Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

Kino の チョンボ

2011-11-09 21:28:54 | Tacurino ロード 組立て
まあ長く色々な事をしていると あっ、やってまった! なんて事も有りますよね
先日完成した Tacurino タクリーノのロードレーサー 勝間南京 COZMA コズマ
ここで Kino が大失態を起こしています・・・




タクリーノのカーボンフレーム 私がお気に入りの
このライン でもヘッドチューブの下部に塗装の
剥げが有る・・・




これの犯人は私 ヘッドパーツを装着する時に
メンテ台から落としてしまった・・・

この日は夢を見ましたよ

友人から預かった新車のフレーム まずいよなあ

かなりおおらかな人だから 何とか苦笑いで
済ませそうな傷では有るんですが やはり何か
手を打たないといけないよなあ

友人に報告したら シールでも貼っといて とは
言ってくれていますが ただぺタと貼るわけには
いかんですよ






とにかく剥げた所に段差が出来ているのを 研磨し
その段差を無くします 使ったのは最初から 2000 番の
耐水ペーパー






この辺りは何時も自家塗装でやる作業なので
特に難しい事ではない ただこの研磨した付近
結構下地にパテが使われていました カーボン
フレームでは このケースが有りますね




塗装をしようかとも考えたのですが ここは下手に
小細工をするより フレーム用に作っている シールを
貼る事にします それもなるべく最初からのデザインだと
見えれば良いな






自分の体温でも伸びる薄い素材 それをドライヤーで
暖めながら アールに沿って張って行く






このシールは上からの塗装でも犯されない
むしろ艶が出てクリアは吹いた方が良い
シールの周りをわずかに残しマスキング








わずかな塗装では有るが マスキングと養生は
大切な塗装前の準備 使うクリア塗料はホルツの
カースプレー




シール自体は耐溶剤で色も溶ける事もない
しかしこのクリアーと言う塗装は以外と難しいんですよ

普段の塗装でも失敗するのは最後のクリアーと言うのが
結構多い このシールもフレームとの接着面に塗料が
染み込むと 糊が伸びて皺になる・・ 

まあこんな事も何度もしていて やっと解る事






マスキングを外して なんとか及第点
フレームを触る度に最後にワックス掛け
そこまで大切に触っていたのに 一瞬の気の緩み
皆んなも 気を付けようね





まあ今回は何とか 友人だけのワンポイントデザイン それで済ます事が出来ました

たまにはチョンボもする Kino でございました へへへ

コメント (2)
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Tacurino Cozma 完成写真

2011-11-06 20:34:38 | Tacurino ロード 組立て
Tacurino タクリーノが初めてプロデュースしたカーボンモノコックのロード用
フレーム Cozma コズマ 細かな処まで手を掛け組立てました 少し時間が
掛かりましたが完成しましたので 写真でご紹介致します





Tacurino Cozma ケミカル商品やセラミックベアリングで有名なタクリーノが
新たに販売したカーボンモノコックフレーム コズマ 名前の由来は代表者の
上坂卓郎氏の出身地 大阪府住吉区玉出 そこの名産 『勝間南京』
こつまなんきんと呼ばれる、カボチャからの命名

和をイメージしたカラーリング AJIRO アジロと称されるこのフルカーボン
フレームのお値段は 199500 円 かなりお安く感じます





何かフレームの C.M みたいになってしまいました 広告料を頂戴!(笑)
ステムとハンドルは DEDA ZERO 100 を選択 さすがパイプが主流の会社
軽量で綺麗な部品です シフトレバーはカンパのエルゴ アウターワイヤーの
取り回しも左右の形を揃えるなど 気を使って組んでいます ヘッドマークは
ナンキン やるじゃないか・・・






シート周り サドルは Selle San Marco ASPIDE
サンマルコのアスピデ 見た目以上に使い易い
サドルです シートポストは DEDA ZERO 100

コズマのシートチューブは 空力効果を狙ってか
アールが入っています 戦闘的だね






今回のメインコンポは Campagnolo RECORD 11s 
リアの11速スプロケット チェーンの扱いは繊細な
気遣いが必要です

ホイールはカンパのシャマル メガ G3 クリンチャーを
選択 U.S.B と名付けられた回転部 セラミックボールが
使われています このホイールの回転部とフリー本体は
使う前に 徹底的に分解整備しています

ホイール整備の様子は カテゴリー “ホイール”を
ご覧下さい かなり詳しく記事にしています





ヘッドチューブからフォーククラウン そして剣先へと伸びるこのラインがとても好きです 
青緑の塗装、ベースのパールが効いた白と良くマッチしています 綺麗な塗り分けですね

やや太めのフロントフォークの剛性の高さに高評価が与えられています 
ヘッドは上下異径ヘッド 1-1/8 × テンゴ と呼ばれる規格です 下部
ベアリングの大きさに驚かされます




ハンガー周り F.D マウントはボルトオンタイプの
直付け台座 パイプは東レの T700SC と言う素材

チェーンホイールはカンパニョーロ レコードの
カーボンコンパクト 変速機もカンパ 11s 用です






カンパニョーロ シャマルのカーボン胴のハブ
アルミと比べ 30g 軽いそうです このクイックは
使い易くて良いね

剣先には TACURINO の文字と 勝間南京





レース会場で 上阪氏がデモ用に乗っていたフレームを見て友人が一目惚れ
資料を確認し適正サイズも有ったので即発注 このフレームトップ長が 5 mm
刻みで用意されているのが素晴らしい

納入予定が少々遅れてフレームが到着 使用する部品は先行で用意していたので
新しい部品も使用前に 分解や洗浄をし最高の状態にしました 手を抜く事なく
細かな所まで気配りして組んだつもりです 完成重量 7.14 kg(写真) 長く乗って
頂ければ幸いです

コメント (14)
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Tacurino ロード組立て 最後の作業

2011-11-04 21:33:13 | Tacurino ロード 組立て
長く掛かったタクリーノの 勝間南京 コズマ 前回は最後のペダルを取付け
自転車の組立ては完了しましたが 今回はサイコンなどの備品を取り付けます
そしてこれが今回のタクリーノシリーズ最後の作業になります






今回用意しているサイクルコンピューターは
SIGMA シグマと言うメーカーの物 色々な
機能を備えている様です




箱の中にはハートレイトモニターなど 多くの
器具が入っていますが 自転車に取り付けるのは
これだけ






フロント周りに取り付ける センサーとマグネット






まあ言ってしまえばセンサーはタイラップで止め
マグネットは挟み込むだけなんですが これが以外と
時間の掛かる作業 国産のキャットアイなどの商品は
取り付けてから微調整も出来ますが こいつは一発決め
おまけにクリアランスが少ない・・・

マグネットが扁平スポークに中々上手く付かないし
こんなので良いのかな~ の世界です






ハンガー付近に取り付けるのは ケイデンス用の
センサーと クランク裏に付けるマグネット




パズルみたいなものです 各部の隙間が無いに等しく
取り付け用の樹脂を加工しなければ どうしても付かない・・




何か凄いクリアランスでしょ? まあ 0.5 mm でも
隙間が有れば 当らないと言えばその通りなんです
けどね





データの表示部はここに ステムにも装着可能ですが これは友人のお好みに
後ほど合わせましょう 綺麗な表示部ですよね




次はボトルゲージに行きましょう OGK のカーボンの物を
2 個用意しています 本体に赤とシルバーの色が光って
見えます クリア感の強いこの塗り方は好きだな






取付けボルトは付属のワッシャー付きの奴を使います
フレームのメスネジは アルミ素材 ここが腐食したら
キツイですよ 修復が難しく 汗などが多く影響する
部分 グリスはしっかりと塗っておきます






ダウンチューブには赤い塗装 シートにはシルバーを
取り付けました

これで完了・・・




さてこれまで整備後の最後の締めは 何時もワックス掛け
作業をしない時でも 毎日ワックスだけは掛けていました




この場所で写す写真もこれが最後かな?






