は私の記憶と少ない資料で
書いているので間違いも有るかも分りません






スギノの箱には違い無く、これに入れて保管していますが 
これがエアロマイティの箱かどうかは良く分りません




箱から出してみました かなり柔らかい印象の
デザインです






5アーム部とクランク本体の AERO MIGHTY の彫物
今迄に有った王冠に Sのスギノのマークが無くなって
いますね

このクランク取り付け部からセンターでは無く 
オフセットされペダル方向へ延びるラインに特徴が
有ります 数量限定で発売されたギネスのデザインも
この様なラインじゃ無かったでしょうか




本体も 5アームもかなり丸みを持ったデザインです






クランクを正面ではなく横から見るとこんなに
薄く感じます クランク裏の刻印 165mmの長さと
NJSのマークが印されています






クランクの裏側ですが 先日のスーパーマイティの
シャープなものから かなり面を落とした形状に
変更されています しかし製造工程で出来るバリ
これを綺麗に処理をすればもっと綺麗なクランクに
なるのに大変惜しいですね

まあこんな事は製造側も充分承知なんでしょうが
それが出来ない理由がやはり有るのでしょうね





少し地味な写真ですが これからオレンジ色に咲く花のつぼみです、可愛いですよね

今回は色々なクランクを紹介していますが 全て四角テーパーのコッターレス
以前は絶対的な主流で有ったこの規格 この様な物も最近は各社独自の規格を
作り、少し目を離すと知らない物が出ていたりします 何時までも勉強ですね

コメント (13)
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SUGINO SUPER MIGHTY ピスト用クランク

2012-09-19 20:14:01 | 自転車部品・用品
SUGINO スギノのクランク 少し前の部品ですが SUPER MIGHTY
スーパーマイティ 四角テーパーのコッターレスクランクを見てみましょう





SUGINO ENGINEERING CORPORATION とカタログなどに記載されていますが
これが今のスギノの社名なんでしょうか 約30年前にスギノテクノと社名が
変更されていますが この会社、あまり自社紹介の資料が有りません

この写真のクランクが SUPER MIGHTY スーパーマイティ 部品の位置づけは
マイティコンペの後継部品と言って良いでしょう これは 1978年 トラック用は
それまで PCDが 151mmだったのが 144mmになって登場しています

※この辺の事は私の記憶に頼る処がほとんどです間違いも有るかも分りませんので
 その辺はご承知おき下さい その様な間違いが有れば是非ご指摘下さい
 追記等で訂正などさせて頂き記事が確実なものになれば嬉しく思います






シルバーに黒くクランクが描かれた箱に入っています
箱は他の物と共用なのか SUPER のシールが貼ってあります





箱から出してみましょう




しっかりと彫り込まれた王冠に Sのマーク




今迄のスギノでは見掛けなかった はっきりした
印象の文字 SUPER MIGHTY






クランクを横から見ると マイティコンペよりかなり
肉が削り落とされていますね 裏にはクランク長を
表す 165と NJSの刻印が有ります






右側クランクの 5アームの肉抜き マイティコンペでは
無垢のままでしたが これはマイティカスタムやビクトリーで
すでに肉抜きはされていたんだったかな?




この角度はクランクが実に綺麗に見え私は好きです
でも少々シャープさに欠けるクランクだと感じます
これは好みの分れる処でしょうね






裏側から見たクランク こちらから見ると5アームの
角もシャープで中途半端な丸みが付いていません 
良いじゃない(笑)




これはクランクとのセットになった フィキシング
ボルト部のセンターキャップ 金属製です






これはアーレンキーで締め込む様になっていますが
競技者はあまり付けないですね 
ボルトが保護されて良さそうに感じますが この穴から
入った水などが抜けずフィキシングボルトがえらい事に
なります・・・

このキャップと共に今回ご紹介したクランクは
ほとんど使った形跡が無いくらいに良い状態です





王冠に Sの誇らしげなマーク この頃の社名はまだ (株)杉野鉄工所でしたね

私も高校卒業時 就職先の候補とし杉野鉄工所へ自分で手紙を書き就職表を
請求した事が有ります その時は縁が無く進学をする事になりましたが 
当時の穏やかな、布袋(ほてい)さんの様な容姿の社長は自転車競技発展の
為に尽力を尽くされた方でした

