Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロード用 スプロケット 洗浄とオイルアップ

2016-09-22 20:37:36 | 自転車整備 その他 
ロードバイクに使うカセットスプロケットを洗浄しオイルの塗布を行います
それ程時間の掛る作業では有りませんので時間の有る時にしておけば良いですね





Shimano ULTEGRA CS-6700 10速のカセットスプロケットです
これは少し前に取り外した物ですが洗浄とオイルアップをしてやります
これはグレードによりその方法を変える事は有りませんので、他の物でも同じ作業で結構です






前回、取り外した時にまとまりが良い様に
針金で止めていた物をばらしてしまいます




この様なパーツの整備は絶対にこれで無ければいけない
と言う事は無いので 状況に応じたやり方で進めます






今回は洗車にも良く使うワコーズのフィルタークリーナーを
使います 必要量をステンレスのパレットに注ぎ入れます
多くの量は必要ありません、少しで結構です 

これも最近は皆が使う様になり、ワコーズ自身が洗車講習会
なんかをしている様ですが 6年前に私がブログで紹介した時は 
こんな物を自転車に使うの? いや使ってみたら良いじゃない・・ 
と多くの人が買いに走ったと言う事も有りましたね その時の記事は
今でも多くのアクセスが有る人気記事です




刷毛でクリーナーを塗って行きます それ程汚れた
スプロケットでは無いので、擦らなくても塗るだけで
大丈夫です






クリーナーを塗る前とその後ですがこの段階で油汚れは
落ちています ただこのスプロケットは絶えず整備を
している物ですが さすがに整備状態が悪くオイルが
グリスの様になった物は、擦ってやる必要は有ります






整備机から表に出ましょう ここからは水を使います
水が豊富に使える環境にないので この様な事をして
いますが水道が使えるなら沢山の水を使って下さい






バケツに取り別けた水にフィルタークリーナーを塗った
スプロケットを入れ良くすすぎます クリーナーが白く
濁り乳化していきます






全てのスプロケットを濯ぐとこの様に水が白濁します




パレットも洗ってしまいます








新しい水をもう一度使い二度目の濯ぎを行っています
最後に整備用品も綺麗にします




ワコーズのフィルタークリーナーは水に依って完全に
乳化するそうです それに使う水の量は私が何時もの
洗車で使う量で充分だったと認識しています 






整備机に戻って来ました エアブロワで付着している
水を良く切ります






さて、オイルは何にしようかな チェーンにも良く使う
TACRINO タクリーノのチェーンオイルを使いましょう
使う前に容器を振り中身を撹拌するのは私の儀式の様な
ものです 商品に依れば底に添加物が沈殿している物も
有りますのでね








スプロケット全体に薄く塗布します 指を使ったり
歯ブラシを使ったりします






ロックナットのネジには粘度の高い物が良いですね
グリスでも良いくらいです






これが無ければグリスを少量使いますが Super Lube
スーパールーブの超耐久潤滑剤 ここにはこれが良いと
思います グリス程汚れを呼びません




ネジの部分に塗っておきましょう 今迄もこれを使って
いましたがトラブル無しで、ネジも何時までも綺麗な
状態を保っています






スプロケットも綺麗になり全体に潤いを感じます
良く手入れをされた部品の独特の雰囲気を出しています





これでカセットスプロケットの一連の整備が終わりました 回転部分では有りませんが
良く整備されたスプロケットは乗った時にやはり滑らかさを感じます ちょっとした事が大切です

今でも多くのアクセスが有る人気記事 【 自転車の洗車 レースメカニックはこうする 】

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自転車の空気が抜ける 助けてメール

2016-09-06 20:33:51 | 自転車整備 その他 
雲が低く今にも降り出しそうなお天気の朝 電話に一通のメールが届きました
自転車に空気を入れていたらブシュ!と言ってタイヤから水が出て来た・・・
何の事か良く解りませんが、きっと直して下さいと言う事ですよね






天気も悪いので自転車を預かって来ました
ここなら雨が降っても作業が出来ます 成る程、
後輪の空気が抜けています






バルブに何か付いています ホイールが回転すれば
光る奴ですね 電池が切れたらただの重りです(笑)
メールに書いて有った様にリムとタイヤの隙間から
水が出ています






パンク修理道具を用意しチェックして行きましょう
空気が抜けていますが タイヤサイドにひび割れも無く
上手く使われています






バルブを見てみます あらあら、虫ゴムが千切れて
無くなっています 空気を入れている時に劣化した
物が千切れて プシューって音がしたのでしょうね






虫ゴムは買い置きが有るので新しい物を使いましょう
パンクと言われるうちの半分くらいはこれが原因です




バルブの入れ換えだけでは無く バルブの根元のリムナットを
緩めてみるとこれだけバルブが曲がりました この症状は何か
判りますか?






