Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チェーンホルダー 色々

2019-04-30 20:31:10 | 自転車部品・用品
自転車整備をする時にチェーンを保持する為の用品で チェーンホルダーと呼ぶ物があります
これはチェーンキーパーやチェーンレストと言う事も有り それらを見て頂きます





今、私が保有しているチェーンホルダーですがこの 10年位の間にかなりの数を自作しています
その都度使い易い物へと改良を加えますが、あと1~2個作れば理想の物が出来そうな気がします
ただ最近は市販されている物でとても良い物が有ります

今回は Chain Holder チェーンホルダーと紹介していますが
Chain Keeper チェーンキーパー Chain Rest チェーンレストと呼んでも良いかと思います




幾つか有る中で実際に良く使っているのは
この 3個です




これは自作した物で ピストレーサーのチェーンラインに
合わせて作っています 勿論ロードレーサーにも使えます






これも自作した物で ロードのトップ位置にギアを合わせています
長いシャフトはクイックシャフトにダイスを建ててネジを切っています
長いまま残しているのは ここを持つと意外にリアエンドにセットが
し易く、切り落とさずそのままにしています






これは市販品で凄く優れたもので こいつには私の自作物も
勝てません この様な優れた物が出てくると自作する意味が
無くなって来ます






余りにも良かったので廃番になるのを心配して
予備を買った程です Bike Hand YC-521






この自転車のリアホイールを外して 先程の市販品の
優れた処を紹介させて頂きます




この商品はクイックレバーは外側 変速機側に使います






シフトレバー位置をトップにした常態でチェーンホルダーを
装着しました



トップ位置

トップ位置の変速機の状態






その時のチェーンを保持する丸いパーツの位置です



ロー位置

これはロー位置の変速機






その時の丸いパーツ位置

この様にこのチェーンホルダーは変速機の位置が
トップからローまで全てに対応出来ます
加えてピストの厚歯用のチェーンにも使えます




洗車や整備をする時に変速機を任意の場所に動かせるのは
とても重宝します この機能を持った物を自作しようとすれば
私の製作環境ではまず出来ません





輪行袋での移動やリアホイールを外したフレームの運搬ではこの様な片持ちの
ホルダーでは無く エンドの両側でシャフトを挟み込むタイプの方が フレームを
保護する意味では良いでしょう

かと言ってそれは目的が違うだけでこの商品の評価を落とすものでは有りません
自作は自作でその楽しみと自己満足感が有り良いものだと思います





公園で咲いていた白い花です クローバーでしょうか花言葉は幸福

今日で平成が最後の日になりますね日が明けて令和になっても お付き合い頂きます様
宜しくお願い致します  平成最後の日に Kino

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丸ノコの刃を交換する

2019-04-29 20:00:00 | 色々な道具
木材を切る時に使う電動丸ノコの刃を交換します





リョービの電動丸ノコですがかなり長く使っています 30年は超えているかと思います
これは仕事でも良く使いますがその内容に依って別の物と使い分けています




随分汚い写真で恐縮ですが この丸ノコは住宅の床などを
切る時に使っています しばらく使っていなかったので
刃に錆が多く浮いています






改装工事等で既設の床を切ると表から見えない釘やビスを
切る事が有ります そんな時にこの様に刃が欠けたりチップが
飛んだりします






丸ノコの刃は何枚か買い置きしています 仕上げに使う物
今回の様に雑工で使う物も有ります 
釘を挽くかも分からない作業では 先程の古い物でも良いのですが、
今回の仕事は少し気を使う処も有り新しい物に交換します






サイズは 165mm 歯数 40枚 暑さ 1.8mm で繊細な仕事ではなく
粗挽きも出来る様な刃ですが これでも勿体無い位です






刃を交換する時は 刃の中心に有るボルトを緩めます




モンキーレンチが便利なので使ってみましたが ボルトが
良く締まっていて頭を潰しそうです






メガネレンチを使います 9mm です ネジの頭の為には
やはりメガネやソケットレンチが確実で良いですね






古い刃を外しました 焼きが入った金属なので
これを加工すれば何か面白い物が作れるかも分かりません
余程暇ならまた何か考えてみましょう




折角なのでパーツクリーナーで少し掃除もしておきました




新しい刃を取り付けました 試しに木材を切ってみましたが
この様な物でも新しい物は良く切れます





今回の仕事では 床の開口をしてその後の復旧まで頼まれています
本職の大工さんの様に綺麗には出来ませんが 床の下地であれば何とか頑張って
やってみます もう一つの丸ノコも持って行こう・・・

