Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

2012年 年末のご挨拶

2012-12-31 22:30:16 | よもやま話
時が経つのも早いものでもう大晦日です 今年は皆さんにとって
良い年だったでしょうか 今夜くらいはゆっくりと時間を過ごしたい
ですよね





2009年1月からこのブログを始めましたが 先日にはおかげ様でアクセスが
1000万件pvを超えるなど私にとっては有り難く、嬉しい出来事も有りました

自転車整備がほんの少しだけ人より出来るだけで 他の事は何も出来ません
そんな私の拙いブログを多くの方々に可愛がって頂き 有り難くお礼を申し上げます
これからも解り易いブログとして出来るだけ続けて行きたいと思っていますので
どうぞ宜しくお願い致します

皆さんにとって新しい年が良いものとなります様 どうぞ良いお年をお迎え下さい

                       2012年12月31日 Kino 拝
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シフトケーブルの取付け

2012-12-31 19:29:59 | ロードバイク スプートニク
前回ブレーキワイヤーを取付けたスプートニク 今回はシフトケーブルの長さを決め
取り付けまでを行いましょう





フレームのボトムブラケットの裏側です シフト用のワイヤーリードをここに取り付けます
最近はフレームの形状が多様化しこのワイヤーリードの形もそれに応じた物が有ります




このスプートニクに使うのはこの一般的な物です






ここのビスは鉄の物が付属して来ましたが アルミの
物に交換します 緩み止めにロックタイトの 222低強度を
使っておきましょう






もう一つの穴はワイヤーリードからフロントディレーラーへ
行く為の穴です この内部はチューブなのかな? 
マイクロロンをスプレーしておきましょう



追記



上記ワイヤーリードについて装着方向が逆では
ないかとコメントを頂戴しました
今回ご案内したのは この上の写真 しかしこの
ワイヤーリードは 下の写真が正解です




これはフロントのシフトワイヤーをフレームの穴へ
通す時 間違った取付けでは無理をさせる為です
ご指摘を頂きただちに手直しをさせて頂きました
もう少しで皆さんに間違った事をご案内する処でした・・
この様なコメントを大変有り難く思います

ここに加筆訂正をさせて頂きます 2012.12.31 Kino




事前準備も終わったので作業に掛かります






使うケーブルは シマノの PTFE処理がされた物を
用意しています アウターキャップはこの様に使って
下さいとの説明付き




キャップ類はこれだけ用意されています

これらのキャップは絶対に使った方が良いですよ
シフトケーブルの場合 使わないと中の金属部分が
アウターから飛び出し酷い事になります






まず後ろから決めて行きます この部分は以前の
DURA-ACEのセットなら短い物が用意されていたのですが
今回のケーブルセットには 長いアウターが 1本入って
いるだけで 自分で切りなさいと言う事の様です




シフトレバーからフレームのアウター受けまでの
部分も決めて行きますが この様にハンドルを
切った時に無理をしない長さにします






決めた長さにアウターをカットします
ワイヤーカッターを使っても切り口は変形します
それをプライヤーなどでつまみ形を整えてやります






インナーライナーにも先の細い物を使い 
真円を出してやりましょう




ライナーの中にマイクロロンのメタルトリートメントを
スプレーしておきましょう




アウターケーブルが用意できました






右のシフトワイヤーから取り付けます これは
DURA-ACE ST-7801です レバーを握ると




シフトケーブルを通す穴が見えます






そこへインナーワイヤーを入れると反対側から
出てきます






インナーのタイコにはグリスを塗っておきます
ここは錆びると固着するので これはしておいた方が
良いと思いますよ






インナーワイヤーにはオイルをひいておきます
Super Lube の多目的オイル フッ素系です
アウターを通し ブラケットに納めます

このワイヤ―の両端に使っているキャップは
付属されていた中の 短い方のアルミの物です






ブラケットからフレームのアウター受けの
アジャスタボルトまで持って行きます






事前に取付けたハンガー裏のワイヤーリードに通しましょう






チェーンステーのアウター受けを通し アウターを装着し
変速機まで持って行きます






リアディレーラーまでワイヤーが通りました
ここで使うアウターキャップは チェーンステー部が
樹脂製 変速機側がやや長いアルミのキャップです




実際使うのはこの位の角度でしょうか






ワイヤーも変速機に軽く固定し 長く邪魔になる部分は
切り落としておきまよう





左側、フロントも手順は同じです これで前後の
シフトワイヤーも取付きました この後ブレーキと
併せ変速機の調整もして行きたいですね

前回の記事 【 ロードレーサー ブレーキワイヤー長さの決定と取付け 】

次の記事 【 ロード用 カセットスプロケットを交換する 】

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロードレーサー ブレーキワイヤー 長さの決定と取付け

2012-12-30 20:07:36 | ロードバイク スプートニク
前回フレームにブレーキキャリパーも取り付けましたので 
今回はブレーキワイヤーの長さを決め 取付けまで行います