コメント (4)
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フラメンコダンサーの愛車を 整備する

2012-09-18 21:14:44 | 自転車整備 その他 
私の友人でフラメンコダンサーの美しい女性が居ます その方の愛車を
今回は整備させて頂きました 普段の足にされている自転車、良い状態に
してみましょう





フラメンコダンサー真由美さん(本名) 整備前に
お昼になったのでまず食事から ネパール料理屋さん
このナンの大きさに 驚きを超え笑ってしまいます




これが彼女の愛車 PASTORA パストーラ号
アルミフレームにカーボンフォーク フロントが
シングルのカジュアルバイクです 市販の完成車
では有りません






彼女の自宅で整備をしようかと思ったのですが
色々な事がしたかったので 私の自転車小屋まで
来て頂きました

チェーンのオイルが枯れると自分でオイルを差します
と言うだけあってオイル乗りの良いチェーンをしています





ではメンテスタンドに乗せて整備をしますが最初にするのは洗車 これは大切な作業です




何時もの様に WAKO'S ワコーズのフィルタークリーナー
を使い油脂汚れの洗浄から始めます






フィルタークリーナーを刷毛で塗るだけですが
古いオイルの上にオイルを重ねて塗っている
自転車はこの様な汚れ方をしています




フィルタークリーナーは水で洗い流します 水を掛けると
白く白濁しますが 水が透明になればそれでオーケイ

この後、中性洗剤(キッチン洗剤で良いですよ)を希釈し
スポンジで全体を洗ってやります 詳しい洗車の方法は
是非こちらをご覧下さい
【 自転車の洗車 レースメカニックはこうする 】






洗車が終わったので各部を点検して行きます
先日彼女がこの自転車で転倒してから 少し音がする
と言う事です 変速機にも傷が付いているので まず
ディレーラーマウントを疑ってみましょう






このアルミ素材で出来たマウント金物 ほとんどの物が
何がしかのネジで止めて有ります ここは良く緩んで
いますがこれも音鳴りの原因です、必ず点検をした方が
良いですね






そしてリアエンド周りの歪みの点検をする為 リア
ディレーラーを外します






ここで使う工具は HOZAN C-336 変速機取付
ネジにセットします






このゲージを用いゲージとリムの間の寸法を数ヶ所
チェックします 上の写真はホイール下部 寸法 23mm
下の写真はホイール上部 寸法 42mm これだけ歪みが
有れば 要修正です この道具で歪みを取って行きます

この寸法を測る時はホイールの振れが出ていない事も
大切です ゲージを取り付ける前に触れ取りは終わらせて
います




これからも整備を進めますが 今の間に美装もして
おきましょう フレームや部品の金属部にワックスを
使い 汚れ落としと艶を与えてやります






整備前と整備後のリアブレーキ ブレーキの引き代を
ワイヤーのクランプで調整 オイルも要所に回して
います






掃除のし難いチェーンホイールの裏も洗車で
綺麗になりました 乗って違いを感じる大切な
チェーンには丁寧にオイルを与えてやりました






そして今回の大きな課題 どの様な原因か確定は出来ない
のですがチェーンが頻繁に脱落するらしいです ほとんどが
内側への脱落 我々の自転車ならチェーンキャッチャーで
解決しますが このシングルギアにそれを装着しても用途違い
効果は望めないでしょう

そこでダミーのフロントデイレーラーを取り付け
変速機を固定したまま後ろの 8速に対応するのは少々骨でしたが
時間を掛け微調整をする事で トップもロー側もチェーンを擦らない
処まで持って行けました その隙間は上下共 0.5mm

もう少し下に装着したかったが ボトルケージの台座が有り困難
ギア板も 44tだし仕方が無いですね これで効果が有れば良いな 
結果が楽しみです




その他ヘッド小物の緩みの調整も済ませ 完成
凄く状態の良い自転車になりましたよ





before after で少し見てみましょう



オイルも汚れも良く乗っていたリアスプロケット 
洗車とオイルアップでこんなに綺麗に・・







良く汚れていたリアディレーラーも Kinoマジックでご覧の通り いやいや誰がやっても
同じ様に綺麗になると思います(笑)





整備と美装が終わった愛車の横で真由美さんも喜んでくれました 自転車は転倒で
壊れてもいくらでも直しますが怪我はなされに様に・・・ 今回も足首の捻挫を
したらしいですが またカッ飛んで行くんだろうな(笑)

少々長い記事になりましたが 美しい方の写真に免じお許しを頂きたいと思います

コメント (8)
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