Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

NJS チェーンの 繋ぎ方

2016-07-02 20:10:31 | 自転車整備 チェーン
自転車に使われるチェーン そんな中でも競輪関係の NJS 認可チェーン
競輪競走で使うチェーンの繋ぎ方は特殊な方法です





日本独特の形態を持つ競輪 そこで使う自転車は全て NJS 認可部品に限られ
各パーツには NJS の刻印が打たれています




チェーンもその様な部品の一つで使えるのは NJS 認可
の物だけで その繋ぎ方にも制約が有ります






認可チェーンには一ヶ所色の違うリンクが有ります
そこには NJS の刻印が有り この部分がチェーンの
継手部分になっています そうです競輪競走で使う
チェーンは繋ぎの部分が決められています




継手部分の部品構成です 継手部分にはピンを使わず
ネジとナットで止めます シルバーの部分は 継手リンクプレート
ネジは 継手ボルトと継手ナット と呼びこれは日本競輪学校の
教科書に書かれているそうです






この部分のナットやネジが緩まないのですか? と良く聞かれますが
この構造を理解すると緩まない事が解ると思います
まず外側、シルバーのプレートの穴は開いているだけです
その内側のプレートにはメスネジが建ててあり そこに
ボルトをねじ込みます




ボルトをねじ込んで行くと
ボルトの頭は外プレート(シルバー)の外面に当ります
ボルトのネジ側 ☆印の部分はプレートの内面に当り
幾らネジを締めてもそれ以上締まりません その状態で
プレートの外側からナットを締め込みます 

訂正
今回この記事をお読み頂いた 競輪学校の飯田太文教官から
ご指摘を頂きました
継手ボルトを継手プレートに締め込んで行くとネジがそれ以上
締まらなくなります そこから少しネジを戻してから継手ナットを
締め込む様に学校では教えているとの事です この方がチェーンの
動きがスムーズでナットも緩まなく、ご自身が競輪選手時代も
そうされていたと言う事です ご指摘を有り難く、ここで加筆訂正
させて頂きます   2016.7.3 Kino 拝




またこれも独特の部品ですが チェーンの長さを細かく
調整する為の 半コマと言う部品を使う事も有ります 
シルバー色のプレートの右側に使われているのがそれです






通常チェーンは巾の狭い内側のローラーリンクと
巾の広い外部リンクがセットで 1駒と言います
その巾の狭い部分と広い部分の両方を持って
いるのが半コマです




この半コマにも競輪競走で使うには制約が有り
取付け方法はこの写真の場所と方向で使います
これにつては過去私のブログでも詳しくご紹介
しています




チェーンの繋ぎ方はまずナットとボルトを外します
チェーンの長さを決める時は通常の自転車と同じ
方法でチェーン切りを使って行います




自転車にチェーンを取付けた後 継手ボルトを一杯
締め込みます そこから少しネジを戻します






その後プレートから出たボルトのネジにナットを入れ
ドラーバーでボルトを保持しナットをプライヤーで
挟み締め付けて完了です





奥のグリーンと手前の紫色 不思議な感覚で引き込まれそうになります
今回のチェーンの取付けは日本の法律の基で施行されている競輪と言う世界での
決まり事です 依って一般の人が必ず守らないといけないと言う事では有りません
しかし厳しい検査に合格した NJS 認可の部品と学校での教えの真似はしても良い
ですよね

過去の人気記事 【 チェーン 半コマの使い方 】

関連記事 【 自転車 チェーンの切り方 繋ぎ方 】

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自転車 チェーンの切り方 繋ぎ方

2016-06-28 20:33:03 | 自転車整備 チェーン
自転車に乗っていると必ずやって来るチェーンの交換時期 そんな時のチェーンの正しい
切り方と繋ぎ方をご案内致します





最近のロードバイクやMTB などは多段用のナローチェーンが使われており
それらのチェーンは切った後の繋ぎにはアンプルタイプピン、コネクティングピン
と言うパーツを使います 今回ご紹介するのは規格で言えば 1/2×1/8 厚歯と呼ばれる
一般車やピストバイクに使うシングルギア用 そして 1/2×3/32 の薄歯と言う多段変速で
昔の7段ギアまでに使われたチェーンです






