Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

好評 小ギア外し 追加制作

2016-07-05 20:37:10 | 製作・加工
先日自作をしたスプロケットリムーバー 古くからは小ギア外しと言っていましたが
使ってみると良かったのでそれを追加で制作しました





私が保有する小ギア外しですが 厚歯用のコンパクトな物を先日自作しました






材料選びから始まり 32mm巾 6mm厚の鋼材を選び
必要な寸法と形に加工して行きます




材料の切断や削り出しをして 自分のイメージする
形に近付けて行きます






チェーンを取り付ける穴も開けないといけません
3.8mm の鉄キリを使っています






その様な工程を経て チェーンを取り付ける形に
成形出来ています





今回の工作で特に考えて加工したのは 短い方のチェーンを取付ける部分の形状です






市販品ではここが真っ直ぐな物が多いのですが
小ギアの形状に合せてアールが出来る様にしています






先程の切削跡や手に触れる所は面取りを行い
オイルストーンで仕上げています これだけで
手触りが随分違ってきます






この工具に使うチェーンも必要な長さの物を
切って用意いています  NJS 認可の 1/8規格
厚歯用です




小ギア外しに必要なパーツはこれだけです
用意をしてしまえば たったこれだけです(笑)






金属を加工し地肌が出ると直ぐに酸化が始まり
錆が発生します その錆止めを行う為に加工時に
付着した油脂を取り省きます ワコーズのフィルター
クリーナーで一旦洗い 洗剤ででも水洗いを行います




良く水を切った後 ペイントうすめ液で全体を
拭き取り 完全に油脂の付着を無くします
ここまで来れば素手でも触りたくありません




前回透明の錆び止め塗料と言うのを見つけて
初めて使ってみましたが 中々良かったので
今回もこれを使います






大きな物も小さな物もする事は同じです 時間を開け
2度塗りしています 良く車用のスプレーを使いますが
それと塗料の噴射量が違うので少し戸惑います 乾燥を
待ちましょう






3時間乾燥させました 気温に依っても違いますが
25℃ 程度の気温ならこの時間で充分次の作業が
出来ます 乾燥後の艶、この仕上がりであれば他の
処理が要らないのでとても良いですね






これからチェーンの取付けを行います アンビル(金床)
にチェーンのピッチに合せ 5mm の穴を開けてあります
チェーンのプレートから飛び出したピンの頭の逃げ場です






本体に短い方のチェーンを仮付けします




ピンの頭を慎重にハンマーで殴り ピンをチェーンに
差し込んで行きます 表裏同じ寸法だけピンが出たら
O.K です




長い方のチェーンも取付け各部を点検し注油を
すれば完成です




錆止めをスプレーする前にリューターで彫っています





これを作った時は昔から使っていた工具なので形と構造はほぼ解っていました
そんな中でもう少しこの方が良いなと言う処も有りました 今回の自作物は
その様な処を上手く折り込めていると思います この様な事が出来る環境で
有れば皆さんも是非チャレンジしてみて下さい

以前の制作風景 【 スプロケットリムーバーを 自作する 】

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

スプロケットリムーバーを 自分で作る

2016-06-24 20:09:19 | 製作・加工
自転車のスプロケットを脱着する時に使用する工具 スプロケットリームーバ―を
自分で作っています 上手く使える物が出来るのでしょうか





今回はコンパクトなサイズで自分が使い易い様に厚歯用の物を作っています
前回までに巾 32mm 厚さ 6mm の鋼材の切削と穴開けを終わらせています
これから作業の続きを行いましょう






本体は切削時の面取りも済ませています この後
錆止めを行いますが その前に名前を彫っておきました




錆びの予防は塗装で行います 今迄に多くのオイルが
付着しましたが、それを落す必要が有ります






いきなりシンナーで拭き取るのも大変なので 自転車の
洗車の時に使うフィルタークリーナーで洗浄しましょう
クリーナーを刷毛で塗っています






バケツに入れた水でクリーナーを洗い流し 
その後洗剤で全体を良く洗いました






水切りを行った後 ペイントうすめ液で隅々まで
良く拭き取りました 油脂分を残さない、ここは
大切な処ですね






今回偶然に見付けた透明の錆止め塗料です 今迄
グレーか赤錆色の物しか見た事が無かったのですが
これで効果が有るなら これからの作業範囲が凄く
拡がります




時間を開けて 2回塗りをしました塗装中の感覚では
かなり食い付きの良い塗料で 有る程度の皮膜が
出来そうです ここに吊って乾燥を待ちます






乾燥を待つ間にお昼にします 自転車で数分の所に
有るネパール料理のお店です ビ・サパナエック




塗装の乾燥を待つ間は急いでも仕方が有りません
気合の入り過ぎは失敗します(笑)





