28.座頭市/2003年日本
■監督・脚本:北野武
■音楽:鈴木慶一
■出演
ビートたけし、浅野忠信、夏川結衣、大楠道代、ガダルカナル・タカ
大家由祐子、橘大五郎、岸部一徳、石倉三郎、柄本明、樋浦勉、
早乙女太一、THE STRiPES
■ストーリ
盲目の按摩、市はある宿場町に到着した。その町はやくざの銀蔵一家に
支配され、人々は苦しい生活をしいられていた。ここで市は、幼少時に
両親を殺害した仇を探している芸者の姉妹と出会う。
市は賭場で出会った遊び人の新吉の叔母、おうめの家に姉妹と共に
やっかいになるが、やがて、姉妹の親の仇が銀蔵一家だと判明し、
復讐を遂げるため、姉妹は銀蔵の家に乗り込む。
■感想 ☆☆☆☆
武さんの色気にみとれながら鑑賞。
それにしても、武さんの頭の中は一体、どうなっているんだろう。
彼にこの世界はどんなふうに見えているんだろう。
彼は一体、何に興味をひかれ、どんなインプットをして生きているんだろう。
と、作品を見ながら、武さん自身に興味をひかれました。
ミュージカル要素が見られる場面構成。
印象的に使われているタップシーン
色とりどりの美しい群集場面。
残酷な場面にも関わらず、様式美が追求された殺陣。
美しいと言うには、あまりに不謹慎な大殺陣回りの場面。
けれど、その訓練された動きと計算しつくされた場面構成に
美しいなあ、としみじみ思いました。
無心に、感情を表に出すことなく、殺陣を演じる
武さんの姿が果てしなく色っぽく、男くさく、渋く
いぶし銀のような、という形容詞はまさにこういうときに
使われるべきなんだ、と思いながら鑑賞しました。
背中や立ち居振る舞いから色気が漂っています。本当に美しい。
そして、彼の勝新太郎さんに対する、ひいては日本の黄金時代の
映画やその時代の時代劇に対する敬愛が伝わってくる映画でした。
金髪だろうが、碧眼だろうが、タップ場面が使われていようが
この映画は「きわもの」ではないし、「日本的美意識」に溢れているな
と思わせてくれるのは、そういった彼の敬愛が作品の根底に
しっかりと根付いているからだと思うのです。
それにしても、大楠さんの存在感ときたら。
かっこよすぎます。そして、彼女の色気もすごいと思うのです。
■監督・脚本:北野武
■音楽:鈴木慶一
■出演
ビートたけし、浅野忠信、夏川結衣、大楠道代、ガダルカナル・タカ
大家由祐子、橘大五郎、岸部一徳、石倉三郎、柄本明、樋浦勉、
早乙女太一、THE STRiPES
■ストーリ
盲目の按摩、市はある宿場町に到着した。その町はやくざの銀蔵一家に
支配され、人々は苦しい生活をしいられていた。ここで市は、幼少時に
両親を殺害した仇を探している芸者の姉妹と出会う。
市は賭場で出会った遊び人の新吉の叔母、おうめの家に姉妹と共に
やっかいになるが、やがて、姉妹の親の仇が銀蔵一家だと判明し、
復讐を遂げるため、姉妹は銀蔵の家に乗り込む。
■感想 ☆☆☆☆
武さんの色気にみとれながら鑑賞。
それにしても、武さんの頭の中は一体、どうなっているんだろう。
彼にこの世界はどんなふうに見えているんだろう。
彼は一体、何に興味をひかれ、どんなインプットをして生きているんだろう。
と、作品を見ながら、武さん自身に興味をひかれました。
ミュージカル要素が見られる場面構成。
印象的に使われているタップシーン
色とりどりの美しい群集場面。
残酷な場面にも関わらず、様式美が追求された殺陣。
美しいと言うには、あまりに不謹慎な大殺陣回りの場面。
けれど、その訓練された動きと計算しつくされた場面構成に
美しいなあ、としみじみ思いました。
無心に、感情を表に出すことなく、殺陣を演じる
武さんの姿が果てしなく色っぽく、男くさく、渋く
いぶし銀のような、という形容詞はまさにこういうときに
使われるべきなんだ、と思いながら鑑賞しました。
背中や立ち居振る舞いから色気が漂っています。本当に美しい。
そして、彼の勝新太郎さんに対する、ひいては日本の黄金時代の
映画やその時代の時代劇に対する敬愛が伝わってくる映画でした。
金髪だろうが、碧眼だろうが、タップ場面が使われていようが
この映画は「きわもの」ではないし、「日本的美意識」に溢れているな
と思わせてくれるのは、そういった彼の敬愛が作品の根底に
しっかりと根付いているからだと思うのです。
それにしても、大楠さんの存在感ときたら。
かっこよすぎます。そして、彼女の色気もすごいと思うのです。
キッズリターンかー。うん。分かる気がする。
あれは男性、いえ、男子のための映画だよね。
アタシはなんといっても「菊次郎と夏」が好きです。
武さんの本質はあの作品に違いない、と信じてます。
「アキレスと亀」が私は見たいのよねー。
アウトレイジ見たいなー。