従来の古くから有るチェーン切りです






今回チェーンは厚歯用を用意しました これは
多段ギア用の薄歯でもする事は全く同じです






ではチェーンを切ります チェーンを工具にセットし
工具のピンをチェーンピンの中心に合わせます




これはとても大切な事です 芯ずれは絶対にいけません






工具のハンドルを廻し工具のピンを押し込むのと同時に
チェーンのピンは強い手応えを残しながら押し出されます




ここで注意 現在のナローチェーンはピンを抜いて
しまいますが 今回のチェーンはアウタープレートに
ピンを残します






最近の多段ギア用のチェーンはチェーンの繋ぎに
新しいアンプルピンを使います






その為にチェーンを切る時はチェーンに使われている
ピンは抜いてしまいますが これとは大きく違うのが
従来のチェーンです






ピンをプレートに残したなら工具のハンドルを戻します






工具からチェーンを外しました ピンが残っているので
チェーンはまだ完全に切れていません






かすかに繋がっていたチェーンのアウタープレートを
少し拡げながら引っ張ると チェーンが離れます




チェーンのピンはアウタープレートの内側に少し
残す位が後の仕事がやり易いです 但し残し過ぎは
チェーンを切り離す時にチェーンに無理をさせるので
良く有りません この辺りの感覚は自分で覚えるしか
無いですね  ここまでがチェーンの切り方です





ここまでチェーンの切り方の説明をしましたが チェーンピンを残すのは
そのピンをそのまま繋ぎに使うからです これからその方法を紹介致します






チェーンを任意の長さに切った後は繋ぎです ピンを
残したアウタープレートをインナーリンクに被せます
この時ピンの頭がプレート内部に少し残っていると
インナーリンクの穴の位置がはっきりと解ります






出ているピンをプライヤーで摘み 奥へ差し込みます




この時に注意する事は ピンを斜めに入れない事
慎重に挟み込んで下さい






プライヤーでピンが入る所まで入れました






その時チェーンの裏側はこの様になっています
ピンがプレートの内側で止まっています






チェーンの繋ぎ部分を工具にセットし 飛び出した
チェーンピンを押し込みます






チェーンピンが表裏同じ出具合になる様に調整しました






工具からチェーンを外し 繋ぎの作業は完了です






継手部分を動かしてみると多くの場合、動きが渋く
なっています これはこのままではいけません






動きの固い継手部分の両端を指で持ち 固い部分の
外部プレートが開く方向へ力を加え、しごきます
これで抵抗なく動く様になります 但しやり過ぎは
いけません




チェーンの全てが滑らかに動く様になっています
これで繋ぎの作業は全て終わりました





花が終わった後だと思いますが 小さくて可愛かったですよ
今回紹介したチェーンの切り方と繋ぎ方 昔から行っている基本的な方法です
まだまだこの方法を使う自転車は沢山有ります 是非覚えておいて下さい
同じ厚歯のチェーンを使う競輪用の自転車 これについては又別の方法で繋ぎます
その方法についてはまた改めてご紹介致します

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チェーンを 装着する

2015-01-13 20:05:33 | 自転車整備 チェーン
前回丁寧に洗浄しオイルアップをしたチェーンを自転車に装着します
チェーンはとても良い状態に仕上がっています





今回はこの自転車のリア側の変速を良くする為に細かな部分まで整備をしています
チェーンは DURA-ACE CN-7901 600km 程度使用した物を前回丁寧にメンテナンスを
しました






