Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車用語 ペーサーとは

2016-03-05 20:17:47 | 自転車用語 言葉
自転車競技を行う上でトラック競技の場合 何人もの競技役員が居ます
それぞれ担当任務が有りますが ペーサーとは何の事でしょう





トラック競技も新しい種目が出来たりルールが変りながら進化をしています
しかし基本的な事は大きく変わる事は有りません そんな中で競技会場で
ペーサーと言う言葉を聞いた事は有りませんか お~い ペーサー!
こんな声が聞こえます





競技開始時には出走担当者と自転車を保持するホルダーが選手と共に走路内で出発準備を行います
実はこのホルダーの事をペーサーと古くから呼んでいます






ペーサーはこの様に自転車のサドル後部を持ち
左右に倒さない様に選手を真っ直ぐ保持し
号砲と共に手を離します






ペーサーは一人だけでは有りません 種目に依れば
複数の人間が必要になります 練習会場で誰かペーサー!
の声が聞こえたら是非手伝ってあげて下さい




この職務の名称は競技規則には出て来ません
スターティングマシーンを使用しない場合は
コミセールがこれを保持すると書かれています
でも最近の現場ではホルダーと言う事が多いですね

※ このコミセール Commissaire は自転車競技の
競技役員の事を言います




もう一つのペーサー

これは UCI規則 JCF規則にはっきり pacer ペーサーと
出て来ます トラックレースのケイリン
競技者は動力付ペーサーの後ろで周回した後、・・・・
規則の冒頭に書かれています




ケイリン種目の時ペーサーはこの様に選手の前を風除けになって走りますが 規則で細かく
走り方が決められています、この種目が出来たのは 1970年代の後半ですね それまでは
ペーサーが必要な種目はドミフォンだけでした




ペーサー、この言葉は競輪選手の人達は皆
知っているのじゃないでしょうか やってみると
案外難しいですよ





私が25~6歳の時ですね(一番左) 今は廃止になった甲子園の競輪場です 
練習はほとんどしていませんでしたが たまにこの様な事をして楽しんでいました 
自転車用語のペーサー、是非覚えておいて下さい

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自転車用語 舟 フネ

2016-02-21 20:55:27 | 自転車用語 言葉
自転車を語る時には色々な用語が使われます その中には何の事だろうと
思う物も有るかと思います 今回は舟 皆さんは解りますか?





これはシマノのブレーキシューセットです これを何時からそう呼ぶのか
私には解りませんがシマノでは BRAKE SHOE SET と表記されています






シューセットは金属のシューホルダーと
ゴム質のシューから成り立っています




シューセットを分解するとこの様なパーツが
使われています






これが 舟(フネ)です、ブレーキゴムの舟 少なくとも
50年程前からその様に言っていました、もっと前から
使われていた用語なんだと思います 
シマノさんはこれをシューホルダーと呼ぶ様ですが、
それは何時頃の事からか私には解りません




そしてこれはブレーキゴム これもシマノはシューと
言っています それを始めて聞いた時、少し違和感が
有りました 確かにバンドブレーキはブレーキシューと
言いましたが あのアスベストを使った物がシューだとの
感覚でした




これは分解した舟をシンナーに浸けています
少し塗装をしようとしています





世界的に影響力が大きなシマノさんがマニュアルや商品名に SHOE や SHOE HOLDER と
案内しているので、今はそれが通り名になっているでしょうね
でも古くから使っていた言葉 ブレーキゴムの舟 どうぞ記憶に留めておいて下さい

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自転車用語 ハウス ハスルとは

2016-01-26 20:14:30 | 自転車用語 言葉
古くから使われ語られてきた自転車用語 近頃の自転車愛好家の増加に併せ
その用語が正確に使われていない事も有ります 今回はハウスと言う言葉に
ついて書いてみます





