のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

事務所通してください

2009年10月10日 01時36分41秒 | 日常生活
ちょっぴりわくわくしていたインタビューが終わりました。
なんでも、インタビューされたからといって
新聞に必ず載るわけではないそうで、
そう伺ったおかげでまったく緊張することなく、構えすぎることなく
素直に質問を受けることができました。

もっとも、緊張することなく対応できたのはそれだけが理由ではなく、
総務課長が穏やかに見守ってくださったから、というのも大きいのです。
5月に大分から異動してきたばかりなので
ゆっくりとお話したことはほとんどないにも関わらず
穏やかな笑顔を見るたびに、大きな安心感を与えてくれる
素敵な課長なのです。

うん。課長が一緒にいてくださるのなら
ワタクシが何かとち狂った対応をしてしまっても
落ち着いてフォローしてくれるはず。
間違ったことを言ってもきちんと訂正してくれるはず。
と、甘え根性丸出しにできたため
変に気負うことなく、質問に答えることができました。
予想通り、にこにこと穏やかなオーラで
ワタクシと記者さんを見守る課長。
ワタクシが今ひとつ理解できていない制度について聞かれて
ちょっぴりあやふやな答え方をしても動じることなく
「うんうん。あってるよ。大丈夫だよ。
 そのとおりだよ。」
という感じの笑顔で頷いてくれます。
調子に乗って、終盤はかなり口も滑らかになりました。

そんな中、唯一、課長が心配そうにストップをかけた
記者さんの質問。

「のりぞうさんは入社何年目ですか?」

現在の年齢 - 大学卒業の年齢 を一生懸命計算していたため
咄嗟に回答できなかったワタクシ。
あれ?ワタクシってば9年目だっけ?10年目だっけ?
と、暗算をしながら、ふと隣を見ると、
眉間にしわを寄せている課長の姿が目に入りました。

「それはちょっとよくないんじゃないかなぁ・・・・。」

ん?どうしました?

「それ、のりぞうくんの年齢がばれちゃうよ。」

・・・かちょー。
ワタクシ、年齢隠していませんから。
別に年齢がばれると思って、
答えるのを躊躇っていたわけではありませんから。
誤解を解こうと、大慌てで、かつ勢い込んで回答するワタクシ。

「9年目です!」

ワタクシの慌てた回答っぷりが誤解に誤解を重ねたようで
ちょっぴりたじろぐ記者さん。

「えっと。年齢も場合によっては掲載するかもしれませんけど・・・。
 まずいかなぁ・・・。あ!30代とぼかしましょうか?!」

だーかーらー!!
隠してませんってば。
隠してませんから、
そのイイコト思いついたふうな感じで言うのやめてもらえませんか?
31歳って書いてもらっていいですってばー!
と、力んで伝え、インタビューを終えました。

自席に戻り、隣の席のセンパイに憤慨しながら訴えます。

「年齢を載せてもいいですか?って気を使われたんですよ!
 『30代』とぼかしましょうか?って言われたんですよ!
 正々堂々と、31歳って書いてくださいっ
 と、怒ってきました。」

すると、隣の席のセンパイがほっとした面持ちでおっしゃいました。

「そうだよね。それが正解だよ。よく気がついたね。
 30代だと、39歳でも30代だもんね。
 ここは31歳、と書いてもらって
 30歳になったばかりだということをアピールしてもらわないと。
 うん。うん。『30代』と『31歳』はまったく違うよね。」




・・・ちょっと違う。
ちょっと違うけど、センパイがあまりにも嬉しそうに
納得してくださったため、何も言えませんでした。

ワタクシの周りには、
まるでマネージャのように、
ワタクシの個人情報をしっかりと守ってくれる
頼もしいセンパイ方がたくさんいるようです。


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