Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

カンパ 変速機 プーリーの交換

2015-10-09 20:21:11 | 自転車整備 ディレーラー
オールドカンパと呼ばれる NUOVO RECORD ヌーボレコード リアディレーラーの
プーリーを交換します





私が選手時代に乗っていた NATIONAL ナショナルのロードレーサーは
今でも乗れる様に整備し保管しています






この自転車の変速機はカンパのヌーボレコード
1969年製です このオールドカンパと呼ばれる
変速機のプーリーは多くがこの様に割れてしまいます 




プーリーの交換をします メンテスタンドに乗せました






チェーンホイールは RECRD の祁燭噺討个譴 PCD 151
フロントディレーラーもカンパのレコードです






上下のプーリーを取り外します








プーリーの取付けネジの頭は 8mm の六角です
どの様な工具でも結構ですが カンパの T型レンチを
使います








とても使い易い工具でこのサイズのネジには丁度良い
大きさです 今回のネジは全て正ネジです ネジが外れました






この状態で上のプーリーは邪魔をする物が無いので
直ぐに外れます 上のプーリーはガイドプーリーと
呼びます






次は下側のプーリーです これはテンションプーリーと
呼んでいます








こちらも T型レンチを使いボルトを緩めます プーリーには
チェーンの加重が掛っているので落さない様に注意






裏側のプーリーケージも自然に外れます
これで上下のプーリーが外れました 簡単な作業です






変速機を上から見るとピポットボルトの横に
文字が刻まれています NUOVO RECORD ヌーボレコードは
1968年の登場ですが 初期の68年69年のみ PATENT だけの
文字が有ります これ以降70年〜84年まで PATENNT の後ろに
製造年の数字が刻まれる様になります






整備テーブルへ移動しました






こちらはガイドプーリーです カンパのこの樹脂プーリーは
年数が経つとほとんどが割れます ただ普通に使っていれば
こうなるまでに摩耗して交換するので特に問題は無かったの
ですが 現在はこの変速機を使った自転車がそれ程距離を
走るとは思えません 多くのオールドカンパファンの悩み処では
有るでしょう






テンションプーリーの方はまだ割れていません カンパの
プーリーは最初から一本筋が入っています 割れるのは
そこからですね








カンパのプーリーはこの様な金属の筒が入っており
両側に金属の押えが有りそれをネジで止めています




工業的にはこれも一種のベアリングらしいですが
カンパを語る時は ベアリング無しのプーリーと
多くの人が言っています






拘りが有るのならカンパの純正プーリーを使いたい処ですが
現実には手に入れるのがとても難しいパーツで 状態の良い
物は恐ろしい値段で取引がされています 今回は汎用性の高い
社外品を使います






付属のパーツは対応機種に応じたスペーサーです
説明書の内容に従いこの中から選びます ただシマノの
7速時代からの対応で当然今回の 5速なんて古い物までは
保証されていません 
ただこれに関係しているのはチェーンの巾で、それに応じた
プーリーケージの間隔が確保出来れば良いと言う事ですね






私の自転車には本来 3/32 と言う規格のチェーンを使いますが
そのチェーンも現行商品では有りません シマノ HG-91 と言う
6〜8 速対応の物を使っています これは 5速でも使用可能です
スペーサーは 7速対応の物を使いましょう




7速用のスペーサーを切り離しました プラ模型みたいです






スペーサーを取り付ける前にグリスで回転部を保護して
おきましょう SPIN スピンのグリスを使います






シールドベアリングが使われていますが金属部分に
薄く塗布しておきます 回転性能に寄与しませんが
古い部品に対する儀式みたいなものです






スペーサーを取り付けました








純正のプーリーとの巾を比べてみます 純正 10.65mm 程度
今回の汎用品 10.00mm で 0.65mm 狭くなりました チェーンの
外面が 3/32規格は 8.2mm(ピン長さ) HG-91 は 7.1mm これを
考えれば大丈夫でしょう




プーリーの用意が出来たので 取り外した他のパーツも
綺麗にしました






メンテスタンドに戻ります 変速機の裏側など普段
ウエスの入らない所も掃除しておきます




このプーリーにはアッパーとロワーが有ります  SIS 機能が
無い変速レバーには必要の無い事ですがアッパー表示の物を
ガイドプーリーとして使います






取付けネジにもグリスを塗布、部品を長く使うなら
しておいた方が良い一手間です






8mm のボックスレンチで軽く締めておきます






ロワーと記されたテンションプーリーです






こちらはチェーンを通しておくのを忘れてはいけません






チェーンがプーリーを引っ張りますので ネジの線を
切らない様、丁寧に作業は進めます






スペーサーが樹脂なのでこのサイズのレンチでも
手応え無く幾らでも締まります 適度な加減で置いて
おきしょう 本締め後、プーリーが無理なく回転するか
確認をしておきました