メンテスタンドを使いましょう タイヤを外して
中のチューブの状態を確認します 
黄色い道具はタイヤレバーです




タイヤのビートを外してチューブを見ると バルブの所で
チューブが団子になっています 空気が無い状態で車輪を
転がすとこの様な状態になります こうなると先程の様に
バルブが曲がります






チューブが回って団子になった状態で空気を入れると
しばらくしてから破裂します 一旦チューブを出して
入れ直しましょう タイヤの中に水が多く入っています
それも拭きながらチューブのチェックもします






チェックはタイヤの内側、リムの内部、リムフラップ
目視と指先で不具合を感じ取ると良いですね




フラップのバルブ穴が切れている事が良く有ります
要注意、要点検です








チューブを戻す前にバルブ部分の保護材を使っておきます
これは先日も紹介しましたが、古いチューブで作っています






チューブを入れます まずはバルブをリムの穴に通します








先程、新しい虫ゴムを付けたコアを使います コアナットは
しっかりと締め 根元のリムナットはゆるゆるにしておきます








この状態でチューブはペッチャンコです このままでは
どの様にでも捩じれます それを避ける為に少し空気を
入れます チューブが少し脹らむ程度で結構です






タイヤの中にチューブを入れると 次はタイヤをリムに
嵌めていきます バルブの所からスタートします バルブを
中に押し込みます リムとタイヤの間にチューブを挟まない様
にする為の手順です

※ タイヤをリムに嵌めるのはバルブの所を最後に残す人も居ます
  これは自分が覚えた方法で良いと思います






タイヤをリムに嵌めて行くと最後の部分は少し固くて
入り難いですね ここは指先では無く親指の付根辺りを
使うのがコツです 手で入らなければタイヤレバーを
使いましょう




空気は直ぐに入れるのでは無く チューブがタイヤと
リムの間に挟まっていないか良く確認をしてからです
チューブが噛んでいると間違いなく破裂します






空気を入れるとバルブがリムから伸びる様に出て来ます
リムナットは根元まで手で強く締めておけば良いです
工具を使う時でもほんの軽く締めます






指先にツバを付けバルブから空気が漏れていないか
確認します 最後はバルブキャップの取付けです




後輪はこれで点検と整備が終わりました




ついでに前輪も見ておきます






大きなダメージは有りません でも・・






新しい虫ゴムに交換しておきましょう




ここに来たらそう簡単に帰しません(笑) 
丁度油が枯れかけています、オイルを注しておきましょう






街乗り用の自転車にはこれ Super Lube スーパールーブの
HEAVY-DUTY CHAIN LUBRICANT 超耐久チェーン用潤滑剤
これのオイル持ちは凄いですね 普段使いには私が使った中では
ナンバーワンです




やや粘度の高いフッ素系の潤滑剤ですがチェーンの奥まで
浸透します 一般車には、飛散しない程度のやや多い目の
量を使う様にしています 私の普段使いの自転車にも使って
いますが充分満足させてくれます






変速機やブレーキの駆動部には ヴィプロスの
グレサージュを使っておきましょう ちょっと贅沢です(笑)








一通り点検しているとハンガーにガタが出ていました
一旦ロックリングを緩め玉当りの調整をしておきましょう






今回は玉当りの調整だけです 次の整備の時には
グリスの入れ替えもしてやれば良いですね
この辺の自転車は競技用自転車と違い シビアな
調整をするよりも、ボールを感じる位のやや渋めに
決めて行った方が無難ですね その方が自転車が
しっかりします 長く乗りっ放しでも壊れずに乗れる、
これは大切な事で 整備の一つの方法でも在ります





空気が抜けた!メールから始まった今回の作業 一通り点検整備をしました
前回は 6月中旬に洗車整備をしています それから3ヶ月、丁度良い時期でしたね





少し前は青い獅子唐でしたこれって赤くなるのかな? ちょっと見に行ってみましょう
他所のお家のものです(笑)

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パンクの原因 クリンチャータイヤ

2016-08-13 20:10:20 | 自転車整備 その他 
自転車に乗っていると多くの人が経験するパンク その原因を考えた事が有るでしょうか
今回はバルブ付近のパンクについて考えてみます





夏の盛りです自転車選手はそんな季節でも練習を休む事は有りませんが
私は気温の高い時に走るのは遠慮しています 今日もこの街乗り用自転車で
ゆるりと出掛けました




マビックのキシリウムはコルナゴのカジュアルバイクに
使っている物ですがパンクをしたので預って来ました






この自転車を組んでから約2年が経っていますが
フロントがパンクしたのは初めてです






パンクの場所はバルブの横ですが 白い丸で囲った所は
バルブの取付け部分のゴムの厚い所で その直ぐ横の
両サイドに米粒の様にチューブが薄くなっている部分が
有りました その一方に穴が開いたのがパンクの原因です




