Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

MAVIC COSMIC フリー ボディ 分解整備

2010-05-31 20:17:50 | 自転車整備 フリーホイール
MAVIC COSMIC マビックのコスミック 少し古いチューブラー用ホイール
ですが このカセットハブのフリーボディを分解し構造を見てみましょう
この作業も今ロードを組んでいる LATIDO ラティードの一連作業ですが
カテゴリーは 自転車整備 フリーホイールにしました




縁が有って私の所にやってきた マビック・コスミックのホイール
先日はリムセメンの除去もしてやりました






このホイールのフリー部 シマノ用ですがこのラチェット音は
小気味の良い しっかりした弾き音がしています

ハブとフリーの装着部に黒いリングが これはゴム系の防塵シール
ですが 防水の効果はそれ程高くないでしょう






黒いリングを外すと フリーのラチェットの一部が見えます
この構造だと 水は入り放題、頻繁な整備が必要だと想像出来ます






フリー側と逆側の中空シャフトの内部は 5ミリの六角穴です






大体フリーボディを外すのは この辺りのネジです 一度外して
みましょう 初めての物でも兎に角、前に進む エイヤーです(笑)






ここは私の勘が当りました 中空シャフトの右側のナットは
フリーボディの押さえ 固定ボルトを兼ねていました フリーボディは
簡単に引き抜く事が出来ます




フリーボディ内部 手前(ハブ寄り)にはニードルベアリングが
外側には シールドベアリングが入っています このベアリングは
片側シールド 外側、変速機側にはゴム系のシールド材が使われて
いますが 内部側にはシールド材は使われていません






フリー内部 ハブ側のラチェット機構です






ここは大きな写真で見てみましょう ラチェットのツメはこの下にスプリングで動く小さなピンが仕込まれています
ラチェットレンチの駆動部や ソケットの装着部に良く使われている機構に似ています
ハブボディとこのラチェット機構を含んだ部分はトルクスネジで固定されています






そのラッチェット部の構造と部品数はこれだけ






フリーボディ内部のニードルベアリングが接触する スピンドル
その内部に二ドルベアリングが見えています これはハブの回転部です






そのベアリングを引き抜くと その奥にリングが入っています
あまり精度の良くないこのリング 役割は良く解りません
ベアリングの左右の位置決めだけに必要な物じゃないかな?








ここまで来たら ノンギアサイドも分解しましょう 
C 型リングを外してみると エンド(爪)に当る座金が外れます






樹脂製の防水キャップを外します これはハブの溝に嵌め込んであるだけです






この小さな穴が開いたキャップ 最近のマビックのハブはこれでベアリングの
当り調整をしますが このコスミックの当り調整は、真ん中の 15ミリのナットで
このキャップはハブシャフトの押さえです 穴が小さくカニ目レンチが使えません
スナップリング プライヤーを使ってみます






固い、良く締まっています 逆ネジかとも思い 左右方向にドライバーと
ハンマーで殴ってみましたが キャップにドライバーが食い込むだけで全く
緩む気配が有りません これ以上、無理はしない方がよさそうです ここは
今回は断念




ここまで分解した部品を洗ってやりましょう






洗った後の洗い油はご覧の通り 私が自転車整備で洗浄は大切だと
良く書きますが これを見て頂ければ解って頂けると思います

洗浄せずにオイルアップするのは この様な金属粉で部品を擦り
付けているのと一緒 特にドライブラインでは洗浄は大切な事です






今回のグリスアップ〜組み付けは このフリーボディの構造から
やや粘度が高く流れ難いグリスを薄く使う事にしました 
ただこのグリスを選んだのは もう一度分解する事を睨んでの
事もあります これは少々無謀なチャレンジなんですが 又アップ
できれば記事にしましょう

この MAVIC COSMIC 重量はフロント 900 グラム リア 1073 グラム
リム単体で 610 グラムでした どうしてリムの単体が分るの? これは
又別の記事でご紹介しましょう

同じマビックでも全く違ったフリー構造を持つ キシリュウム
その過去記事はこちら 【 MAVIC KSYRIUM フリーボディ 分解整備 】 

コメント (10)
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チューブラー ホイール 床作り〜タイヤ貼り

2010-05-30 20:31:31 | 自転車組立の 全てが解る
先日リムセメントの除去をしたチューブラーホイール MAVIC COSMIC
これにタイヤを貼りますがその前に事前作業が有ります それがベッド
床作りです