コメント (2)
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リムセメントを使った タイヤ貼り

2019-04-27 20:09:10 | ホイール
リムセメントを使ったチューブラーホイールは定期的なセメントの貼り替えが必要です
最近はリムテープを使う人も多いですが安全確実なリムセメントを使ったタイヤ貼りの
様子をご紹介します





古いタイヤを外しリムセメントを新たに塗りタイヤを貼りますが 古いリムセメントの
状態に依りその方法も変ります
今回は古いセメントの状態が良く無かったので下地作りから作業を進めています
リムセメントの状態が良ければそこまでする必要はありません






下地の事は 床(とこ)やベッドと言います このリム側のセメントは
古いセメントを溶剤で一旦緩めそこへ新しいリムセメントを使い
床を作っています




床の状態を確認しています とても良い状態に仕上がっています
床作りの様子は 記事の末尾にリンクを貼るのでそれをご覧下さい




タイヤに問題は無いので外したタイヤをそのまま再利用します






タイヤに残っているリムセメントの状態も OK です






ここからタイヤを貼る為の作業です リムセメントは
何を選んでも大丈夫です パナレーサーの速乾タイプを
使います ただ一つだけ注意が必要です SOYO の金リム用
白セメンと呼ばれる物と混ぜるのは良く有りません






リムセメントをリムに塗る時には歯ブラシを使うと良いでしょう






セメントをリムに出します ニップル穴間 3スパン程度に
しておきます それ以上出すとセメントが垂れて始末が
悪いです






1スパンの量はこの程度 これをブラシで綺麗に
均して行きます




リムの全周にリムセメントを塗りました




タイヤを用意します タイヤを貼る時に気を付ける事は二つ




タイヤを貼る方向は タイヤのメーカーロゴを右側と言う人も居ますが
トレッドを基準に決めた方が良いでしょう 今回の様なトレッドなら
水捌けの事を考え左右のトレッドが作る V字の尖った方を進行方向に
向けると良いと思います

この話しをすると 自転車のスピードなら関係は無い、と仰る方も
いらっしゃいますが この様に謳っているタイヤメーカーも有ります
私はメーカーの考え方に従っています




もう一つ大切な事はリムにタイヤを嵌める時にバルブは真っ直ぐに入れます






タイヤを嵌める前に空気を少し入れます タイヤが丸くなる程度で
結構です 空気の入れ過ぎは返って仕事を難しくします




では始めます

リムのバルブ穴にバルブを差込みます 左右にいがまない様に注意





バルブを中心に左右へタイヤを伸ばしながらリムにタイヤを乗せて行きます
ここでタイヤを伸ばすと言うのはとても大切な事です
※ ただ SOYO のシームレスタイヤの様な繊細なタイヤは伸ばし過ぎはいけません
繊細なタイヤにどの程度の力を加えるかは自分で経験するしか有りません




さらにタイヤをリムの下方向へ嵌めて行きます




リムを立ててタイヤを嵌める限界が来たらリムを持ち上げバルブ側を自分の腹で支えます
残りのタイヤを最後までリムに乗せて完了です




リムにタイヤがはまりましたが チューブラータイヤは
ここからも大事な仕事が残っています




タイヤに空気を少し入れます 3キロ程度でしょうか






タイヤをリムと良く馴染ませ ホイールを回転させて
タイヤのセンター出しと振れを取ります




タイヤの振れ取りはタイヤの位置を左右にずらして行います




センター出しと振れが取れたら使用圧まで空気を張ります






今回は 7キロまで張りました




これでリアホイールのタイヤ貼りは完了です








バルブの状態も OK です タイヤの方向も合っています
今回はたまたま タイヤのロゴも右側に来ていました






タイヤのセンター出しについては リムから見えるタイヤの
ふんどしを左右揃える事で上手く行く物も有りますが それは
絶対確実な事では無いので、ホイールを回転させ自身の目で
確認する必要はあります