これの原因は中が見える訳では無いのであくまで推測ですが
スポーツバイクの経験と知識が豊富な自転車屋さんの店長との会話です
リムのバルブ穴、青丸が大きい場合 ロードバイクの様な高圧であれば
バルブがリムから押し出されます その状態で長く使うと肉厚部分の
近くのチューブが薄くなると言い、今回の様な米粒は良く有る事例だそうです




私はクリンチャーにはこの様に古いチューブで
バルブ部分の保護をしますが 今回のホイールには
この保護材を使っていませんでした

その自転車屋さんの店長はバルブ穴の部分に固い
リムテープを使うなどの対策をしているらしく
自転車に依り他の方法も使い別けているそうです






私がバルブ部分の保護に使うのは古いチューブで作った
この様な物です これは石川県のカツリーズサイクルの
優秀なメカニック、成田さんが取り入れている方法で 
これでバルブ付近のトラブルは皆無だと聞いています

これの制作方法は人気記事でした
【 クリンチャー用チューブ バルブ部の保護 】




色々と実体験に基づいた話を教えて下さったのは
兵庫県宝塚市に有る自転車店 輪心(わごころ)さん
店主の木村さんは MTB の選手、メカニックとしても
優秀な方です

輪心はこんなお店です H.P 【 Wheel Soul 輪心 】






チューブの予備も無くなって来たので 輪心さんで
別けてもらって来ました 普段使い用のごく普通の物です
普段から自分ではクリンチャーを使わない私には簡単な
チューブ選びのアドバイスでもとても有り難いです






この様に箱に入っていました スペアチューブはなるべく
小さく畳みたいのでバルブの際で折ってしまいますが 
この畳み方はバルブに無理をさせなくて良いですね






私が在庫として置いている他の物も見てみましたが
全てのチューブが同じ様に箱詰めされている訳では
なさそうです






スペアチューブは今迄この様にバルブの際で折り畳んで
いましたが先程の MICHELIN ミシュランの様に畳む方が
優しいですね 今後どうするか考えてみます






今日乗って行ったお買い物用自転車 先日ブレーキゴムを
交換した時にワイヤーがボチボチ駄目だと思いましたが
これも替えないといけませんね この時代のブレーキは
何度もワイヤーのクランプを触ると、どうしてもこうなって
来ます





強い陽射しの下 元気に頑張っていました

日常的に起っているパンクですが様々な状態のチューブを見る事が出来ます
それを見過ごすのではなく色々とその原因を考えてみるのも面白いですよ
そして経験を積む事でその予防策を思い付く事も有ります いつまで経っても勉強ですね

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カセットスプロケットの 取り外し 手順

2016-08-06 20:13:28 | 自転車整備 その他 
最近のロードバイクなどの後ろのギアはカセットスプロケットと言う物が使われています 
今回はそれの取り外し手順をご紹介します





これはロードバイク用のシマノ製 10速のスプロケットです これからこれを
取り外しますが少なくとも 8速、9速、10速、11速、そしてカンパも手順は同じです






ホイールは27インチのチューブラーホイールですが
ホイールの種類も作業に影響しません 皆同じです




使う工具はスプロケットリムバーと呼ばれるチェーンの
付いた工具です これはスプロケットの枚数に依り
チェーンの巾が違いますが 今回は本来使用出来ないと
されている 厚歯用のチェーンの物であえてやってみます
通常は 5~11速対応などという物を使って下さい






これはロックリングリムバー シマノ用です 
TL-LA15 は純正の品番ですが パークツールなどの
工具メーカーの物でも使えます Park Tool FR-5G シマノ用
BBT-5 カンパ用などが有ります お値段は1000~1300円程度
ですので是非持っておきたい工具です




そして先程の工具を回す為に使うモンキーレンチ
先が 24mm 以上開く物が必要です これはロブスター
UM36 ハイブリッドモンキーと言う商品でハンドルが短い
割に口が大きく開くタイプです この大きさはヘッド小物も
触れるので便利です 実勢価格2500円程度かと思います






では始めます ホイールに傷を付けない心遣いは必要です
養生毛布を敷いていますが パーツを落した時にも紛失
しなくて良いですよ








ロックリングリムバーの先端を中空シャフトの中に入れ
工具をロックリングの奥まで入れます 工具の突起は
工具が外れ難くて良いと思います ハブに通常のシャフトが
使われている場合、突起の無い工具を使います Park Tool
FR-5 970円