食事に合せブラブラと 2時間程自転車小屋を空けました 速乾と書かれていた塗料は
もう触っても良さそうです思っていた以上に乾燥の早い錆び止め塗料です








チェーン取付け用の穴開け加工 ここにチェーンの
ピンを通します アウタープレートで鉄板を挟み
ましたが ここではチェーン用の工具は使えません




チェーンの取付けの為に道具を用意します






万力は使いません この金床を使いますこれに
チェーンのピッチに合せた穴が開いています
ここはチェーンのピンの頭の出代分が逃げる穴です






チェーンを挟んだ本体を金床の上に置きます
この時、穴の真上にチェーンのピンが来る様にしています
ピンの頭をハンマーで慎重に殴ります ピンが真っ直ぐに
入る様 注意が必要です




短い方のチェーンの取付けが終わりました ハンマーで
殴り難かったら ピン打ち棒を使うのも O.K です






取付け部分のピンです 表裏同じ出代にしています
このピンの頭がアウタープレートより出ているので
それを逃がす為の金床の穴です

私が子供の頃はチェーン切りが買えなかったので
金床と釘とハンマーで チェーンの脱着を覚えました
だから今でも同じ事が出来ますよ






ここは思惑通りの形状に出来ています
ギアの円周に合せたチェーンの形です
この状態にする為に鉄板の加工時に
チェーンの収まり部分をこの様に削っています




小ギアに巻き付ける方のチェーンです






こちらも取り付ける方法は一緒です




こちらのチェーンも取り付けて 全ての
工程が終わりました




小ギアの収まりも上手く行っています 





競技場など出先へ携帯するのはコンパクトな方が良いと思い計画した自作工具でした
材料選びから始まり寸法の決定 頭の中に有るイメージを形にして行きます
近頃は価格の安い物も出ているので市販品を買った方が良い場合も有ります
でもそれはそれ 今回も作る喜びと完成時の自己満足感、充分楽しみました

前回の作業 【 スプロケットリームーバ―を 自作する 】

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

スプロケットリムーバーを 自作する

2016-06-22 20:14:53 | 製作・加工
自転車のスプロケットを外す為の工具を SPROCKT REMOVER スプロケット リムーバーと
呼んでいます 色々なメーカーから販売されていますが自分が使い易い物を自作致します





スプロケットリームーバ― かつては小ギア抜きと言っていましたが最近は色々な
会社が参入し多くの種類が有ります これらは私が所有している物です




これが一番長く使っています ボスフリーの歯を
交換する時は小ギア抜きを 2本使います これ位の
長さが有った方が確実に作業が進みます






今は無くなりましたが SUNTOUR サンツアーも純正
工具を出していました ボスフリーが全盛時代 2本の
セット物です




比較的新しい物で ロードの多段用でこの頃には
1本単位の販売になっていました SUPER B と言う
廉価物のメーカーですがこの商品はそんなイメージは
有りません 7年程使っています




これは最近購入しました この位のコンパクトな
サイズが欲しかったので試し買いです






GIZA PRODUCTS ギザプロダクツと言う会社の
商品ですが残念ながら厚歯 1/8 用は無い様です




これはフックレンチが付いた物で競輪選手の人達が
良く使っています 固定ギアの取付けも、この大きさの
工具で良いと言う事ですね








色々と紹介をさせて頂きましたが固定ギアの脱着に
使う為 厚歯用のコンパクトな物を作ろうとしています
先程の工具の形状やチェーンの位置の寸法を測って
みました これらを参考にして進めてみましょう






まず材料選びだったのですが 32mm巾 6mm厚の鋼材を
用意しました 既存の工具は概ね 25mm巾でしたが手に
入る鋼材では捻りに強度不足を感じこれを選んでいます






工具の大きさ=長さは 230mm で行きます 私が
持っている一番大きな物は 370mm 有りました






高速カッターで寸法通り切断します






チェーンの取付け付近の形を決めます この段階では
有る程度の墨で O.K です




墨に合せて切りましたが この様な作業は冷や汗
ものです








鋼材を固定出来ず手で持って作業を進めるのですが
材料が少し斜めになると 歯が食い込んで破損する
事が有ります この時は色々な物が飛び散るので
恐いですね まあこの辺は予想しながら作業をして
いるので私は逃げて無事です






