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のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ミリオンダラー・ベイビー

2005年05月29日 10時02分14秒 | 映画鑑賞
■ストーリー
 フランキーはジムを経営するトレーナー。
 育てた若者は欲を求めて彼の元を去っていき、実の娘にも
 縁を絶たれたフランキーは孤独の中にあった。あるとき、
 彼のジムに31歳のマギーがやってくる。彼女はボクサー
 志望だという。フランキーにとって、マギーなど眼中になかった。
 しかし、彼女のハングリーさに彼も徐々にマギーの練習を
 見るようになる。やがて互いを必要とし始めていくふたり。
 そしてマギーも頭角を現し始め、100万ドルのファイトマネーを
 賭けたタイトル戦への出場が決定する。

■感想:☆☆☆ 涙指数:☆☆☆☆
 見終わった後に、深く深く色々なことを考えさせられる。
 どこで異なる選択をしていたら、みんなが幸せになれてたんだろう。
 そんなことを考えてもしょうがないことと思いつつも
 そう思わずにはいられない。
 私にはラストの選択を肯定的に受け入れることは
 どうしてもできない。ただ、そう願ってしまうマギーの気持ちも
 彼女の願いを受け入れざるを得なかったフランキーの気持ちも
 それを見守るしかなかったスクラップの気持ちも分かってしまう。
 分かるからこそ、やりきれない気持ちになる。

 自分の努力だけでは、成功には到達できない。
 周囲の人の協力、愛情、みまもりが必要。
 でも、この世の中には、更に「運」というものが確実に存在し
 成功のためには必要不可欠なのだと思わされた。

 主要人物3名の演技力にただただ感嘆。
 愛情に飢えたもの特有の不器用な愛情表現を見事に演じている。
 「男と女のラブストーリーではなく、人と人との
  ラブストーリー」だと、どこかで紹介されていたことに
 心の底から納得した。
 陳腐な愛の告白など一言も発されない。言葉なんて存在しなくても
 伝わる感情もあるのだ。言葉では到底伝えられない感情が
 存在するのだ。

 固唾をのんで映画の中にひきこまれた二時間半。
 見終わった後に、思わず深い深いため息をついた。
 

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