変速機の裏側を見てみます






上下のプーリー取付けボルトのネジが出ています
巾が 0.65mm狭くなった分ですね この程度なら
オーケイです この時代の部品では許容範囲です





これでプーリーの交換は完了です








リアホイールを取り付けます クイックレバーは
この位置で締めます これには理由が有りますが
また記事にして書き留めておくのも良いかな・・






変速レバーはバーコンを使っています 変速操作をして
確認をします






トップからローまで問題無く変速します プーリーの巾が
狭くなった分、芯ずれを起こすのかと思いましたが特に
ストレスを感じません 0.325mm のセンターずれは
アッパーのプーリーが吸収してしまうのかも解りませんね





最近は今の自分の身体に合ったスプートニクばかり乗っていますが 久し振りにこの
自転車に乗ると、全く違う動き方に懐かしさを覚えます 今回の作業のついでに他の
部分のメンテもしてしまいましょう またお付き合い下さい

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変速機の調整 実走する

2015-01-23 20:17:17 | 自転車整備 ディレーラー
リア側の変速作動を改善する為に全ての整備と調整を行いました
メンテスタンドの上では上手く作動しています 実走ではどの様な
結果が出るのでしょう





少し曇りがちですが変速の状態を確認する為に走ってみましょう
最終的に変速機をデュラエースからアルテグラに交換しています





平坦地で直線が多い道路を選んで自転車屋さんまで
来ました まずリアのトップから 3~4枚目辺りで
感じていた引っ掛かりが全く無くなりました
こんなに気持ちの良いものなのか と言うくらい
良い感じです




元々トップから 3~4枚目でガイドプーリーが
上に上がり切らずスプロケットの真下にプーリーが
来ないのが原因で不快感を感じていました それが
解消出来たと言う事でしょう




変速機の調整はトップへ落ちるギリギリの
トップ位置に調整し ワイヤーはやや強めに
張りました このワイヤーの張りは私の持っている
感覚ではかなり強めです




フロントがインナーの場合はストレス無しに
変速しますが アウターに入れるとトップに
落ち難くなります ただ遅い速度では変速に
時間が掛るのは理屈では おかしい事では
有りません ここは違う機会に試してみます





途中で池に寄ると白鳥や他の鳥も沢山いました 皆が餌をあげるから直ぐに寄って来ます

今回、長く掛った変速調整は 気が付かずに乗っている人が居てもおかしくない
程度の事 それを私の気が済む様にしたい処から始まっています
元々シフトレバーがトップ位置に有る時に、ワイヤーを緩めに張るのが好みです
それが 9速まで通用したが 10速では不具合が起ると言う処に落ち着きそうです
こんな単純な事が解るのにここまで時間が掛りました 私はとても良い勉強を
しましたが お付き合い頂いた皆さんには白黒がはっきりせず又 内容の薄い
整備で申し訳無かったです・・

前回の作業 【 リアディレーラーを 交換する 】

今回の調整はここから始まり 10回の記事になっています
【 シマノ STI レバーを交換する 】

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リアディレーラーを 交換する

2015-01-20 20:21:56 | 自転車整備 ディレーラー
前回はリアディレーラーを洗浄しオイルアップを行いました
今回はその変速機を今使っている物と取り換えます