切断した切り口は返りが出ていて刃物の様に切れます
ここは仕上げにも関係する場所なので油砥石で面取りを
しておきます






もう少し成形します ディスクグラインダーを使います




これは手持ちの工具に小ギアを乗せてみましたが
ギアに掛る短いチェーンが真っ直ぐでは無く円周の
形に近づかないかと考えています






チェーンが当る部分をグラインダーで削りました
思惑通り行けば良いですけどね・・・






今回使うチェーンを用意しました 1/8 規格の NJS 刻印の
チェーンです 別に一般車のチェーンでも充分ですが折角
作るんだから良いでしょう(笑)








工具に使う短い方のチェーンを切りました 工具に
取り付ける為にピンはプレートに残しています




工具に仮付けをしてみます






どうでしょう ギアの外周に近い円弧が出来ています
これなら良さそうですね 次に進みましょう





鉄板の整形が終わりました 次はチェーンを取り付ける為の穴を開けましょう
その準備をします






チェーンを取り付ける穴の位置を罫書き その
中心にポンチを打ち印を付けます






ポンチの先を墨に合せ ハンマーで頭を殴ります




ポンチはこれから使う穴開け用の鉄キリが中心から
逃げない為の小さな印です




穴開けにはボール盤を使います 普段は余り使わないので
台車に乗せて自転車小屋の奥に仕舞って有ります






チェーンピンを通す為の穴は色々と考えましたが
3.8mm にします 仕事が出来て出来るだけ遊びが
少ない寸法です






これは刃が引っ掛かると私の力では対応出来ないので
シャコマンで材料を固定しています 穴開けには切削
オイルを使います






ハンドドリルとは違い正確に穴が開きます 最後まで
落ち着いて仕事を進めます






穴は予定通り開いたでしょうか チェーンのピンを
穴に引っ掛けてみると大丈夫ですね OK です






開けた穴にはやはり多少バリが出ています 小さな
ヤスリで面取りをしておきます





これで鉄板の成形と穴開けが終わりました 直ぐにチェーンの取付けをすれば
良いのですが何の表面処理もしていない鋼材は直ぐに錆びます 防錆びの処理は
しておきたいですね 続きは次回にさせて頂きます、次もお付き合い下さい

次の作業 【 スプロケットリムーバーを 自分で作る 】

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

折り畳み式 倒立台 制作

2016-06-18 20:00:12 | 製作・加工
自転車のトラックレーサーの整備に良く使われる倒立台と言うメンテ用品
これの折り畳み式を作ってみました





この手のメンテスタンドは金属で作るので溶接機や加工道具は有る程度必要です
整備台やディスプレイスタンドは結構場所を取ります 折り畳める物が有れば
便利です、一度チャレンジしてみます






倒立台とはこの様に自転車のハンドルを支え
自転車を倒立させて使います 後輩に一つ作った
のですが海外遠征に持って行けなかったと言って
いたのも私のお尻を押してくれました




何の材料で、どの様に作ろうかと考えていたのですが
動く物を作るのは結構難しいです 自転車小屋の片隅に
使っていないディスプレイスタンドが有りました、
これを利用します








スタンドのエンドホルダー部をサンダーでカット
しました ここにハンドルの受け部を取り付け
ましょう






ハンドル受け部はこの建築工事の基礎に使う
アンカーボルトを流用しましょう この様な材料は
簡単に手に入る物を選んでいます これも近くの
ホームセンターで買って来ました






アンカーボルトを必要寸法に切り落します
私は仕事でこの様な道具を使いますが こんな
工作をするなら 最低ディスクグラインダーとか
サンダーと呼ばれる回転工具は必要ですね