先日リムセメンの除去後 丁寧に洗浄をしたホイール このマビックの
コスミックにチューブラータイヤを貼りますが リムセメンを完全に落とした
リムはこんな状態 このままタイヤを貼ると接着力が弱くなります 本来の
接着力を出す為にするのが 床作りです




では始めます まず用意するのがシンナー等の有機溶剤






有機溶剤をウエスに含ませ リムのタイヤ接着面の脱脂をしてやります
特に新しいリムは工場出荷時にかなりの油脂分が付着しています これを
丁寧に除去します






そして次に使うのは リムセメント これを今脱脂した部分に塗るの
ですが この様なボンドを使う人もいます これの役割はタイヤを貼る
時に使う リムセメンの接着力を確保する為の プライマー代りです








私はリムセメントを使いますが リムの全周に薄く塗ります
床はそんなに厚く塗る必要は有りません 私は指を使いますが
何を用いても結構です 昔は良く歯ブラシを使いました

塗り終わったら表面が乾燥するまで放置します




床も良く乾いたので タイヤを貼りましょう






次はタイヤを接着する為のリムセメントです これはしっかりと
タイヤが接着する量を使います 私はホイールをこじる様な乗り方を
しないのでやや薄めに塗りますが 一般的にはリムからはみ出す位
塗っても良いでしょう はみ出した分は後で拭き取れば良いですから
気にしなくて結構です




リムセメンを塗り終わったら タイヤを入れます この時タイヤの
サイドがやや膨らむ程度空気を入れます この方がリムに入れる時
タイヤのサイドが汚れ難いからです




タイヤをホイールに入れる時 タイヤの装着方向を良く確認します
タイヤに方向の指示や印しが無い場合 タイヤのトレッドを基準に
方向を決めます

この様な V 字型のトレッドを持ったタイヤの場合 このセンタートレッド
両サイドの V字の先端が 上から見た時に進行方向を指す様にします
この写真では 右が進行方向です これはウエット路面時の 水捌けを
考えての事で これであればタイヤが拾った水を外へ吐き出してくれます






タイヤの入れ方は リムのバルブ穴にバルブを入れ その両サイドのタイヤを
上から下方向にリムに沿ってタイヤを押し下げて行きます 最後はホイールを
やや浮かし タイヤの最後の部分をリムに入れます 慣れなければタイヤの
サイドや服が セメンでコテコテになるのはここです

ここの作業で注意する事は二つ まず道路などで直にこの作業をしない事
砂や小石がタイヤとリムの間に咬まない様 せめてダンボールを轢きましょう

バルブは真っ直ぐに入れる事 バルブの両サイドのタイヤを押し下げる時に
気を付ければ良いですね




チューブラータイヤはこれで終りでは有りません まだ大切な作業が
残っています タイヤに空気を 4〜5 Kg 入れます





チューブラーのタイヤ貼りでとても大切な作業 タイヤのセンター出しです
ホイールを回転させタイヤが全周センターに来る様に調整します トレッドなどを睨みながら
左右に振れている所が有ればそこをセンターに調整する作業です これは大切な事で幾ら
高性能なタイヤもセンターがずれていたら台無しです
プロ・メカニック【 カツリーズ サイクル 】の成田さんは触取り台にセットし 天ブレ(縦ブレ)まで取ってしまう様です

この後、はみだしたリムセメント等を拭き取り エアーを通常の使用圧まで張りリムセメントが乾くまで置いておきます
クリンチャーと比べ少々手間が掛かるチューブラーですが それに見合っただけの性能は発揮してくれますよ

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MAVIC COSMIC チューブラー リムセメント 掃除

2010-05-29 20:05:25 | 自転車組立の 全てが解る
今回のロード組替 LATIDO にはクリンチャーのマビック・キシリュウムを用意
していましたが やはりどうしてもあの重量級のホイールが気になっていました
そして縁が有ってやって来た MAVIC COSMIC マビックのコスミック チューブラー
ホイールです タイヤも装着されていましたがタイヤを外しリムセメントの除去を
してやります






縁が有って私の所へ嫁いで来た MAVIC COSMIC マビックの
チューブラー ホイール コスミックです 見た目、良い雰囲気を
持っていますが タイヤを外しリムセメントの状態を確かめて
みましょう




これは凄い これを見たら放ってはおけないです リムセメンを
綺麗に除去してやりましょう この量では以前使ったリムセメント
クリーナーでは歯が立たないでしょう

その方法は 過去日記 【 リムセメントの 除去 】




今回は塗装用の剥離剤を使いましょう






剥離剤を容器に小分けし ハケでリムに塗ります




剥離剤を使う時は ケチらずたっぷりと これは塗装を剥がす時も
同じです そして焦らず充分な時間を置く この辺がコツかな?




