Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

神沢 ベルトサンダー 10 K-841 を購入

2021-08-30 20:07:01 | 色々な道具
手持ちのサンダーに取り付けて使う事が出来るベルトサンダー 神沢 K-841 と言う商品を
購入しました 取り付け方法から使用まで一連の作業を紹介させて頂きます





神沢 KANZAWA ベルトサンダー 10 K-841 と言う商品です net で注文しましたが
届くまではもう少し大きな道具だと思っていました 全長が 165mm この大きさなら
使い易そうです






パッケージの台紙です この中に使用説明が書かれています
裏面には製造会社名 神沢鉄工所(株)兵庫県三木市の会社です




パッケージの中の商品はこれだけです ベルトは 3本付いています
巾 10mm 長さ 330mm です






道具本体の表と裏の取り付け面です




この部分がサンダーに取り付ける部分です






サンダーを用意します 今回この商品を選んだのは
サンダーは多くの数持っていますが使っていない物を
ベルトサンダー専用にしようかと思った次第です






ベルトサンダーを取り付ける為に レジトンの歯やフランジの
ネジ類を全て外します




用意が出来ました






一つだけ注意 今回の商品はサンダーの安全カバーを取り付ける
ホイールガードの直径が 39mm 以上必要です




では作業を進めます まずベルトを外します






ベルトの張り調整をしている部分のネジを緩めます






ネジを外し中を見ると 成る程、バネで絶えずベルトが
自動に張れる様になっていました この構造ならカバーを
外す必要は無かったです






折角なので潤滑剤を作動部分にスプレーしておきます
高性能オイル J-MAX のナノコロオイルです






カバーを元通りに戻し ベルトとプーリーを外しました






プーリーをサンダーの軸にねじ込みます 10mm 軸で正ネジです






付属の樹脂製スペーサーをホイールガードに取り付けます




スペーサーの状態です はめるだけで OK です






本体の取り付け用ボルトを緩めます




金属製のスペーサーが入っていますが これは今回使わないので
取り外します






取り付けの用意が出来ました




取り付けはこの方向です






本体をホイールガードの外側にはめ込みます






本体をホイールガードの奥まで確実に差し込み 取り付けネジ2本を
しっかりと締め込み 取り付けは完了です




次はベルトを取り付けます






ベルトの裏面に回転方向が印刷されています 方向に従います






ベルトをプーリーに掛け 本体の先端に装着しようとしましたが
これは難しいです・・




先に先端側にベルトを掛け先程のスプリングを押しながら
プーリーに掛ける方が良さそうです




先端の回転部分にはベルトの外れ止めは有りません プーリー側と
ラインが通っている必要が有ります



 


少しラインが通っていなかったので プーリーを一旦外し
上下の方向を逆にしてみます






これでラインが通りました 試しに電源を入れ回転させましたが
大丈夫です






本体の指先の部分に何かパットが貼って有ります
使うのはパット部分で その範囲が書かれています






さて実際に使ってみましょう 溶接機の調子を見る為に使っている
25mm のアングル鋼です これを削ってみます






アングルをバイスに固定し サンダーのスイッチを入れます
このベルトサンダーは使った事も使っている処も見た事が
有りません 自分の感覚だけで使ってみます






溶接跡にベルトを当ててみます 思っていたより機械の
振れもなく上手く当てる事が出来ています




溶接跡が綺麗に削れました 持っている道具ではこの様に
削れる物が無かったです これ便利・・






アングルの切り口の面取りも簡単に出来ます






アングルの内側 入り隅も削れます 使う母材の方向など
工夫すればもっと綺麗な作業が出来そうです






思っていた以上に使い易く 良い仕事をしてくれそうです
それを見込んで予備のベルトも注文していましたが
使えなくて無駄にしなくて良さそうです(笑)





今回の商品 以前から興味が有り色々な物を検討していました 専用の道具も当然有ります
使っていないサンダーが有ったので汎用品を選びましたが、価格は 3000円程度 信じられない
価格です もっと早くに買っておけば良かったです

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手直し 小ギア外し 厚歯用

2021-08-28 20:03:11 | 製作・加工
少し前に自作した自転車用工具の小ギア外し 作った直後から気になっていた部分が有りましたが
今回手直しを行いました





小ギア外しは自転車の後輪に使われているギアの脱着に使う工具でスプロケットリムーバーと
呼ぶ事も有ります これは色々なメーカーから発売されていますが、自分にとって使い易い物を
自作しています






これを作って一ヶ月足らずですが 作った当初から気になって
いた部分が有ります その一つはこの写真で黄色く印を入れた
部分で チェーンのプレートがハンドルの盛り上がった部分と
干渉し少し窮屈です ここにもう少しゆとりを持たせたいです




