このタイトルは何だ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ヴォイトレメニューの一つで、口の回りの筋肉のストレッチです。日本人は喋る時にあまり口を動かさないので口の周りの筋肉が動きにくいのです。私は毎朝NHKの朝ドラを見ていますが、今週何度か登場した「検査室の岡部先生」の喋り方はその典型です。ご覧になっている方、どうぞちょっと注意して彼の口許をご覧ください。ほとんど口許が動いていないことに気づかれると思います。
最近、人形劇の仕事をしている若い女性がレッスンに来られています。声の使い過ぎで嗄声になっていらっしゃったので、喉ではなく身体を使って声を出す練習をいろいろやっています。使うべき筋肉を使って声を出すと、喉の力が抜けてラクになるし、声もよく飛ぶようになります。今日はこの方が久し振りにレッスンに来られたので、ウォーミングアップとして「いおいお」の練習をしてみました。鏡を見ながら、前歯が全部見えるように口角をぐっと横へ引いて「い」、次に歯が全部隠れるようにして「お」、これを裏声でゆっくり繰り返します。しばらく繰り返したら、今度は少し早目に「いおいおいおいお」。次に倍速で「いおいおいおいおいおいおいおいお」。このあたりで口許がひきつってきます。また少しゆっくりに戻し、徐々に速くしていきます。2~3分やると「ふ~っ」とため息をつきたくなり、口の周りが痺れたようになってきます。たったこれだけの練習でも、普段使っていない筋肉を動員しているので疲れるのです。今日は70歳の男性の方と女性4人組のヴォイトレでも「いおいお」を試みましたが、皆さん一様に「ふ~っ」と言われました。
この後、閉じた唇の間から強く息を吐きながらbrbrbrbrbr...とリップロールをしたり、舌を前後左右上下に動かしながら声を出す練習をしたりして、唇や舌を意識的に使う練習をします。声楽を専門とする方ももちろんですが、朗読や演劇、通訳など声を使う職業の方には特にこういう練習が大切のようです。
明日から第6回連続発声セミナーが始まります。参加者の顔触れ次第ですが、明日も「いおいおい」をやってみたいと思っています。
最近、人形劇の仕事をしている若い女性がレッスンに来られています。声の使い過ぎで嗄声になっていらっしゃったので、喉ではなく身体を使って声を出す練習をいろいろやっています。使うべき筋肉を使って声を出すと、喉の力が抜けてラクになるし、声もよく飛ぶようになります。今日はこの方が久し振りにレッスンに来られたので、ウォーミングアップとして「いおいお」の練習をしてみました。鏡を見ながら、前歯が全部見えるように口角をぐっと横へ引いて「い」、次に歯が全部隠れるようにして「お」、これを裏声でゆっくり繰り返します。しばらく繰り返したら、今度は少し早目に「いおいおいおいお」。次に倍速で「いおいおいおいおいおいおいおいお」。このあたりで口許がひきつってきます。また少しゆっくりに戻し、徐々に速くしていきます。2~3分やると「ふ~っ」とため息をつきたくなり、口の周りが痺れたようになってきます。たったこれだけの練習でも、普段使っていない筋肉を動員しているので疲れるのです。今日は70歳の男性の方と女性4人組のヴォイトレでも「いおいお」を試みましたが、皆さん一様に「ふ~っ」と言われました。
この後、閉じた唇の間から強く息を吐きながらbrbrbrbrbr...とリップロールをしたり、舌を前後左右上下に動かしながら声を出す練習をしたりして、唇や舌を意識的に使う練習をします。声楽を専門とする方ももちろんですが、朗読や演劇、通訳など声を使う職業の方には特にこういう練習が大切のようです。
明日から第6回連続発声セミナーが始まります。参加者の顔触れ次第ですが、明日も「いおいおい」をやってみたいと思っています。
でも・・・少しは興味をもったようです。