ブレーキケーブルは SHIMANO PTFEケーブルセットを
用意しています これはフッ素樹脂加工がされている
そうです




作業に掛かる前に左右のシフトレバーの位置を
揃えておきます これは昔からの方法ですが
ハンドルの下部のフラットな部分から 真っ直ぐに
定規を伸ばし レバーの先端との寸法を見ています






前ブレーキから行きましょう ブラケットのカバーを
めくるとブレーキアウターを保持する部分が現れます
そこの奥に当るまでアウターを挿入します






実際にバーテープを巻く時の様にアウターをハンドルに
這わせ テープで仮止めをします そしてフロントブレーキの
アウター受けまでの寸法取りをします








寸法取りしたアウターケーブルをカットします
使っている工具は Park Tool CN-10C プロフェッショナル
ケーブルカッターです お値段は 6000円程度ですが 
この工具は是非用意しておいた方が良いですね








カットしたアウターを装着してみます ここで気を付けて
おきたいのは ブレーキ本体は今、解放された状態です

実際にはもう少しゴム間が狭くなります その時、アウター
受けの位置も変わるので それを見込んでおくのを忘れては
いけません






リアも寸法取りします このフレームはブレーキワイヤーは
内臓されます このアウター受け部までの距離が必要です






寸法を取ってカットした物を仮に取り付け状態を確認します






リアはハンドルを切った時にワイヤーが無理をしない
長さが必要です





実際にこれだけハンドルが切れた時は落車をした時だと思いますが しかしこの時
ワイヤーが短ければ何処かを壊す事になります この確認だけはしておきましょう




ブレーキ本体部分の長さも決めましょう 正確に
長さを決める為ホイールを装着しました






この部分はアウターも短く あまり融通も利かないので
ブレーキはさみを使い実際にブレーキを使っている状態に
してみます




ここでカットしましょう この部分のワイヤーって
結構その人のセンスが表れる所ですよね




アウターワイヤーの長さが決まったので カット面の
処理をします ケーブルカッターで切った切り口は
潰れたり荒れたりしています これをこのまま使うのは
良く有りません






ヤスリで内部の金属スパイラルを削り 面を揃えて
やります






ヤスリは金属が削れても 柔らかなアウター樹脂は
削れないので カッターでほんのわずかを切り落します

ここまでしてもまだ内部のライナーが潰れています






ライナーを先の細い物で形を整えてやります

先端処理が終わったアウターケーブル 綺麗に面が
整っています 絶対に必要な作業では有りませんが
この様な小さな事の積み重ねで良い自転車に仕上がります




インナーライナーの内部に Microlon マイクロロンの
メタルトリートメントをスプレーしておきます これも
フッ素樹脂なので 今回のワイヤーと相性も良いでしょう






アウターケーブルの準備も出来たので ワイヤーを
セットします まず後ろから始めます シフトレバーを
握ると奥にブレーキ用の太鼓が納まる部分が見えます






ワイヤーを通す前に太鼓とその付近にグリスを塗っておきます 
このタイコが腐食したらまず取れなくなります その腐食防止です








タイコ用の穴を目がけワイヤーを通すと ハンドル側から
出てきます 難しそうですがごく簡単です




タイコはこんな状態






インナーにオイルを塗っておきます そしてアウターを
通します Super Lubeもフッ素系のオイルです








アウターをレバーの奥まで押し込んで インナーは
フレームに内臓します このグレーの物はワイヤーを
リードする為のチューブです インナーが後ろから
出てきました




ブレーキ本体までアウターとインナーを通し 軽く
ワイヤーをブレーキに固定しておきます




フロントも手順は同じです






こちらも軽くワイヤーを固定します ワイヤーの
固定場所はここ 固定部に溝が切ってあるのでその
場所にワイヤーを通します








インナーワイヤーが長くて邪魔なので適度な長さで
切ってしまいます





これで前後のブレーキワイヤーの装着が完了しました この作業は左右のワイヤーの
バランスを考え見栄えと、細かな処理で手応えを そんな事を考えながら仕事を進めて
行きます自転車整備、組立の中でも大切な作業ですね

今回は随分長い記事になってしまいました お付き合いを有難うございました
次回はシフトケーブルのセットを行いましょう

前回の記事 【 ロードレーサー ブレーキ取付け 】

次の記事 【 シフトケーブルの取付け 】 

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロードレーサー ブレーキ取付け

2012-12-29 20:18:28 | ロードバイク スプートニク
前回変速機を取付けたスプートニク 今回はブレーキ本体を取付けます
この作業で思わぬ事も起こりましたがそこは見事にクリア 私が思案に
暮れる様もお楽しみ下さい