もう一つは 短い方のチェーン取り付け部分です






これは先程の写真の裏側ですが チェーン取り付け部の
矢印部分の角度が左右揃っていません これが使用時に
問題になるかと言えばそうでは無いと思います ただ
自作する以上左右を揃えた方が良いでしょうと言う単純な
理由です






手直しをする為にチェーンを外しました 矢印の右側は
切削し少し盗みを作ります 左側は溶接をして肉盛りを
してから再度整形すれば良いでしょう






削る方はリューターに金属研磨用のビットを使い
少し削ります




今回は工作時の写真は撮っていません 手直し後の写真です






ハンドル部分の切削完了後です 手直し前はチェーンピンを
打ち込む時にアウタープレートにかなり無理をさせていましたが
それが解消しました




裏側も同様にしています






チェーン取り付け部分の左右のチェーンの角度を合せました
ハンドルに肉盛りをし片方のチェーンの角度を起こしました




一番最初にしっかりした物を作れば良かったのですが
全てが上手く行きません
そんな時、気になる所をそのままにしておく癖を付けると
全てを妥協で済ませる様になります そんな楽を覚えるのは
決して良い事では有りません 自分を戒める意味でも 今回
手直しをしました





これで気になる所も無くなったので この工具は遠征用の道具箱に入れて大会へ持って行きます
使う頻度が高い道具なので上手く使えれば良いと思います

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全ネジ 修正トリマ W3/8

2021-08-26 20:17:47 | 色々な道具
私達設備屋が良く使う部材で 全ネジと言う全体にネジが切られた金属製の丸棒が有ります
それを切断した時に出来る 切断面のバリや潰れたネジを修正するトリマを紹介させて頂きます





今回紹介させて頂く 全ネジ修正トリマ と言う商品です ブランドは AO&S と言いますが
どの様な会社なのかは不案内です




届いた商品は本体と一緒に 2.5mm のアーレンキーが
付属されていました






本体横に装着された 小ネジでトリマの直径の微調整が出来ます




これが全ネジと呼ばれるボルトで 1mや2m の長さの物を注文し
任意の長さに切断して使います 全ネジ 長ネジ ズンギリと
呼んでいます




全ネジの搬入時 端末は綺麗な状態です






全ネジを切断する時は サンダーや高速カッターや 専用の
全ネジカッターを使いますが、切断面は結構な確立でネジに
不具合が出来ます






全ネジにはナットを使います 綺麗なネジには問題なく
ねじ込んで行けます






ところが潰れたネジにナットは入って行きません 






潰れたネジの修正にはサンダー等の砥石を使う事も有りますが
今回は修正トリマを使ってみます 潰れたネジに真っ直ぐトリマを
ねじ込みます






真っ直ぐに工具を入れるのに多少気を使いますが
芯を食わせば入って行きます






修正したネジには 先程の状態が嘘の様にナットが
手応え無く入ります






ネジの状態に依っては素手で全ネジを保持していられません
そんな時は全ネジレンチを使えば問題なく作業が出来ます




プライヤーで全ネジを掴んでも作業は出来ますが レンチを
使った方がネジに傷を付けずに済みます





全ネジトリマ 国産の有名な工具メーカーも出していますがこの工具自体、現場ではあまり
見る事は有りません 私も今まではサンダーや高速カッターの歯で研磨していました
トリマを使う事で時間が短縮出来れば使う値打ちは有ります 一度現場で使ってみます

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ベッセル ペタドラ TD-63

2021-08-24 20:04:22 | 自転車 工具
数々の工具を製造する VESSEL ベッセルのペタドラ と言うシリーズをご紹介します
商品名は L型オフセットドライバーと書かれていますが TD-63 はアーレンキーです





今回ご紹介する 3mm のアーレンキーです 謳い文句は狭い所でも使用が可能と言う事で
ペタドラと呼ばれる様にプラス、マイナスのドライバーも用意されています






これがパッケージです ペタドラ L型オフセットドライバー
対辺3mm № TD-63 と書かれています VESSEL の 商品紹介では
対辺3mm の物は TD-63(H3) が商品番号だと思います






この工具は両先端にアーレンキーが有るのは他の工具と
それ程 違いは有りません






特徴が有るのはこの部分で 狭い部分で使う場合
工具を押し付け易い様に 曲がり部分が平面に作られています






それと工具中央部に樹脂製のパーツが付いています
3mm は紫ですがサイズに依り色が変ります




この紫のパーツは工具の早回しがし易い様に付けられています
ローレット加工された部分で任意の場所に動かせます








私がこの工具を見て試したくなったのは 競技用トラックレーサーの
リアエンドの細ボルトの頭です これはクロモリ時代はチェーン引き
と言うパーツを使いましたが 現在は 3mm.4mm の長ボルトを使う物が
主流になっています