かなり重症でしたから時間も 30分程置きました この位が頃合でしょう




さて何で柔らかくなったリムセメンを剥がそうか こんな時は
バターナイフやスプーンがお決まりですね この様なアールの
付いた所には ナイフやスプーンを上手く使うと凹んだ所も
無理なく作業が出来ます




1 回擦ればこれだけ取れました




ホイールを 1周すればこれだけ  しかし・・・




覚悟はしていましたが やはり 1回では無理でした
この後 前後輪とも同じ作業をもう一度




かなり頑固でしたが全て除去する事が出来ました
リムセメントだけで 50 グラムは有ったんじゃないかな




before after



最初の状態を見た時にはバックを踏みましたよ でもこの辺は綺麗にしてやる の思い込みですね
リムセメンを剥がした後 かなり時間を掛け水洗いをしてやりました 剥離剤を残すのは良く有りません
今回はやり甲斐の有る作業でした

さてこのホイール 次はベッド作りをしてタイヤを貼ってやりましょう

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アヘッド ヘッド小物 グリスアップ

2010-05-28 20:55:15 | 自転車組立の 全てが解る
分解が終わったラティードのロードフレーム 組み立て前にヘッド小物の
具合を見ておきましょう このフレームは 1インチのアヘッドタイプ 
スレッドタイプと比べるとパーツの数も少ないヘッド小物ですね






先日全てを分解しフレームだけになったラティードのロードフレーム 洗浄をしワックスも掛けてやりました
すでに年数が経ったフレームですが傷も無く塗装も全く傷んでいません 大変状態の良いフレームです
今日はこのヘッド小物の具合を見ながらグリスアップをしてやりましょう






フォークコラムにネジが切って有るスレッドタイプと異なり
アヘッドタイプは上部わんを上に引き抜くだけです






上部わんを外すとフォークが下から抜けます
下わんにはリテーナーとフォークの玉押しの間に
防水用のシールが入っていました




フレームに圧入して有る 上下のボールレース以外は
これだけの部品で全てです






まあこんな事も有るんですね リテーナーの鋼球が一つ外れ
防水用のシールを傷付けていました このまま使っていたら
このヘッドパーツは逝っていましたね でも外れた鋼球は何処へ
行ったんだろう 中には無かったぞ・・




さて各パーツを綺麗に洗ってやりました






ヘッドパイプ、上下のワンは外す事もないので ガソリンを含ませた
ウエスで古いグリスを綺麗に拭き取りました






不足していたスチールボールを足しておきましょう サイズは 5/32
昔からヘッドには一番多く使われるサイズですね






フレームに圧入されているパーツも含め 全てマイクロロンで処理をしました
その後ルブリカントを使い組み付けます フォークコラムとヘッドチューブ内
にも腐食防止用のグリスを薄く塗っています




組み付けと言っても このアヘッドタイプは 分解した逆の手順で
フォークを差し込むだけです





何かあっと言う間の作業でした 今迄スレッドタイプばかり触っていましたがアヘッドは整備性が良いですね


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LATIDO フレーム プチ カスタマイズ

2010-05-27 23:59:09 | 自転車組立の 全てが解る
今回使用する 浅香輪業の LATIDO ラティード フレームの塗装に傷も無く
凄く良い状態なんですが ただ一つ・・・




かつてはロード・プロ キングこと三浦恭資選手も使っていた事が有る
LATIDO ラティード 何故か昨年から私の所にやって来たのが これで
三台目 余程、縁が有るのでしょう






この水貼りのヘッドマーク ARK この由来は知らないが 良いセンスを
しています ここをちょっと変えたいな




エイ これでも貼っちゃえ COLUMBUS KINOSHITA Special
どちらでも良いだろうって? 気持ちの問題やね(笑)




さりげなく少しだけ主張しています Kino の自転車だよって でもこのステッカーもこれが最後の一枚
無ければ少し淋しいな デザインもこなすプロ・メカニック カツリさん作です 又お願いしようかな

過去日記 【 ステッカー チューン 】

 
コメント (2)
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