段々と自転車らしくなって来たスプートニク
今回は前後のブレーキキャリパーを取付けましょう






この自転車の為に用意しているブレーキは
SHIMANO DURA ACE BR-7700 9速時代の商品ですね




このブレーキも事前にオイルアップは済ませています
各取付け用ボルト、ナットにグリスを塗っておきます






フロントから行きましょう






ブレーキ本体の取付けは特に難しい事は有りません
フロントフォークのブレーキ用の穴へ ブレーキの
シャフトを通します






フォークの裏側から枕頭ナットを入れ締め込みます 
あれ・・・ ちょっと待ってよ ネジが届かない

最近のフォークはフォーククラウンの巾の広い物が
有ります その時には長い枕頭ナットが必要です
しかし そんなの用意していない・・・






こう言う部品が別に用意されています
ノーマル 20mm 急いで手当した物は30mm

この部品が無ければしばらく組立が進まない処でした
シマノに送料を覚悟で注文しようかとも思いましたが
こんな時期にどうにもならないですよね

何時もお付き合いをさせて頂いている自転車屋さんに
甘えました 電話をしたら自分の所用に在庫してる奴を
使えば良いよ ってお店がお休みだったのに出してくれました

普段から良いお付き合いをさせて頂いているお陰ですよね
又何かでお返しをさせてもらいましょう





綺麗ですねぇ 思わず大きな写真にしました
枕頭ナットを引き取りわずかな時間のロスで作業の再開 ワイヤーを付けてから
調整をするのでこの段階では軽く締めておけば良いですね






リアブレーキに掛かります






する事はフロントと一緒です リアはブレーキの
シャフトもナットも短いですね






シートステーのブリッジの裏側です ここも
凝った塗り方がして有りますね

そこに枕頭ナットを入れます






使う工具は前後共 5mmのアーレンキー
ネジは正ネジです 塗装面に付いた油脂や汚れは
綺麗に拭き取っておきましょ 

これは絶えず行います 作業が進むと手が入り難い
所が出て来ますからね




リアブレーキも完了です 今回はただ付けただけで
以降、ワイヤーを張ってから細かな調整を行います

前回の記事 【 ロードレーサー 変速機の取り付け

次の記事 【 ロードレーサー ブレーキワイヤーの長さの決定と取付け 】

コメント (12)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロードレーサー 変速機の取り付け

2012-12-28 20:44:40 | ロードバイク スプートニク
組立作業が進んでいる新しいロードレーサー スプートニク
今回は前後の変速機を取付けます ディレーラーハンガーの
点検も行いましょう





前回フォークコラムにプレッシャーアンカーを取付けハンドル周りもセットしました 
今回は前後の変速機を取り付けましょう




今回用意しているのは DURA-ACE 以前のロードに
使っていた物です






FDは DURA-ACE FD-7800-F RDは RD-7800
10速用の変速機ですが今迄 9速のシフター
ST-7700-C と共に使っていました






使って2年半経ちます 取り外しオイルだけ塗布し
その他は特別な整備をしていません でも綺麗
なのでこのまま使います






前の変速機を取付ける為用意した 直付用アダプター
スリットが入っていて綺麗な形をしています
MR CONTROL CL-FDG3 お値段は 1000円程度です






部品達は一通りの点検、オイルアップをしていますが
取付けボルトなど 全てにグリスを塗っておきます

フロントの変速機を直付アダプターにセットしました




ではフロント・ディレーラーから始めましょう






締め付けボルトはこちらから 4mmのアーレンキーを
使いますが このボルトは幾らでも締まります、とても
手加減の難しいネジなので、締め過ぎに注意して下さい

部品には MAX 4N.m と記載されています




今回も自作のチェーンキャッチャーを使います
素材はバターナイフ・・・






変速機の取付け位置の高さは ディレーラーの
外側のプレートがアウターギアの上で その隙間が
1~3mm (ドライバーの先の場所です) そして
アウターギアとプレートを平行に調整します




フロントディレーラーとチェーンキャッチャーが
取り付きました






リアディレーラーを取付けます この作業の前に
事前準備が必要です でもそれはカツリーズサイクルの
成田さんがすでに済ませてくれています






ディレーラーマウントボルト穴の タップ通し
ディレーラーハンガーの歪みのチェックと修正
このディレーラーハンガーはハイエンドのフレームでも
良く歪んでいる様です 必ずチェックをするべき場所ですね

これらの作業風景が カツリーズサイクルさんの
H.Pで案内されています それはこちら
【 スプートニク・ Kino55号制作記 】






リアエンドの内側です ディレーラーハンガーは
この様な小さなビスで止められている物が多く有ります

これが緩んで異音や変速の不具合が良く起こります
ここもチェックをしておきたい部分です






カツリーズサイクルさんも当然、不具合の無い様に
整備して下さっていると思いますが 再度点検し
LOCTITE 222 低強度の緩み止め剤を使い締め込んで
おきます 使う工具は 2.5mmのアーレンキー






取付けネジにグリスを塗布します ここは絶えず
汚れが溜まる場所 腐食を防ぐ意味でも少々
多い目のグリスを使っても良いでしょう 5mmの
アーレンキーを使います






締め加減は、この工具なら目一杯で良いですね
はみ出したグリスは拭き取っておきます 残しておくと
汚れを呼びます





これで前後の変速機が取り付きました ワイヤーラインも決めて行きたいのですが
先にブレーキ本体の取付けですね

前回の記事 【 ヒラメ マルチプレッシャーアンカーの取付け方法 】

次回の記事 【 ロードレーサー ブレーキ取付け 】

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする