57.スクランブル/若竹七海
■ストーリ
1980年。あたしたちは高校生だった。
そして、ひとりの少女があたしたちの通う学校で殺された。
それから15年後、仲間の結婚式で再会したあたしたちは
迷宮入りした事件の謎に迫るのだが。
過ぎ去った80年代を背景に、名門私立女子高でおきた殺人事件を
巡って、鮮やかに描かれる青春群像。17歳だったことのある
すべての人に贈るほろにがくて切ない青春ミステリ。
■感想 ☆☆☆☆☆
本が好きで、群れることが好きで、「女らしさ」が苦手な
かつての少女たちにぜひお勧めしたい一冊。
定期的に読み返しては、甘酸っぱい気持ちと懐かしい気持ちを
味わいたくなる。フィクションなのに、まるで自分の仲間で
あるかのようなリアルさと親しみ深さを感じてしまう登場人物
たちが愛しい。
不器用で、素直じゃなくて、「みんなと同じじゃない。」
と思いたい年頃の女の子たち。でも、彼女たちは、どこかで
自分たちが決して特別ではないこと、自分も同年代の女性たちと
同じようにごくごく普通の存在だと分かっている。
それでも、ついもがいていしまう。その「恥ずかしさ」が
覚えのあるものだから、登場人物全員に親近感を抱くのだろう。
読み終わった後、自分自身の高校時代も懐かしく思い返した。
■ストーリ
1980年。あたしたちは高校生だった。
そして、ひとりの少女があたしたちの通う学校で殺された。
それから15年後、仲間の結婚式で再会したあたしたちは
迷宮入りした事件の謎に迫るのだが。
過ぎ去った80年代を背景に、名門私立女子高でおきた殺人事件を
巡って、鮮やかに描かれる青春群像。17歳だったことのある
すべての人に贈るほろにがくて切ない青春ミステリ。
■感想 ☆☆☆☆☆
本が好きで、群れることが好きで、「女らしさ」が苦手な
かつての少女たちにぜひお勧めしたい一冊。
定期的に読み返しては、甘酸っぱい気持ちと懐かしい気持ちを
味わいたくなる。フィクションなのに、まるで自分の仲間で
あるかのようなリアルさと親しみ深さを感じてしまう登場人物
たちが愛しい。
不器用で、素直じゃなくて、「みんなと同じじゃない。」
と思いたい年頃の女の子たち。でも、彼女たちは、どこかで
自分たちが決して特別ではないこと、自分も同年代の女性たちと
同じようにごくごく普通の存在だと分かっている。
それでも、ついもがいていしまう。その「恥ずかしさ」が
覚えのあるものだから、登場人物全員に親近感を抱くのだろう。
読み終わった後、自分自身の高校時代も懐かしく思い返した。
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