Shimano Ultegra RD-6600 これを取り付けます 新しい物では有りませんが
程度の良い物です






先日より後ろの変速調整を行っていますが
まだ自分で納得が出来ないので 一度変速機も
交換して様子を見てみます まず今使っている
物を外しましょう






チェーンをインナー × トップに掛けます






チェーンを切ります ミッシングリンクを
使っているのでマスターリンクプライヤーを
使います






プライヤーをインナーリンクのローラーに掛け
お互いを引き寄せてやります






ミッシングリンクのピンが抜ける部分に移動するので
ミッシングリンクを外します




これでチェーンを外せました






DURA-ACE RD-7800 を使っています
変速機のワイヤーを外します






ワイヤーのクランプボルトを緩めます 5mm の
アーレンキーです






シフトワイヤーを変速機から抜き取りました






変速機の取付けボルトを緩めます ここも
5mm のアーレンキーです




特に難しい事は有りません ネジを最後まで緩めたら
変速機が外れます




変速機を外した時に少し気になる事が有りました






ディレーラーハンガーの取付けネジにバリが出ていました
最近何度も脱着をしているのが良く無いのでしょう
タップでネジをさらえておきます 10 mm です




交換用のアルテグラです






取付けネジにはグリスを塗っておきます






タップを建てたネジに変速機を取付けます
締め付けトルクは 8~10N.m の指定がされています






シフトワイヤーを取り付けます アウターは
アウター受けの奥まで確実に入れましょう




インナーワイヤーのクランプ部です ここには
ボルトの他にワイヤーを押える金属パーツが
付いています






そのパーツには方向が決まっており 上の写真が
正しい使い方で 下の写真は間違っています




変速機本体にはワイヤーを取付ける溝が切ってあり
ワイヤーはここへ入れます




ここは良く間違う部分なので気を付けましょう
このボルトの締め付けは 5~7 N.m の指定です




これで変速機が取り付きました






変速機のトップ位置と ローの位置を調整します






以前の DURA-ACE でも条件を変えて変速機の
移動量を計測しましたが今回もやってみました
でも今回はあまり得るものは無かったです






チェーンを張りましょう ギアはインナー×トップの
状態で行うのが良いですね 前の変速機にチェーンを
通します




後ろの変速機のプーリーケージの中を正しく通します






ミッシングリンクでチェーンを繋ぎ 繋いだ後で
オイルを一滴注しておきます






ホイールを取付け 汚れたチェーンステーは
綺麗に拭いておきます






変速機の調整を行います 今回は特に気を付け
基本通りに作業を進めます






トップ位置 ロー位置 ワイヤーの張り調整も
行いました






取り外したデュラエースの変速機は また保管して
おきましょう





前回 DURA-ACE のディレーラーの方でもほぼ期待通りに変速する様になっていました
変速機自体も問題は無いと思いますが こればかりは目視で歪みの判断まで出来ません
そんな事もあり違う変速機に交換してみました メンテスタンドの上では上手く変速しています
次は実走行で調子を見てみましょう

前回の作業 【 リアディレーラーの整備 ULTEGRA RD-6600 】 

次の記事 【 変速機の調整 実走する 】

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リアディレーラーの整備 ULTEGRA RD-6600

2015-01-18 20:11:01 | 自転車整備 ディレーラー
自分のロードレーサーの変速調整が上手く出来ないと言う情けない状態です
一度変速機を交換しようとアルテグラ RD-6600 を用意しました 取り換える前に
洗浄とオイルアップをしてやりましょう





先日からの変速調整の一環作業です 自分の思い描いた変速状態にしたくて
変速機の交換をしてみる事にしました 用意したリアディレーラーは ULTEGRA RD-6600 です








新しい物では無いので汚れが残っています
洗浄して綺麗にしてやります




分解出来る範囲でばらします






外せるネジは外します ワイヤーのクランプネジです
5 mm のアーレンキーです




本体にはワイヤー用の溝が有りますが綺麗に残っています






シフトワイヤーのアジャストネジも外します






プーリーも外します こちらはガイドプーリーです
3 mm のアーレンキーを使います






プーリーの取付けネジです






白いのはセラミックでしょうか ブッシュですが
これもベアリングと呼ぶそうです でも自転車では
ベアリング無しのプーリーと言いますね








こちらはテンションプーリー やはり 3 mm の
アーレンキーを使います








テンションプーリーには回転方向の矢印が有り
シールドベアリングが使われています




分解はここまでです 部品を見ていると使用頻度の少なさそうな変速機です






各パーツの洗浄をします 場所を変えました






ワコーズのフィルタークリーナーを使います
別容器に必要量を取ります






刷毛でクリーナーを油で汚れた所に塗布します




直ぐに汚れたオイルが溶けだしますが それに伴い
私の手も良く汚れます 手がパシパシになります






部品にクリーナーを塗り終わりました






ワコーズのフィルタークリーナーは水で洗い流せば
O.K です 塗布後、時間を置く必要も有りません






小さなパーツ達は茶こしに入れてゆすいでやりました
フィルタークリーナーで水が白濁しますが 水が透明に
なるまで新しい水に替えてやります






部品が綺麗になりました その頃には私の手も綺麗に
なっています(笑) 
フィルタークリーナーがどの程度オイルを落すのか
試した事が有りますが 金属の表面が完全にオイルの
無い状態にはならず幾らかはオイルが残っているのを
感じます