フロントホイールです する事は後輪と変りません






リムセメントはこの程度塗っています この後タイヤを入れます

リムセメントを有る程度乾かせてからタイヤを入れる方法も
有りますが私は昔から セメントを塗って直ぐにタイヤを
入れています




使った歯ブラシですが これは使い捨てですね






以前に使って置いていた奴ですが ブラシが固くなって
もう何にも使えなくなっています




捨てるにしろ置いておくにしろ リムセメントで周りが汚れるのを
避けるためケースに入れておきます リムセメントで汚れると
後始末が本当に厄介です








リムにセメントが付いていたら溶剤で良く拭き取っておきます
完全に乾いてしまうと中々取れなくなります






今回はパナレーサーのチューブタイプを使いました 33ml の容量です
今回のホイールはリムセメントが乾き強度が出るまで、一晩置いてから
使う事が出来ます






ホイール 2本でこの程度のセメントを使っています





ホイールの床作りから 2回に別けて作業風景をご紹介しました
最近のクリンチャータイヤと比べ優位性 安全性も多く有りますが それらは正しく
チューブラータイヤを装着しての事です 是非ご自分でタイヤ貼りが出来る様になって
下さい 新しい楽しみが増えると思います

前回の作業 【 リムセメント タイヤの張り替え 下準備 】

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リムセメント タイヤの張り替え 下準備

2019-04-25 20:23:34 | ホイール
リムセメントを使ったチューブラーホイールは定期的にタイヤの張り替えが必要です
ホイールにタイヤを貼ったままにしているとリムセメントが風邪を引いたと言う
状態になり接着力が無くなります





私のロードレーサーですが昨年の5月にタイヤの張り替えを行っています
それ以来殆ど走っていませんがセメントの劣化に走行距離は関係有りません
時間が経つにつれて接着力が低下して行きます






定期的にリムセメントを塗り直すのは 1年に1度は
行った方が良いでしょう その理由等も書き進めて
行きます








まず外したホイールのタイヤの汚れを拭き取り
傷などを確認します 致命的な不具合が無ければ
タイヤの再利用に問題は有りません






タイヤの空気を抜きます






タイヤの片側を両手の親指を使いリムから剥がして行きます
片側からではそう簡単に外れません これで外れる様では
リムセメントが死んでいます






ホイールの片側のタイヤを剥がせる所まで剥がし
ホイールを反転させて 反対側からタイヤを剥がします






リムセメントの状態や強度で異なりますが 丁寧に作業を
進めればタイヤは外れます




タイヤを外しました 今回の状態は思っていたより
粘着力=強度が落ちていました このタイミングで
タイヤを剥がして良かったと思います






リムセメントの状態を見てみます まだ完全に風邪を引いている訳では
有りません、セメントが乾燥して粉を吹いている状態を風邪を引くと
言いますが そうなると古いセメントを剥がしてしまう必要があります




タイヤの裏のセメントもまだ柔軟性が残っています




タイヤもリムもまだ何とかこのまま使えそうです
セメントに柔軟性が残っている間は次に塗るセメントで
古い物も生き返ります








今回のセメントは次のセメントを塗り重ねる事が可能な
ギリギリの状態です リムセメントに溶剤を混ぜて
浸透力を良くした物をプライマーとして先に塗っておきます








既存のセメントにプライマーを塗って行きます
これで古いセメントが柔らかくなります




この状態で時間をおきます








タイヤの接着面のセメントをワイヤーブラシで擦ってみます
これで粉が吹く様ではいけませんが まだ大丈夫です








タイヤの裏にも先程のプライマーを薄く塗布しておきます




ここまでが古いリムセメントを緩める作業です






前輪も同じ様にタイヤのチェックから始めます
汚れを拭き取っています






フロントタイヤも大きな不具合は無くこのまま
再利用します




タイヤを外します






リム側もタイヤ側も後輪と良く似た状態です
セメントは1年を超えると接着力も無くなり
とても危ない状態で自転車に乗っている事になります




前輪もセメントにプライマーを塗り古いセメントを
柔らかくします 完全にセメントが風邪を引くと
この様な方法も取れず古いセメントの除去が必要になり
これには凄く手間隙が掛かります