完成重量を測っておきましょう 備品も付けた状態で
7.14 kg 結構軽いですよね 特に軽量を目指して部品を
選んだ訳では有りません




使った各部品の付属品など 袋に分けて入れておきます
これもこのまま友人に渡せば良いよね




さて

この様に完成しました 隅々まで丁寧に仕事をしたつもりです 私の方法ですが
隠し味も少し交えたロードレーサーです 皆さんには長くお付き合いを頂き有り難う
ございました  完成の写真は、別途次回にお披露目させて頂きます

コメント (11)
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DURA-ACE PD-7810 ペダルの 取り付け

2011-11-03 20:11:20 | Tacurino ロード 組立て
前回ハンドルバーテープを巻いた タクリーノのコズマ 今回はペダルを
取り付けます 用意しているのはデュラエース PD-7810 綺麗なペダル
ですね




これが今回の自転車に用意している DURA-ACE PD-7810
SPD-SL ペダルです 本人は今 LOOK のペダルを使って
いるのですが 私がこのペダルを強く勧めました

その理由はこのペダルの構造と精度がとても素晴らしい
から このペダルは価格以上の値打ちが有るのじゃない
かな シマノの他のシリーズとは全く別物です






ネジ部には何時もの様にグリスを塗布しておきます
腐食と固着防止の為です






クランクのペダル用のネジを見ると 切削加工時の
掃除が行き届いていません こんなゴミは残して
おきたくないのでデグリーザーで綺麗にしておきましょう






その後は粘度の高い スーパールーブの潤滑剤を
ネジに回しておきます ペダルのネジにグリスを
塗っていても ネジと言うのはオスとメスの間に
必ず隙間が出来ます 片方だけの油脂の塗布では
その隙間に行き渡らないので 確実にオイル皮膜を
作る為の指先の作業です

実はこの隙間が、緩み止め剤が活躍する空間なんですよ
こんな話は また別の機会にしましょう






じゃ準備も終わったのでペダルを付けましょう
デュラのペダルは ペダルレンチを使う所が無く
シャフトに 8 mm のアーレンキー用の 6 角穴が
加工して有ります






右側から行きましょう こちらは ※正ネジです






裏側から 8 mm のアーレンキーで締め込みますが
大きな力が必要なこの作業 大変やりずらい仕事です

工具が滑ると間違いなく怪我をします ここはギア板に
ウエスを当てるなどして作業を進めた方が良いですね






左側は ※逆ネジです 力が入れ難いアーレンキーでの
作業 これが原因でペダルが緩むなんて御免
 
私はアーレンキーを殴って締め込みました





Tacurino タクリーノのカーボンロード COZMA コズマ これで全ての組立て
作業は終わりました 後は備品の取付けなど最後の仕舞いです 次回には
完成した ロードレーサーをお見せ出来ると思います お楽しみに・・・

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fiji:k フィジーク バーテープを巻く

2011-11-02 20:50:54 | Tacurino ロード 組立て
タクリーノのコズマ 組み始めて時間も経ちますがいよいよ仕上げの
段階になって来ました 今回はハンドルにバーテープを巻きましょう






フレームから各部品まで全て新しく揃えた Tacurino
タクリーノのコズマ ここまで組上げるとオイルで
汚す事も有りません バーテープを巻きましょう






友人が選んだテープはフィジークの ややクッションが
入ったタイプ バーテープにも人それぞれ好みが有るので
これは友人の好みを尊重 ただ色は全体のバランスを考え
白にしてもらう






ブラケットのクランプ部を補うテープをカット
角を落とすのは捲れ難くする為






バーエンドから巻き始めるが 最初の 10 cm 程は
テープを斜めに切っておきます 巻き始めの重なりが
太くならない様にするためです

テープは外から内側に巻き込んで行く これはハンドルを
握る時は内側に絞り込む様にするので テープが緩み難い
のがこの方向






シフトレバーのブラケット部はこんな感じ あまりくどく
巻くと握りが大きくなるので あっさりと巻くのが良いな




最後まで巻くと 最後に付属のプラスチックテープで
端を止めて巻き終わり






ハンドルの端には バーエンドキャップを付けるが
やや径が細くガサガサ ここもプラスチックテープを
巻いて太さ調整






やや太めに調整したバーエンドキャップを
力技で押し込む このエンドキャップは必ず
必要

ハンドルの切り口は革用のポンチの様な物
落車をした時 ハンドルが肋骨の間に入る事が
有るが そんな時エンドキャップが無ければ
大きな怪我をします





バーテープを巻けばいいよ完成ですね 細々とした備品を省けば
後はもうペダルだけです 毎日作業が終われば最後はワックスを掛けて
締めくくり ここまでやってやると今は、色っぽい良い艶を出していますよ

コメント (2)
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