のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

モンゴル800VSサンボマスター

2007年07月16日 23時24分08秒 | 音楽鑑賞
一週間前のことになりますが、会社の先輩で
のりぞうブログをいつも周囲の方に広めてくださっている
おぎこ先輩から
「モンゴル800のライブに行かない?
 一緒に行ける人を探している子がいるんだけど。」
という大変ありがたい申し出を受けて
初めてドラムロゴスに足を踏み入れてきました。

大体が「出かける」ことに対して積極的でないのりぞう。
福岡の中心地、天神でも地下街から外には滅多に出ません。
可能な限り、あまり動き回ることなく、自分のテリトリー内で
過ごそうとする冒険心のない生き方をしております。

とはいえ、別に出かけることが嫌いではなく
こうやってお膳立てさえしてくださったら
どこへでも行くあたり、単なるものぐさなのですが。

というわけで、ドラムロゴス初体験。
というよりも「ライブハウス」なるものがほぼ初体験。
「モンゴル800」と「サンボマスター」という有名どころの
バンド2組の競演なのに、こんな狭いところで・・・もとい
こんな近いところで音楽を聴くことができるの?!
と会場についた途端、大興奮でした。

しかし、会場についてライブについてのわくわく感を
今回チケットを譲ってくれた方と共有しつつ、気付いたこと。

・・・・ワタクシたち、モンゴル800のメンバーが何人なのかも、
どんな姿かたちをしているのかも、実は知りません。
サンボマスターも、ボーカル以外の方がどんな方なのか思い出せません。

というわけで、ライブ開始前に会場設営をしている
スタッフの方々を見ては
「あ、あの人がモンゴルさんなのかもよ。」
「あ、もう始まるかな。」
「うん。あのステージの配置を見る限り、5名はないだろう。」
などと勘違いを繰り返したり、推測を繰り広げたりして
楽しく過ごしておりました。

始まってからは、それどころじゃありませんでしたけどね。
ちっさなライブハウスで間近に聴く音は迫力満点で
これでもか!というぐらい音楽を全身で味わうことができました。
どの曲もどの曲も素敵で、聞いていて心地よく
楽しくて楽しくて思わず笑顔の1時間半。
特に初期の曲はのりぞうにとって甘酸っぱい思い出の曲で
始まった途端にテンションがあがってしまいました。
テンションあげつつ、少ししんみりとした気持ちも味わったり。

また、曲の合間に行われるトークから彼らの人柄のよさが
しみじみと伝わってくるのです。
朴訥とした語り口と風貌がまったくもって「今風」でなかったのも
のりぞうのテンションが上がった理由のひとつです。
歌だけでなく、風貌も語り口もすべてが好みでした。
こんなに人気があるのに、未だにライブ中心の活動を続けていたり
並みいるアーティストが「アリーナツアーだ」「ドームツアーだ」と
大きな会場でのライブを繰り広げている中、
彼らはこんなにも私たちと近い場所でのライブ会場を選んでくれていたり
今回のライブも全国ツアーではなく、九州ツアーだったりと
なんというか活動の仕方にすごく親しみを感じさせてくれました。

曲も、2枚目のアルバムまでしか聴いてなかったのですが
新たに購入しようと決意しました。それぐらい素敵なライブでした。

と、満喫したところでモンゴルさんのライブ終了。
次はサンボマスターさんです。
前列にいた女性多めのファン層が野郎中心の層に
ごそっと入れ替わった風景が大変印象的でした。
・・・やはり中心のファン層は違うのね。

でもって、始まったサンボマスターさんのライブ。
はっきり言ってやられました。心掴まれました。
当初はモンゴルさん目当てで行ったライブなのに
モンゴルさんのライブでも思いっきり楽しんだのに
それでもサンボマスターさんの曲に心鷲掴みされました。

実は今まで、あまり聴いたことがなかったサンボマスターさんの曲。
ライブ会場で聴く彼らの歌は、ボーカルの山口さんが
魂を詰め込みすぎて、テンション高く、歌と呼べないくらい
叫び声中心の「ロック」だったのですが
それでも、その歌詞のメッセージとメロディに
じっくりCDで聴いてみたい、としみじみ思わされました。

全体的にテンションが高く、ボーカルの山口さんは
常に声を張り上げていたのですが、そんな中普通のテンションで歌った
「想い出は夜汽車に乗って」はボーカルの山口さんの優しいかすれ声と
その魅力を思う存分伝えてくれていて、しみじみと聴き入りました。
「この歌は亡くなった友達のための歌。
 亡くなったおばあちゃんのための歌。
 なくなっていく大好きな人たちのための歌。」
という語りと相まって、涙が出そうなほど、心に染み入りました。

その他にも繰り広げられたトークは独特のテンションで
ずっと笑いを誘われっぱなしだったのですが、
そのあいまあいまに照れくさそうに語られる言葉の一言一言が
声高に語る「まじめなこと」ではなく
「こんなこと口に出すのが照れくさいんだけど」
みたいな感じの話し方で、更に親近感を感じさせられました。

「僕は歌わずにはいられないんだ。」
「君たちに歌っているんだ。」
「僕は50年後には死んでるかもしれない。
 30年後には死んでるかもしれない。
 でも、今日は生きてる。生きてるんだ。」

歌もメロディと歌詞がそぐわない、というか
詩的な表現たくさんなのに、だからこそ、照れくさくて
叫ばずにはいられないのかな、と思ったり。
その「ひねくれた感じ」がツボでございました。

心から楽しんだ3時間。
帰る頃には早速、腕が筋肉痛となってました。
3時間のライブを心身ともに大満喫。
結局、サンボマスターさんのアルバム2枚購入して帰り
今は朝晩聴いて過ごしてます。
幸せな出会いでございました。
曲も人柄も素敵なアーティストさんとの幸福な出会いに心から感謝。

これだからお誘いにはついつい飛び込んでいってしまうのです。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (げんすい)
2007-07-17 00:21:43
サンボマスターはいいよ。ロックだよw
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よかった! (おぎこ)
2007-07-17 08:10:02
偶然にものりぞうさんを誘い、満足してもらって、
紹介してとってもよかったです。
今度、わくわくを誘って飲みに行きましょう!
では、仕事中に記憶を失わないように!
返信する
お返事☆ (のりぞう)
2007-07-18 00:17:08
■げんすいさん
 いいですねー。ひたすら聴いてます。
 ロックですねー。すっかりはまりました。

■おぎこさん
 どうもありがとうございました♪
 すっごく素敵な出会いでした。
 わくちゃんさんも面白い方でしたし。
 何から何までわっくわくの一日でしたよ~♪
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