今日のひとネタ

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「わたしの手塚治虫 ~こころに残る名シーン・名セリフ~」

2009年11月04日 | TV番組レビュー
 昨日NHK-BS2で放送していた番組です。視聴者からの投票により手塚作品の人気ランキングを作ろうというもの。スタジオゲストは東ちづるさん、高橋源一郎さん、石坂浩二さん、山田五郎さんと、あと明治大学のフランス語の教授(氏名失念)の方がいました。

 最初にゲストのベスト10を発表してたのですが、面白かったのは石坂浩二さん。なんと1位から7位まで全部「火の鳥」で、なんとか編なんとか編と細かくランキングをつけてるの。(一番好きなのは宇宙編だそうですが) あとは山田五郎さんが「ゴッドファーザーの息子」を入れてたのも印象的でした。

 ということで、視聴者からの投票では

1位:ブラックジャック
2位:火の鳥
3位:鉄腕アトム
4位:ジャングル大帝
5位:どろろ
6位:アドルフに告ぐ
7位:三つ目が通る
8位:ブッダ
9位:リボンの騎士
10位:W3

という順位でした。私は「ブッダ」はまったく読んだことがないのでこれは意外。読んでみたら面白いのかもしれませんね。なお、スタジオゲストはほとんどが「奇子」というのをベスト10に入れており、それも驚きました。私はこれもまったく読んだことがなかったのですが、あらすじを見る限りかなり怖いストーリーですよね。

 昨日あらためて「W3」のストーリーを見たら別に楽しいSFの話じゃなかったんだと認識したり、ブラックジャックはブラックジャックで結構奥が深いのかもと思ったり。いずれにしても、手塚作品は日本の宝だと思います。どの分野のどの作家も及ばない創造力があったのではないかと。

 個人的には「どろろ」が好きで、あとは案外「百物語」とか「マンションOBA」とかも好きでした。「バンパイヤ」はランク入りしてないのですが、あれは一応未完でしたか。未完といえば「グリンゴ」の最終回も読めないんですよね。

 とにかく、こうやっていろんな作品を紹介するだけで3時間もの特番が作れるのが凄いです。ゲストがそれぞれに凄い思い入れを持って語るのも面白かったし。もし再放送があるのなら、もう1回見たいと思っとります。