切り取ったアンカーボルトはここに使います






前もってカットしていたエンドホルダー部を
曲げ加工し アンカーを挟み込みました




アンカーとメンテスタンドを溶接しました






今日は割と上手くアークが使えました 何故か日に
依っては全く溶接が出来ない日が有ります そんな
日は、時間ばかり掛って全く仕事が進みません




これで左右のハンドル受け部が取り付きました






どう考えてもバランスが良く無いので 受け部の下に
補強の為の丸棒を取り付けました 建築で言う方杖
(ほうづえ)です




後ろから見るとこんな感じで下方向の力を
受け止めています




作り始めたのがお昼からだったので夕刻になりました
錆が発生する迄に塗装の下地だけでも行います
シンナーで油分や汚れを落します






塗料の食い付きを良くするミッチャクロン
錆止めと塗料のプライマーを兼ねたプラサフ
と進めて行きます






金属の地肌にグレーのサフェーサーまで塗っています
さて上塗りは何色にしましょう・・






Holts のカースプレー 買い置きのソリッドブルーを
選びました 細いパイプにメタリックを塗ってもあまり
目立たないのでソリッドが良いですね




前日は日が暮れて閉店でした 日が明けて塗装も
乾いています 私は薄いブルーはあまり好きな色
では無いのですが これに関しては正解でした
足元に置く道具なのである程度目立った方が安全です
出しゃばる事なく存在を示す丁度良い色合いだと思います






早速使ってみます ハンドルの良い位置で支持し
力を入れても強度不足は感じません これなら
使えそうです






折り畳みもちゃんと出来ます 道具としての
容量はかなり小さくて済みます 予想以上の
出来栄えです





少し前まで買う事が出来た同様の倒立台も有った様です ただそれは強度不足で
使えなかったと聞いていました 駆動部を作る事で弱くなる事は何となく解るので
今回は計画倒れで終わるのかな?と思っていましたが嬉しい誤算です 





近くの河原で良い味を出していました 枯れても人を楽しませる、良いですね
今回の倒立台、追加で作ろうかと同じディスプレイスタンドを調べましたが探し出せません
確かに古い物なのでもう売っていなのかな・・

旧作の倒立台はこちら 【 ピストには倒立台 制作 】

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

トラック用 チェーンレスト制作

2016-06-14 20:09:50 | 製作・加工
自転車のリアホイールを外した時にチェーンを掛ける為のチェーンレスト
市販されている物も有りますが、自分の使い易い物を自作致します





後輪を外した後チェーンを掛けると共に、滑らかに回転する物を作ります
道具類の用意をしました 金属加工と溶接を行います






トラックレーサーの後輪を外した時のエンドの保護や
チェーンのメンテナンスに重宝するチェーンレストです
これも以前に自作した物ですが新しい物を作ります




使用する主なパーツはこの様な物です 厚歯のギア
ベアリングと中空のハブシャフト一式 これらを組み
合わせて行きます




まずベアリングと小ギアを溶接します






サイズを合せたワッシャーやナットを使い
ベアリングとギアを動かない様に固定します
この時にギアが振れない様に微調整しています
固定ギアを使う場合、ベアリングは型式 6300ZZ が
良いですね 内径 10mm 外径 35mm 巾 11mm の
鋼板両側シールドタイプです






バイスに工作物を固定しています これでギアと
ベアリングを溶接します






溶接後のスラグ(カス)を取りました 私にすれば
上出来です(笑)






ギアを取り付けた回転部分とシャフトを組むと
こんな感じになります でもこれで完成では
有りません






自転車小屋に移りました ここは電気の容量が
小さいのか日に依っては溶接が上手く出来ません 
ここで全てが出来れば便利なんですけどね




整備台で仕事を進めます






用意しているクイックシャフトは 130mm 巾用です
ネジが短いので 120mm巾で使える様にダイスで
ネジを切ります






バイスにシャフトを固定して切削オイルを使いながら
ネジを切り進めます 1回転進め半回転戻す、その様に
して行けば綺麗なネジが作れます






廉価な刃で切れ味が悪く、金属をむしっている
様な処が有ります 








ちょっと掃除をしましょう それでも急がず丁寧に
仕事をするとこの程度のネジが出来ています






自転車に使ってみるとクイックシャフトが長いです
これが身体に当ると非常に痛い目に遭います






この辺りで切り落します






併せてチェーンが問題無く回る様にスペーサーで調整し
チェーンラインを前のギアと合せます 
※ チェーンラインとはフレームの芯とギアまでの寸法で
  その寸法が前後同じであれば前後のチェーンラインが
  通っているなどと言います






各部の調整とオイルを注し綺麗にして完成です






チェーンラインも通りました クイックレバーは
ギア側が使い易いですね 出ていたクイックシャフトも
切りました、これなら当っても痛く有りません





新しく出来上がったチェーンレスト Chain Rest 文字通りチェーンをここで休ませてあげます
チェーンは、たまに洗って専用オイルで潤いも与えてあげます 高級エステサロンみたいな
ものですね
以前の物も普通に使えるのですが、手触りと視覚的なもので気になる処が有りました
そう思いながら使うのは嫌だったのですが 古い方は又気に入る様に手を加えてやりましょう

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加