ハウスとは前走者の後輪のタイヤと後続車の前輪のタイヤが接触した一瞬の状態を言います
これをハスルと覚えている人も居る様ですがこれは、名詞+ルで動詞化する造語の一つですね
またハスッタ、ハスラレタと言う事も有りますがこれらも正しくは次の通りです




どの様な使い方をするかと言うと ハウスをしたと言えば後続者であり前走者はハウスをされたと
言います これを考えると通常で起るハウスは後続者のミスで起るものでそれを後続者から見た
状態を表していると言えます
逆に前走者が斜行等し後続者がハウスをする原因を作ったなら、前走者はハウスをさせたと言い
後続者はハウスをさせられたと言います






何処までをハウスと呼ぶのか 実際に自分が経験
して来たり 審判で多くの試合を見て来た中では
この写真の程度じゃないかと思います 精々リムまで・・






一瞬の状況では 1/4 輪の差込み これもハウスと
呼ぶ事が有るかも解りません 






ここまで来るとこれは追突でハウスとは言えないですね



寄り道



以前にクイックレリーズレバーの正しい方向と言う記事を
書いた事が有りますが 追突された時にレバーが開放
しない方向が大切と言うのはこんな時の事です
その記事はこちら 【 クイックレバーの方向 】





ハウスをすると多くの場合後続者は一瞬で転倒します 前走者はその一瞬の事でも
自転車が進まなくなりますこれをゴール前でやられると少し辛いです
集団で走行する場合俊敏な位置取りは必要ですが 前走者、後続者共に充分注意をして
走らないといけませんね

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自転車用語 ハンドルを突く 送る しゃくる

2016-01-18 20:14:00 | 自転車用語 言葉
自転車を語るうえで使う言葉 自転車愛好家が増え新しい機材などが出来ると
その用語に変化が有っても不思議では有りません ただ曖昧な表現も幾らか
有ります 今回はハンドル周りに関係した自転車用語について書いてみます





ハンドルの角度調整を行う場合ハンドルを突く、送る、しゃくる、などと表現する事が
多く有ります これを皆さんはどの様に捕えていらっしゃるでしょう






昔は無かった STI レバー これの出現に依りここを
使う事が第3のポジションと言われた時期も有りました
そしてハンドルの角度調整をするのもこのブラケットを
基準に語られる事が多くなりました




ブラケットが自分から遠く、低くなるのを送る(白矢印)) 
自分に近く、高くなるのをしゃくる(赤矢印)と書かれている
雑誌も有るそうです しかしこの表現にも一貫性が無く実際は
何が正しいのか判断出来ない方もいらっしゃるでしょう




もしブラケットを基準に語るなら ブラケットを突く、送る
ブラケットを自分の方へしゃくる、と言えば充分意味が
通じます 
昔でもブレーキブラケットを突く 手前にしゃくると言う
言い方はしていました




ではハンドルを基準に考えたらどの様に言い表せば
良いのでしょう






昔から基準にしていたのはハンドルバーエンドですね







バーエンドを基準に ハンドルを突く、送る、しゃくると
言います この様に言うのが普通だと思います 




ただこれはブラケットを基準にした先程と比べ
ハンドルは逆に動きます それでもバーエンドを
基準にした方が良いでしょう これについては・・






競技用自転車はロードレーサーだけでは有りません
トラックレーサーも有り、この自転車にはブレーキ
ブラケットは付いていません






自転車選手もメカニックも両方の自転車に乗り
整備をする訳ですから ハンドルバーのエンドを
基準に意志の疎通を図る方が自然です





この様な自転車用語、言葉は誰も教えてくれません 自転車競技と言う世界に身を置いて
多くの人達と接する事で覚えた事です 凄くアナログな事ですが子供が言葉を覚えるのと
一緒ですね 言葉は生き物ですから形を変える事も有ります、それでも少しおかしいと
感じている事は他にも有ります 皆さんがお嫌でなければそんな事にもまた触れたいと思います

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