フレームブランドはスプートニク シリーズ名は
ソユーズ マグネシュウムのフレームで塗装は
オーダーです






FSA のカーボンクランクに RD は DURA-ACE RD-7800
が付いています




整備を済ませたチェーンです これを取付けます
今回使ったオイルは SPIN OIL




このチェーンにはミッシングリンクを使っています






ミッシングリンクを外す時には専用工具を使うと
手間なく上手く行きます 使っているのは Park Tool
MLP-1C マスターリンクプライヤーです






シフトレバーはインナー×トップにします
インナーギアからリアはトップギアにチェーンを
乗せて行きます






トップギアにチェーンを巻き付ける様に
リア変速機へ向かいます






リアディレーラーのガイドプーリーにチェーンを
掛けますが






変速機に依ればプーリーケージにチェーンの
脱落防止用のフックが造作している物が有ります
ここはこの中にチェーンを通します






そのチェーンは下のテンションプーリーに乗せますが
ここでもプーリーケージの中を通すのを忘れては
いけません








チェーンの繋ぎにはミッシングリンクを使います
この様な形状をした物が 2個で 1セットです






ミッシングリンクを使う場合 チェーンの両端は
両方インナーリンクです






そのインナーリンクにミッシングリンクのピンを
それぞれ差込みます






前後に差し込んだミッシングリンクのピンを
表裏からお互いのプレート穴に差し込みます




その後チェーンを前後に引っ張ると プレートの穴を
ピンが移動して外れなくなります これで繋ぎは完了です




チェーンを切ったり繋いだりした場合 そのリンクには
オイルを一滴塗布しておけば良いと思います





これでチェーンの装着は完了です ミッシングリンクは簡単に作業が済み
技術の差が出難いパーツで便利ですね ただこれには装着する方向が有り
それを間違ってはいけません それを模擬動作で紹介させて頂いています
過去記事 【 ミッシングリンクの 取り付け方向 】 是非ご覧下さい

今回使った SPIN OIL 実に滑らかな良い手応えをしています Web サイトの商品案内には
書かれていませんが、実走行で 3000km 追加塗布無しでも大丈夫だとの試行結果が有るそうです
最近は一流の競輪選手の人達も使っていますね

前回の作業 【 チェーンの洗浄は こうすれば良い 】

次の記事 【 変速状態は 改善されたのか 】

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チェーンの洗浄は こうすれば良い

2015-01-11 20:36:38 | 自転車整備 チェーン
先日より後ろの変速の状態を良くする為に色々な事を試しています
その作業の流れでチェーンを外しました 今回はそのチェーンを
丁寧に洗浄してやりましょう





リアの変速状態を良くする為に色々な作業を進めています 変速機を外す為に
チェーンを切りました チェーンは DURA-ACE CN-7901 新品から約 600km
使っています






このチェーンは新品を使う前に出荷時のオイルを洗い
マイクロロン処理をしてから使用 その後約 300km
程度で洗車、同時にフィルタークリーナーで洗浄し
オイルアップをしています






普段の手入れは洗車時にチェーンも一緒に洗う事が
多くなりましたが 今回は丁寧に作業を行います
パレットに入れたチェーンにガソリンを注ぎました






ガソリンにチェーンを浸けただけで黒い色が
出て来ます チェーンの細かな部分までブラシで
丁寧に擦ってやります






これで見た目ではとても綺麗になっています
新しいパレットにガソリンを注ぎチェーンを
もう一度洗いましょう






この時はチェーンを揺らすなど ローラーリンク内の
汚れを掻き出す様にしてやるのが良いですね
綺麗に見えていたチェーンですが ガソリンがこれだけ
黒くなります




チェーンのガソリンを切ってやります






ウエスでさらに拭き取り エアーブロワ―で
リンク内のガソリンを吹き飛ばします




エアーでリンク内部のガソリンが出て来ます 
時間を掛け良く乾燥するまでブロワ―を使いました






油脂分が無くなったチェーンは パシパシした
手応えです




綺麗に汚れが落ちています




チェーンにオイルを注してやります
今回は上質な SPIN スピンオイルを使います






容器を良く振ってから リンク毎に一滴づつ注します
ローラーリンクに必要な量が出るノズルをしています
たまにオイルが出過ぎる物が有りますが それは
オイルの量の調整が難しいですね




指先でオイルを良く馴染ませてやります
アウタープレートの表面にもオイルを塗り
拡げています






洗浄後パシパシだったチェーンがしっとりと
とても気持ちの良い状態になっています






使ったガソリンの底に汚れが溜まっています
少しどんな状態か見てみましょう 容器に汚れた
ガソリンを移します






こちらは最初に使ったガソリンです 底に結構
粒子の粗い物も交じっています 前回の手入れ後
300km 弱の使用です






こちらは 2度目に使ったガソリンで さすがに
粒子の粗い汚れはそれ程有りません






最初の方の底に溜まった物を触ってみましょう








指先に取って擦ってみるとクレンザーを
触っている様です こんな物をチェーンに
付けて使っていると ヤスリを掛けている様で
決して良く有りません






ウエスで拭い取ると さすがに金属粉は少ないですが
砂が結構混じっています ハンガーシェルなどにも砂は
多く溜まるので仕方が無いですね






使った道具も綺麗にしてやります そのままにしておくと
次が大変です 容器の汚れたガソリンはそのまま置いておくと
蒸発して少なくなります それをウエスで吸い取り各地域の
ゴミ処理方法に併せ処分すれば良いですね 
私の場合は産業廃棄物の処理を頼む事も有るので 
その辺は使い分けてます