ここは自転車整備をする場合、頻繁に触ります 従来のアーレンキーを
使うのですが結構やり難い作業です




上記の様な理由で使い易く早回しが出来る物が無いかと
何時も思っていました 今回の工具は使えそうですが
この曲がった部分は必要有りません 加工します






加工すると言ってもこんな硬度が有る物は曲げる事も
出来ません 切断してしまいます








一旦、紫のパーツを抜いて工具本体をバイスに固定しました
切断にはサンダーを使います 切断用の刃を付けています




短く切るのは簡単ですが 力を入れ易い様に平面部分は
出来るだけ残しました 狙いが定まれば切断は 1分の作業です






切断した平面部分です ギリギリで切ったので切り口は
やや下側にアールが付いています そこが気にならない様に
バリ取りと共に調整が必要です




ここでざっと削りました






何時もの整備台で細かな仕上げをします






VESSEL の文字の裏側を多めに削り 曲がりを感じなくしました
併せて手触りが悪く無い程度に角の面取りもしています




買い置きしている 4mm のボルトです






これは当然ですが ボルトの頭にはしっかりと食い付きます 





実際に上手く使えるかは自転車で試してみないと分りませんが、感覚としては使えそうです
リアエンドの長ボルトは ホイール、小ギア、大ギアの交換 チェーンの張り調整をする時は
必ず触ります ここの作業をストレス無しに出来れば整備効率は上がります 多くの人がそう
感じているのでは無いでしょうか 一度使ってみます

  
コメント (2)
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全ネジレンチ W3/8 SK11 DVC-03ZN

2021-08-22 20:01:13 | 色々な道具
私が仕事で使う道具です 全ネジと言う長ボルトを締め込む為の専用道具です
今回は W3/8用 SK11 DVC-03ZN と言う商品をご紹介させて頂きます





これが全ネジレンチと呼ばれる物で通常、ご覧になる事は少ないかと思います
全ネジとは1本の丸棒全体にネジが切られた長いボルトです 私達はそれを任意の
長さに切断して使います この道具はそのボルトを締めたり緩めたりする時に使います




注文するとこの様な紙の台紙にセットされた物が届きます






台紙の裏には使い方が書かれています SK11 と言うブランドは
他の道具でも良く見かけますが 藤原産業(株)が展開する商品です
色々な分野の道具を製造していますが、廉価でありながら興味が湧く
商品が結構有ります






道具の要 ボルトを保持する部分です ハンドルは折れ曲げる事が
出来ます






ハンドルの折れ曲がる部分です




先程の構造ですから 前後に折る事が出来ます






これは道具の裏側 この丸い部分にボルトを上手く
銜える為の機能が入っています






これが全ネジと呼ばれる物で 全体にネジが切られています
W ウイットネジ M ミリネジが有り 長さも色々と有ります
現場に搬入して貰う時は 長さ2.0m の物を注文する事が多く
全ネジ 長ネジ 寸切り(ズンギリ)等と呼んでいます





任意の長さに切断しました ネジの規格は w3/8 です






この全ネジボルトを締め込むのは この様なアンカーを
コンクリートに打ち込んだ所に使うのが私達 設備屋では
一般的です






コンクリートに打ち込まれたアンカーに全ネジをねじ込みます
※ ネジは全て正ネジです






全ネジを締め込む時にプライヤーを使っても問題は
有りませんが数が多いと時間が掛かるのと ネジに
傷が付きます






そんな時にこの道具を使います






この道具はネジのどの部分にも移動する事が可能で
使い易い部分で使う事が出来ます






自分が選んだ部分で 道具を回転させるとボルトを強固に
銜えます その時にハンドルを畳めば早回しが出来ます
この全ネジを使うのは天井で使う頻度が高くプライヤーに
比べ作業がかなり楽に出来ます






道具を下ろす前に駆動部にオイルを注しておきます
J-max のナノコロオイルスプレーを使います 塗布後の
ベタツキも少なく優れた潤滑剤です






ハンドルの関節部分とシャフトの外で持ち手が回転します
それらにオイルを注すことで滑らかさと共に音が静かに
なりました





全ネジレンチ 一般の家庭ではまず使う事は無いかと思いますが 私達が天井配管をする時
結構な数の吊り金物を使います 自分の肩より高い位置での作業ではとても助かる道具です

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