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のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

容疑者 室井慎次

2005年10月02日 21時36分13秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 数日前、室井管理官(柳葉敏郎)は、新宿で起きた
 殺人事件の捜査本部長を務めていた。その捜査の中で
 被疑者は逃走し、あと一歩で確保と言う状況で
 被疑者は車に跳ねられ即死した。
 被疑者死亡のまま書類送検、不起訴と言う最悪の結果
 となり、捜査は終了したかに見えたが、被疑者の
 遺留品を見て更に事件の真相に迫ろうとした室井。
 そんな彼は『特別公務員暴行陵虐罪の共謀共同正犯』の
 容疑で逮捕される。

■感想 ☆☆*
 最初に言っておきますが、ワタクシは
 「踊る」シリーズのファンです。
 このシリーズの持つテイストやコネタ満載の
 ファンを楽しませようとする心意気は大好き。
 何より笑わせるだけではなく、警察や国家の現状を
 考えさせてくれる真面目な姿勢が好き。
 警察にキャリアとノンキャリアの確執があることも
 いろんな政治抗争があることも、無知な私は
 このシリーズで知りました。

 だからこそ、期待していた作品。
 予告での
 「青島よ。約束は果たせそうにない」
 という室井さんの科白ですでにじーんとしてましたし。

 それだけ期待が大きかっただけに
 ちょっぴり残念。熱烈な踊るファンでなければ
 わからないシーン、ストーリーが多すぎる。

 たとえば、大杉連さん。
 彼が何の役だったのかは、
 帰宅後、ネットでファンの方々のサイトを見て、
 ようやくわかりました。

 ファンが楽しめる作品も大切ですが
 全ての方が見て楽しめる作品であることが前提。
 そう思うのです。

 そうは言っても、室井さんを信頼し、
 彼を助けるために動き出す周囲の人たちの姿には
 素直に感動。特に真矢さん演じる沖田管理官と
 筧さん演じる新城管理官。
 感情を露にはしないものの、
 室井さんの持つ「勇気」や「信念」に
 共感していることが伝わってくる演技で
 こんな仲間がほしい・・・と羨ましくなりました。

 従来の踊るシリーズより笑えるシーンは
 かなり少ないのですが、
 そんな中、スリーアミーゴズ大活躍。
 彼ら三人が画面に登場した瞬間
 何もしゃべってないのにも関わらず場内失笑。
 顔だけで笑わせる三人。さすがです。

 課長が部屋を出る際に室井さんに伝えた
 「和久さんも心配してますよ。」
 という言葉には思わず目頭が熱くなりました。
 この映画でもっとも「踊る」らしさが
 出ている気がする好きな場面です。

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