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魂萌えに始まり竜馬で終わる>2010年に読んだ本

2010年12月30日 | ブックレビュー

 毎年恒例の読書記録です。年をとるにしたがって段々時間の経つのが早くなるもので、去年の大晦日に何をしてたかというのも明確に覚えてるのですが、そういうのがいいことなのか悪いことなのか。自分でも年末年始に読んでた本は考えずにわかったくらいです。

 

 ということで、今年読んだ本の一覧は以下の通り。

 

◇魂萌え(下) 桐野夏生
◆風神の門(上・下) 司馬遼太郎
◇ショーケン 萩原健一
◇男性不信 池松江美
◇消費セラピー 辛酸なめ子
◇青春デンデケデケデケ 芦原すなお
◆憑神 浅田次郎
◆坂の上の雲(1) 司馬遼太郎
◆吉原御免状 隆慶一郎
◆火の縄 松本清張
◆剣のいのち 津本陽
◆夜明けの星 池波正太郎
◆一心剣 田中 光二
◆吉原手引草 松井 今朝子
◇加藤和彦ラストメッセージ
◆胡蝶の剣 津本 陽
◆幻影の天守閣 上田秀人
◇LOVE みうらじゅん
◇もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 岩崎夏海
◆鉄砲無頼伝 津本 陽
◇告白 湊 かなえ
◆くらやみ始末 稲葉稔
◆無影剣 上田秀人
◆密封 上田秀人
◆国禁 上田秀人
◆死闘・古着屋総兵衛影始末 佐伯 泰英
◇大槻ケンヂが語る江戸川乱歩
◆人買い 竹内大
◇憚りながら 後藤 忠政
◆かくれざと苦界行 隆慶一郎
◆翔ぶが如く(全10巻) 司馬遼太郎
◇伝説になった男―三沢光晴という人 徳光 正行
◇日本のみなさんさようなら リリーフランキー
◇用もないのに 奥田英朗
◇電脳血風録 勝谷誠彦
◆勝海舟・私に帰せず  津本陽
◇ラットマン 道尾 秀介
◆アームストロング砲 司馬遼太郎
◆峠(上・中・下) 司馬遼太郎
◆人斬り以蔵 司馬遼太郎
◆竜馬がゆく 司馬遼太郎

 


 上記のうち◆マークは時代小説or歴史小説です。「竜馬がゆく」は全8巻中、今ようやく8巻目にさしかかったところ。相変わらず幕末オタクは継続中ですが「憑神」も一応幕末の話だったりします。

 

 司馬先生はともかく、今年から凝りだしたのは津本陽先生と隆慶一郎先生。隆先生は吉原関連のウンチクは大したものです。多分ご自身の経験が…って、ありえんか(笑)。また津本先生の小説は、剣の実戦の描写が生々しく臨場感があります。

 

 あとは、最近ヒットしてる意味がわかったのは上田秀人先生の「奥右筆秘帳」。これはキャラクター作りと時代設定が抜群で引き込まれます。2巻までしか読んでませんが、柊さんがどう成長していくかというのが気になって、来年はもっと読みたいと。3巻目は買っただけでまだ読んでません。しばらくシリーズが溜まってから読みたかったり。

 

 司馬先生の作品では「翔ぶが如く」で手間取りましたが、日本の社会人にはこれを読むのを必須にしてもらいたいくらいです。自分も40代後半までこれを知らずに過ごしてたのですが、明治維新で成立した政府がどういう経緯を辿ったかというのは日本人なら知ってなければならないのではないかと思う次第です。西郷どんが西南戦争で自刃したというのは知ってましたが、そこに至る経緯はちゃんと読んでみませんと。武士が、突然ちょんまげも刀も捨てろと言われてどうなったかということですね。

 

 実は今年は冊数だけはがっくり減りましたが、結構充実してたと自分では思ってます。来年も幕末~明治維新ものと「坂の上の雲」」を中心にしたいと思う次第です。ベストセラーもいろいろありますが、売れてるだけであんまり…というのもありますし。

 

 何はともあれ、来年もいい本に出会えますように。