工具を横から見るとこの様な状態です






ここでスプロケットリムバーを使います
フリーが左=反時計方向に回らない様にこの工具で
押えます 
先に書きました様に今回の工具は厚歯用でチェーンが
厚いのでローギアにだけ使えます それ以外の場所では
チェーンがギアの間に入らず使えません ただこれも
ローギアと隣りのギアが 2枚以上の差が有れば可能です




そしてモンキーレンチを使います モンキーにも正しい
使い方が有り 正ネジを緩める方向=反時計回りに
力を掛ける場合はこの使い方が正解です 裏向けに
使ってはいけません





ホイールを立てて左手と右手を開く、下方向へ力を入れています 一気に行くのでは
無く、じわっと力を加えます ロックリングが緩んで回るのは右手の方です 手に怪我を
しない様に注意しながらの作業です






固いのは最初だけで後は手で回ります ロックリングを
外しました






ロックリングは軽合金で出来ています 下位グレードでは
そうでない物も有りますが形状は一緒です








ここからスプロケットを抜いて行きます 全てフリー
本体に、はめ込んで有るだけです








途中にスペーサーが入っています 最後に3枚が固定
された物が有りますが この枚数はグレードに依って
異なります 全部の歯を外しました






Shimano ULTEGRA 10 速のスプロケットです




今回の作業は特に難しい処は無く誰にでも出来ます
これから自転車を続けて行くなら是非出来る様に
なりたい作業ですね





先日自作したスプロケットリムバーも初めて使いました、充分使えます 外したスプロケットは
改めて洗ってやります それまでは針金やタイラップで留めておくとバラバラにならず良いですよ

スプロケットリムバーの自作方法 【 好評 小ギア外し 追加制作 】

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サドルの取替え 位置調整

2016-08-02 20:23:48 | 自転車整備 その他 
前回サドルの取替えを行いましたがそれで完成では有りません
今回は最も大切な位置調整を行います





前回今迄使っていた CINELLI UNICANITOR ユニカの革張りから このサドルに
取り替えましたが まだその位置が決まっていません これから出来るだけ以前と
同じポジションを再現します






サドルのポジションは 高さ、前後位置、傾き
それらの調整で決まります まずトップチューブに
印を付けた、以前のサドル位置と比べると偶然にも
前後は一致しています 角度はこれだけ前下がりに
なっています






まずサドルを水平にします 10mm のコンビネーション
レンチを使っていますが サドル裏のスペースが狭く
二本有るアジャストネジの前に使えません








二本締めのヤグラにはこの短いスパナが必要です
クランクになった方はマイティの付属品だったでしょうか
黒い方は藤田のヒューペルライダーに付いていた物です




かなり限られたスペースでの作業になりますが 
サドルを水平にしました




高さを見てみると サドルの形状の違いで 10mm 程
低くなっています








サドルの高さ調整はシートピンを緩めて行います
装着時に腐食防止のグリスを使っているので
固着する事なく動かす事が出来ました






サドルを上げると縦パイプにはシートアングルと言う
角度が付いているので 上方向と同時に後方にも移動
します もう一度サドルの取付けネジを緩めサドルの
前後位置を合せましょう






さてこれでサドルの傾斜、高さ、前後位置を以前と
同じに出来ました






ただサドルの位置が同じだからそれで良いのかと言うと
選手時代なら ほんのわずかな違いも敏感に感じます
サドルの表面の材質が変っても違和感を覚えます
その辺が納得出来るまで、これからは自分の感覚で
調整をして行きます 人に依っても違いますが毎日
1mm単位の調整が一ヶ月続く事も有りますね






だけど街乗りのお買い物用自転車では ここまで再現したら
大丈夫でしょう はみ出したグリスを拭いておきます






スペアタイヤも取り付けます チューブラータイヤは
長くパンクをせずにそのまま乗り続けると リムセメントが
風邪を引いて粘着力が無くなります 出来れば半年に一度
新しいリムセメントを使い張り替えた方が望ましいですね
この自転車もそんな時期です




前輪を取付けてメンテ台から降ろしました





少し乗ってみるとやはりサドルそのものの違いは感じます でも日常的に使うのに
それ以上病的なほど気にする事でも有りませんこのまま行きましょう





最近の自転車愛好家達からは良くサドルが合わない 股間が痛い等の声を聴きます
でも我々の頃は選択肢も狭く、多くの選手が決まった様なサドルを使いましたが
好みが有ったとしてもサドルが合わなくて股間が痛いと言う事はまず無かったです

今その様に言っている方も根本的な身体の不具合で無ければ 多くの人が乗り方で
解消出来るのではないでしょうか それには当然努力と言う二文字が付いて廻ります

前回の作業 【 サドルの取替え 】

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