のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

[再放送]あいくるしい

2012年02月12日 17時14分17秒 | テレビ鑑賞
■あいくるしい
■2005年春クール TBS日曜21時
■出演
市原隼人、綾瀬はるか、神木隆之介、竹中直人、原田美枝子、杉浦直樹
桜井幸子、萩原聖人、浅野和之、南果歩、高橋克実、高橋ひとみ
小栗旬、田中幸太朗、沢尻エリカ、大後寿々花

■感想 ☆☆☆
「11人もいる!」で大人になった神木君がいい具合に演技の幅を広げていて
めちゃんこ嬉しくなっていたところ、(「11人もいる!」で彼が演じていた
役のうざさときたら!なんて素敵!)めちゃんこかわいかった少年時代の
神木君が出演していたこのドラマが再放送されたため、思わずぽちっとな、と
録画しておりました。

記憶に残っている限り、全体的なストーリーはとても苦手で
でも、神木君に関連するストーリーはとても好きで
その他出演陣がとてつもなく豪華だったなー、とさらっと思い返した役者さんが
竹中直人さんに余貴美子さんに綾瀬はるかさんに市原隼人さん、と本当に豪華で
じっくり腰を据えて思い返したところ、小栗旬さん、田中幸太郎さんまで
さらさらっと出てきて、なおかつ、確か萩原聖人さんに桜井幸子さんに
沢尻エリカさんも出てた!と本当にいろんな意味で豪華な役者陣だったんだなー
と時の流れとか人の運命とかしみじみと思わされるドラマとなっておりました。
しかもよくよく考えて見れば
確か大好きな子役だった大後寿々花ちゃんも出てなかったっけ?!
これだから再放送って面白いのよね。
後になればなるほど、出演者チェックが面白くなるもんね。
と見る前から鼻息荒く、思う存分楽しみました。

しかし、あまり好きなストーリーじゃなかった割に、
登場人物は鮮明に覚えているもんだなー、と改めて自分の無駄な記憶力に脱帽。
なんで私の記憶力はこういうところでがぜん張り切るかなー。

出演陣は、「今見るからこそ、豪華」であって、
その当時は、ここまで「豪華!」というわけではありませんでした。
こんなにも「豪華出演陣」になるだなんて予想してなかっただろうなー。


野島さん脚本作品です。
野島さん(の脚本)は私の中で「好き」「嫌い」がきっぱりはっきり分かれる人。
今回は四人兄妹たちの母上が(私にとっては)嫌味なぐらいに心清らかな人で
ヒネクレモノの私は見ていて、少し疲れてしまいました。
あと、登場人物たちの科白がいちいち詩情あふれるというか、
詩情あふれすぎるというか、がさつな日常生活を送っている私にとっては
「そんな言葉、兄弟同士で本当に使ってんの??」
「そんなやり取りを兄弟同士でしちゃうもんなの??」
と、疑問が湧きでる言葉の数々でした。
そこが野島さんらしさだし、
はまれさえすれば、野島作品を堪能できるところでもあるんだけど
今回の作品では、大人たちが繰り広げる世界がどうにも苦手でした。
感情移入できる大人に巡り逢えなかったかな。

単純明快でがんこ一徹な親父様を演じる竹中さんは少々単純明快すぎたし
長男とふたりセットで血の気が多すぎて、若干、見ているだけで
疲れてしまいました。
ただ、同じ家に生まれたから「家族」になるわけではなく、
いろんなことを一緒に経験して共有して、寄り添い合い、支え合い、
そして時には喧嘩をして、そういった積み重ねを通して
「家族」を構築していく姿は微笑ましく感じました。
たとえ意見がぶつかっても、喧嘩になったとしても、
いったんは離れたとしても、それを乗り越えて共に過ごすいろんな家族の姿があって、
家族のかたちをひとつに決めつけてしまわないところも素敵だな、と思いました。

それにしても。
神木くん!
本当に天使のように愛らしかったです。
はにかむように笑う姿とかめちゃんこかわいかったー!
そりゃ、恋に落ちちゃうよね!
と幼馴染の女の子に激しく共感しましたとも。

全体のストーリーは苦手でしたが、
いくつかとても好きなエピソードもありました。
虹色の戦士、という言葉のセンスとか
杉浦さん演じるおじいちゃんの弱っている家族や隣人さんたちへの
押し付けがましくなく暖かな接し方とか
ずっとずっと、生まれた時から泣いたことがなかった
神木君演じるホロが初めて涙を流す瞬間で終わるラストとか。
このラストシーンは特に好きで
このシーンゆえにこのドラマは私にとって
「ドラマ全体はそこまで好きではなかったのに鮮明に記憶に残っていて、
なおかつもう一回見たいドラマ」という位置づけにいるんだろうな
と再放送を見て、改めて納得しました。

初回鑑賞時の感想はコチラ


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