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ニッポンチャチャチャ

2007年02月16日 | 日記・雑記・ただの戯言
 何度も書きますが「日本アカデミー賞」というネーミングは好みません。以前どっかの偉い人が「本物のアカデミー賞がもらえないからと言って『日本アカデミー賞』という名前を付けるのは安易ではないか」と言ったのを聞いたときは「そんなもんですかねぇ」と思ったのですが、たしかに考えてみればその通り。

 ブルーリボン賞とかキネマ旬報ベストテンとか日刊スポーツ映画大賞とかそういうのがもっと権威があればわざわざこういう賞を作る必要もなかったのでしょうか。昨年は久しぶりに興行収入で邦画が洋画を上回ったとの事ですので、なんか新しく作ってもいいような気がしますが。単純に「日本映画大賞」でもいいですけど、そういう賞は既にあるのかな?

 で、授賞式の様子は見ましたが賞のネーミングはどうあれ綺麗な女優さんがいっぱい出てくるので楽しかったです。なにしろ我が家は昨年秋から液晶ワイドテレビになりましたので見応えあります。内容は下馬評どおり「フラガール」がブイブイ言わせてましたが、それはそれでわかります。興行収入、映画の評価ともに高かったと思うので。

 主演女優賞が中谷美紀でしたがこれもわかります。「嫌われ松子の一生」はDVDで見たので映画館では見ておりませんが、それでも彼女の凄さはわかりましたので。あれだけ素晴らしい原作をあんなストーリーにしてしまったのに、それでも「ああ、松子…」と思わせてしまうのは女優の力でしょう。作品賞とか監督賞には引っかからないのに主演女優賞を彼女が取ったというのは世間一般の評価がそうなのでしょうね。(個人的には中谷美紀にはまったく魅力を感じませんが)

 嫌われ松子はドラマにもなりましたが、話として一番面白いのは原作ですので映画だけ見て満足してる人は是非原作もお読み下さい。あの深いテーマが読み取れればあなたも幸せになれます。…多分。

 映画については「素晴らしい脚本を、上手くて見栄えのする俳優が演じるもの」と昔は思ってました。が、「演技は下手だけど味がある」とか「見かけは素晴らしいけど演技はイマイチ」とかいう俳優が出るのもありだと思うようになりました。年をとって人間が丸くなったのでしょうか?

 さて、明日は「日本映画専門チャンネル」にて「あなたが選ぶ角川映画“ザ・ベストテン”」ですと。午前中から「戦国自衛隊」「時をかける少女」「人間の証明」「犬神家の一族」「野獣死すべし」「野性の証明」「悪霊島」「復活の日」「蘇える金狼」「麻雀放浪記」を一挙上映。(これが1位から10位まで)

 結構好きな映画が多いのでDVD-RWセットせねば。まぁ私が選ぶんだと1位はともかく他の順位は相当違います。実は「Wの悲劇」とか「探偵物語」が上位に入るのですよ。特に薬師丸ファンではないのですが。

 なお「日本アカデミー賞」は「ニホンアカデミーショウ」ではなく「ニッポンアカデミーショウ」だそうです。プレゼンテーター達が結構言い直してましたから。私はどっちでもいいですけど。