一年以内のセメントの塗り直しは前記の様な理由で
自分の身を守る為にも行わないといけません






古いセメントが落ち着くまでしばらく時間を要します
このままの状態で放置しておきます





リムセメントが落ち着くまで昼食にします ピストバイクに乗り喫茶店に来ました
普段自転車を触る時はご飯も食べずにしている事が良くあります 今日は幸せ(笑)




お昼から帰って来ました 先程から 4時間が経ちました
リムセメントの状態を見てみましょう






随分と艶が有りますが指先で触れるとそれ程
指にへばりつく訳では有りません 






親指で強く押すと指の指紋が残ります 柔らかさとすれば
特に問題は有りません ただ・・・ 次に塗るセメントの
床=下地とすれば少し接着力の手応えが弱いです








タイヤの方はこれで問題は無さそうです このまま行きましょう







リム側のセメントはもう少し床をしっかり作ります
フロントから始めます ハブは HB-7800 です




これは昨年新しく買ったリムセメントです






中身を良く混ぜました 新しい時より少し固くなっています
これを均一に塗りましょう今の状態の床作りには丁度良いでしょう






塗り残しの無い様に塗りました






リアホイールも同様に作業を進めました ここまで
限界に近いリムセメントのお陰で、かなりの手間が掛かりました
短期間にタイヤの入れ替えをしていたら 新しいリムセメントを
塗るだけで終わる作業です




さてこの状態で一晩置きます 若い頃はここまでタイヤの接着力を
求める事は有りませんでしたが 歳を重ねて今までと同じ様には
行きません 安全 確実 安心 これを求めた作業です





ランチへ行った時に見掛けました 鮮やかなブルーですね

本来もっと早く終わるタイヤの入れ替えですが、今回は下準備だけで続きは次の記事に
させて頂きます 次は新しいリムセメントを塗布しタイヤを張る所までご覧頂きます
次回もお付き合い下さい

タイヤ貼りの様子 【 リムセメントを使った タイヤ貼り 】

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Спутник スプートニクに 乗る

2019-04-22 20:01:40 | ロード
石川県のカツリーズサイクル&デザインさんのオリジナルブランド Спутник スプートニク
それが私の愛車 ロードレーサーです




スプートニクブランド ソユースと言うシリーズのフレームの素材はマグネシウム
一部カーボンを使い 優しく動く自転車です 今回は久し振りに乗りました






昨年の6月に良い状態に仕上げたチェーン関係はまだオイルも枯れず良い状態を保っていました
この頃から本職の仕事量が増えて全く自転車に乗っていませんでした







フレームの塗装はカツリーズの成田さんが私のイメージに合せて色を調合
私のブログの URL をデザインに取り入れて頂きオリジナルの塗装をして
くれました

そんな成田さんから電話です 今年は自転車イベント ツール・ド・のと 400 に
参加して下さいよ 4ヶ月前にお願いしましたから準備をお願いしますね。

三日間で能登半島を一周する人気イベントです 今年は第31回大会で
2019年9月14日(土) 15日(日) 16日(月)に開催されます
しかし今の私に三日で400km は走れないです・・ 






使っているホイールはチューブラー ARAYA の名機 ADX-1 に WR Compojiti の
ハブを使っています
その様な電話を頂きながら何もせずには居られません 今の自分にどれだけ乗れるのか
試しに出て来ました





桜の木は花が散って新芽が出ています 緑が綺麗な街になっています





久し振りに乗るとお尻の筋肉が無くなりサドルが板の様に感じます
脚の筋肉が無くなりトップチューブに膝が当たります ただ乗り方までは
忘れていません サンマルコの ASPIDE アスピデは私のお気に入り





淡いブルーが綺麗でした

今の状態では計画的に練習を重ねても普通に乗れるまでに 2ヶ月
人と一緒に走れる様になるまで 4ヶ月は掛かりそうです 出来るのか・・・
上手く 4ヶ月前に電話をして来たものです(笑)

 
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