今日のひとネタ

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ズダボロ…

2009年04月17日 | ギターと楽器のこと
 渡世の義理でアコギを弾くことになったのは何度か書いてますが、急遽「スカボロフェア」も弾くことになりまして練習中。私はというとサイモン&ガーファンクルのレコードは1枚も持ってなくて、こういう暗くて地味な曲って興味なかったんですね。(もしかして、すごいこと言ってますか?)

 先日の練習ではコード譜を渡されて「弾け」と言われたので、その時は適当にアルペジオで弾いたのですが「簡単なコードやなぁ」と思ったくらい。んで「原曲はどんなんかな?」と思って聞いてみたら、結構ややこしいこと。

 本番は合奏を適当にやるだけなので私は主役ではないのですが、「スカボロフェアやります」って言ってギター抱えてステージに立てば世間の人はあのややこしいアルペジオを期待するのかなぁと思いチャレンジ開始した次第です。

 音だけ聞いててもわかりにくいので実際に人が弾いてるところを見られればと思ってYouTubeで検索してみたら出るわ出るわ。わざわざ自分の手元をアップにして映してるのが多いので、「さぁおっしょさんのやる通りに真似してみんさい」という感じ。

 しかし、あんな妙なアルペジオはやったことがなかったので最初は全然ついていけず、スカボロどころかズダボロという状態。おまけに、実はこの曲自体をちゃんと知らなかったのでまともに構成を覚えるところから始まってます。

 ところで「スカボロフェア」について昔聞いた話。海援隊の千葉氏(「贈る言葉」の作曲者)がまだアマチュアだった頃に高校生だった妹さんから「友達の松藤君はスカボロフェア全部弾けるのよ」と聞かされて、「おのれ、高校生の分際で!」とライバル心を燃やしたとか。

 その後海援隊はデビューしたわけですが、ギターのうまい高校生の松藤君はどうなったかというと甲斐バンドのドラマーとしてデビューしたのでした。たしか、そのまま千葉氏の妹さんと結婚したと記憶してますが。

 そういう逸話があるくらいですので、スカボロフェアは名曲です。(?) あれだけビデオがアップされてるということは「おらぁギター上手いんだぞ」と言いたい人がおもむろに弾き出す曲の代表ではないかと思うのですが、その割には楽器屋さんの試奏で聞かないのは7カポということがネックなのでしょう。

 私はアコギでハッタリをかますときは、風の「海風」とかさだまさし氏の「線香花火」、グレープの「ほおずき」、アリスの「走っておいで恋人よ」のイントロなどを弾きます。当然若い人には全然通じません(笑)

 ということで「スカボロフェア」の話でした。「スカトロフェチ」というオチを期待した人はすいません。