頻繁に洗車を行うのでその時一緒にチェーンも洗いオイルアップを行いますが
今回の様に手間を掛ける方が間違いなく良い状態になります 練習と試合用に
チェーンを使い分けているのなら、試合用はこの位の手間は掛けた方が良いと
思います 今回のチェーンは SPIN オイルも優秀ですがとても気持ちの良い
仕上りになっています

前回の作業 【 変速機取付前の フレームチェック 】

次の作業 【 チェーンを 装着する 】

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チェーンの取付けと張り調整 IRIBE

2014-09-07 20:36:26 | 自転車整備 チェーン
前回チェーンの洗浄とオイルアップを行ったので今回はチェーンを
自転車に取付けましょう この時、張りと他の細かな調整も行います




組立てを進めている IRIBE イリベのトラックレーサー 今回はチェーンを
取り付けます その為には後ろの小ギアも必要なのでホイールも用意しました






このホイールは街道練習用に用意されていたもので
ハブは両切りが使われています






小ギアは 16t と 15t が付いています 今回は
15t の方を使います




リムも丈夫な AVIC の GP4 が使われています
街道ではこの位のリムの方が安心ですね




トラック用のリアエンドは正爪と呼ばれる物が
使われます これはハブの前後位置でチェーンの
張り調整をする必要が有る為です






チェーンを取り付ける為に ホイールのハブ位置は
一番前に持って行きます






競輪競走ではチェーン引きが必要なため ハブの巾は
120mm ですが エンド巾は 123mm で作られています
そのチェーン引きはこの様に使います






ではチェーンを取り付けましょう 倍数は 49X15t です









厚歯用のチェーンと繋ぎに使うネジとナットです






チェーンを前後のギアに掛けます






ジョイント部分に先程のネジをねじ込みます
奥のアウタープレートにメスネジが切ってあり
最後まで締めれば良いです






先程のナットをチェーンの裏側から ネジに
締め込みます




ネジをマイナスドライバーで保持し ナットを
プライヤーで締め付けます これで繋ぎは完了です






繋ぎ終わったチェーンですがネジが二ヶ所に使われています
これは車輪の前後位置を細かく調整する為の 半コマと言う
パーツが使われているからです この半コマも正しい使い方が
有ります それは過去記事で説明しているので是非ご覧下さい
過去記事 【 チェーン 半コマの使い方 】






これからチェーンの張り調整を行います
使う工具は 15mm のレンチです






ホイールを後ろへ引きながら 左右のセンターも確認
しながらの調整です センターはチェーンステーの
内側とタイヤの隙間を左右揃える事で行っています






チェーンの張りは好みや 出足を重視したり巡航性を
重視したり人に依り様々です ただチェーンが暴れて
外れたり 引き過ぎて回転が重くなるのは良く有りません
今回はこの位の遊びで調整しました やや固めかな・・






この時のエンドのハブ位置と タイヤとシートチューブの
間隔です これで人差し指が一本入る位です






チェーンの張り調整をしましたが チェーンホイールに
依ってはクランクの位置で チェーンの緩い所と固い所が
出来ます これは人に依ってはチェーンの片減りだと言う
人もいますが チェーンを新しい物に交換しても同じ
クランクの位置で起るのでその理屈は違う様に思います






ではどうしてそんな事が起るのでしょう
これはおそらくギア板の真円が出ていないからでしょう
以前は ギア板を作っているメーカーの社員さんは
出荷前の製品の中から真円の出た物を 自分用に
探すと言っていましたから・・・
じゃこの天振れは直せないのでしょうか




出来るだけの事はやってみましょう チェーンを
張ったままチェーンホイールの 5ピンを少し緩めます






ギア板が少し動く状態で クランクを一番チェーンの
きつい場所に併せ 上下のチェーンを目一杯握りながら
クランクの 5 ピンを締め込みます




これで完全に直る訳では無いですが多小改善
されます あまりに酷い天振れの時には一度
やってみて下さい





この練習用車輪もう少し自転車が重そうに感じるかと思いましたが
それ程でも無いですね 完成までもう後わずかですペダルの用意もしましょう

前回の作業 【 チェーンを洗い オイルを差す IRIBE 】

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