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ちょっと日航に詳しくなったり>ドラマ「沈まぬ太陽」

2016年09月20日 | ドラマレビュー

 最近面白いと思うドラマはなんといっても「沈まぬ太陽」。最近というか、ここ1~2年は面白いと思うドラマそのものがなかったのですが、これは久々のヒットです。

 ドラマや原作の舞台は国民航空となってますが、これが日本航空であることは周知の事実で、実在の人物をモデルに再構成されたものとされています。

 そうなると一体あの関連会社の乱脈経営は事実だったのかとか、あの会長はどんな人だったのかとか、いろいろ気になって調べました。(とはいえ、Wikiで見たくらいですが)

 その中でも一番の注目は、元々は恩地の仲間でありながら出世のために悪役になって暗躍し、なおかつスッチーを愛人にしてワッチコンするという行天のモデルは誰なのかということですが、なんとあの人に該当する実在の人物はいないのですと。多分日航の問題を最も表現しやすい人物として作り出されたキャラなんでしょうね。運航の安全より経営陣の安泰を図り、何より自己保身には余念がないという人はいっぱいいたのでしょう。

 そうやって楽しませて貰ったドラマですが、ついに次回で最終回。勧善懲悪の結末にならないどころか、原作が書かれた10年くらい後に日航は破綻してしまったわけで、最終回見ても虚しいだけなのかもしれませんが。