使った容器の後片付けもしておきましょう 道具も
絶えず綺麗にしておきたいです






テンションプーリーはグリスアップがし難い
シールドベアリングが使われているので 
パーツクリーナーで表面の汚れを拭き取る
だけにしておきます




ベアリングに記号が書かれています S606RS 
内径 6mm 外径 17mm 厚さ 6mm ゴムシール 
波型保持器タイプと言う事でしょうか




エアブロワ―で内部の水分を良く吹き飛ばします
結構長い時間行いました



before and after



リターンスプリングも綺麗になりました






変速機取付部分も気持ちが良いです




部品の洗浄が終わったので作業テーブルに
帰って来ました オイルアップを行いましょう






本体の駆動部にはオイルをスプレー ワコーズの
チェーンルブです 用途の広いオイルで最近は
これを良く使っています






ワイヤーのクランプボルトやアジャストボルト
これらのネジにもグリスを塗っておきましょう
特にアジャストボルトは腐食して動かない物を
良く見ます






テンションプーリーはゴムシールドを捲ろうと
しましたが傷めそうだったのでそのまま取付けました




ガイドプーリーは左右に動く様に遊びを作ってあります
樹脂プーリーにゴム質のシールが入っています 結構
回転抵抗が大きそうです






その様な所には SPIN スピンのグリスを使いました






シールやセラミックのブッシュにグリスを塗布し
組付けます このプーリーは頻繁にグリスアップを
した方が良さそうですね と言うよりしないと駄目
だと思います




はみ出したグリスやオイルを綺麗に拭き取れば
完了です





現在は DURA-ACE RD-7800 を使っているので 部品とすればグレードダウンに
なりますが この様に触っていると ULTEGRA アルテグラもとても良い部品だと思います
でも実際に試合でも使うならガイドプーリーはデュラエースなどに交換した方が良いかな・・

前回の記事 【 変速状態は 改善されたのか 】

次の作業 【 リアディレーラーを 交換する 】

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変速機取付前の フレームチェック

2015-01-09 20:15:53 | 自転車整備 ディレーラー
フレームにリアディレーラーを取付けますがその前にディレーラーマウント部の
歪みのチェックを行いましょう




前回リアディレーラーのメンテナンスを行いました それを取り付ける前に
ディレーラーマウント金物のチェックを行います このパーツは柔らかい素材
ですので機会が有れば是非チェックをしておきたい部分です






最近の多くのフレームにはアルミで出来た
マウント金物が装着して有ります 多少の違いが
有ってもネジで止めている物が多く有ります
このネジの緩みも良く起るのでチェックをして
おきましょう




リアエンドの修正工具を使い 歪みのチェックをし
歪んでいれば修正を行います






工具のロッドとリムの距離を数ヶ所測り
その距離を同じにしてやります そうする事で
変速機の取付け部がホイールに対して平行に
なります 正常な変速の為には大変重要な事です






リアエンドに問題が無いので変速機を取付けます
シマノは締め付けトルクを 8〜10 N.m と案内しています
この時 B テンションボルトをマウント金物に挟まない様に
注意が必要です




変速機の取付けは完了です






シフターも外しているので取付けます
2 種類のレバーを用意していますが ST-7801 の方を
使う事にします






このレバーも事前に分解し出来る所は 新しい
グリスに入れ換えています






ハンドルに取付けます




ブレーキのアウターワイヤーですが ブラケットの
アウター受けに確実に差込みます 遊びが有っては
手応えが悪くなるので奥まで入れましょう




シフトワイヤーも張ってしまいます






シフトレバーを握りインナーワイヤーを差し込みます
タイコにはグリスを塗っておいた方が良いですよ
ここが腐食するとちょっと面倒です






アウターケーブルも確実に装着し ダウンチューブの
アウター受けから 変速機まで持って行きます




リアのアウターを取付け インナーは変速機に
固定します






変速機のワイヤークランプ部です ボルトと変速機の
間に有る金物はこの様に使います 良く間違っている物を
見ます、気を付けましょう ワイヤーは変速機に溝が有るので
そこに収めます






変速機にワイヤーを固定し取付けは完了です
ワイヤーの締め付けトルクは 5〜7 N.m






ブラケットを同じ位置に取り付けるのは結構難しい
ものです 外す前に自分で解る様にしておくと良い
ですね ブレーキワイヤーの下巻きテープ 実は
これも大切で この位確実に巻いた方がしっかり
した手応えの自転車になります





今回の変速機の不調はおそらく気が付かない人が居るだろうと思える程度の事です 
気にならない人も居るでしょう・・ そんな細かな事なんですが見過ごせないので
全てを見直しています 次は一旦外したチェーンに掛かります

前回の作業 【 変速機のメンテナンス RD-7800 】

次の記事 【 チェーンの洗浄は こうすれば良い 】

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